スターリンクトレインは星空の風物詩となるか2019年11月18日 10:15

スターリンクトレインは星空の風物詩となるか


スターリンク衛星群が夜空を横切って上昇していく際に、その連なりが列車のように見えることから名づけられたスターリンクトレインについては、このブログでも既に書いた。

(銀河鉄道999或いはスターリンク衛星の連なりは、黄泉の国への誘いなのか)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/05/27/9077503

「観測者の方が表現されたとおり、それは、夜行列車が遠くを通り過ぎるのを眺めているような感じだ。
星の瞬く夜空に連なる、銀河鉄道の灯り・・・。」

今回の打ち上げでも、その明かり(太陽の反射光)の連なりが見られたようだ。

(星空の「列車」がたそがれの空を横切る道をたどる:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://spaceflightnow.com/2019/11/14/starlink-train-traces-path-across-twilight-skies/

「SpaceXは、60個のStarlink衛星の2番目のバッチを、5月に最初の60個のStarlink機の最初の展開軌道から約100マイル(160キロメートル)下の高さ174マイル(280キロメートル)の軌道に展開しました。」

「同社は、低軌道により、機能していない衛星がより迅速に大気圏に再突入して燃焼することを可能にすると述べた。月曜日に打ち上げられた衛星は「100%疑わしい」、つまり再突入時に完全に燃えるように設計されています。」(浮沈子注:原文では“100% demisable,”。demisableは「消滅可能」程度の意味か。)

「衛星は、クリプトンを燃料とするイオンスラスタを使用して、テストのために217マイル(350キロメートル)の軌道に移動します。Starlink航空機は最終的に341マイル(550キロメートル)の高度まで上昇し、SpaceXは約1,500個の衛星の初期ブロックでStarlinkネットワークを構築する予定です。」

以前の記事でも指摘した通り、350kmの高度はテンポラリーな軌道に過ぎず、最終的には550kmの高度の軌道に配置される。

そういえば、銀河鉄道999の作者がイタリアで倒れたニュースが入っていたな。

(松本零士さん快方へ 病院側「意識戻った」 数日間病院で安静に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191117/k10012180301000.html

「「銀河鉄道999」などの作品で知られる漫画家の松本零士さんは15日夜、イタリア北部のトリノで映画の上映会に出席していたところ体調を崩し、病院に運ばれました。」

まあ、どうでもいいんですが。

前回の時には、浮沈子の知人が亡くなった時と重なったしな(もちろん、単なる偶然ですが)。

「松本さんが運ばれた病院は16日、NHKの取材に対し、松本さんが集中治療室で治療を受けた結果快方に向かっており、現在は意識も戻ったと明らかにしました。」

やれやれ・・・。

将来のスターリンク衛星は反射率が低くなるようだから、ひょっとしたらスターリンクトレインが見られるのは今回が最後になるかも知れない。

あるいは、低高度では反射率を下げても明け方や黄昏時には見ることができるかも。

「会社の広報担当者は、将来のStarlink衛星のベースは黒になり、反射率が低下すると述べた。」(スペースフライトナウの記事より)

「衛星は、地球の表面が暗闇にあるとき、しかし宇宙船が日光にあるとき、夜明けと夕暮れの近くでのみ見える。」(同上)

スターリンク衛星は、今後、高頻度で打ち上げられ続ける。

当分は、毎回60機ずつ、スターシップカーゴが完成すれば、一度に400機ずつ上がる(いつになることやら・・・)。

400機のスターリンクトレインを見てみたい気もするけどな(壮観だろうな・・・)。

まあいい。

その銀河鉄道の瞬きを見る度に、黄泉の国へと旅立つ人々のことを思い出すに違いない。

「宮沢賢治の作品の中では、銀河鉄道は黄泉の国に向かう幽霊列車(?)という設定になっているようだ(そうなのかあ?)。」(初出の浮沈子のブログ記事より:以下同じ)

どのような人生を過ごしたのか、どのようにして死を迎えたのかに関わらず、皆、同じ列車に乗る。

そして、地上の灯りを遥か下に見ながら天空に登っていく。

そのイメージを得た賢治の感性は素晴らしい。

虚しく、悲しく、そして寂しい・・・。

「限りある、人の命の瞬き・・・。
残された者は、自らの命を可能な限り燃やし尽くして、精一杯生き続けるしかない。
やがては、皆、同じ列車に乗ることになるのだ・・・。」

うーん、浮沈子的には、メーテルみたいなネーチャンがウクレレ弾きながら乗っててくれた方がいいんだがな・・・。

有人を掲げて無人の動的打ち切りテストを行う2019年11月18日 15:15

有人を掲げて無人の動的打ち切りテストを行う


別に上げ足を取るつもりはない。

(SpaceXのクルー・ドラゴン、脱出用エンジンの点火テストに成功。次のステップは有人テスト飛行)
https://www.gizmodo.jp/2019/11/spacex-crew-successed-dragon-emergency-espape-engine-test.html

「今後、クルー・ドラゴンは空中での緊急脱出装置のテストを実施した後、2人の宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーション(ISS)まで打ち上げるデモを実施」

ちゃあんと記事の中では、有人テスト飛行の前に、動的打ち切りテスト(ダイナミックアボートテスト)が行われることが書いてあるしな。

羊頭狗肉とは異なる。

(羊頭狗肉)
http://kotowaza-allguide.com/yo/youtoukuniku.html

「「狗肉」とは、犬の肉のこと。
羊の頭を看板に掲げながら、実際には犬の肉を売ってごまかすことから。」

「見かけと実質がともなわないことのたとえ。立派なものをおとりに使い、実際は粗悪なものを売ることのたとえ。」

まあ、どうでもいいんですが。

動的打ち切りテストの内容については、ここに詳細が述べられていた。

(SpaceXが4月の爆発後の主要なテストでクルードラゴンのスラスタを始動:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://spaceflightnow.com/2019/11/13/spacex-fires-up-crew-dragon-thrusters-in-key-test-after-april-explosion/

「SpaceXおよびNASAチームは現在、テストデータをレビューし、クルードラゴンの打ち上げエスケープ機能の飛行中のデモンストレーションに取り組んでいます。」

「12月中旬に予定されている飛行中の打ち切りテストは、クルードラゴン宇宙船が高高度でファルコン9ロケットから脱出できることを示しています。SuperDracoアボートスラスタは、壊滅的な障害が発生した場合にカプセルをFalcon 9ブースターの上部から押し出すために使用されます。」

「SpaceXとNASAは今日のテストからのデータをレビューし、詳細なハードウェア検査を実施し、飛行中の中止テストの開始予定日を設定します。」

「Crew Dragonの8つのSuperDracoエンジンは、カプセルの周囲に4つのポッドでクラスター化されており、急速に発火して全出力に達するように設計されています。8つのエンジンは、ヒドラジンと四酸化窒素推進剤を消費します。2つの化学物質は、混合すると発火します。」

「SuperDracosは、全力で128,000ポンドの推力を累積的に発生させ、乗組員の宇宙船をランチャーから遠ざけます。」

まあ、この辺はどうでもいいんですが。

「SpaceXのエンジニアは、水曜日にテストしたカプセルの破裂したバーストディスクを交換し、一連のデータレビューとハードウェア検査を完了してから、同じ車両を来月飛行中中断テストに備えます。」

「本格的なFalcon 9ロケット-2段目エンジン以外のすべての部品を備えた-は、クルードラゴンカプセルを成層圏にロフトし、高地での打ち切りのデモを行います。」

「飛行中の打ち切りテスト計画では、ロケットがケネディ宇宙センターの発射台39Aから離陸し、大西洋上を弧を描き、9つのメインエンジンを1分半ほど発射します。典型的な打ち上げ。SpaceXは、音速を超えた後にスイッチを切るようにFalcon 9の9つのマーリンブースターエンジンを事前にプログラムします。」

あれえ?、エンジン切っちゃうのかあ?。

「クルードラゴン宇宙船のコンピューターは、推力の損失を検出し、離陸後約88秒で中止をトリガーします、とルーダースは先月言い、カプセルは大西洋にパラシュートし、そこで回収チームがそれを回収するために待機します。」

加速がゼロになるわけではないのかも知れないが、動的打ち切りテストとしては、最適環境とは言えないな。

思いっきり加速している時にトラブルを検知して打ち切らなければならない時のシミュレーションになっていない気がする。

まあいい。

スターライナー(ボーイングの有人宇宙船)の方は、静的打ち切りテストだけしかやらないからな(NASAも要求していないしな)。

動的打ち切りテストの重要性は分かっているはずなんだがな。

現に、ソユーズ宇宙船では、これまでに2度の打ち切りがあったし。

打ち上げ時の緊急脱出システムを持たなかったチャレンジャー(スペースシャトル)がぶっ飛んだこともあったしな。

同じ有人宇宙船(そもそも、宇宙船というのは有人の宇宙機に使う単語だけどな)であるオリオン宇宙船については、動的打ち切りテストを実施している。

最大加速時ではないかもしれないが、実際の打ち切りに近い状況の中でのテストは重要だ。

その意味では、静的打ち切りテストだけでは不十分だし、動的打ち切りテストがスルーされていいわけはない。

必要不可欠な重要なテストだ。

狗肉とは大違いな話だな。

確認のために、元記事を見てみる。

(SpaceXのCrew Dragon宇宙船が緊急脱出エンジンを始動させた)
https://www.theverge.com/2019/11/13/20936328/spacex-static-fire-crew-dragon-safety-superdraco

なんと、副題はこうなっている。

「Next step, testing this key safety system in flight」(次のステップ、この重要な安全システムを飛行中にテストする)

邦訳、違うじゃん!?。

「今日、SpaceXは、フロリダ州ケープカナベラルでの地上試験中に、新しい旅客宇宙船クルードラゴンのエンジンを始動させました。これにより、同社は今後数か月で車両の重要な試験飛行を行うことができます。そのテスト飛行がうまくいけば、SpaceXは来年初めて搭乗員ドラゴンで人間を飛ばす態勢を整えます。」

本文冒頭でも、有人飛行の前に重要な関門が控えていることを明記している。

「今日の発射は、SpaceXが次の大きなテストに向けて稼働中であることを意味します。すぐに、同社は飛行中の緊急中止エンジンをテストします。」

「2015年、同社は、パッド打ち切りテストとして知られるものを実行しました。」

「SpaceXは、SuperDracosが実際のロケットの上で同じことを行えるかどうかを確認したいと考えています。」

この動的打ち切りテストが上手くいって、初めて有人飛行が可能になる。

「SpaceXの最後の主要なテストは同社の最初の乗組員ミッション」

早ければ、来年初頭に行われるかもしれないが、何か予期せぬ事態が起これば、躊躇なく延期されるし、また、そうすべきだ。

確認しておこう。

スペースXのクルードラゴンの次の重要なテストは、飛行中に緊急脱出を試みる動的打ち切りテストである。

それが成功裏に終わらない限り、有人飛行テストは行われない。

羊頭を掲げて、羊頭を売っているザ・バージの元記事は正しい・・・。

クソな自動翻訳とインターリンク衛星間通信の怪しい関係2019年11月18日 21:53

クソな自動翻訳とインターリンク衛星間通信の怪しい関係
クソな自動翻訳とインターリンク衛星間通信の怪しい関係


今回のインターリンク衛星の打ち上げを巡っては、様々な情報が錯綜している。

浮沈子が引っかかったのは、まずは、打ち上げ高度の問題(350kmか550kmか)だったが、新たな疑問を呈する記事に当たった。

(スペースX、宇宙インターネット衛星「スターリンク」の打ち上げに成功)
https://news.mynavi.jp/article/20191118-925147/

「今回打ち上げられた60機は、最初の実運用機と位置づけられており、衛星間の通信機能をもっているほか、通信に使うKuバンドの機器の最適化、新たにKaバンドの通信機器の搭載、さらに運用終了後に大気圏に再突入した際、機体が確実に燃え尽きるよう、素材を燃えやすいものに変更するなどの改良が施されている。」

浮沈子の目の錯覚でなければ、衛星間通信機能を持つと書かれている(当該記述は、後日訂正され削除されたようです:2019年11月22日確認)。

ホントかあ?。

(スターリンク(衛星星座):衛星ハードウェア:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Starlink_(satellite_constellation)#Satellite_hardware

「初期の衛星はレーザーリンクなしで打ち上げられ、2019年10月にSpaceXはこれらのリンクを持つ衛星が2020年末までに準備が整うと予想しました。」

また、ウィキのテキトーな情報かと思って、引用元を当たる。

(SpaceXのStarlinkインターネットサービスについて知っておくべきことは次のとおりです。:2019年10月26日更新)
https://edition.cnn.com/2019/10/26/tech/spacex-starlink-elon-musk-tweet-gwynne-shotwell/index.html

「来年後半には、衛星をレーザーで飛行させ、宇宙空間で互いに通信し、データを共有できるようにします。」

鳥嶋さんの記事だからな。

何の根拠もなく、衛星間通信が実装されたなどと書くわけはない。

何か、理由があるはずだ・・・。

脳味噌と語学力はないけど、ヒマと好奇心には不自由しない浮沈子だからな。

マイナビの引用元を徹底的に洗った。

「出典:
・STARLINK MISSION | SpaceX
・starlinkpresskit_nov2019.pdf
・Starlink
・通信衛星群による天文観測への悪影響についての懸念表明 | 国立天文台(NAOJ)」

直接の記述を見つけられなかったので、スターリンク公式ページのリンク先(紛らわしいな)になっている打ち上げ動画のテロップを日本語の自動翻訳にしてボーっと眺めていたら、いきなり目が覚めた!(画像参照:9分2秒辺り)。

(Starlink Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=pIDuv0Ta0XQ

「衛星間のアンテナシステム」

んなバカな!。

もちろん、解説のネーチャンの英語は分かりやすいんだが、原稿を棒読みしている(たぶん、プロンプターがあるのかも)だけなので、自動翻訳機能が誤訳連発してしまうわけだ。

英語の字幕に戻して確認すると、当該箇所はこうなる。

「・・・the inclusion of a new Ka-band anntena system between the satellite upgrades.」(衛星のアップグレードの間に新しいKaバンドアンテナシステムを含めること。:もちろん、これも自動翻訳だけど)

この区切りが正しいかどうかも分からないが、日本語訳にする際に、区切りを誤って翻訳したに違いない。

鳥嶋さんが、このことが原因で記事に書いたかどうかは不明だ。

このビデオは曲者で、もう一人の別のネーチャンが5分59秒辺りで例の350kmという衛星機能チェックのためのテンポラリーな軌道高度を、あたかも最終到達軌道高度であるかのようにしゃべくっているしな。

やれやれ・・・。

確認しておこう。

スターリンク衛星の通信は、今の段階では地上基地局とだけ行われている。

先日見つけたチェコ語のページでもそうなっているしな。

(スターリンク星座について)
https://www.elonx.cz/vse-o-konstelaci-starlink/

「計画は、世代を超えて衛星間にレーザーリンクを追加することです。現時点では、衛星は陸上ゲートを介してのみ接続されており、海上の船にいくつかのゲートを配置する必要がある場合があります。」

ああ、一時的に海上基地局を配置するかもしれないな。

まあ、どうでもいいんですが。

衛星間レーザー通信については、未調査なので、実際、そんなに早くものにできるかどうかは分からない。

しかし、目的は違うけれど、既に衛星間の距離を精密に測るために試験的に搭載されている事例はある。

このブログでも記事にした、グレイスフォローオンだ。

(柳の下の3度目の双子)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/01/03/8761400

「後は、まあ、鳴かず飛ばずの低軌道だから、あまり関心はなかったんだが、このページのサマリー読んで気になったのがGRACE FO (GRACE Follow-On)だったので、詳細を読んで驚いた。」

「レーザー測距は、次世代用のテストだけのようだ。」

(GRACEおよびGRACE-FO:GRACEフォローオン)
https://en.wikipedia.org/wiki/GRACE_and_GRACE-FO#GRACE_Follow-On

「GRACE-FOは、将来の衛星に備えるための技術実験としてレーザー測距干渉法(LRI)を採用しています。 LRIは、光の短い波長までの範囲の、より正確な衛星間を可能にし、さらにディファレンシャルを介して、それらの分離と同様に測定される2つの宇宙船間の角度でき波面センシング。科学者たちは、LRIを使用して、GRACEミッションに比べて20倍以上分離距離測定の精度を改善しました。」

目的も、おそらく技術的内容も異なるからな(未確認)。

しかし、このグレイスフォローオン(のLRI)を開発した企業に浮沈子は注目した。

(アストリア:現在はエアバスディフェンスアンドスペース)
https://en.wikipedia.org/wiki/Astrium#Earth_observation

ベピコロンボとかも作っている凄い会社だ。

で、このエアバスグループの関連会社であるTesat-Spacecomは、衛星間レーザー通信において、唯一、製品化を果たしている企業だ(通信分野で実用化しているわけか)。

(宇宙でのレーザー通信)
https://en.wikipedia.org/wiki/Laser_communication_in_space

「会社:製品の状態:
・ボールエアロスペース&ハネウェル:開発中
・ヘンソルト:?
・LGSイノベーション:開発中
・マイナリック:?
・ソニー:開発中
・サリー衛星技術:開発中
・Tesat-Spacecom:生産中
・タレスアレーニアスペース:?
・天体横断:開発中」

「事業:プロジェクトコンセプト:環境:シナリオ:データレート:サプライヤー:状態
欧州データ中継システム(EDRS):LEO:地球観測衛星からインテリジェンス、監視、偵察任務の ためのGEO衛星へのデータ中継:GEO、LEO:スペースツースペース:1.8ギガビット/秒:Tesat-Spacecom:運用中」

他は、スターリンクを含めて、全て開発中だ。

(Tesat-Spacecom:レーザー通信端末)
https://de.wikipedia.org/wiki/Tesat-Spacecom#Laser_Communication_Terminals

「1997年以来、Tesatは、宇宙での光ブロードバンド通信、いわゆるレーザー通信端末(LCT)の開発と供給を行ってきました。これらのデバイスは、高帯域幅のポイントツーポイントデータ接続を可能にします。45,000 kmの範囲と1秒あたり5ギガビットを超える伝送速度により、レーザー通信は電波を使用した従来の10倍の速度になります。これにより、Tesatはレーザー通信の分野で国際的なテクノロジーリーダーになりました。」

ついでだから、こっちも見ておくか。

(欧州データ中継システム)
https://en.wikipedia.org/wiki/European_Data_Relay_System

「欧州のデータ中継システム(EDRS)システムのヨーロッパのコンステレーションでのGEO衛星、宇宙船、の間の中継情報とデータこと衛星のUAVと地上局。」(ワケワカ・・・)

「このプログラムは、スペースシャトルをサポートするためにセットアップされたアメリカの追跡およびデータ中継衛星システムに似ていますが、EDRSはより大きなビットレートでデータを伝送する新世代のレーザー通信端末(LCT)を使用しています。 45,000 km(LEO-GEOリンクの距離)で1.8 Gbit / s、TDRSSはSバンドで6 Mbit / s 、KuおよびKa バンドで800 Mbit / sの地上受信速度を提供します。」

1.8ギガビット程度あれば、十分実用になるだろうな(上手くルーティングできれば)。

宇宙をレーザー光が飛び交い、衛星同士がリンクしてグローバルなネットワークを形成するようになった(あと数年は掛かるようですが)。

スターリンクが、どういう仕様の衛星間通信を行うのか見ものだな(今のところ、秘密のようです)。

自社開発なのか、Tesatの技術を買うのか。

とんでもない数(5年毎に4万2千機)を生産することを考えれば、自社開発の方が有利だろう。

少なくとも、生産については内製したいところだな・・・。

(「光ファイバー網より速い」スターリンク衛星網の実力を英専門家が分析:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190524-00127192/

「イーロン・マスクCEOのコメントでは、初期型衛星では衛星間レーザー通信は行わないとのことだが、LEO衛星網構築の中盤あたりで実現するとみられる。」

「衛星の材料に関する情報から、各衛星にはレーザー通信用の反射鏡が5つ搭載されていると推測され、最大で5つのレーザーリンクを持つことができると考えられた。」

元ネタが1年前だからな。

今はどうなっているんだろうか?。