行ったきりならしあわせになるがいい2019年11月28日 23:48

行ったきりならしあわせになるがいい
行ったきりならしあわせになるがいい


(間もなく太陽に最接近する恒星間天体「ボリソフ彗星」の最新画像が公開)
https://sorae.info/astronomy/20191127-borisov.html

「ボリソフ彗星は12月8日に太陽へ最接近します。太陽からほぼ2天文単位(地球から太陽までの距離の2倍)まで近付いたあとは太陽系の外へ向かって飛び去り、二度と戻ってくることはありません。」(2天文単位は、およそ3億km:浮沈子注)

わからんぞお!。

(「宇宙はまるい」説が浮上!宇宙理論が根本からひっくり返るかも)
https://www.gizmodo.jp/2019/11/the-universe-may-be-round.html

「閉じた宇宙は直線をまっすぐ伸ばすとやがてもとの場所に戻るような構造で有限の存在」

行ったきりのはずの恒星間天体が、数兆年先になれば再び戻ってくることだってあるかも知れない(未確認:確認なんて出来ないけど)。

まあ、たぶん、どーでもいいような気がするんだがな・・・。

(沢田研二 勝手にしやがれ:動画(?)出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=aFAdojrMoao

「行ったきりならしあわせになるがいい」

まあ、どうでもいいんですが。

これで、恒星間天体として認定されているのはオオムアムアに続いて2個となった。

(恒星間天体)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%A4%A9%E4%BD%93

「星間空間に存在していて、恒星などの天体に重力的に束縛されていない、恒星や亜恒星天体以外の天体である」

自由浮遊惑星とかは含まれるんだろうか(英語版のウィキによれば、含まれないようです)。

(自由浮遊惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B5%AE%E9%81%8A%E6%83%91%E6%98%9F

「惑星程度の質量であるが、それらが形成された恒星系から弾き出され、恒星や褐色矮星、あるいはその他の天体に重力的に束縛されておらず、銀河を直接公転している天体」

「マイクロレンズ法を用いて行った観測によると、銀河系全体の恒星の数の2倍は存在するとみられ、数千億個になると予想されている」

あくまでも、天の川銀河の中での話だ。

宇宙には、そんな銀河が数千億個以上ある事が分かっている。

(銀河)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3

「観測可能な宇宙の範囲だけでも、少なくとも1,700億個が存在すると考えられている」

ボリソフ彗星を調べていたら、気になる記事を見つけた。

(尾の長さ、地球直径の14倍に=太陽系外からの彗星―米大学)
https://trafficnews.jp/post/91667

いや、記事自体は時事通信の配信で、どーということはないんだが、媒体が「乗りものニュース」だからな。

「乗りものニュースとは?:
私たちが日常的に触れている『乗りもの』に関するニュースを、わかりやすくお届けします!」

恒星間天体って、乗りものだったのかあ?。

「掲載した情報に誤りがあった場合や、第三者によるデータの改ざん、データダウンロード等によって生じた障害等に関し、事由の如何を問わず、一切責任を負うものではありません。」

秒速30kmの最終離脱速度を持つボリソフ彗星に、間違っても乗ろうとしてはならないということか(そう言う意味じゃないでしょう?)。

まあいい。

(ボリソフ彗星 (2I/Borisov))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%95%E5%BD%97%E6%98%9F_(2I/Borisov)

「近日点は太陽から約2 au、その頃の地球からの距離も約2 auと予測されている」

2天文単位といえば、はやぶさ2が到達したリュウグウが一番遠い頃の距離だからな。

クリスマスにはやや早いが、スターリンク衛星と見間違うことはなかろう(動画観測を行う彗星観測者にとっては、スターリンクは文字通り「天敵」だからな)。

ちなみに、太陽系周辺には、こんなのがゴロゴロしているという試算もある。

「最近の推定では、オウムアムアと同程度の 100 メートル程度の大きさを持つ恒星間天体の海王星軌道以内での定常的な存在個数はおよそ 1×10^4 個で、その領域への滞在時間は10年程度だと推定している」(恒星間天体より)

今後の観測を通じて、恒星間天体の秘密、つまり、他の恒星系の物質の成り立ちについての新たな知見が得られる可能性もある。

「ハワイのマウナケア山にあるケック天文台からは、Pieter van Dokkum氏(イエール大学)らが同天文台の低分解能撮像分光計「LRIS」を使って11月24日(現地時間)に撮影したボリソフ彗星の全体像が公開されました。核を取り巻くコマから広がり伸びていく尾が写し出されています。」(初出のソラエの記事より)

「LRISによって取得された観測データを通して、ボリソフ彗星を構成する太陽系外の物質の組成を詳しく調べようとしています。」

恒星間天体の中には、通りすがりだけではなく、太陽系が気に入ってしまい、お留まりになるものもあるようだ。

「恒星間彗星は、太陽系を通過する間に、おそらく稀ではあるが太陽を中心とした軌道に捕獲される場合がある。数値シミュレーションでは恒星間天体を太陽系内に捕獲するための十分な質量を持つ天体は木星のみであり、このような捕獲イベントは600万年に1回発生し得ることが示されている。マックホルツ第1彗星と百武彗星 (C/1996 B2) は、捕獲された恒星間天体である可能性がある例である。これらの彗星は太陽系内の彗星としては標準的ではない化学組成を持っている」(恒星間天体より)

「最近の研究では、小惑星 2015 BZ509(514107 Kaʻepaokaʻawela) もかつては恒星間天体であり、45億年程前に太陽系に捕獲されたことが示唆されている。これは、この小惑星が木星と似た軌道を取りつつ太陽を逆行していることから予測されたものである」

逆に、愛想をつかして太陽系から出て行ってしまうものもある。

「恒星を公転している天体は、恒星とその天体自身以外の重い天体との相互作用によって放出され、恒星間天体になることがある。このような過程は1980年代前半にボーエル彗星で確認されている。この彗星は元々は太陽に重力的に束縛されていたが、木星の付近を通過して太陽系からの脱出速度に到達するほどに十分に加速された。この木星との遭遇によって軌道は楕円軌道から双曲線軌道に変化し、軌道離心率は1.057と、その時点で知られている中では最も値が大きい天体となった」

これらは、人類によって観測された例であり、かなりな量の物質が、恒星間で行き来していることをうかがわせる。

その中には、浮沈子が警戒してやまない地球外生命とやらの種とかが紛れ込んでいる可能性もあるわけだ(そうなのかあ?)。

他の恒星系のことは、遠すぎて話にならないなどと安心していられなくなってきたということかも知れない。

やれやれ・・・。

地球上における生命の誕生については、未だに解明されていない。

その真の理由が、実は他の恒星系からの輸入でしたなんてことになっちまったら、目も当てられないからな。

スペースXには、スターリンク衛星をバンバン飛ばして、彗星観測なんて出来ないようにしてもらわんといかんな(そんなあ!)。

(スターリンクサテライトは、その珍しい「ユニコーン」流星群の映像を完全に爆撃しました)
https://www.sciencealert.com/here-is-a-video-of-starlink-photobombing-a-meteor-shower-timelapse

「11月25日にイタリアのファラ天文台でグローバルメテオネットワーク(GMN)カメラで撮影した映像で、これがどのように見えるかを見ることができます」

「これにより、2024年に光学的流星観測を行うことを完全に拒否される可能性があります。」

画像を見ると、天文学者の懸念はもっとものような気がするな・・・。