不都合な真実と、それでも悲惨な現実をどう受け止めればいいのか2019年07月20日 18:07

不都合な真実と、それでも悲惨な現実をどう受け止めればいいのか
不都合な真実と、それでも悲惨な現実をどう受け止めればいいのか


(エボラウイルス病 - コンゴ民主共和国
疾病発生ニュース:
2019年7月18日 更新:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.who.int/csr/don/18-july-2019-ebola-drc/en/

いつものように、WHOの当該ページをチェックしていて、ふと疑問に思って調べてみて驚いた。

記事の記述で引っかかったのは、以下の部分・・・。

「年齢および性別がわかっている2522人の確定症例および疑い症例のうち56%(1423人)が女性であり、29%(720人)が18歳未満の子供でした。」

感染者の30パーセント近くを子供たちが占め、67パーセントの凄まじい致死率で命を落としている(年齢別の致死率の統計は未確認)。

が、しかし、そもそもDRCの年齢階層別人口はどーなってるんだあ?。

(Democratic Republic of the Congo:2019)
https://www.populationpyramid.net/democratic-republic-of-the-congo/2019/

このページのデータの信ぴょう性(もちろん、今年の統計など出ているわけはないから、推計なんだが)については何とも言えない。

ネタ元については、一応掲載されている(中身までは未確認)。

「Sources:

・United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division. World Population Prospects: The 2015 Revision. (Medium variant)

・United Nations, Department of Economic and Social Affairs (2013). Trends in International Migrant Stock: Migrants by Destination and Origin (United Nations database, POP/DB/MIG/Stock/Rev.2013

・Boden, T.A., G. Marland, and R.J. Andres. 2016. Global, Regional, and National Fossil-Fuel CO2 Emissions. Carbon Dioxide Information Analysis Center, Oak Ridge National Laboratory, U.S. Department of Energy, Oak Ridge, Tenn., U.S.A. doi 10.3334/CDIAC/00001_V2016

・1959-2013 estimates for fossil fuels are from the Carbon Dioxide Information Analysis Center (CDIAC) at Oak Ridge National Laboratory. http://cdiac.ornl.gov/trends/emis/meth_reg.html.

・2014 and 2015 estimates are preliminary and are based on energy statistics published by BP (data in red). https://www.bp.com/content/dam/bp/pdf/energy-economics/statistical-review-2016/bp-statistical-review-of-world-energy-2016-full-report.pdf

まあいい。

で、DRCの19歳までの人口比を足し上げてみると、なんと56パーセントになる。

18歳と19歳の人口は、多く見積もっても5パーセントだろうから、18歳未満の構成比は50パーセント以上ということになる。

若年感染者(18歳未満)の構成比が29パーセントというのは、人口構成から見ると、むしろ少ない割合ということになる。

人口構成上の男女比はほぼ同等なので、女性の感染者の構成比が56パーセントというのは、やや多いとは言えそうだ。

DRCのエボラの感染は、50パーセントに満たないオトナが、70パーセント以上を占めるという、何とも不都合な状況になっている(そうなのかあ?)。

もちろん、若年感染者が数多く発生しているというのは事実で、多くの悲劇が起こっているんだろう。

国の将来を担っていく世代の命が失われることは、やりきれない話に違いない。

その事実を踏まえたうえで、しかし、年齢構成比に対して、若年感染者の構成比は小さいというのが真実だ。

日常行動半径とか、そういう違いが理由なのかもしれないし、感染者の隔離がある程度行われていることが影響しているのかもしれない。

この結果を見て、子供たちがエボラから守られているなどとほざくつもりはない。

大人たちの身勝手に翻弄され、罹らずともいい疾病に侵され、苦しみ、死んでいく小さい命・・・。

先日のPHEIC宣言(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)については、このブログでも取り上げた。

(小遣い欲しさにオオカミが来たと叫ぶWHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を安売りしているのではないか)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/07/18/9130246

ちょっと、つれない扱いをしてしまったと反省している。

WHOが、なりふり構わず不足している資金を調達し、一人でも多くの人命を救おうとしているのなら、安売りでも何でもした方がいいに決まっている。

国際機関が、その使命を全うするために節を屈し、恥も外聞もなく金の無心に走るのなら、それはそれで結構な話だ。

ワクチン会社からの強い要請とか、ボランティア団体からの圧力とか、余り聞きたくない話があるとしてもな・・・。

(エボラ大流行、治療に現地民の壁 医師団は襲撃被害も:追加)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO47281630S9A710C1000000/

「人口100万を超すブテンボでは、90%近くがナンデ族であり、伝統的に部外者を信用しない。この街には、集落を基盤とした武装集団もあり、混乱する貧困地域にプロパガンダと武力を利用して影響力を及ぼしている。」

「テントを立て、治療のために自分たちの親類をそこに運び込んでいく外国人を、この国の多くの人々は良く思わず、信頼もしていない」

「ナショナル ジオグラフィック 2019年6月1日付記事を再構成」

2か月近く前の話だが、現地のリアルな状況が具体的に分かる記事だったので引用した。

記事の初めに登場したユゲットさんの場合、感染経路は不明(エボラ患者の遺体を洗ったり、葬送の儀礼に加わったりしたことは一度もない:葬儀に加わった際と推測)、初めはマラリアと誤診されて、効果のない治療を5日間も続けている。

運よくエボラの診断を得て、適切な治療を開始できたから助かったものの、失敗事例に近い。

地元の理解と協力が得られたとしても、撲滅までの道のりは遠い・・・。

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