ダロル地域の池を活用せよ!2019年11月27日 20:28

ダロル地域の池を活用せよ!
ダロル地域の池を活用せよ!


地球上に生命が溢れていることは、まあ、よく知られているということにしておく。

他の惑星や、その衛星、ひょっとしたら他の恒星系にも生命がいるかもしれないという話も、最近はよく聞くようになった。

地球型生命にとって、こよなく快適なこの地球に於いて、一度、それもただ一度だけ生命が誕生したということ、今まで、他の天体や宇宙空間に於いて生命が発見されたことはないことから、浮沈子は地球外生命の存在に懐疑的だ。

んなもん、いるわけ、ないじゃん!?。

もちろん、床屋談義としても、論理的なポジショニングとしても、全宇宙に於ける地球外生命の不存在を証明することはできないから、取るべき立場でないことは明らかだ。

しかし、非論理的感情的場当たり的興味本位的に生きている浮沈子としては、敢えて、地球外生命なんているわけないという主張を貫きたい。

悔しかったら、1匹(数え方については、議論があるでしょうけど)でもいいから、連れて来て見せてみい!。

どうも、最近は外堀が埋められつつあるようで、マーズ2020とかが、火星に行って古代火星生物の化石とかをゲットしたりしたらマズいけどな・・・。

最近取り上げたエウロパとか、エンケラドゥスも怪しい。

(エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見)
https://sorae.info/sorae.info/astronomy/20191003-enceladus.html

「見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。」

「今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。」

「E環は土星の環のなかでも外側にあり、淡くて幅が広いという特徴があります。この環はエンケラドゥスから噴出した氷粒でできているため、E環を調べることでエンケラドゥスに存在する物質などを間接的に知ることができるのです。」

なんか、ヤバそうな雰囲気になってきた。

そうはいっても、早くても2030年代にならなければエウロパやエンケラドゥスへ着陸する探査機は飛ばないし、火星だって有無を言わさぬ証拠を掴むには、サンプルリターン掛けなければならないだろう。

それだって、2020年代に持ってこられるかどうか・・・。

マーズ2020が採集したサンプルは、下手すると火星で塩漬けだろうからな。

(火星の土壌中に猛毒の過塩素酸塩を発見か)
https://www.astroarts.co.jp/news/2008/08/07martian_perchlorate/index-j.shtml

「火星探査機フェニックスで分析中の火星の土壌サンプル中に、高濃度の過塩素酸塩が含まれる可能性」

文字通りの「塩」漬けだな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

系外惑星の場合は、今後、大気組成の分析とかがキモになると思われるが、とりあえず、液体の水がありさえすれば(その可能性に過ぎないとしても)大騒ぎしている。

そんな中、「液体の水があったって、生命がいないところが地球上にもあるぜ!」という、心強い記事を見つけた(つーか、グーグルが見つけてくれたんだがな)。

(高温・高塩・強酸 微生物もすめない エチオピアの池)
http://jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-11-27/2019112714_02_1.html

「どんな微生物もすめない場所が地球上に存在することが確認されたと、スペイン科学技術財団がこのほど発表しました。」

「ほかの惑星に同様の環境があったとしても、地球と同じしくみの生命が存在することは期待できない」

媒体が媒体だからな。

偏見があるわけじゃないけど、一応、元記事に当たった。

(ダロルの地熱地帯における古細菌、生物形態および寿命制限:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://natureecoevocommunity.nature.com/users/178164-puri-lopez-garcia/posts/55194-archaea-biomorphs-and-life-limits-at-the-geothermal-field-of-dallol

「ダロル地熱地帯(ダナキル砂漠)には、独自のポリエクストリーム環境があります。非常に多様な超小型好塩性古細菌が近くで繁栄している一方で、学際的なアプローチは、その塩辛い、暑くて過酸性のプールおよび隣接するマグネシウムが豊富な塩水湖には微生物の生活がないと結論づけています。」(polyextreme environments:重複する極限環境の意味か:高塩分、高温、強酸性などが同時に存在する環境を指しているようだ:浮沈子注)

「惑星の表面に液体の水が存在することは、居住性の基準としてよく使用されます。しかし、私たちの研究は、液体の水の存在下で地球の表面に無菌の場所があるという証拠を提示します。」

浮沈子は、先月エジプト(シャルムエルシェイクとダハブ)で紅海(アカバ湾)に潜ってきて、確かに塩分濃度が高く(4パーセントくらい)、通常より浮力が大きいことを実感してきたけど、ダロル地域を含むアファール盆地の湖とかは、その10倍くらいあるそうだ(死海より濃いそうです)。

(アッサル湖)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%AB%E6%B9%96

「湖水は、地球上で最も塩濃度が高い。34.8%と、死海よりも塩を多く含んでいる(水深20mで、39.8%の塩濃度が測定された)。」

べらぼーめ・・・。

ちなみに、桃屋のイカの塩辛の塩分濃度は、たったの(!)17パーセントだそうだ。

(塩辛:イカの塩辛)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E8%BE%9B#%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%A1%A9%E8%BE%9B

「塩分は伝統的な製法の場合8-15%程度、近年の低塩製品は4-8%であるが、低塩製品では食品衛生上の問題を生じやすくなる。」

「なお、瓶詰めの塩辛として広く流通している桃屋の製品の場合、伝統製法同様に17%の高い塩分濃度となっている。そのため、保存料を使用せずとも未開栓状態では常温保存が可能となっている。」

アサル湖辺りには、まだ、細菌が住んでいるらしいが、赤旗の記事で紹介されたダロル地域の池では、高温かつ高塩分で、強酸性のため、どんな生物も住めないらしい。

ざまーみろ・・・、とは言わないけど、今まで過酷な環境で地球型生命が生き抜いている記事ばかり読まされてきたからな。

溜飲が下がる思いだ(たんじゅん・・・)。

(溜飲が下がるの意味!心の状態を表す言葉なのに語源は胃液ってホント?)
https://usable-idioms.com/804

「胃酸が胃に下がり症状がなくなる」のが語源だそうです。

ちなみに、イスラエルとヨルダンの国境に横たわる死海では、迂闊に湖水を飲んだりすると、大変なことになるようだ。

(死海:「入浴」の際の注意)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E6%B5%B7#%E3%80%8C%E5%85%A5%E6%B5%B4%E3%80%8D%E3%81%AE%E9%9A%9B%E3%81%AE%E6%B3%A8%E6%84%8F

「「死海での安全な入浴」に係る英字注意看板。
1.入水の際にジャンプや飛び込みは絶対するな。
2.可能な限り桟橋を利用して入水せよ。
3.入水は屈める高さまでとし、静かに横臥せよ。
4.絶対に頭を水に浸けるな。
5.絶対に自分自身や周辺の人に水しぶきをかけるな。
6.絶対に死海の水を飲むな - もしも死海の水を飲んでしまった場合は、直ちにライフガードか応急手当要員に助けを求めること。
6.入浴中は飲料水を頻繁に飲むこと。」(項番の重複は、原文のまま)

「入浴中誤って湖水を飲み込んでしまった場合、体内のナトリウムバランスが急速に崩壊するばかりでなく、内臓に化学熱傷を引き起こす場合があり、万一湖水が肺に入ってしまうと肺炎に類似した肺機能障害を引き起こして死に至る場合がある。この状態から回復するには、輸液と利尿剤の積極投与、必要に応じて人工透析や酸素吸入を実施する場合すらあるという、大がかりな救命救急措置が必要となってしまう。」

注意書きの項目には、なかなか実用的なものもある・・・。

「女性の場合、痴漢に遭うおそれが高いためヨルダン側からのアクセスは避け、できるだけイスラエル側からアクセスする方が良い。」

まあ、どうでもいいんですが。

で、最近の記事との関連で、ダロル地域の生命が住めない池の水の画期的な活用方法を思いついた!。

地球外生命探査に赴く探査機を、この中に一週間くらいドブ漬けしておけば、効果的に滅菌できるのではないか。

少なくとも表面に付いている奴らはイチコロだろう。

NASAの惑星保護官のスタッフも、注目しているのではないか(んなわけ、ないじゃん!?)。

まあいい。

確認しておこう。

地球外生命探査に於いて、液体の水があるから生命がいそうだなどという記述があったら、そんなもんは希望的観測に過ぎないということだ。

生命溢れる星である我が地球にも、液体はあるけど生命が住めない環境があることを肝に銘じておくべきだろうな・・・。

(ダロール(熱水系):追加)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dallol_(hydrothermal_system)

「ダロールのpH値はゼロよりはるかに低くなります。このような極端な物理化学的特性(pH、塩分、高温、酸素不足など)の共存により、ダロールは地球上で数少ない「極度の」場所の1つとなっています。これが、ダロールが生命の限界を調査する宇宙生物学研究の重要なシステムである理由です。多様な「極小」古細菌を除き、この地域の一部はほぼ不毛です。」

(ダロル:地球上のエイリアンの風景:追加)
http://www.mundogump.com.br/dallol-paisagem-alienigena-na-terra/#more-32573

「画像を見て、太陽系の遠方の世界からプローブが送られてきたと言ったのかどうか疑問に思うかどうか教えてください。」

まあ、そうとしか思えないような異様な光景が見られるページ。

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