スターライナーは飛ぶのか?2019年04月07日 12:32

スターライナーは飛ぶのか?
スターライナーは飛ぶのか?


浮沈子の妄想の中では、既にスターライナーは没になっていて、延期された8月の無人飛行の日程は、世間を煙に巻くための仮の日程で、その時になればクルードラゴンの成功が確信されていて、NASAも安心して断念を発表できるというストーリーが出来上がっている(えーと、あくまで妄想なので、予想とかではありませんが)。

(寒の戻り或いは花冷えの朝(1.1度!))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/03/24/9050832

「ひょっとしたら、既にB社はスターライナーを見限ったのかもしれない。」

有人飛行に至っては、11月とか年内とか言っているけど、まず、間違いなく来年以降になる。

ドンガラ(システムとか未完成)のスターライナーを飛ばして、ISSに接続し、空気漏れしないかを確認したのち、制御落下させてパラシュートで地上に着陸させるだけの話なのに、既に数年遅れている。

アトラスVに乗っけて、軌道に打ち上げるところからして怪しい。

空力に問題があって、まともに飛ぶかどうかも定かではない。

70インチ(約1.8m)のスカートを穿かせて、空力を改善しなければらない。

ダサッ・・・。

(CONFIGURATION)
https://www.ulalaunch.com/missions/commercial-crew

「ULAはまた、長さ70インチのエアロスカートを設計し、Starlinerの空力面を拡張しました。これにより、独自の乗組員構成のためにAtlas Vの空力特性、安定性、および荷重が向上します。」(自動翻訳のまま:以下同じ)

ロケットは、強大なエンジンパワーを持っているとはいえ、打ち上げの時には、暫く地球大気の中を飛ばなければならないからな。

空気力学的特性にも配慮が必要だ。

しかし、せっかくの工夫も、それが役に立つのはわずかの期間かもしれない。

アトラスV自体が、いつまで飛ぶか分からないしな。

(Atlas V:Successor)
https://en.wikipedia.org/wiki/Atlas_V#Successor

「2014年9月、ULAはBlue - Originとのパートナーシップを締結し、新しい初段ブースターのRD-180に代わるBE-4 LOX / メタンエンジンを開発したと発表しました。Atlas VコアはRP-1燃料を中心に設計されており、メタン燃料エンジンを使用するように改造することはできないため、新しい最初の段階を開発する必要があります。」

そうなれば、空力特性とかも変わるからな。

再設計が必要になるかも知れない。

そもそも、スターライナーは、他種のロケットで打ち上げられるように設計されているようだから、例えばファルコン9とかで上げることも考えている。

そうなれば、また、空力を調整しなければならない。

浮沈子の妄想は別にしても、スターライナー自体はISSだけではなく、ビゲローと組んで、宇宙ホテルへの往還にも使用されるらしいから、仮にNASAの開発が没になっても、独自に開発を継続して実用化される可能性はある。

まあ、ISS自体がビゲローに乗っ取られる可能性もあるからな。

生き馬の目を抜く宇宙開発、一寸先は闇だ。

スターライナーの延期については、詳しい記事が上がっている。

(Boeing delays first Starliner test flight to August, NASA extends duration of first crew mission)
https://spaceflightnow.com/2019/04/02/boeing-confirms-delay-of-first-starliner-crew-capsule-test-flight-to-august/

「スターライナーの中止エンジンの熱いテストは、ニューメキシコのNASAのホワイトサンズテスト施設でテストスタンドで燃料漏れがあった後に昨年から遅れて、今後数カ月の間に計画されています。」

「各CST-100クルーカプセルは最大10回の宇宙飛行が可能です。」

「Starlinerチームは最近2つのパラシュート落下試験を完了」

「人間が評価するStarliner宇宙船の1つが最近カリフォルニア州エルセグンドにあるボーイングの衛星工場で一連の環境試験を終えた」

「ドッキングアダプタで「可動範囲」テストを実施しました。」

「ボーイングは軌道飛行試験のためにSpacecraft 3を組み立てています。」

どうやら、再使用可能なカプセルを現段階では3個(機?)作成しているようだな。

「環境テストが完了したので、クルーフライトテストに合格するには、もう1つのパラシュート認定テスト、サービスモジュールのホットファイアテスト、およびパッドアボートテストが必要です。」

これらののテストは、必ずしも無人飛行前に行う必要はない。

無人飛行のデータを有効に活用して、より良い設計に変更してからテストすることも可能だ。

そして、スケジュールはさらに遅れる・・・。

製造をロシアに依存しているRD-180エンジンを使っていること以外にも、アトラスVは問題を抱えている。

そう、固体燃料ブースターを使うことだな。

当初は、402構成(4m、固体燃料ブースター0本、セントール上段のロケットエンジン2個)でいくはずだったんだが、どうやら422構成(スターライナー用はN22と呼ぶらしい)に落ち着いたようだ。

途中で燃焼を止めることが出来ない固体燃料ブースターを使うというのは、有人ロケットでは禁忌といわれている。

そういう構成を取りながら、動的打ち切りテストはパスしようという根性が気に入らない。

「パッド脱出のデモンストレーションとは異なり、飛行中のアボートテストはどちらの会社のNASAでも要求されておらず、ボーイングはそれを見送ることにしました。」

まあ、それをやったから安全かと言われれば、それは気休めに過ぎないのかもしれない。

いずれにしても、静止打ち切りテストさえ、いつ行われるかは分からない。

スターライナーの緊急脱出用ロケットは、本体の下部に取り付けられていて、クルードラゴンのようにプッシュ式でロケットから離脱する仕掛けだ。

アポロ宇宙船やSLSに取り付けられるオリオン宇宙船のように、緊急脱出用ロケットがカプセルを引っ張る方式とは異なる。

どっちがいいとかについては、詳しくは知らない。

ドッキングポートの位置とかにもよるけど、後方に噴射できるなら、ISSの高度を押し上げる(リブーストする)のにも使えるかもしれないしな(未確認:何事もなく打ち上げられれば、燃料とロケットは無駄な重量にしかならない)。

まあいい。

スケジュール的には、今年中の有人飛行はないと思ってた方がいいかもな。

浮沈子的には、余り素性がいい宇宙船とは言えない気がする。

繰り返し利用、陸上への着陸、プッシュ式の緊急脱出用エンジンなど、新規要素はあるけど、パラシュートでの着陸、使い捨てロケットによる打ち上げ、ノーズコーンの使い捨てなど、旧態依然とした運用が残る。

それだけ手堅いということなのかもしれないが、それにしては開発スケジュールや開発費用が問題だな。

いい宇宙船を作るには、金も時間もかかるということなのか。

それとも、やっぱ、断念するのか・・・。

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