有人月着陸船は無人貨物であるという好都合な真実 ― 2019年05月18日 03:37
有人月着陸船は無人貨物であるという好都合な真実
いま、あることに気がついて、にやにやしている。
2024年までに月面着陸して帰ってくる話については、いろいろなアイデアが飛び出している。
ロッキードマーチンやらブルーオリジンやらが、自前の月着陸船を披露して自慢し合っている(そうなのかあ?)。
しかし、月軌道まで人間を運ぶための宇宙船として開発されているのは、SLSとオリオン宇宙船だけだ。
とにかく、人間を運ぶための仕掛けとしては、これを何とかものにする以外に方法はない。
アポロの時は、月着陸船も一緒に持って行って、途中で引き出して、乗り移って着陸して帰ってくるという芸当をした。
月着陸船を別便で送って、月軌道とかで合体してもいい。
アポロ計画では、コストが嵩むから同時に打ち上げることにしたんだが、金に糸目をつけないなら、別便で飛ばした方がいいかもな。
ランデブードッキング技術が未熟だった初期の宇宙開発期と異なり、現代ではそんなことは朝飯前だ(たぶん)。
ひょっとしたら、月周回ステーションもいらない。
そんなもんを打ち上げている暇があったら、別便で月着陸船を月軌道まで打ち上げておいて、そいつに乗り移るだけで月着陸及び離陸は可能だ。
行って帰ってくるだけならな。
月面にあらかじめ帰還モジュール(月面→オリオン宇宙船:月軌道周回中)を送り込んでおくという手もある。
精密着陸が可能なら、リスクを分散させて、着陸モジュールと別に配達しておくのもいいかも。
月面車とかを着陸モジュールに積んでおけば、多少離れていても月面で乗り換えるのに不都合はない。
安全性に疑問があるというなら、複数送り込むという手もある。
次から次へと送り込まれるなら、バックアップはその都度でなくてもいいかも知れない。
月周回ステーションを前提としない、月軌道ドッキングモデルや、月面乗り換えモデルもあるということだな。
人間は、厄介な荷物だ。
これを扱うためには、様々な条件をクリアしなければならない。
しかし、その人間が乗るための宇宙船は、ただの無人貨物だ。
それを、必要な所に届けるための技術は、民間ロケットで十分可能だ。
元々、コンステレーション計画では、別々に打ち上げようとしていたわけだからな。
(コンステレーション計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB
「アレスIは有人用使い捨てロケットで、主にオリオン宇宙機を地球低軌道に投入するために設計された。一方アレスVは貨物輸送用使い捨てロケットで、主にアルタイル月面着陸機を地球低軌道に投入するために設計された。」
ここで登場するアルタイル月面着陸機というのは、初めて知ったな(浮沈子が知らんだけ)。
(アルタイル (月面着陸機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB_(%E6%9C%88%E9%9D%A2%E7%9D%80%E9%99%B8%E6%A9%9F)
「コンステレーション計画で使用することを構想していた、月着陸用のランダーである。同計画は、2019年までに宇宙飛行士を月に着陸させることを目標にしていた。」
「計画では、2018年の月面着陸を目指していた」
どっち?。
まあ、どっちでもいいんですが。
「アポロと違うのは定員が2名から4名へと倍増していること」
「飛行士が月面に滞在している間、無人のオリオン宇宙船が月周回軌道上にとどまることになっていた。」
トランプ政権の構想は、どっちかといえばコンステレーション計画への回帰に近いかもしれない。
手っ取り早く月面に人間を送って、連れ戻すためには、手持ちのガラクタを寄せ集め、使えるところだけを繋ぎ合わせるしかないからな。
人間を送るところはどうしようもないが、それ以外は異なる手段がよろしい。
コンステレーション計画では、地球離脱ステージというのが重要な役割を果たす。
(地球離脱ステージ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E9%9B%A2%E8%84%B1%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8
「オリオンがアルタイルとドッキングしてシステムチェックがされた後、「ロイタースカート」を放棄し、再びJ-2Xエンジンに点火して、80%の推力で月遷移軌道に向かう」
そう、コンステレーション計画では、地球低軌道で人間が乗った宇宙船(オリオン)と月着陸船(アルタイル)が合体するわけだからな。
月までそいつを運ばなければならない。
つーか、月遷移軌道へと投入する。
ずーっとくっ付いているわけではないのだ。
コンステレーション計画亡き後、度重なるSLSの遅延で、米国の(人類の?)宇宙開発は地球低軌道に留まり続けている。
まあいい。
本気で2024年までの月面着陸を目指すなら、既存のガラクタの寄せ集めから使えるところを拾ってくるだけでなく、過去のアイデアも漁る必要があるかもな・・・。
いま、あることに気がついて、にやにやしている。
2024年までに月面着陸して帰ってくる話については、いろいろなアイデアが飛び出している。
ロッキードマーチンやらブルーオリジンやらが、自前の月着陸船を披露して自慢し合っている(そうなのかあ?)。
しかし、月軌道まで人間を運ぶための宇宙船として開発されているのは、SLSとオリオン宇宙船だけだ。
とにかく、人間を運ぶための仕掛けとしては、これを何とかものにする以外に方法はない。
アポロの時は、月着陸船も一緒に持って行って、途中で引き出して、乗り移って着陸して帰ってくるという芸当をした。
月着陸船を別便で送って、月軌道とかで合体してもいい。
アポロ計画では、コストが嵩むから同時に打ち上げることにしたんだが、金に糸目をつけないなら、別便で飛ばした方がいいかもな。
ランデブードッキング技術が未熟だった初期の宇宙開発期と異なり、現代ではそんなことは朝飯前だ(たぶん)。
ひょっとしたら、月周回ステーションもいらない。
そんなもんを打ち上げている暇があったら、別便で月着陸船を月軌道まで打ち上げておいて、そいつに乗り移るだけで月着陸及び離陸は可能だ。
行って帰ってくるだけならな。
月面にあらかじめ帰還モジュール(月面→オリオン宇宙船:月軌道周回中)を送り込んでおくという手もある。
精密着陸が可能なら、リスクを分散させて、着陸モジュールと別に配達しておくのもいいかも。
月面車とかを着陸モジュールに積んでおけば、多少離れていても月面で乗り換えるのに不都合はない。
安全性に疑問があるというなら、複数送り込むという手もある。
次から次へと送り込まれるなら、バックアップはその都度でなくてもいいかも知れない。
月周回ステーションを前提としない、月軌道ドッキングモデルや、月面乗り換えモデルもあるということだな。
人間は、厄介な荷物だ。
これを扱うためには、様々な条件をクリアしなければならない。
しかし、その人間が乗るための宇宙船は、ただの無人貨物だ。
それを、必要な所に届けるための技術は、民間ロケットで十分可能だ。
元々、コンステレーション計画では、別々に打ち上げようとしていたわけだからな。
(コンステレーション計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB
「アレスIは有人用使い捨てロケットで、主にオリオン宇宙機を地球低軌道に投入するために設計された。一方アレスVは貨物輸送用使い捨てロケットで、主にアルタイル月面着陸機を地球低軌道に投入するために設計された。」
ここで登場するアルタイル月面着陸機というのは、初めて知ったな(浮沈子が知らんだけ)。
(アルタイル (月面着陸機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB_(%E6%9C%88%E9%9D%A2%E7%9D%80%E9%99%B8%E6%A9%9F)
「コンステレーション計画で使用することを構想していた、月着陸用のランダーである。同計画は、2019年までに宇宙飛行士を月に着陸させることを目標にしていた。」
「計画では、2018年の月面着陸を目指していた」
どっち?。
まあ、どっちでもいいんですが。
「アポロと違うのは定員が2名から4名へと倍増していること」
「飛行士が月面に滞在している間、無人のオリオン宇宙船が月周回軌道上にとどまることになっていた。」
トランプ政権の構想は、どっちかといえばコンステレーション計画への回帰に近いかもしれない。
手っ取り早く月面に人間を送って、連れ戻すためには、手持ちのガラクタを寄せ集め、使えるところだけを繋ぎ合わせるしかないからな。
人間を送るところはどうしようもないが、それ以外は異なる手段がよろしい。
コンステレーション計画では、地球離脱ステージというのが重要な役割を果たす。
(地球離脱ステージ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E9%9B%A2%E8%84%B1%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8
「オリオンがアルタイルとドッキングしてシステムチェックがされた後、「ロイタースカート」を放棄し、再びJ-2Xエンジンに点火して、80%の推力で月遷移軌道に向かう」
そう、コンステレーション計画では、地球低軌道で人間が乗った宇宙船(オリオン)と月着陸船(アルタイル)が合体するわけだからな。
月までそいつを運ばなければならない。
つーか、月遷移軌道へと投入する。
ずーっとくっ付いているわけではないのだ。
コンステレーション計画亡き後、度重なるSLSの遅延で、米国の(人類の?)宇宙開発は地球低軌道に留まり続けている。
まあいい。
本気で2024年までの月面着陸を目指すなら、既存のガラクタの寄せ集めから使えるところを拾ってくるだけでなく、過去のアイデアも漁る必要があるかもな・・・。
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