DNAと火星探査2019年02月13日 20:28

DNAと火星探査
DNAと火星探査


こんな標題を掲げると、また、地球外生命探査に噛みつくのかと思われそうだが、そうではない。

何かネタはないかと、いつもロケットの打ち上げスケジュールをチェックするサイトを見たら、懐かしい名前が出ていた。

(ESA’S EXOMARS ROVER NAMED AFTER ROSALIND FRANKLIN)
https://www.spaceflightinsider.com/missions/solar-system/esas-exomars-rover-named-after-rosalind-franklin/

「欧州宇宙機関は2月7日、ExoMarsローバーをRosalind Franklinと命名すると発表した。宇宙船は2020年7月にロシアの静止した表面科学プラットフォームと一緒に打ち上げられる予定で、2021年3月にうまくいけば、赤の惑星に到着します。」(自動翻訳のまま:以下同じ)

「Rosalind Elsie Franklin(1920-1958)はイギリスの化学者でありX線結晶学者であり、その仕事はDNA、RNA、ウイルス、石炭そしてグラファイトの分子構造を理解するのに不可欠でした。宇宙機関によると、ExoMarsローバーの名前の選択は、Euclid、Newton、Planckなどの科学者にちなんで、ESAミッションの命名の長い伝統に従っています。」

たぶん、化学者の命名は初めてになるだろうな(未確認)。

(酒とタバコ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/08/

「DNAの立体構造が解き明かされる過程で、「二重らせん」にも登場する女性科学者である。」

浮沈子が生まれた年に、ガンなどのために37歳で亡くなっている。

「二重らせん」のなかでは、エキセントリックな女性として、やや誇張して描かれている。

まあ、どうでもいいんですが。

DNAのらせん構造の発見に至るなかで、彼女がどれほど貢献したのかについては、浮沈子にはよく分らない。

ワトソン、クリックの発見は、DNAの構造が「遺伝子」として機能することを示唆している点が素晴らしいと思うんだがな。

しかし、もう、60年以上も前の話だし、ロザリンドフランクリンの研究者としての評価が定まっていればそれでいい。

冒頭で、地球外生命探査とは無関係と書いたが、火星に送り込んで、土の中ほじくったりするローバーの命名だからな。

ネーミングにあたって、下心がないと言ったらウソになるだろう。

あわよくば、DNAのかけらくらい、見つけて欲しいと思ってるんじゃないのかあ?。

「ExoMarsローバーは、火星表面に2メートル(約6.56フィート)を穿孔することができるドリルを運ぶと予想されます。ローバーは、搭載された実験室の4つの機器を使って土壌サンプルを分析するように設計されています。火星の大気は日光や地表での強い放射線からほとんど保護されていないので、地表の下から収集されたサンプルは過去の生命の兆候を含む可能性が高いです。」

まあいい。

半世紀近い時が経ち、人類は生命の秘密を解き明かすカギとなる物質を得て、それを弄繰り回し、デザイナーズベビーを生み出すまでになった。

記事を読みながら、遠い昔、その名を初めて聞いたころのことを朧げに思い出した。

DNAの話をしていた同級生の問い。

「人類は、その手で人間自身を作り出すことが出来るようになるんだろうか?」

世の中のことを何も知らない浮沈子の答え。

「そんなこと、大昔からみんなやってんじゃん!?」(子供は、分かんなくていいです!)

やれやれ・・・。

(ExoMars (rover):追加)
https://en.wikipedia.org/wiki/ExoMars_(rover)

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