有人月着陸船は無人貨物であるという好都合な真実 ― 2019年05月18日 03:37
有人月着陸船は無人貨物であるという好都合な真実
いま、あることに気がついて、にやにやしている。
2024年までに月面着陸して帰ってくる話については、いろいろなアイデアが飛び出している。
ロッキードマーチンやらブルーオリジンやらが、自前の月着陸船を披露して自慢し合っている(そうなのかあ?)。
しかし、月軌道まで人間を運ぶための宇宙船として開発されているのは、SLSとオリオン宇宙船だけだ。
とにかく、人間を運ぶための仕掛けとしては、これを何とかものにする以外に方法はない。
アポロの時は、月着陸船も一緒に持って行って、途中で引き出して、乗り移って着陸して帰ってくるという芸当をした。
月着陸船を別便で送って、月軌道とかで合体してもいい。
アポロ計画では、コストが嵩むから同時に打ち上げることにしたんだが、金に糸目をつけないなら、別便で飛ばした方がいいかもな。
ランデブードッキング技術が未熟だった初期の宇宙開発期と異なり、現代ではそんなことは朝飯前だ(たぶん)。
ひょっとしたら、月周回ステーションもいらない。
そんなもんを打ち上げている暇があったら、別便で月着陸船を月軌道まで打ち上げておいて、そいつに乗り移るだけで月着陸及び離陸は可能だ。
行って帰ってくるだけならな。
月面にあらかじめ帰還モジュール(月面→オリオン宇宙船:月軌道周回中)を送り込んでおくという手もある。
精密着陸が可能なら、リスクを分散させて、着陸モジュールと別に配達しておくのもいいかも。
月面車とかを着陸モジュールに積んでおけば、多少離れていても月面で乗り換えるのに不都合はない。
安全性に疑問があるというなら、複数送り込むという手もある。
次から次へと送り込まれるなら、バックアップはその都度でなくてもいいかも知れない。
月周回ステーションを前提としない、月軌道ドッキングモデルや、月面乗り換えモデルもあるということだな。
人間は、厄介な荷物だ。
これを扱うためには、様々な条件をクリアしなければならない。
しかし、その人間が乗るための宇宙船は、ただの無人貨物だ。
それを、必要な所に届けるための技術は、民間ロケットで十分可能だ。
元々、コンステレーション計画では、別々に打ち上げようとしていたわけだからな。
(コンステレーション計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB
「アレスIは有人用使い捨てロケットで、主にオリオン宇宙機を地球低軌道に投入するために設計された。一方アレスVは貨物輸送用使い捨てロケットで、主にアルタイル月面着陸機を地球低軌道に投入するために設計された。」
ここで登場するアルタイル月面着陸機というのは、初めて知ったな(浮沈子が知らんだけ)。
(アルタイル (月面着陸機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB_(%E6%9C%88%E9%9D%A2%E7%9D%80%E9%99%B8%E6%A9%9F)
「コンステレーション計画で使用することを構想していた、月着陸用のランダーである。同計画は、2019年までに宇宙飛行士を月に着陸させることを目標にしていた。」
「計画では、2018年の月面着陸を目指していた」
どっち?。
まあ、どっちでもいいんですが。
「アポロと違うのは定員が2名から4名へと倍増していること」
「飛行士が月面に滞在している間、無人のオリオン宇宙船が月周回軌道上にとどまることになっていた。」
トランプ政権の構想は、どっちかといえばコンステレーション計画への回帰に近いかもしれない。
手っ取り早く月面に人間を送って、連れ戻すためには、手持ちのガラクタを寄せ集め、使えるところだけを繋ぎ合わせるしかないからな。
人間を送るところはどうしようもないが、それ以外は異なる手段がよろしい。
コンステレーション計画では、地球離脱ステージというのが重要な役割を果たす。
(地球離脱ステージ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E9%9B%A2%E8%84%B1%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8
「オリオンがアルタイルとドッキングしてシステムチェックがされた後、「ロイタースカート」を放棄し、再びJ-2Xエンジンに点火して、80%の推力で月遷移軌道に向かう」
そう、コンステレーション計画では、地球低軌道で人間が乗った宇宙船(オリオン)と月着陸船(アルタイル)が合体するわけだからな。
月までそいつを運ばなければならない。
つーか、月遷移軌道へと投入する。
ずーっとくっ付いているわけではないのだ。
コンステレーション計画亡き後、度重なるSLSの遅延で、米国の(人類の?)宇宙開発は地球低軌道に留まり続けている。
まあいい。
本気で2024年までの月面着陸を目指すなら、既存のガラクタの寄せ集めから使えるところを拾ってくるだけでなく、過去のアイデアも漁る必要があるかもな・・・。
いま、あることに気がついて、にやにやしている。
2024年までに月面着陸して帰ってくる話については、いろいろなアイデアが飛び出している。
ロッキードマーチンやらブルーオリジンやらが、自前の月着陸船を披露して自慢し合っている(そうなのかあ?)。
しかし、月軌道まで人間を運ぶための宇宙船として開発されているのは、SLSとオリオン宇宙船だけだ。
とにかく、人間を運ぶための仕掛けとしては、これを何とかものにする以外に方法はない。
アポロの時は、月着陸船も一緒に持って行って、途中で引き出して、乗り移って着陸して帰ってくるという芸当をした。
月着陸船を別便で送って、月軌道とかで合体してもいい。
アポロ計画では、コストが嵩むから同時に打ち上げることにしたんだが、金に糸目をつけないなら、別便で飛ばした方がいいかもな。
ランデブードッキング技術が未熟だった初期の宇宙開発期と異なり、現代ではそんなことは朝飯前だ(たぶん)。
ひょっとしたら、月周回ステーションもいらない。
そんなもんを打ち上げている暇があったら、別便で月着陸船を月軌道まで打ち上げておいて、そいつに乗り移るだけで月着陸及び離陸は可能だ。
行って帰ってくるだけならな。
月面にあらかじめ帰還モジュール(月面→オリオン宇宙船:月軌道周回中)を送り込んでおくという手もある。
精密着陸が可能なら、リスクを分散させて、着陸モジュールと別に配達しておくのもいいかも。
月面車とかを着陸モジュールに積んでおけば、多少離れていても月面で乗り換えるのに不都合はない。
安全性に疑問があるというなら、複数送り込むという手もある。
次から次へと送り込まれるなら、バックアップはその都度でなくてもいいかも知れない。
月周回ステーションを前提としない、月軌道ドッキングモデルや、月面乗り換えモデルもあるということだな。
人間は、厄介な荷物だ。
これを扱うためには、様々な条件をクリアしなければならない。
しかし、その人間が乗るための宇宙船は、ただの無人貨物だ。
それを、必要な所に届けるための技術は、民間ロケットで十分可能だ。
元々、コンステレーション計画では、別々に打ち上げようとしていたわけだからな。
(コンステレーション計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB
「アレスIは有人用使い捨てロケットで、主にオリオン宇宙機を地球低軌道に投入するために設計された。一方アレスVは貨物輸送用使い捨てロケットで、主にアルタイル月面着陸機を地球低軌道に投入するために設計された。」
ここで登場するアルタイル月面着陸機というのは、初めて知ったな(浮沈子が知らんだけ)。
(アルタイル (月面着陸機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB_(%E6%9C%88%E9%9D%A2%E7%9D%80%E9%99%B8%E6%A9%9F)
「コンステレーション計画で使用することを構想していた、月着陸用のランダーである。同計画は、2019年までに宇宙飛行士を月に着陸させることを目標にしていた。」
「計画では、2018年の月面着陸を目指していた」
どっち?。
まあ、どっちでもいいんですが。
「アポロと違うのは定員が2名から4名へと倍増していること」
「飛行士が月面に滞在している間、無人のオリオン宇宙船が月周回軌道上にとどまることになっていた。」
トランプ政権の構想は、どっちかといえばコンステレーション計画への回帰に近いかもしれない。
手っ取り早く月面に人間を送って、連れ戻すためには、手持ちのガラクタを寄せ集め、使えるところだけを繋ぎ合わせるしかないからな。
人間を送るところはどうしようもないが、それ以外は異なる手段がよろしい。
コンステレーション計画では、地球離脱ステージというのが重要な役割を果たす。
(地球離脱ステージ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E9%9B%A2%E8%84%B1%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8
「オリオンがアルタイルとドッキングしてシステムチェックがされた後、「ロイタースカート」を放棄し、再びJ-2Xエンジンに点火して、80%の推力で月遷移軌道に向かう」
そう、コンステレーション計画では、地球低軌道で人間が乗った宇宙船(オリオン)と月着陸船(アルタイル)が合体するわけだからな。
月までそいつを運ばなければならない。
つーか、月遷移軌道へと投入する。
ずーっとくっ付いているわけではないのだ。
コンステレーション計画亡き後、度重なるSLSの遅延で、米国の(人類の?)宇宙開発は地球低軌道に留まり続けている。
まあいい。
本気で2024年までの月面着陸を目指すなら、既存のガラクタの寄せ集めから使えるところを拾ってくるだけでなく、過去のアイデアも漁る必要があるかもな・・・。
スターリンク衛星の系譜 ― 2019年05月18日 05:31
スターリンク衛星の系譜
(MicroSat 1a、1b)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/microsat-1.htm
「SpaceX社の計画4000-衛星のための技術をテストするには、2個の同一のマイクロサテライト」(自動翻訳のまま:以下同じ)
「彼らはKuバンドのペイロードを運ぶことになっており、最終的なLEOコンステレーション設計につながるブロードバンドアンテナ通信プラットフォームの設計を検証することになっています。」
「衛星は単一の低解像度のパンクロマティックビデオイメージャを搭載することになっていました。イメージャは地球と衛星自体の低解像度の画像とビデオをキャプチャすることでした。」
「SpaceXは3つの地上局を使って衛星をテストしました。1つはカリフォルニア州ホーソーンのSpaceX本社、もう1つはワシントン州レドモンドにあるSpaceXの商用衛星開発センター、3つ目はカリフォルニア州フリーモントのテスラモーターズ本社にあります。」
「人工衛星は2016年にVandenbergからのIridium-NEXT Falcon-9 v1.2ロケットの打ち上げで二次ペイロードとして一緒に打ち上げられることになっていました。衛星は最低6から12ヶ月の間625キロメートルの高度で近極軌道で動作することになっていました。次の開発段階であるMicroSat 2aと2bの衛星のために打ち上げが中止され、地上でのテストが行われたようです。」
打ち上げられることなく闇に消えた初期のテスト機。
2015年5月頃の話のようだ。
そして、我々が良く知るところとなった実際の試験機が打ち上げられる。
(MicroSat 2a、2b(Tintin A、B))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/microsat-2.htm
「SpaceX社の計画4425-衛星のための技術をテストするには、2個の同一の衛星でスターリンクの ブロードバンドインターネットアクセスを提供するために星座を。」
「宇宙船の飛行計算機、電力システム部品、姿勢決定および制御部品、推進部品、GPS受信機、ブロードバンド、テレメトリ、およびコマンド受信機と送信機。一次バスはペイロードトラスシステムに搭載され、ペイロードトラスシステムはまた通信パネル、衛星間光リンク送信機および受信機、スタートラッカー、および遠隔測定アンテナを運ぶ。2 m×8 mの太陽電池パネルが2枚あります。各実証宇宙船は約400 kgの総質量を持っています。各宇宙船の姿勢は3軸安定化されており、2つのポインティング動作モードの姿勢位置を維持するために各軌道上で動的に制御されます。」
必要なテスト項目を網羅した、本格的な衛星である事が分かる。
昨年2月時点では、まだ、スターリンクを事業化するかどうかは未定だったはずだ。
このテスト衛星が成功を収めたことは想像に難くない。
延期に延期を重ねているが、今回打ち上げられる予定のバージョン(0.9)が、何よりの証拠である。
(スターリンクブロックv0.9)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/starlink-v0-9.htm
「ブロードバンドインターネットアクセスを提供するためのSpaceXの4425衛星低地球軌道コンステレーションです。」
「単一のソーラーパネルを備えたフラットパネルデザインを特徴とし、そして質量は約227 kgです。衛星はディスペンサーを必要とせずに打ち上げのために積み重ねられる。軌道の調整と維持、そして軌道の撤去のための推進システムとして、彼らはクリプトン燃料のホールスラスタを使用しています。」
「最初の1584個のスターリンク衛星は550kmの軌道で運用する予定です。その後のサブコンステレーションは1200 kmと非常に低い340 kmの軌道高度で計画されており、最終的なコンステレーションのサイズはほぼ12000の衛星になります。」
「Block v0.9と呼ばれる最初の75の衛星は、衛星間リンクとKaバンドアンテナのないプロトタイプです。これらは、展開と運用の広範なテスト、そして意図的な軌道変更のテストにも使用されます。」
「最初の打ち上げは2019年5月に60個のStarlink Block v0.9のプロトタイプ衛星を搭載したFalcon-9 v1.2(Block 5)ブースターで計画されています。」
「その後の打ち上げは、衛星間リンクも備えた運用中のStarlink v1.0衛星を備えています。」
ちょっと情報が錯綜しているようだ。
最初の生産型である75機は、完全に燃え尽きることなく一部は地上に落下する可能性がある(材料の95%が燃えると予想されます。)
制御落下が可能だろうから、海の上に落とすなど、危険は少ないに違いない。
衛星間リンクやKaバンドアンテナが搭載されるのは、おそらくはもっと先だ。
次の打ち上げになる61機目からとか、76機目からということはないだろう。
おそらく、今年後半以降(まあ、たぶん、S社のことだから、来年以降か)に打ち上げられる次期バージョン(1.0)以降だな。
(スターリンクブロックv1.0)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/starlink-v1-0.htm
「大量生産された宇宙船は、KuおよびKa周波数帯を使用して通信ペイロードを運びます。衛星は、衛星間光リンクおよびフェーズドアレイビーム形成およびデジタル処理技術を採用するであろう。」
「2019年には、全60機のStarlink Block v1.0衛星が2機から6機打ち上げられる予定です。」
衛星間光リンクこそ、低軌道インターネットコンステレーションのコア技術だからな。
この経路制御をどう解決するかによって、スループットの問題を回避することが出来る。
地上の経路制御に頼らずに、独自のルートを取ることが出来る。
もちろん、サーバー側は地上に置かれることになるから、そこからの基幹回線については、地上の影響を受けることになる。
しかし、そのうちに、サーバー群さえ宇宙空間に置かれることになるかも知れない。
ネックは放熱だろうけどな。
巨大な放熱板を備えたサーバー衛星が登場する・・・。
まあ、たぶん、そうはならないかもしれないけどな。
重たいものは地上に置くに限る。
宇宙空間には、データだけ送って、軌道上でスイッチングするだけで十分だ。
インターネット衛星の本質は、空飛ぶルーターである。
もちろん、カメラ積んだりすれば、地上のリアルタイムの映像をネット配信出来たりするんだろうが、それは、次の次のバージョンになるんだろう。
打ち上げられなかったマイクロサットには、白黒カメラが搭載されていたようだが、それ以降のバージョンにカメラ搭載に関する記述はない。
整理すると、以下になる。
・2015年:MicroSat 1a、1b:打ち上げ中止
・2018年:MicroSat 2a、2b(Tintin A、B)
・2019年:Block v0.9:衛星間光リンクとKaバンドアンテナのないプロトタイプ(75機?)
・2019年以降:Block v1.0:2019年打ち上げ予定?
まだ、系譜という程のことはないかもしれないが、バージョン0.9にしても、細かく分ければ2種類くらいになるしな(完全燃え尽き型と5パーセント燃え残り型)。
ひょっとしたら、衛星間光リンクやKaバンドアンテナがないタイプは、燃え尽き型じゃなくなってもそのままになる。
開発が遅れているのかもしれない。
・Block v0.9:燃え残り型:衛星間光リンク等なし
・Block v0.9:燃え尽き型:衛星間光リンク等なし
75機というのは、燃え残るタイプの初期生産ロットらしい。
衛星間光通信とかは、デバイスを付けるかどうかの問題で、衛星本体の設計とは関係ないだろう(たぶん)。
今回の打ち上げは、そのうちの60機ということになる。
衛星の軌道運用、地上とのKuバンドによる通信試験など、やることは沢山あるはずだ。
そもそも、打ち上げ・分離・軌道投入が上手くいくかさえ分からない。
ふつーなら、また2機位をピギーバック衛星にして打ち上げたりして、少しずつ展開していくのが常道だろうが、自前のロケットをバンバン飛ばせるスペースXならではの大盤振る舞いだな(そうなのかあ?)。
将来、スーパーヘビー・スターシップによる打ち上げということになれば、数百機が一度に打ち上げられるということも考えられる(未確認)。
軌道投入能力は、完全再使用でも100トン以上と言われているからな。
今回、60機で18.5トンだというから、単純に計算しても320機位は同時に上げられる。
1万2千機構想は諦めていないようだからな。
38回の打ち上げで終わる。
毎週上げれば、1年以内だ。
完全再使用で、毎日でもあげられるわけだからな。
そういう打ち上げ環境があって、初めて実行可能な事業というわけだ。
衛星コンステレーションを維持することを考えれば、そういう打ち上げインフラがなければ、到底実行不可能ということになる。
事業化の決定には、おそらく、打ち上げシステムの実現可能性の方がネックになったに違いない。
同じ衛星を大量生産することには、おそらく何の問題もないに違いない。
どのくらいの年数を事業継続年数と見込んでいるかにもよるけど、次々と新しいデバイスを積み込んでいけば、バージョンアップにボトルネックはないだろう。
以前のデバイスと併用して、地上との通信や衛星間通信をシームレスに更新することも可能だろう。
今回だって、一見、生煮えで打ち上げ始めるような感じに見えるが、先を考えればプロトタイプを一定数打ち上げて、問題の洗い出しをしておく程度の話なのかもしれない。
たった60機だしな。
それは、始まったばかりのスターリンク衛星の系譜にとっては、ほんのひとつまみ程度に過ぎない話なのだ・・・。
(MicroSat 1a、1b)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/microsat-1.htm
「SpaceX社の計画4000-衛星のための技術をテストするには、2個の同一のマイクロサテライト」(自動翻訳のまま:以下同じ)
「彼らはKuバンドのペイロードを運ぶことになっており、最終的なLEOコンステレーション設計につながるブロードバンドアンテナ通信プラットフォームの設計を検証することになっています。」
「衛星は単一の低解像度のパンクロマティックビデオイメージャを搭載することになっていました。イメージャは地球と衛星自体の低解像度の画像とビデオをキャプチャすることでした。」
「SpaceXは3つの地上局を使って衛星をテストしました。1つはカリフォルニア州ホーソーンのSpaceX本社、もう1つはワシントン州レドモンドにあるSpaceXの商用衛星開発センター、3つ目はカリフォルニア州フリーモントのテスラモーターズ本社にあります。」
「人工衛星は2016年にVandenbergからのIridium-NEXT Falcon-9 v1.2ロケットの打ち上げで二次ペイロードとして一緒に打ち上げられることになっていました。衛星は最低6から12ヶ月の間625キロメートルの高度で近極軌道で動作することになっていました。次の開発段階であるMicroSat 2aと2bの衛星のために打ち上げが中止され、地上でのテストが行われたようです。」
打ち上げられることなく闇に消えた初期のテスト機。
2015年5月頃の話のようだ。
そして、我々が良く知るところとなった実際の試験機が打ち上げられる。
(MicroSat 2a、2b(Tintin A、B))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/microsat-2.htm
「SpaceX社の計画4425-衛星のための技術をテストするには、2個の同一の衛星でスターリンクの ブロードバンドインターネットアクセスを提供するために星座を。」
「宇宙船の飛行計算機、電力システム部品、姿勢決定および制御部品、推進部品、GPS受信機、ブロードバンド、テレメトリ、およびコマンド受信機と送信機。一次バスはペイロードトラスシステムに搭載され、ペイロードトラスシステムはまた通信パネル、衛星間光リンク送信機および受信機、スタートラッカー、および遠隔測定アンテナを運ぶ。2 m×8 mの太陽電池パネルが2枚あります。各実証宇宙船は約400 kgの総質量を持っています。各宇宙船の姿勢は3軸安定化されており、2つのポインティング動作モードの姿勢位置を維持するために各軌道上で動的に制御されます。」
必要なテスト項目を網羅した、本格的な衛星である事が分かる。
昨年2月時点では、まだ、スターリンクを事業化するかどうかは未定だったはずだ。
このテスト衛星が成功を収めたことは想像に難くない。
延期に延期を重ねているが、今回打ち上げられる予定のバージョン(0.9)が、何よりの証拠である。
(スターリンクブロックv0.9)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/starlink-v0-9.htm
「ブロードバンドインターネットアクセスを提供するためのSpaceXの4425衛星低地球軌道コンステレーションです。」
「単一のソーラーパネルを備えたフラットパネルデザインを特徴とし、そして質量は約227 kgです。衛星はディスペンサーを必要とせずに打ち上げのために積み重ねられる。軌道の調整と維持、そして軌道の撤去のための推進システムとして、彼らはクリプトン燃料のホールスラスタを使用しています。」
「最初の1584個のスターリンク衛星は550kmの軌道で運用する予定です。その後のサブコンステレーションは1200 kmと非常に低い340 kmの軌道高度で計画されており、最終的なコンステレーションのサイズはほぼ12000の衛星になります。」
「Block v0.9と呼ばれる最初の75の衛星は、衛星間リンクとKaバンドアンテナのないプロトタイプです。これらは、展開と運用の広範なテスト、そして意図的な軌道変更のテストにも使用されます。」
「最初の打ち上げは2019年5月に60個のStarlink Block v0.9のプロトタイプ衛星を搭載したFalcon-9 v1.2(Block 5)ブースターで計画されています。」
「その後の打ち上げは、衛星間リンクも備えた運用中のStarlink v1.0衛星を備えています。」
ちょっと情報が錯綜しているようだ。
最初の生産型である75機は、完全に燃え尽きることなく一部は地上に落下する可能性がある(材料の95%が燃えると予想されます。)
制御落下が可能だろうから、海の上に落とすなど、危険は少ないに違いない。
衛星間リンクやKaバンドアンテナが搭載されるのは、おそらくはもっと先だ。
次の打ち上げになる61機目からとか、76機目からということはないだろう。
おそらく、今年後半以降(まあ、たぶん、S社のことだから、来年以降か)に打ち上げられる次期バージョン(1.0)以降だな。
(スターリンクブロックv1.0)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/starlink-v1-0.htm
「大量生産された宇宙船は、KuおよびKa周波数帯を使用して通信ペイロードを運びます。衛星は、衛星間光リンクおよびフェーズドアレイビーム形成およびデジタル処理技術を採用するであろう。」
「2019年には、全60機のStarlink Block v1.0衛星が2機から6機打ち上げられる予定です。」
衛星間光リンクこそ、低軌道インターネットコンステレーションのコア技術だからな。
この経路制御をどう解決するかによって、スループットの問題を回避することが出来る。
地上の経路制御に頼らずに、独自のルートを取ることが出来る。
もちろん、サーバー側は地上に置かれることになるから、そこからの基幹回線については、地上の影響を受けることになる。
しかし、そのうちに、サーバー群さえ宇宙空間に置かれることになるかも知れない。
ネックは放熱だろうけどな。
巨大な放熱板を備えたサーバー衛星が登場する・・・。
まあ、たぶん、そうはならないかもしれないけどな。
重たいものは地上に置くに限る。
宇宙空間には、データだけ送って、軌道上でスイッチングするだけで十分だ。
インターネット衛星の本質は、空飛ぶルーターである。
もちろん、カメラ積んだりすれば、地上のリアルタイムの映像をネット配信出来たりするんだろうが、それは、次の次のバージョンになるんだろう。
打ち上げられなかったマイクロサットには、白黒カメラが搭載されていたようだが、それ以降のバージョンにカメラ搭載に関する記述はない。
整理すると、以下になる。
・2015年:MicroSat 1a、1b:打ち上げ中止
・2018年:MicroSat 2a、2b(Tintin A、B)
・2019年:Block v0.9:衛星間光リンクとKaバンドアンテナのないプロトタイプ(75機?)
・2019年以降:Block v1.0:2019年打ち上げ予定?
まだ、系譜という程のことはないかもしれないが、バージョン0.9にしても、細かく分ければ2種類くらいになるしな(完全燃え尽き型と5パーセント燃え残り型)。
ひょっとしたら、衛星間光リンクやKaバンドアンテナがないタイプは、燃え尽き型じゃなくなってもそのままになる。
開発が遅れているのかもしれない。
・Block v0.9:燃え残り型:衛星間光リンク等なし
・Block v0.9:燃え尽き型:衛星間光リンク等なし
75機というのは、燃え残るタイプの初期生産ロットらしい。
衛星間光通信とかは、デバイスを付けるかどうかの問題で、衛星本体の設計とは関係ないだろう(たぶん)。
今回の打ち上げは、そのうちの60機ということになる。
衛星の軌道運用、地上とのKuバンドによる通信試験など、やることは沢山あるはずだ。
そもそも、打ち上げ・分離・軌道投入が上手くいくかさえ分からない。
ふつーなら、また2機位をピギーバック衛星にして打ち上げたりして、少しずつ展開していくのが常道だろうが、自前のロケットをバンバン飛ばせるスペースXならではの大盤振る舞いだな(そうなのかあ?)。
将来、スーパーヘビー・スターシップによる打ち上げということになれば、数百機が一度に打ち上げられるということも考えられる(未確認)。
軌道投入能力は、完全再使用でも100トン以上と言われているからな。
今回、60機で18.5トンだというから、単純に計算しても320機位は同時に上げられる。
1万2千機構想は諦めていないようだからな。
38回の打ち上げで終わる。
毎週上げれば、1年以内だ。
完全再使用で、毎日でもあげられるわけだからな。
そういう打ち上げ環境があって、初めて実行可能な事業というわけだ。
衛星コンステレーションを維持することを考えれば、そういう打ち上げインフラがなければ、到底実行不可能ということになる。
事業化の決定には、おそらく、打ち上げシステムの実現可能性の方がネックになったに違いない。
同じ衛星を大量生産することには、おそらく何の問題もないに違いない。
どのくらいの年数を事業継続年数と見込んでいるかにもよるけど、次々と新しいデバイスを積み込んでいけば、バージョンアップにボトルネックはないだろう。
以前のデバイスと併用して、地上との通信や衛星間通信をシームレスに更新することも可能だろう。
今回だって、一見、生煮えで打ち上げ始めるような感じに見えるが、先を考えればプロトタイプを一定数打ち上げて、問題の洗い出しをしておく程度の話なのかもしれない。
たった60機だしな。
それは、始まったばかりのスターリンク衛星の系譜にとっては、ほんのひとつまみ程度に過ぎない話なのだ・・・。
衛星ネットワーク時代のサーバーの立地条件 ― 2019年05月18日 08:47
衛星ネットワーク時代のサーバーの立地条件
インターリンク衛星が上がるとか上がらないとか(天候要件で延期中)。
衛星の系譜を見てみたんだが、試験衛星(上がらなかったのが2機、上がったのが2機)と、実運用衛星のカッコした試験衛星群(75機:うち、初回打ち上げは60機)、実運用衛星っぽいけど、デバイスが足りない衛星群(数百機?)、やっと登場する実運用衛星群(年内打ち上げ可能か?)程度の話だ。
衛星間光リンクがなければ、クソの役にも立たない衛星群だが、地上とのやり取りを使って、似たようなことを試してみるという話もある。
地上サーバー
→地上回線
→地上基地局A発信
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局B受信
→地上回線
→地上基地局C発信(異局発信)
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局D受信
→地上基地局D発信(同局発信)
→衛星受信
→衛星発信
・・・
→地上受信(コンシューマー受信)
パケットをバケツリレーする点では同じだが、地上局や地上回線を使うことになる。
どのみち、サーバーとのやり取りの際には、当分は地上回線を使わざるを得ない。
大量の電力と冷却水を使うデータセンターは、地上に置くしかないからな。
そこから、衛星に向けてダイレクトに送信できれば、随分やり取りは楽になるだろう。
もちろん、大部分のパケットは、相変わらず地上回線側に流れるだろうから、その点では立地条件は変わらないが、インターネット衛星を使って大容量のデータを送れるようになれば話は変わってくる。
地上局の方も、衛星と地上回線の使用状況を見て、混んでいない方に優先的に流すなどという芸当を始めるかもしれないしな。
元々、インターネット衛星コンステレーションは、地上のトラフィックの改善を狙っているともいわれる。
低レイテンシの通信経路を開いて、そっちの需要を取り込みたい。
通信条件が悪い僻地とかの通信網になるとかいうのは、商売的には二の次だからな。
そんな、人気のないところにインターネットの需要なんて、あるわけないじゃん!?。
だが、サーバー(データセンター)となると、話は違ってくるかもしれない。
電気さえあれば、データはいきなり衛星に上げられる。
冷却の問題は、概ね川のそばとか海のそば(最近は海中?)で、僻地も多いだろうからな。
(Microsoftが海中にデータセンターを設置、電力も再生可能エネルギーだけでまかなうクリーンな仕様)
https://gigazine.net/news/20180607-microsoft-submarine-data-center/
まあ、電気が引けるところなら、データ回線も引けるけどな。
結局、サーバー側のコストの問題があるわけで、暫くの間は静観ということか。
需要は、アットーテキに地上回線の方が多いに違いない。
その中で、一定の割合を基幹回線として、特に低レイテンシの要求が高いものを取り込んでいく。
その市場が開けば、静止衛星経由のトラフィックが、一気に低軌道に流れるかもしれない。
数秒の遅れを我慢できる奴だけが、静止衛星軌道のルートを使うわけだ。
世の中の大部分の需要は、それで賄えてしまうだろうけどな。
現代は、離島僻地と言えども、光ファイバーが通っていたりして、大概のところは快適なインターネット接続環境が整っている。
Wi-Fiのアンテナも立つしな。
そりゃあ、ド田舎行けば無理だけどな。
探検とかしないで、ふつーのダイビングしてる限りは、何の問題もない。
低軌道衛星コンステレーションを使った低レイテンシのインターネットどこでもサービスがものになるかは、最終消費者とは関係ないところの話が多いかもしれない。
既存の通信会社が、どの経路を使うかというだけの話が殆どだろう。
ラストワンマイルのロングテイルの問題を、衛星で解決できるかどうかは、技術的な話よりは経済的な話だからな。
静止衛星で解決できない話は殆どない。
ネット対戦ゲームと株取引くらいか(もっとも、その需要は巨大ですが)。
アマゾンでポチっとしたり、映画見たりする上では問題ない。
サーバーの立地も、ほとんど影響を受けないだろうし・・・。
インターリンク衛星が上がるとか上がらないとか(天候要件で延期中)。
衛星の系譜を見てみたんだが、試験衛星(上がらなかったのが2機、上がったのが2機)と、実運用衛星のカッコした試験衛星群(75機:うち、初回打ち上げは60機)、実運用衛星っぽいけど、デバイスが足りない衛星群(数百機?)、やっと登場する実運用衛星群(年内打ち上げ可能か?)程度の話だ。
衛星間光リンクがなければ、クソの役にも立たない衛星群だが、地上とのやり取りを使って、似たようなことを試してみるという話もある。
地上サーバー
→地上回線
→地上基地局A発信
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局B受信
→地上回線
→地上基地局C発信(異局発信)
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局D受信
→地上基地局D発信(同局発信)
→衛星受信
→衛星発信
・・・
→地上受信(コンシューマー受信)
パケットをバケツリレーする点では同じだが、地上局や地上回線を使うことになる。
どのみち、サーバーとのやり取りの際には、当分は地上回線を使わざるを得ない。
大量の電力と冷却水を使うデータセンターは、地上に置くしかないからな。
そこから、衛星に向けてダイレクトに送信できれば、随分やり取りは楽になるだろう。
もちろん、大部分のパケットは、相変わらず地上回線側に流れるだろうから、その点では立地条件は変わらないが、インターネット衛星を使って大容量のデータを送れるようになれば話は変わってくる。
地上局の方も、衛星と地上回線の使用状況を見て、混んでいない方に優先的に流すなどという芸当を始めるかもしれないしな。
元々、インターネット衛星コンステレーションは、地上のトラフィックの改善を狙っているともいわれる。
低レイテンシの通信経路を開いて、そっちの需要を取り込みたい。
通信条件が悪い僻地とかの通信網になるとかいうのは、商売的には二の次だからな。
そんな、人気のないところにインターネットの需要なんて、あるわけないじゃん!?。
だが、サーバー(データセンター)となると、話は違ってくるかもしれない。
電気さえあれば、データはいきなり衛星に上げられる。
冷却の問題は、概ね川のそばとか海のそば(最近は海中?)で、僻地も多いだろうからな。
(Microsoftが海中にデータセンターを設置、電力も再生可能エネルギーだけでまかなうクリーンな仕様)
https://gigazine.net/news/20180607-microsoft-submarine-data-center/
まあ、電気が引けるところなら、データ回線も引けるけどな。
結局、サーバー側のコストの問題があるわけで、暫くの間は静観ということか。
需要は、アットーテキに地上回線の方が多いに違いない。
その中で、一定の割合を基幹回線として、特に低レイテンシの要求が高いものを取り込んでいく。
その市場が開けば、静止衛星経由のトラフィックが、一気に低軌道に流れるかもしれない。
数秒の遅れを我慢できる奴だけが、静止衛星軌道のルートを使うわけだ。
世の中の大部分の需要は、それで賄えてしまうだろうけどな。
現代は、離島僻地と言えども、光ファイバーが通っていたりして、大概のところは快適なインターネット接続環境が整っている。
Wi-Fiのアンテナも立つしな。
そりゃあ、ド田舎行けば無理だけどな。
探検とかしないで、ふつーのダイビングしてる限りは、何の問題もない。
低軌道衛星コンステレーションを使った低レイテンシのインターネットどこでもサービスがものになるかは、最終消費者とは関係ないところの話が多いかもしれない。
既存の通信会社が、どの経路を使うかというだけの話が殆どだろう。
ラストワンマイルのロングテイルの問題を、衛星で解決できるかどうかは、技術的な話よりは経済的な話だからな。
静止衛星で解決できない話は殆どない。
ネット対戦ゲームと株取引くらいか(もっとも、その需要は巨大ですが)。
アマゾンでポチっとしたり、映画見たりする上では問題ない。
サーバーの立地も、ほとんど影響を受けないだろうし・・・。
月面回帰に豪華な面々だが、空気読めない命名に呆れる ― 2019年05月18日 16:38
月面回帰に豪華な面々だが、空気読めない命名に呆れる
風邪をひいていて、目やにが止まらない。
こんなことは、あまり経験がない。
子供の頃、目やにが固まって、朝起きて目が開かなかった恐怖の記憶がある。
母親に、顔を洗っておいでと言われ、洗面所まで壁伝いに歩いた。
目やにを取ったら、世界が開けた!。
半世紀ぶりに、そのことを思い出す。
大事を取って、フィットネスにも行かず、時々目を洗いながら、なるべく擦らないようにしてブログを書いたり、ネットを逍遥(徘徊?)したりする。
書きたいことはいろいろある。
コンゴのエボラは、相変わらず収まる気配を見せない。
我が国の風疹は、ようやく感染の勢いが収まってきたが、まだ安心はできない。
夏を超えてみないとな。
ボクスターを手放したことも書いておきたい。
フィリピンから帰ってきて、いろいろ手配して売却した。
新しいオーナーの元で、大切に乗られることを祈ろう。
次は500Eなんだが、手放すのが惜しい気もする。
しかし、もう、殆ど乗る機会はないし、乗る気のあるオーナーの元で過ごした方がいいに決まっている。
このご時世に、V8(5リッター)を乗ろうというのは、いい根性だしな。
浮沈子は、N-VANとタルガでいいや・・・。
そのタルガも、いつまで持っていられるやら。
まあいい。
いつの間にか、アルテミスという月の女神の名前が付いてしまった米国の月面回帰計画の関連主要企業が発表された。
(NASAの予算申請が修正され、ARTEMISという月のプログラム:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.spaceflightinsider.com/organizations/nasa/nasa-budget-request-amended-moon-program-named-artemis/
「・Aerojet Rocketdyne(エアロジェットロケットダイン):
・・One transfer vehicle study
・Blue Origin(ブルーオリジン):
・・One descent element study
・・one transfer vehicle study
・・one transfer vehicle prototype
・Boeing(ボーイング):
・・One descent element study
・・two descent element prototypes
・one transfer vehicle study
・one transfer vehicle prototype
・one refueling element study
・one refueling element prototype
・Dynetics(ダイネティクス):
・・One descent element study
・・five descent element prototypes
・Lockheed Martin(ロッキードマーチン):
・・One descent element study
・・four descent element prototypes
・・one transfer vehicle study
・・one refueling element study
・Masten Space Systems(マステンスペースシステムズ):
・・One descent element prototype
・Northrop Grumman Innovation Systems(ノースロップグラマンの子会社:元オービタルATK):
・・One descent element study
・・four descent element prototypes
・one refueling element study
・one refueling element prototype
・OrbitBeyond(オービットビヨンド):
・・Two refueling element prototypes
・Sierra Nevada Corporation(シエラネバダコーポレーション):
・・One descent element study
・・one descent element prototype
・・one transfer vehicle study
・・one transfer vehicle prototype
・・one refueling element study
・SpaceX(スペースX):
・・One descent element study
・SSL(スペースシステムロラール):
・・One refueling element study
・・one refueling element prototype」
聞いたことないとこは、ちょっと調べた。
(Dynetics)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dynetics
「同社はFASTSAT(高速手頃な科学技術衛星)マイクロサテライトの開発とOrion Propulsionの購入で宇宙事業に参入した。その宇宙事業は、NASA とのSLS(Space Launch System)契約によって成長し続けた。」
(Masten Space Systems)
https://en.wikipedia.org/wiki/Masten_Space_Systems
「再利用可能なVTVL宇宙船のラインと関連するロケット推進ハードウェアを開発中です。」
従業員8人(2018年)。
(OrbitBeyond)
https://en.wikipedia.org/wiki/OrbitBeyond
「新しい月面輸送会社で、オンラインの月面輸送サービスの提供を目指しています。その製品は、500キロまでの質量を持つ構成可能な配達月着陸船とローバーを含みます。」
2018年設立。
(スペースシステムズ/ロラール)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%BA/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB
「SS/Lはパロアルトのプラットホームで1300系列に基づいた衛星を製造している。」
衛星システムの老舗だな。
玉石混交というか、NASA常連の超巨大企業から、去年設立されたばかりの新興企業、従業員8人のベンチャーまで揃っている。
ボーイング、ロッキードマーチン、ノースロップグラマン、シエラネバダコーポレーションは、首根っこ押さえられてNASAの言いなりになるしかないんだろうが、ロケットダイン、ブルーオリジン、スペースXはお付き合い程度か。
もっとも、ジェフベゾスは大乗り気なんだろうけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
NASAは、月周回軌道に拠点を置き、複数回使用できるモジュールを使って月面着陸する夢を捨てていないようだが、そんな暇があるのかどうかは知らない。
「現在、NASAは3段階の人間着陸システムを構想しています。月の周りの非常に楕円形の軌道に位置する月面ゲートウェイから月面に着陸するための降下月面軌道へのシステムの移行段階そして、ゲートウェイに戻るための上りステージ。」
「これらの部品のうち少なくとも2つ、乗り換え車両と上昇車両は、燃料補給され再利用されることが期待されています。そのように研究されている他の項目は燃料補給の概念を含んでいます。」
いずれにしても、SLSとオリオンが飛べなければ、絵に描いた餅に終わる。
「それまでの間、NASAと請負業者のBoeingとLockheed Martinは、それぞれSpace Launch SystemロケットとOrion探査機の開発を終えています。現在のところ、システムの最初の打ち上げであるアルテミス1(以前の探査ミッション1)は、2020年後半または2021年初頭までに打ち上げられる予定です。」
記事にあるように、資金供給を含めた政治的リスクが付きまとう。
初期費用だけでも数十億ドル(数千億円)、トータルコストは軽く1千億ドル(約11兆円)に達するだろう(円換算訂正:費用は未確認)。
ここに掲載された企業が、その恩恵に与ることが出来るかどうかは別だが、そういう目で見ると感慨深いものがあるな・・・。
ロシアやカナダ、欧州や我が国との国際協力で進めようとしていた月探査は、ちゃぶ台がひっくり返ってしまったわけだ。
米国の、米国による、米国のための月帰還か・・・。
(アルテミス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%9F%E3%82%B9
「アルテミスは矢を放ち、オーリーオーンは矢に射られて死んだ。」
なんか、余り縁起のいい話じゃないな(オリオンは、SLSで打ち上げられる宇宙船の名でもある)。
どーせ、ギリシャ神話に疎いヤツが、月の女神なんだからなんでもいいやと思って命名したんだろう(そんなあ!)。
空気読めないやつだな(宇宙は真空だから仕方ないか・・・)。
風邪をひいていて、目やにが止まらない。
こんなことは、あまり経験がない。
子供の頃、目やにが固まって、朝起きて目が開かなかった恐怖の記憶がある。
母親に、顔を洗っておいでと言われ、洗面所まで壁伝いに歩いた。
目やにを取ったら、世界が開けた!。
半世紀ぶりに、そのことを思い出す。
大事を取って、フィットネスにも行かず、時々目を洗いながら、なるべく擦らないようにしてブログを書いたり、ネットを逍遥(徘徊?)したりする。
書きたいことはいろいろある。
コンゴのエボラは、相変わらず収まる気配を見せない。
我が国の風疹は、ようやく感染の勢いが収まってきたが、まだ安心はできない。
夏を超えてみないとな。
ボクスターを手放したことも書いておきたい。
フィリピンから帰ってきて、いろいろ手配して売却した。
新しいオーナーの元で、大切に乗られることを祈ろう。
次は500Eなんだが、手放すのが惜しい気もする。
しかし、もう、殆ど乗る機会はないし、乗る気のあるオーナーの元で過ごした方がいいに決まっている。
このご時世に、V8(5リッター)を乗ろうというのは、いい根性だしな。
浮沈子は、N-VANとタルガでいいや・・・。
そのタルガも、いつまで持っていられるやら。
まあいい。
いつの間にか、アルテミスという月の女神の名前が付いてしまった米国の月面回帰計画の関連主要企業が発表された。
(NASAの予算申請が修正され、ARTEMISという月のプログラム:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.spaceflightinsider.com/organizations/nasa/nasa-budget-request-amended-moon-program-named-artemis/
「・Aerojet Rocketdyne(エアロジェットロケットダイン):
・・One transfer vehicle study
・Blue Origin(ブルーオリジン):
・・One descent element study
・・one transfer vehicle study
・・one transfer vehicle prototype
・Boeing(ボーイング):
・・One descent element study
・・two descent element prototypes
・one transfer vehicle study
・one transfer vehicle prototype
・one refueling element study
・one refueling element prototype
・Dynetics(ダイネティクス):
・・One descent element study
・・five descent element prototypes
・Lockheed Martin(ロッキードマーチン):
・・One descent element study
・・four descent element prototypes
・・one transfer vehicle study
・・one refueling element study
・Masten Space Systems(マステンスペースシステムズ):
・・One descent element prototype
・Northrop Grumman Innovation Systems(ノースロップグラマンの子会社:元オービタルATK):
・・One descent element study
・・four descent element prototypes
・one refueling element study
・one refueling element prototype
・OrbitBeyond(オービットビヨンド):
・・Two refueling element prototypes
・Sierra Nevada Corporation(シエラネバダコーポレーション):
・・One descent element study
・・one descent element prototype
・・one transfer vehicle study
・・one transfer vehicle prototype
・・one refueling element study
・SpaceX(スペースX):
・・One descent element study
・SSL(スペースシステムロラール):
・・One refueling element study
・・one refueling element prototype」
聞いたことないとこは、ちょっと調べた。
(Dynetics)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dynetics
「同社はFASTSAT(高速手頃な科学技術衛星)マイクロサテライトの開発とOrion Propulsionの購入で宇宙事業に参入した。その宇宙事業は、NASA とのSLS(Space Launch System)契約によって成長し続けた。」
(Masten Space Systems)
https://en.wikipedia.org/wiki/Masten_Space_Systems
「再利用可能なVTVL宇宙船のラインと関連するロケット推進ハードウェアを開発中です。」
従業員8人(2018年)。
(OrbitBeyond)
https://en.wikipedia.org/wiki/OrbitBeyond
「新しい月面輸送会社で、オンラインの月面輸送サービスの提供を目指しています。その製品は、500キロまでの質量を持つ構成可能な配達月着陸船とローバーを含みます。」
2018年設立。
(スペースシステムズ/ロラール)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%BA/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB
「SS/Lはパロアルトのプラットホームで1300系列に基づいた衛星を製造している。」
衛星システムの老舗だな。
玉石混交というか、NASA常連の超巨大企業から、去年設立されたばかりの新興企業、従業員8人のベンチャーまで揃っている。
ボーイング、ロッキードマーチン、ノースロップグラマン、シエラネバダコーポレーションは、首根っこ押さえられてNASAの言いなりになるしかないんだろうが、ロケットダイン、ブルーオリジン、スペースXはお付き合い程度か。
もっとも、ジェフベゾスは大乗り気なんだろうけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
NASAは、月周回軌道に拠点を置き、複数回使用できるモジュールを使って月面着陸する夢を捨てていないようだが、そんな暇があるのかどうかは知らない。
「現在、NASAは3段階の人間着陸システムを構想しています。月の周りの非常に楕円形の軌道に位置する月面ゲートウェイから月面に着陸するための降下月面軌道へのシステムの移行段階そして、ゲートウェイに戻るための上りステージ。」
「これらの部品のうち少なくとも2つ、乗り換え車両と上昇車両は、燃料補給され再利用されることが期待されています。そのように研究されている他の項目は燃料補給の概念を含んでいます。」
いずれにしても、SLSとオリオンが飛べなければ、絵に描いた餅に終わる。
「それまでの間、NASAと請負業者のBoeingとLockheed Martinは、それぞれSpace Launch SystemロケットとOrion探査機の開発を終えています。現在のところ、システムの最初の打ち上げであるアルテミス1(以前の探査ミッション1)は、2020年後半または2021年初頭までに打ち上げられる予定です。」
記事にあるように、資金供給を含めた政治的リスクが付きまとう。
初期費用だけでも数十億ドル(数千億円)、トータルコストは軽く1千億ドル(約11兆円)に達するだろう(円換算訂正:費用は未確認)。
ここに掲載された企業が、その恩恵に与ることが出来るかどうかは別だが、そういう目で見ると感慨深いものがあるな・・・。
ロシアやカナダ、欧州や我が国との国際協力で進めようとしていた月探査は、ちゃぶ台がひっくり返ってしまったわけだ。
米国の、米国による、米国のための月帰還か・・・。
(アルテミス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%9F%E3%82%B9
「アルテミスは矢を放ち、オーリーオーンは矢に射られて死んだ。」
なんか、余り縁起のいい話じゃないな(オリオンは、SLSで打ち上げられる宇宙船の名でもある)。
どーせ、ギリシャ神話に疎いヤツが、月の女神なんだからなんでもいいやと思って命名したんだろう(そんなあ!)。
空気読めないやつだな(宇宙は真空だから仕方ないか・・・)。
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