SETIが公的機関とは知らなかったが、アンケートに応じる気はサラサラ起きない内容にガッカリ2019年07月07日 18:28

SETIが公的機関とは知らなかったが、アンケートに応じる気はサラサラ起きない内容にガッカリ
SETIが公的機関とは知らなかったが、アンケートに応じる気はサラサラ起きない内容にガッカリ


何を隠そう、浮沈子はかつてSETIの事業にささやかながら貢献していた(SETI@homeに、自宅サーバーの能力の一部を提供していた)。

(SETI@home)
https://ja.wikipedia.org/wiki/SETI@home

「SETI@home の開発から発展した現在のBOINC環境では、様々な分野の計算量の多いプロジェクトにサポートを提供している。」

浮沈子が参加していたのは、BOINCになってからだ。

サーバーの運用を止めてからも、暫くメールが来たりしていたけど、最近は来なくなったな。

地球外知的生命探査に参加していたわけで、現在の持論である「地球外生命は存在しない」というのとは正反対だ。

別に、気が変わったわけではなく、どーせいないから、安心して探せるということもある(そうなのかあ?)。

浮沈子の場合は、情緒的に選択することが多く、ロジカルに考えて決めているわけではない。

理屈は、とりあえず決めてから、後で考えたりする。

いつだったか、ヘンデルの曲について、宇宙人(!)と絡めて書いたことがあった・・・。

(110光年の音楽)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/12/11/8273451

3年前の記事か。

<少々長いが、引用する。>

「「この曲は「世界で初めて電波に乗せて放送された音楽」でもある。1906年12月24日、レジナルド・フェッセンデンによって行われた初めてのラジオ実験放送でレコード演奏された。」

110年前のクリスマスイブに、電波は宇宙に放たれたわけだ。

今、そのメロディーは、110光年彼方の星々に流れている(りょうけん座α星辺り)。

もしも、その微かな信号をとらえることが出来るものがいるとすれば、きっときっと、美しい地球の木陰のイメージが浮かぶことだろう(やつらの星にプラタナス(platano)の木があるかどうか・・・)。

「日本語訳(原詩はイタリア語だそうです):
こんな木陰は
今まで決してなかった
緑の木陰
親しく、そして愛らしい、
よりやさしい木陰は」」

<引用終わり>

地球のことを知らないはずの宇宙人には、仮に彼らの地にプラタナスの木があったとしても、その木陰のイメージを得ることなどできないはずだがな。

それとも、音楽の調べが持つ普遍性から、言語を超越した理解が得られるかもしれない。

そんでもって、彼方の宇宙人から、「うちの庭にもプラタナスの木があるんだが、そっちの木陰は快適かい?」などと問い合わせが来たらどーしよーか、という話がニュースになっていた。

(「宇宙人がコンタクトしてきたらどうするべきか?」問題について過去最大規模の世論調査が実施中)
https://gigazine.net/news/20190706-respond-to-alien/

「英国SETI研究ネットワークが、地球外生命体への対応に関する国際的な協定を策定するプロジェクト「A Message from Afar」を開始しました。このプロジェクトでは「宇宙人がコンタクトしてきた場合の対応方法」についてインターネット上で広く意見を募っており、イギリスの新聞社The Guardianの報道によると、公的機関が実施する同様の調査としては過去最大規模の世論調査・・・」

SETIは、まあ、株式会社とかじゃないから、金儲けをするための組織とは思えない(湯水のように使う方が得意かも)。

しかしながら、公的機関とは言えないような気もするんだがな。

(英国セティ研究ネットワーク:私たちに関しては:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://uksetiresearchnetwork.wordpress.com/about-us/

「英国のSETI研究ネットワーク(UKSRN)は、地球外知能の検索の分野で活動している多くの機関の英国の学者のグループです。パトロンとして主マーティンリースで2013年に設立され、その目的は英国で学術的SETI活動を促進することです。」

「英国のSETIの活動は、ほとんどが研究評議会やその他の資金団体によって賄われていません。やがてこれが変わり、宇宙生物学がそうであるように、SETI科学が正当な規律として成熟することが私たちの願いです。」

寄付とか、手弁当でやってる程度なんだろう。

いいとこ、宇宙人を探すことに憑りつかれた道楽者の集まりといったところか(そんなあ!)。

で、せっかくのアンケートなので、浮沈子もしゃれで参加しようかと内容を見てガッカリ・・・。

参考までに、浮沈子の回答を付しておく。

Q1:展覧会「A Message from Afar」に参加しましたか?
→いいえ
Q2:地球外知性を探すことには価値があると思いますか?
→いいえ
Q3:地球外生命体は存在すると思いますか?
→いいえ
Q3-2:どんな形態だと思いますか?(Q3に「はい」と回答した場合)
・単純(バクテリアなど)
・知的(人間やイルカなど)
・人間よりもはるかに高度
→N/A
Q4:地球外生命体が存在するかどうかを知りたいですか?
→いいえ
Q5:もし地球外の知性からのシグナルが発見されたら、あなたは……
・あまり気にしない
・ニュースを見る
・このトピックに関してソーシャルメディアでコメントしたり拡散したりする
→・あまり気にしない(どーせ、何かの間違いだから)
Q6:Q5についてどう感じますか?
→あほくさ・・・
Q7:信頼できる情報源はなんだと思いますか?(複数回答可能)
・主要なテレビニュース
・専門的な科学者からの直接的な引用
・政府の公式発表
・その他すべての情報源
→上記のどれも当てにならない(自分の直感?)。
Q7-2:どんなコメントをしますか?(Q5で一番下の回答をした場合)
・科学的証拠に限定したコメントをする
・多分憶測に基づいたコメントもしてしまう
→N/A
Q7-3:シグナルを解読したというニュースがない場合、あなたの憶測に基づいたコメントは拍車がかかってしまいますか?(Q7-2で下の回答をした場合)
→N/A
Q8:地球外知性からのシグナルではなく、単純な生命体が発見されたとしたら、あなたは……
・つまらないと思う
・地球外知性からのシグナルと同じくらい興味深い
・むしろもっと興味深いかも
→・むしろもっと興味深いかも(いるわけないと思ってたのがいたわけだからな)
Q9:メッセージを受け取る前に、こちらから宇宙にメッセージを送るべきだと考える人もいます。あなたはどう思いますか?
・賛成できません。宇宙にメッセージを送るのは禁止されるべき
・メッセージの送信者や内容についての規則や法律が必要です
・メッセージを送りたい人は自由に送ってもいいと思う
→・メッセージを送りたい人は自由に送ってもいいと思う(どーせ、もう電磁波としては送っているし:110光年くらい先までしか届いていないけど)
Q9-2:メッセージの送信者や内容は誰が決めるべきだと思いますか?(Q9で2つ目の回答を選んだ場合)
→N/A
Q10:地球上の通信機は宇宙に信号を発しています。テレビ放送やカーナビゲーションなどに影響を与えるとしても、これらの通信を止めるべきだと思いますか?
→いいえ
Q11:何か感想はありますか?
→宇宙人からの信号が、いつまで経っても届かなかった時のことを考えておいた方がいいんじゃね?(SETI解散かあ?)。
Q12:あなたについて教えてください。
・小学生
・中学生か高校生
・大学生
・学校教師
・専門の科学者
・定年退職している
・その他
→・定年退職している

まあ、どうでもいいんですが。

フィクションの世界や、浮沈子の情緒的なイメージの中では存在する地球外知的生命(単なる、地球外生命でないところが重要か)だが、少なくとも人類が文明を維持している間に見つかることはないだろう。

記事の中では、「異星人に関するニュースが社会に与える影響についての調査が急務」との研究者の考えが紹介されていたが、太陽系内の惑星探査が進展する中で、いつまでたっても見つからない地球外生命体の落とし前をどうつけるかを考える方が急務だ。

人類のような知的生命体(時折、知的かどうか疑問に感じることもあるんだがな)が宇宙に存在しなかったとしたら、あるいは浮沈子が考えるように、生命と呼べる化学反応系が地球以外では誕生しなかったとしたら、地球外生命体を探すための宇宙探査は無駄な投資ということになり、その分の金は人類自身が宇宙に乗り出していくことの方に使うべきだという話にもなりかねない(そうなのかあ?)。

広大無辺な宇宙の中に、我々だけが存在する・・・。

そして、おそらく、実際の話としては、地球を離れて他の惑星とか宇宙空間で生きていくことが出来ずに、結局はこの地球やその周辺にへばりついて生きていくのがせいぜいな存在。

SETIの行っている事業がもたらすものは、その目的として掲げる地球外知的生命からの信号の受信などではなく、逆に、人類の或いは地球生命の孤独を証明することを加速することだけだったりするかも知れないのだ。

もちろん、不存在の証明は、特に相手が宇宙全体だったりすると事実上不可能だけどな。

ロジカルに考えれば、未来永劫、SETIの安泰は保障されているんだろうが、物事は理詰めで決められるとは限らない。

いい加減にしろと、誰かが気付いて声を上げ、宇宙人探しなんてやめちまえ、という話にだってなりかねないのだ。

設問には、残念ながら、そういう状況を踏まえたものはなかった。

調査機関が、おのれの存在を否定することを想定した設問を立てることはないからな。

この手の話になると、浮沈子の筆は軽やかに進む。

宇宙人はおろか、地球外生命体の存在も信じていない浮沈子は、最近の世間とはズレているかもしれない。

どーせ宇宙で暮らすことなどできないんだから、ジタバタせずに、この地球上の暮らしを充実させることに注力すべきだ。

宇宙空間の利用は、通信衛星とか地球観測衛星など、その限りにおいて限定的に行うべきで、元々宇宙に適応できない人類自身は、むやみやたらに高いところに行くべきではないのだ(大陸間弾道飛行とかは、うーん、ビミョーなところだがな)。

今日は、東京地方は朝から一日中雨が降っていて、昨日から体調が優れないこともあり、3日間フィットネスに行っていない。

小人閑居して不善をなす。

浮沈子の場合は、概ね、食っちゃ寝ということになる。

体調を取り戻そうと栄養と休養を取ることになるわけだが、運動量が少ないので体重はあっという間に増える。

減らすのは苦手なんだが、増やすのは得意だからな(他のものは、真逆だったりして・・・)。

まあいい。

SETIの記事を読んで、アンケートに応募しようかとも思ったけど、手前味噌なアンケートにガッカリして止めた。

UFOの話じゃないけど、仮にエイリアンがコンタクトを試みてきたとしたら、一般人からそのことを隠し続けることはできない。

SFドラマ(「謎の円盤UFOとか)では、地下の基地とか、潜水艦が登場して、庶民の目を欺いたり、バレてしまいそうになると記憶を消す薬(浮沈子には無用ですが:ハハハ・・・)が出てきて、万事丸く収まることになっている。

実際には、そうはいかないだろう。

21世紀の今日、70億を超える人類を、纏めてだまくらかすことなど不可能だ(逆に、だから浮沈子は実際にはUFOはいないと信じている)。

科学者や為政者は、正直に、かつ、正確に情報を提供しなければならず、さもなければ無用の混乱を起こす。

そのためには、日頃の信頼関係の構築というのが大切だな。

「ソーシャルメディアの時代ともいえる今日では、フェイクニュースや陰謀論が社会にあふれているため、このままでは混乱をもたらすだけでしょう」

政治家や科学者というのは、庶民にはない特権を享受している人々だ。

統治や研究のために、そして、それが一般人に必要かつ有用と認められているから、一時的にせよ、生涯に渡るにせよ、その特権を認められている。

混乱が起こるのは、ソーシャルメディアのせいでも庶民がアホなせいでもない。

日頃から庶民をだまくらかし、小さな分断や混乱を、その特権行使のために利用していることが問題なわけだ。

宇宙人からの通信が届いて、それを公開しなければならなくなった時だけ信じてくれといっても、そんな話は通用しない。

まあ、様々なメディアが、フェイクニュースや陰謀論で飯を食ってるわけだから、政治家や科学者だけを責めるわけにもいかないだろう。

昔、遊星仮面というアニメキャラクターがあった。

(遊星仮面)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E6%98%9F%E4%BB%AE%E9%9D%A2

「2001年に新発見された、地球と同じ公転軌道で常に太陽を挟んで地球と反対に位置する惑星ピネロン」(まあ、いろいろあって、地球はここと戦争状態になります。)

「地球の科学はピネロン星と比較して30年遅れており、地球軍は苦戦を強いられる。」

「徹底的なこども向けとした先行作品の『遊星少年パピイ』に比べて画風や物語展開がやや重厚で、シリアスドラマの趣きがある。」

主題歌の歌詞には、こんな文句がある・・・。

「戦争をやめろ 地球(2番では宇宙)の危機がやってくる
その日その時現れた
マントとマスクの正義(2番では平和)の子・・・」

(遊星仮面 歌詞:デューク・エイセスだって)
http://j-lyric.net/artist/a00109d/l012753.html

宇宙人が攻めてきて、人類が一丸となって戦わなければならなくなれば、地上の(最近は、宇宙軍の創設とかも流行ってますが)戦争やってる暇なんて(暇だからやってるわけじゃないだろうけど)なくなるに違いない(多少、意味は違いますが)。

政治家と科学者は、まずは、地上の戦争をやめるために全力を尽くすべきだろうな。

勝っても負けても、庶民に塗炭の苦しみを与えるろくでもない行為だ。

まあ、しかし、それにしたって、戦争の背景にあるのは庶民の欲望だからな。

地球に届くような信号を発することが出来る宇宙人は、きっときっと、平和を愛する存在であると信じたい。

そうでなければ、地球文明よりはるかに進んだピネロン軍に、たちまちのうちにやっつけられてしまうだろう(地球に来るだけでも、相当な科学力だからな)。

残念ながら、現実世界に遊星仮面(地球人と宇宙人の合いの子:愛の子?)はいない。

政治家であれ科学者であれ、我々庶民であれ、事が起これば一蓮托生だ。

まあ、宇宙人からの信号が見つかったからといって、直ぐに攻めて来るわけじゃないからな。

冒頭に紹介したように、人類が発した電磁波によって地球人類の存在が知られているのは、今のところ110光年くらいの範囲だ(そろそろ113光年か)。

もし、その範囲に宇宙人がいたとしたら、大揉めになってるかもしれないな。

何かの陰謀とか、偽ニュースだとか言ってな。

彼の地でも、戦争とか起こっているかもしれない。

浮沈子のように、宇宙に他の生命なんているわけないと、信じている人々もいるだろう。

天変地異だな。

コペルニクス的転回だ。

日常生活が、直ちに大幅に変わるわけではないだろう。

しかし、たぶん、その日から何かが変わる。

この地球を、より一層愛おしく思うようのなり、コンビニ袋を節約しようという気になるかも知れない(そういうことかあ?)。

(レジ袋の有料化、なぜ急に? 世界の海洋プラごみ、実は最も多いのは)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190705-00010003-nikkeisty-bus_all

「スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店頭で無料配布しているレジ袋を、法令で有料化しようという話が浮上しています。」

えーと、有料化で儲けようというのではなく、節約して減量するのが目的だからな。

その経済的なインセンティブを付与するだけの話だ。

まあ、宇宙人の攻撃をどう防ぐかという話は、庶民にはムリな話だからな。

コンビニ袋を節約して、エコバッグとかを持ち歩くようにするしかあるまい。

庶民にできる、ささやかな抵抗・・・。