単なる内輪揉めにしてはスキャンダルの匂いがぷんぷんしてくるDRC保健大臣の辞任劇 ― 2019年07月25日 07:27
単なる内輪揉めにしてはスキャンダルの匂いがぷんぷんしてくるDRC保健大臣の辞任劇
毎朝チェックしていた、コンゴ民主共和国(DRC)のエボラレポートのページが更新されなくなった。
(エボラの流行EVOLUTION 州北西キブイトゥリ
2019年7月22日(月曜日 ):標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://mailchi.mp/sante.gouv.cd/ebola_kivu_22juil19
半年ほど前に大統領選挙が行われ、粘っていた(?)先の大統領が任命していた保健大臣が辞任し、それに伴って、ここ数日、更新が滞っているようだ(たぶんね)。
「この集団発生で使用される唯一のワクチンは、2018年5月19日の決定で倫理委員会による承認を受けて、製薬グループMerckによって製造されたrVSV-ZEBOVワクチンです。」
辞任に追い込まれた(?)背景にあるのは、どうやら第二のワクチンの導入に対する見解の相違にあったらしい。
(コンボ大臣のエボラスナブに対する辞任は新しいワクチンのブロックを解除することができます)
https://uk.reuters.com/article/us-health-ebola-congo-idUKKCN1UH1L7
「コンゴの保健相は月曜日に辞任し、エボラの流行を管理する責任を失ったため、2番目のワクチンの導入が広がる流行を封じ込めるための道を開く可能性がある。」
「医療当局から自主的に重要な情報を隠すことによって明らかに倫理の欠如を示した行為者によって提案された新しいワクチンが現在の発生の管理に重大な影響を及ぼす可能性があると考えるのは空想です」
なーんか、きな臭い匂いがしているな。
「WHOと医療慈善団体Medecins Sans Frontieresを含む他の国際的なドナーは2番目のワクチンの使用を公的に支持」
(DRコンゴ保健大臣、エボラで辞任)
https://www.bbc.com/news/world-africa-49077156
「イルンガ氏はなぜ辞任しているのですか。:
FélixTshisekediへの彼の手紙の中で、彼は彼をEbola対応チームの責任者として退任させ、「あなたの直接の監督下にある」委員会に置き換えるという決定を批判しました。
彼はその委員会のメンバーがここ数カ月で彼の仕事を妨害したと言った。
彼はまた、いくつかの援助機関やドナーから提唱された新しいエボラワクチンの使用を「ここ数カ月間に強い圧力」と非難した。
彼は、現在のワクチンが臨床的に証明された有効性を持つ唯一のものであると言いました。」
(コンゴ保健相が辞意=新ワクチンに「人体実験」と反発-エボラ出血熱:追加)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072400513&g=int
「エボラ出血熱感染拡大地域での米企業の未承認ワクチン接種計画を「人体実験」「明らかな倫理の欠如」と非難したところ、エボラ出血熱担当を外されたと反発」
やれやれ・・・。
感染者や感染のリスクにさらされている現地の人々にとっては、ただの内輪揉めに過ぎない。
ジョンソンアンドジョンソンのワクチンは、2回接種が必要という話だ。
前大臣が懸念していたのは、一つには、異なる運用のワクチンを導入することによる現場の混乱ということもあったらしい。
現在のメルクのワクチンにしても、公式に認可されたものではない。
新しいワクチンと、その意味では大差ない(そうなのかあ?)。
現在は、その適用範囲が拡大されつつあるとはいえ、感染者周辺に対するリング接種に留まっている(総接種数にして、せいぜい17万人程度)が、本格的に感染地域での悉皆接種(地域最大都市のゴマだけで100万人以上)という形になれば、莫大な金が動くことになる。
J&Jが、指を咥えて眺めているわけにはいかない状況になってきている(そうなのかあ?)。
メルクにしたって、このタイミングでライバルの参入を許せば、今までの投資が吹っ飛ぶことになりかねない。
ワクチンの導入を巡るすったもんだで、大臣の首がぽーんと飛んだわけだ。
国際感染症とワクチンに関しては、WHO絡みの前例もあるしな。
(2009年新型インフルエンザの世界的流行:利益相反の告発)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9A%84%E6%B5%81%E8%A1%8C#%E5%88%A9%E7%9B%8A%E7%9B%B8%E5%8F%8D%E3%81%AE%E5%91%8A%E7%99%BA
「(2010年)3月には、欧州評議会は、国際的な豚インフルエンザ・キャンペーンは製薬会社の影響を受けているとして調査を開始」
「4月、WHOのインフルエンザの責任者であるケイジ・フクダは、パンデミック宣言を導いた体制が、H1N1についての混乱をもたらしたと述べ、その懸念を表明した」
「6月、BMJのフィオナ・ゴッドリー(英語版)編集長は調査をもとにWHOを批判し、パンデミックに関するWHOの顧問に、抗ウイルス薬とワクチンを生産している製薬会社との間に金銭関係があるという調査がある」
今回、いくらの金が動いたのかは知らない。
浮沈子は、5年前の西アフリカにおける流行に際しても、当時ワクチン開発の責任者だったマリーポールキーニーに対して、不信を抱いたことがある。
まあ、単なる個人的妄想だけどな。
今回の一連の報道の中に、彼女の名前を見つけた時に思い出した。
(J&J Ebola Shotの言語、メルクワクチンのみの選択肢:ワクチンのジレンマ)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-21/johnson-johnson-shot-languishes-amid-deadly-ebola-outbreak
クソな自動翻訳では、記事のままでは訳してくれなかったので、コピペして翻訳した。
「フランスの生物医学研究所Insermの研究ディレクターであるMarie-Paule Kienyは、次のように述べています。 J&Jとその研究パートナーは、「ホットゾーン外での実現可能性試験段階からプロトコルを開始することが受け入れられるかどうかを検討するかもしれません」と、以前WHOの保健システムおよびイノベーション担当副局長を務めたKienyは述べました。」
J&Jのワクチンが、明日から現場で使用されることになるわけではないようだ。
浮沈子は、欲に駆られた人間が行う事業である以上、その手の話はある程度は許容範囲と考えている。
「白いネコでも黒いネコでもネズミを取ってくるのがいいネコだ」
結果的に、エボラの終息に貢献し、この流行の抑制の一翼を担えればいい。
蔓延は、エピデミックであろうがパンデミックであろうが、既に起こっているのだ。
もっとも、DRC当局の報告を掲載するページが更新されなくなってしまったので、その実態を知ることは難しくなった。
更新が再開され、スキャンダラスな話が沈静化し、現場の対応が活力(=やっぱ金かあ?)を得て動き出すことを期待しよう・・・。
毎朝チェックしていた、コンゴ民主共和国(DRC)のエボラレポートのページが更新されなくなった。
(エボラの流行EVOLUTION 州北西キブイトゥリ
2019年7月22日(月曜日 ):標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://mailchi.mp/sante.gouv.cd/ebola_kivu_22juil19
半年ほど前に大統領選挙が行われ、粘っていた(?)先の大統領が任命していた保健大臣が辞任し、それに伴って、ここ数日、更新が滞っているようだ(たぶんね)。
「この集団発生で使用される唯一のワクチンは、2018年5月19日の決定で倫理委員会による承認を受けて、製薬グループMerckによって製造されたrVSV-ZEBOVワクチンです。」
辞任に追い込まれた(?)背景にあるのは、どうやら第二のワクチンの導入に対する見解の相違にあったらしい。
(コンボ大臣のエボラスナブに対する辞任は新しいワクチンのブロックを解除することができます)
https://uk.reuters.com/article/us-health-ebola-congo-idUKKCN1UH1L7
「コンゴの保健相は月曜日に辞任し、エボラの流行を管理する責任を失ったため、2番目のワクチンの導入が広がる流行を封じ込めるための道を開く可能性がある。」
「医療当局から自主的に重要な情報を隠すことによって明らかに倫理の欠如を示した行為者によって提案された新しいワクチンが現在の発生の管理に重大な影響を及ぼす可能性があると考えるのは空想です」
なーんか、きな臭い匂いがしているな。
「WHOと医療慈善団体Medecins Sans Frontieresを含む他の国際的なドナーは2番目のワクチンの使用を公的に支持」
(DRコンゴ保健大臣、エボラで辞任)
https://www.bbc.com/news/world-africa-49077156
「イルンガ氏はなぜ辞任しているのですか。:
FélixTshisekediへの彼の手紙の中で、彼は彼をEbola対応チームの責任者として退任させ、「あなたの直接の監督下にある」委員会に置き換えるという決定を批判しました。
彼はその委員会のメンバーがここ数カ月で彼の仕事を妨害したと言った。
彼はまた、いくつかの援助機関やドナーから提唱された新しいエボラワクチンの使用を「ここ数カ月間に強い圧力」と非難した。
彼は、現在のワクチンが臨床的に証明された有効性を持つ唯一のものであると言いました。」
(コンゴ保健相が辞意=新ワクチンに「人体実験」と反発-エボラ出血熱:追加)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072400513&g=int
「エボラ出血熱感染拡大地域での米企業の未承認ワクチン接種計画を「人体実験」「明らかな倫理の欠如」と非難したところ、エボラ出血熱担当を外されたと反発」
やれやれ・・・。
感染者や感染のリスクにさらされている現地の人々にとっては、ただの内輪揉めに過ぎない。
ジョンソンアンドジョンソンのワクチンは、2回接種が必要という話だ。
前大臣が懸念していたのは、一つには、異なる運用のワクチンを導入することによる現場の混乱ということもあったらしい。
現在のメルクのワクチンにしても、公式に認可されたものではない。
新しいワクチンと、その意味では大差ない(そうなのかあ?)。
現在は、その適用範囲が拡大されつつあるとはいえ、感染者周辺に対するリング接種に留まっている(総接種数にして、せいぜい17万人程度)が、本格的に感染地域での悉皆接種(地域最大都市のゴマだけで100万人以上)という形になれば、莫大な金が動くことになる。
J&Jが、指を咥えて眺めているわけにはいかない状況になってきている(そうなのかあ?)。
メルクにしたって、このタイミングでライバルの参入を許せば、今までの投資が吹っ飛ぶことになりかねない。
ワクチンの導入を巡るすったもんだで、大臣の首がぽーんと飛んだわけだ。
国際感染症とワクチンに関しては、WHO絡みの前例もあるしな。
(2009年新型インフルエンザの世界的流行:利益相反の告発)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9A%84%E6%B5%81%E8%A1%8C#%E5%88%A9%E7%9B%8A%E7%9B%B8%E5%8F%8D%E3%81%AE%E5%91%8A%E7%99%BA
「(2010年)3月には、欧州評議会は、国際的な豚インフルエンザ・キャンペーンは製薬会社の影響を受けているとして調査を開始」
「4月、WHOのインフルエンザの責任者であるケイジ・フクダは、パンデミック宣言を導いた体制が、H1N1についての混乱をもたらしたと述べ、その懸念を表明した」
「6月、BMJのフィオナ・ゴッドリー(英語版)編集長は調査をもとにWHOを批判し、パンデミックに関するWHOの顧問に、抗ウイルス薬とワクチンを生産している製薬会社との間に金銭関係があるという調査がある」
今回、いくらの金が動いたのかは知らない。
浮沈子は、5年前の西アフリカにおける流行に際しても、当時ワクチン開発の責任者だったマリーポールキーニーに対して、不信を抱いたことがある。
まあ、単なる個人的妄想だけどな。
今回の一連の報道の中に、彼女の名前を見つけた時に思い出した。
(J&J Ebola Shotの言語、メルクワクチンのみの選択肢:ワクチンのジレンマ)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-21/johnson-johnson-shot-languishes-amid-deadly-ebola-outbreak
クソな自動翻訳では、記事のままでは訳してくれなかったので、コピペして翻訳した。
「フランスの生物医学研究所Insermの研究ディレクターであるMarie-Paule Kienyは、次のように述べています。 J&Jとその研究パートナーは、「ホットゾーン外での実現可能性試験段階からプロトコルを開始することが受け入れられるかどうかを検討するかもしれません」と、以前WHOの保健システムおよびイノベーション担当副局長を務めたKienyは述べました。」
J&Jのワクチンが、明日から現場で使用されることになるわけではないようだ。
浮沈子は、欲に駆られた人間が行う事業である以上、その手の話はある程度は許容範囲と考えている。
「白いネコでも黒いネコでもネズミを取ってくるのがいいネコだ」
結果的に、エボラの終息に貢献し、この流行の抑制の一翼を担えればいい。
蔓延は、エピデミックであろうがパンデミックであろうが、既に起こっているのだ。
もっとも、DRC当局の報告を掲載するページが更新されなくなってしまったので、その実態を知ることは難しくなった。
更新が再開され、スキャンダラスな話が沈静化し、現場の対応が活力(=やっぱ金かあ?)を得て動き出すことを期待しよう・・・。
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