無人の有人宇宙船が飛んだ日は多忙の極み2019年03月03日 08:32

無人の有人宇宙船が飛んだ日は多忙の極み
無人の有人宇宙船が飛んだ日は多忙の極み


(スペースX「クルー・ドラゴン」無人打ち上げ成功 米有人宇宙飛行復帰に道筋)
https://sorae.info/030201/2019_03_02_x.html

「内部にはダミー人形「リプリー」と「ゼロGセンサー」と名付けられた人形が搭乗しています。」

搭乗ではなく、搭載が正しいだろう?。

「クルー・ドラゴンは複数回の使用が可能ですが、NASAは宇宙飛行士の打ち上げには新品の宇宙船とロケットの使用を求めています。」

これが本当ならゆゆしき事態だな。

SLSのオリオン宇宙船も使い捨てにするつもりなんだろうか?。

世界の宇宙機関で最大の死者を出しているNASAは、羹に懲りて膾を吹くというわけか。

(米宇宙計画に暗雲 NASA、スペースXとボーイングの設計リスク警鐘)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/03/nasa-15.php

「2月初めの時点では、スペースX、ボーイングそれぞれに未解決の技術的懸念が30─35件、リスク要因として挙げられていたという。」

「両社ともにこれらの懸念の「大半」に対処してからでなければ、宇宙飛行士を、そして最終的には観光客を宇宙に送り込むことはできない」

「スペースXもボーイングも、安全性という点で、同じ程度の課題を抱えている」

が、まあ、とりあえずクルードラゴンは上がった。

懸念されている問題は、走りながら(飛ばしながら?)解決するつもりなのかもしれない。

試行錯誤を重ねたNASA自身が、宇宙開発におけるリスクを一番知っているだろうことは間違いない。

そして、様々な圧力が、開発スケジュールや予算の面で掛かってくることも承知だ。

「飛行の安全確保は常にスケジュールよりも優先される」

それは、尊い人命と引き換えに得た教訓だ。

慌てることはないが、過剰な対応と必要な対策との区別は付けなければなるまい。

昨日は、愚弟にお土産を渡したり、神田詣でをしてお土産を渡した後、83タルガの車検上がりを引き取り、疎開先に乗って行ってバスと電車を乗り継いで帰ってきた。

歴史的な打ち上げは、慌ただしいスケジュールをこなした後、録画で見た。

(crew_demo-1:プレスキット)
https://www.spacex.com/sites/spacex/files/crew_demo-1_press_kit.pdf

(Crew Demo-1 Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2826&v=2ZL0tbOZYhE

NASAが絡んだりして、いつもより賑やかな中継となった。

1段目は新品で、当たり前のようにドローン船に着陸している。

もう、そういう時代になったということだな。

この1段目が有人飛行に使われることはない。

新品のロケットで打ち上げることを要求されているからな。

宇宙船も毎度毎度、新品を作って飛ばすことになる。

開発力の衰えたロシアや、再使用など絵空事に過ぎない中国、有人飛行はこれからというインドなどは、競争相手にもならないからな。

その都度新品作って飛ばすことに、何の問題もない。

有人宇宙開発は、かくして20世紀の態様のまま、あと100年くらいは続くことになるんだろう(そうなのかあ?)。

スペースシャトルの2度に渡る事故は、それ程までに深い傷を米国に残した。

ニューズウイークの記事が本当なら、またしても宇宙開発における人的損耗が生じる可能性があるということだ。

NASAが気付いていない問題もあるに違いないし、運用の中で生じてくる新たな問題もあるだろう。

当面は、ドッキングがうまくいくかどうかだな。

プレスキットで「March 3 at approximately 6:00 a.m. EST.」とあるから、日本時間では夜8時ということになる。

NASAは、生中継するようだ。

ISSには現在3人の宇宙飛行士が滞在しているらしい。

事故なく、無事にドッキングしてくれることを願おう・・・。

追加:
さっき(日本時間3月3日午後7時51分ころ)、無事にドッキングしたようです。

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