こうあからさまだと、かえってスッキリする話 ― 2019年04月18日 11:06
こうあからさまだと、かえってスッキリする話
(【電子版】米FAA審査会、「737MAX」のソフト修正 シミュレーター訓練不要)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00513743
「米連邦航空局(FAA)の飛行基準評価審査会(FSB)はボーイング737MAXの修正ソフトを検討し、同型機の就航再開時にパイロットにさらなるシミュレーター訓練を課す必要はないとの結論を下した。」
何事にも慎重で、後手後手に回りがちなお役所にしては、異例に素早い判断だな。
「FSBの報告書は、まだ完了していない737MAXのアップグレードを評価する上で、重要な第1段階であり、FAAのウェブサイトに掲載された。今月30日まで意見を公募する。」
微妙な翻訳なので、ブルームバーグの元記事にあたってみる。
(FAA委員会は新しいボーイング737最大シミュレータ訓練の必要性を見ません:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-04-16/faa-board-sees-no-need-for-new-simulator-training-on-737-max
「これはあなたの最後の無料記事です。」とかでても、気にしないで読めるけどな。
「ボーイングの最終的なソフトウェアアップグレードはまだ承認のためにFAAに送られていません、そして、会社は早い月の終わりまでそうすることを期待されていません。」
なんと、まだ提出されていないアップグレードを評価し、その提出以前にパブリックコメントを打ち切るという対応だと分かった。
なにをかいわんや・・・。
もちろん、暫定版は既に提出されているんだろうし、最終版が大きく変わることはないという情報を得て評価したんだろうが、FAA以外の規制当局は納得できないかもしれないな。
「現在、米国内のどの航空会社にもMax専用のシミュレータがありません。」
航空会社の負担を減らし、パイロットの再訓練がなくて済めば、それに越したことはない・・・。
(米連邦航空局、737MAX巡り航空3社やパイロット労組と会談)
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN1RQ0UV.html
「FAAが向かう方向を信頼している。今後もFAAやボーイング、APAと協力していく」
一刻も早く運航再開したい航空会社と、それに追従するパイロット労組・・・。
ライオンエアやエチオピア航空が同意するかどうかは別の話だ。
もちろん、事故報告が出るのは下手すれば来年だからな。
それまで地上に縛り付けておく選択肢はないのかもしれない。
事故原因の究明より、メーカーと航空会社の利益追求が優先だ(そうなのかあ?)。
米国大統領から、名前がそのままだと信頼回復に問題があるから、名前変えろとまで言われた航空機。
まあ、B社は変えないだろうけどな。
ソフトウェアをちょろっと書き換え、アイパッドの取説を書き換えて、当局のお墨付きを取り付け、最短のスケジュールで飛行再開を果たす。
米国の航空会社が動き出せば、それに追従する会社は必ず出てくる。
どこも、一刻も早く飛ばしたいからな。
安全な飛行実績を積み重ねれば、中国やカナダ、欧州だって、航空業界からの圧力に屈することになる。
世界最大のMAX保有国である中国だって、対米貿易黒字の問題を抱えているからな。
ホンネは、早く再開したいに決まっている(そうなのかあ?)。
生産能力目一杯で、敵失に付け込むことさえできないエアバスなんて、目じゃないしな。
物理の神様を舐め切った対応が、どう転ぶかは分からない。
中途半端な自動操縦を、シミュレーターによる訓練なしに委ねられたパイロットが、その故障の際にどういう対応を取るかが見ものだがな。
素性が悪い飛行機の欠点を、誤魔化して飛ばしていることに変わりはない。
それが故障した際には、欠陥機を委ねられることになるわけだからな。
そうでないというなら、MCASを廃止してしまえばいいだけだが、B社はそんなことはできないだろう。
MAX飛ばすには、必要不可欠なわけだ・・・。
2021年には、我が国にも導入が予定されている。
飛来する航空会社は、現在もあるわけで、限られた機会ではあるが、再開後はすぐにでも乗ることが出来る。
ボーイングの株価は、このニュースの後に跳ね上がったそうだ。
まあいい。
(航空機の安全は誰がどのようにして守っているのか(これかあ?))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/03/26/9051640
「さて、運航再開となる時、当局はその根拠を明確に示すことが出来るんだろうか。
それとも、「緊密な連携」のもと、再び欠陥を内包したまま、不十分な訓練で飛ぶことになるんだろうか。」
「羽田航空神社は第1旅客ターミナル1Fにある」
やっぱ、それしかないんだろうか・・・。
(ボーイング、737MAXソフト修正が最終段階-次は認証飛行:追加)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-19/PQ6IH46K50XW01
「FAAの飛行基準評価審査会は同型機の運航再開時にパイロットにシミュレーターを使った追加訓練は必要ないとの判断を下したが、カナダはこの判断に従わない方針をすでに示している。」
(エア・カナダのパイロットがボーイングのMAXジェット機で航空機システムを見直し)
https://ca.reuters.com/article/businessNews/idCAKCN1RU2F5-OCABS
「カナダの運輸大臣Marc Garneauは、Boeingの新しい737 MAXソフトウェアのシミュレータトレーニングを受けるようパイロットに要求しました。これは、米国連邦航空局が任命したボードによる報告書草案を超えています。」
「Air Canadaは、737台のMAXシミュレータを保有する米国およびカナダで唯一の航空会社であると述べました。」
なんかなあ、たまたまシミュレーターもってるから、それ使って訓練するという感じか。
「Air CanadaのライバルであるWestjet AirlinesはGarneauのコメントを具体的に述べることを拒否したが、運送業者はTransport Canadaのすべての推奨に従っている、と同社の広報担当者は電子メールで述べた。」
うちだけやらないって、言いづらいだろうからな。
さて、我が国はどうするんだろうな・・・。
(【電子版】米FAA審査会、「737MAX」のソフト修正 シミュレーター訓練不要)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00513743
「米連邦航空局(FAA)の飛行基準評価審査会(FSB)はボーイング737MAXの修正ソフトを検討し、同型機の就航再開時にパイロットにさらなるシミュレーター訓練を課す必要はないとの結論を下した。」
何事にも慎重で、後手後手に回りがちなお役所にしては、異例に素早い判断だな。
「FSBの報告書は、まだ完了していない737MAXのアップグレードを評価する上で、重要な第1段階であり、FAAのウェブサイトに掲載された。今月30日まで意見を公募する。」
微妙な翻訳なので、ブルームバーグの元記事にあたってみる。
(FAA委員会は新しいボーイング737最大シミュレータ訓練の必要性を見ません:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-04-16/faa-board-sees-no-need-for-new-simulator-training-on-737-max
「これはあなたの最後の無料記事です。」とかでても、気にしないで読めるけどな。
「ボーイングの最終的なソフトウェアアップグレードはまだ承認のためにFAAに送られていません、そして、会社は早い月の終わりまでそうすることを期待されていません。」
なんと、まだ提出されていないアップグレードを評価し、その提出以前にパブリックコメントを打ち切るという対応だと分かった。
なにをかいわんや・・・。
もちろん、暫定版は既に提出されているんだろうし、最終版が大きく変わることはないという情報を得て評価したんだろうが、FAA以外の規制当局は納得できないかもしれないな。
「現在、米国内のどの航空会社にもMax専用のシミュレータがありません。」
航空会社の負担を減らし、パイロットの再訓練がなくて済めば、それに越したことはない・・・。
(米連邦航空局、737MAX巡り航空3社やパイロット労組と会談)
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN1RQ0UV.html
「FAAが向かう方向を信頼している。今後もFAAやボーイング、APAと協力していく」
一刻も早く運航再開したい航空会社と、それに追従するパイロット労組・・・。
ライオンエアやエチオピア航空が同意するかどうかは別の話だ。
もちろん、事故報告が出るのは下手すれば来年だからな。
それまで地上に縛り付けておく選択肢はないのかもしれない。
事故原因の究明より、メーカーと航空会社の利益追求が優先だ(そうなのかあ?)。
米国大統領から、名前がそのままだと信頼回復に問題があるから、名前変えろとまで言われた航空機。
まあ、B社は変えないだろうけどな。
ソフトウェアをちょろっと書き換え、アイパッドの取説を書き換えて、当局のお墨付きを取り付け、最短のスケジュールで飛行再開を果たす。
米国の航空会社が動き出せば、それに追従する会社は必ず出てくる。
どこも、一刻も早く飛ばしたいからな。
安全な飛行実績を積み重ねれば、中国やカナダ、欧州だって、航空業界からの圧力に屈することになる。
世界最大のMAX保有国である中国だって、対米貿易黒字の問題を抱えているからな。
ホンネは、早く再開したいに決まっている(そうなのかあ?)。
生産能力目一杯で、敵失に付け込むことさえできないエアバスなんて、目じゃないしな。
物理の神様を舐め切った対応が、どう転ぶかは分からない。
中途半端な自動操縦を、シミュレーターによる訓練なしに委ねられたパイロットが、その故障の際にどういう対応を取るかが見ものだがな。
素性が悪い飛行機の欠点を、誤魔化して飛ばしていることに変わりはない。
それが故障した際には、欠陥機を委ねられることになるわけだからな。
そうでないというなら、MCASを廃止してしまえばいいだけだが、B社はそんなことはできないだろう。
MAX飛ばすには、必要不可欠なわけだ・・・。
2021年には、我が国にも導入が予定されている。
飛来する航空会社は、現在もあるわけで、限られた機会ではあるが、再開後はすぐにでも乗ることが出来る。
ボーイングの株価は、このニュースの後に跳ね上がったそうだ。
まあいい。
(航空機の安全は誰がどのようにして守っているのか(これかあ?))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/03/26/9051640
「さて、運航再開となる時、当局はその根拠を明確に示すことが出来るんだろうか。
それとも、「緊密な連携」のもと、再び欠陥を内包したまま、不十分な訓練で飛ぶことになるんだろうか。」
「羽田航空神社は第1旅客ターミナル1Fにある」
やっぱ、それしかないんだろうか・・・。
(ボーイング、737MAXソフト修正が最終段階-次は認証飛行:追加)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-19/PQ6IH46K50XW01
「FAAの飛行基準評価審査会は同型機の運航再開時にパイロットにシミュレーターを使った追加訓練は必要ないとの判断を下したが、カナダはこの判断に従わない方針をすでに示している。」
(エア・カナダのパイロットがボーイングのMAXジェット機で航空機システムを見直し)
https://ca.reuters.com/article/businessNews/idCAKCN1RU2F5-OCABS
「カナダの運輸大臣Marc Garneauは、Boeingの新しい737 MAXソフトウェアのシミュレータトレーニングを受けるようパイロットに要求しました。これは、米国連邦航空局が任命したボードによる報告書草案を超えています。」
「Air Canadaは、737台のMAXシミュレータを保有する米国およびカナダで唯一の航空会社であると述べました。」
なんかなあ、たまたまシミュレーターもってるから、それ使って訓練するという感じか。
「Air CanadaのライバルであるWestjet AirlinesはGarneauのコメントを具体的に述べることを拒否したが、運送業者はTransport Canadaのすべての推奨に従っている、と同社の広報担当者は電子メールで述べた。」
うちだけやらないって、言いづらいだろうからな。
さて、我が国はどうするんだろうな・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。