同種対抗(比較してみる)2019年03月08日 00:51

同種対抗(比較してみる)


片や236,520円(税込み諸費用別)、此方18万円(消費税諸費用含む)。

ヤマハが売っている、電動バイクとして唯一の現行車種だ。

(E-Vino)
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/e-vino/

「お洒落なスタイリングのレトロポップ・ファッションスクーター」

まあ、比較するならこれだろうな。

リンクされている仕様を基に、比較してみよう(( )内はブレイズ)。

・認定型式/原動機打刻型式:ZAD-SY11J/Y809E(車名:BLAZE)

・全長/全幅/全高:1,675mm/660mm/1,005mm(展開サイズ:全長約1200mm / ハンドル部約650mm / 高さ約950mm、折り畳みサイズ:全長約600mm / ハンドル部約350mm / 高さ約1200mm)

・シート高:715mm(不明:たぶん少し高いか)

・軸間距離:1,160mm(不明:たぶん少し長いか)

・最低地上高:95mm(不明:K型に展開するので、これはかなり高いかも)

・車両重量(バッテリー装着):68kg(約21kg:約18kg(本体)+2.6kg(バッテリー))

・1充電走行距離:29km(30km/h 定地走行テスト値〈標準モード〉)(30km:社内実測値)

・最小回転半径:1.8m(不明:たぶん同等)

・原動機種類:交流同期電動機(不明:ブラシレスモーターのようですな)

・定格出力:0.58kW(定格出力:0.35kw)

・最高出力 1.2kW(1.6PS)/3,760r/min(不明:電動ビーノにはブースト機能があるようだ)

・最大トルク:7.8N・m(0.80kgf・m)/330r/min(不明)

・バッテリー種類/型式:リチウムイオン電池/ESB4-0(電池のタイプ:リチウムイオンバッテリー)

・バッテリー電圧/容量:50V,10AH(10H)(不明)

・バッテリー充電電源:定電流・定電圧充電(不明)

・充電時間:約3時間(充電時間:約3.5時間)

・駆動方式:ギア(後輪インホイールモーター)

・1次減速比:9.400(N/A)

・フレーム形式:バックボーン(なんていうのかは知らないが、蝶番式で前輪フォーク部分(たぶん、これが本体)と後輪保持部分を繋いでいる。さらに、その上に可動式サドルステーを有する)

・キャスター/トレール:24°05′/70mm(未計測)

・タイヤサイズ(前/後):90/90-10 41J(チューブレス)/
90/90-10 41J(チューブレス)(タイヤサイズ:前後:315mm)

・制動装置形式(前/後):機械式リーディング・トレーリング(ドラム)/
機械式リーディング・トレーリング(ドラム)(ブレーキ:前後:ディスク式)

・懸架方式(前/後):テレスコピック/ユニットスイング(不明:前はテレスコピックだが、後輪はフレーム直付け(いわゆるリジッドフレーム:まあ、大概の自転車は前輪もリジッドフレーム)だからな)

・ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ:ハロゲンバルブ/12V,35/35W×1(白色LED)

・乗車定員:1名(1名(120kg))

不明の点が多いが、まあ、同等の比較となっている。

最高出力のところで触れたように、電動ビーノには、ブースト機能がある。

(特長紹介:E-Vino)
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/e-vino/feature.html

「3. BOOST機能:
加速したいときや上り坂などで一時的にパワーUPする「BOOST(ブースト)機能」を採用。右ハンドルスイッチにあるボタンを押すと30秒間作動しランプが点灯する。」

なかなか考えられた機能だ。

F1みたいだ。

(F1史に刻まれた7つの技術革新)
https://www.redbull.com/jp-ja/7-times-new-technology-changed-the-f1-game

「KERS(運動エネルギー回生システム):
運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーに貯蔵するKERSは、マシンがブレーキング時に放出するエネルギーを回生し、加速時にボタンを押して一時的なパワーブーストを得るシステムだ(現在の最大エネルギー量は1周あたり160馬力 / 6.5秒に制限されている)。」

電動ビーノは30秒もブーストできるわけだからな。

6.5秒しかできないF1より優れている(そうなのかあ?)。

まあいい。

定格出力の2倍以上のブーストパワーを絞り出すわけだからな。

160馬力程度の気持ち上乗せブーストとはわけが違う(元の馬力が1000馬力くらいですから)。

30秒という時間設定にしたのも、実走行の需要と、解除忘れによる電費低下との兼ね合いを探った絶妙の値に違いない(未確認)。

浮沈子が感じたように、一時的にマックスパワーが欲しい状況というのはある。

モード切り替えも結構だが、ハンドルに付いたスイッチによるブーストで十分かも知れない(別途、パワーモードに固定設定もできます)。

このバイクが出た時のプレス資料(?)が閲覧できるので貼っておく。

(レトロポップでお洒落なスクーター「Vino」がEVで登場 エレクトリックコミューター第4弾「E-Vino」(原付一種)新発売
2015年7月29日発表)
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2015/0729/e-vino.html#_ga=2.25798717.1821797228.1551805157-1969429377.1549458998

「本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。」

「販売計画 1,500台(年間/国内)」

「今日国内での電動二輪車需要は年間約6,000台(2014年当社推定)」

国内需要の4分の1を狙ったというわけだな(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキで均等分配?)。

「都市部に生活拠点があり、例えば駅までの移動や買い物など半径5km圏内を用途とする女性層とアダルト層、およびガソリン補給を煩わしく感じる方々をターゲットに開発」

浮沈子は、以下のターゲットに該当する。

1 都市部に生活拠点
2 駅(大井町)までの移動
3 半径5km圏内を用途
4 アダルト層(年齢的には、十分ですな)
5 ガソリン補給を煩わしく感じる方々

しかしなあ、給油を煩わしいと感じる人々が、充電を苦にしないということは考えづらいものがあるけどな。

おかあさんが乗って、充電はおとうさんの仕事なのかもな(家庭内での力関係による?)。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は、ガソリンを入れる行為を苦に感じたことはない。

支払を苦に感じることは多いけどな。

充電という行為は、その場での支払い行為がないという点で、給油とは異なる(カード払いにすればあ?)。

また、感電のリスクがあるとはいえ、リチウムイオンバッテリーの充電は簡単だ。

給油のように、ハンドルを握って突っ立っている必要はない。

時間が掛かるといっても、満充電になれば自動的に打ち切ってくれるし、その間に他のことをすることが出来る。

また、当然、家庭での充電になるので、わざわざ給油所に出かける必要はない。

家庭のコンセントから充電できるので、電気自動車のように、200Vの充電設備を備える必要もない。

電気自動車と電動バイクは、その運用において全く異なる態様を示す。

5km程度の近距離で、1日1回程度の運用なら、電動バイクは現在の仕様であっても十分実用になる。

折りたたんでの室内保管が前提のブレイズとは異なり、電動ビーノは屋外での保管が殆どだろう。

防水対策も万全に違いない。

雨の日に乗るなとか、無粋な警告は皆無だ。

無理のないライディングポジション、ガソリン車と共有される基本的なボディ構造は、万人に勧められる。

カラーリングなどのサーフェイスデザインに関心が薄い浮沈子だが、一点、なるほどと感心することが書いてあった。

「特にリアのホワイトスプリングは、吸気・排気系装置がない「E-Vino」のシンプルなリアまわりからクリーンイメージを印象づけると同時に、ワンポイントのアクセントとなっています。」

排ガスでくすんだりすることがない、電動バイクならではのカラー選択だな。

4サイクルエンジンで、排ガスがクリーンになったとはいえ、排気系がない電動バイクのデザインは、独自であっていい。

2代目であったEC-02は、全く独自にデザインされたバイクだった。

もちろん、電動パッソルや、その真似をしたEC-03も独自だったんだろうが、どこかガソリン車の面影を残していた。

電動ビーノは、ガソリン車と車体を共有する派生車に成り下がってしまった。

リアサスのホワイト塗装には、デザイナーの意地を感じる。

売り切りの電動バイクは、特殊な車種を除いて、大手メーカーではこの電動ビーノだけだ。

本命ホンダは、いつになっても出しそうにないしな。

ふつーにバイクを停められて、運搬する必要もなく、それなりに長く乗ろうというなら、電動ビーノは有力な選択肢である。

重い重いと言いながら、バイク本体(68kg)を担ぎ上げるのに比べれば、電池が外せて充電できるメリットは計り知れない。

浮沈子の場合は、ブレイズを2階まで運ばなければならないけどな・・・。

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