負け犬の遠吠えと言っては気の毒な気もするけど ― 2019年12月01日 02:17
負け犬の遠吠えと言っては気の毒な気もするけど
(エロンマスクのスターリンクメガコンステレーションにより、宇宙で「ワイルドウェスト」シナリオが実現する、とアリアンスペースCEO:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.businessinsider.com/arianespace-ceo-elon-musk-colonize-low-earth-orbit-2019-11
「ワイルドウェスト」というのは、米国の西部開拓時代のことを指すようだ(追加)。
「ArianespaceのCEO、StéphaneIsraëlは、フランスのInterラジオ局に、マスクの会社が低地球軌道を「植民地化」しようとしていると語った。」
「私たちは、地球の低軌道を1人のエージェントが追い詰めることを拒否します。エージェントは最終的に他のすべてのエージェントに損害を与えます」
フランスは、過去に商業用通信衛星の打ち上げを米国に突っぱねられた恨みがあるからな。
アリアンロケットは、そのリベンジとして開発された経緯がある(後述)。
今回の発言を、その歴史を踏まえて聞くと、なかなか味わい深いものがあるな・・・。
この道はいつか来た道。
「ヨーロッパ人として直面している本当の問題は、レースにとどまるためにどう反応するかということです」
再使用ロケットの開発では、ESAは周回遅れどころか、スタートさえしていない。
アランボンドの怪しげなロケットが細々と開発を続けているだけ。
キワモノ的な扱いなわけだ。
再使用ロケットの最大の特徴は、コスト削減よりも高頻度の打ち上げを可能にすることにある。
まあ、湯水の如く金を使えば、毎日100億円のロケットを上げることも可能だろうが、蓋然性はない。
しかし、コスト100分の1のロケットなら、毎日はおろか、1日10回の打ち上げだって可能だ。
その価格帯での新たな収益モデルを構築できるからな。
公共需要や軍事需要頼みでは、なかなかそうはいかない。
もっとも、軍事需要の方は、今後益々増加していくだろうけどな。
元記事がフランス語なので、そっちも見てみた。
(アリアンスペースのボスは、イーロン・マスクがスターリンク衛星の巨大な星座で低軌道に植民地化を望んでいると言います)
https://www.businessinsider.fr/le-patron-darianespace-estime-quelon-musk-veut-coloniser-lorbite-basse-avec-sa-mega-constellation-de-satellites-starlink/
内容的には同じだが、ステファンイスラエルの発言がワケワカだな。
「聖域と極西の空間の間には星座の余地がありますが、私たちは何もすることを拒否します。これらの衛星は、大気中で適切に崩壊しなければなりません。私たちの動員だから、ますます地球をつなぐ星座にはそうですが、ジャングルの一種の法則になるような空間はありません」
「草も 木もない ジャングルに~(2番の歌詞)
今日も あらしが 吹きあれる~(1番の歌詞)」(タイガーマスク主題歌より!:追加)
欧州は、地球低軌道に秩序を求めているようだが、浮沈子から見れば天文学者と同じ、負け犬の遠吠えのようにしか聞こえない(そんなあ!)。
「ルール無用の 悪党に 正義のパンチをぶちかませ・・・」
民間衛星の打ち上げを牛耳ってきたアリアンロケットにしてみれば、これ以上スペースXを野放しにはできないということなんだろう。
「2019年2月に公開された監査役会の報告書は、フランスとヨーロッパがヨーロッパのランチャーAriane 6を迅速に進化させて、アメリカのSpaceXの競争に対して競争力を維持する必要があると主張しています。課題の1つは、Ariane 6ロケットをSpaceX Falcon 9などの再生可能なロケットにアップグレードすることです。」
なんだ、自分たちだって、同じことをしたいわけじゃん!?。
単に、競争に負けてるだけの話だ。
(俺の屍を越えてゆけ - 欧州初の共同開発ロケット「ヨーロッパ」)
https://news.mynavi.jp/article/spacetechnology-6/
「新たなる欧州共同開発のロケットに「アリアン」と名付けたのは、当時のフランスの産業研究大臣シャルボネルだった。そこに込められた意図は、これまで見てきた歴史から一目瞭然であろう。すなわち、ヨーロッパ・ロケットの失敗、シンフォニー事件で混迷の中にあった欧州の宇宙開発を、アリアン・ロケットによって救い出す、ということである。」
このブログでも何度か引用している、鳥嶋さんの傑作記事だ。
アリアンロケットの成功で一矢報いた欧州が、民間衛星の打ち上げの主導権を再び握ることになるかどうかは分からない。
浮沈子的には、勝負は着いちまってる気がする。
前にも書いたが、米国は地球低軌道を独占し、月軌道も我が物として、やりたい放題やろうとしている。
ロシアにも、欧州にも、中国にも、それを妨げる力はない。
アリアンスペースが遠吠えしても、痛くも痒くもない。
アットーテキ物量を投入して制圧するのは得意だからな。
火星を植民地にする前に、地球低軌道を植民地にするってかあ?。
世界を植民地にしてきた欧州らしい噛みつき方だな。
お里が知れる気がする・・・。
(エロンマスクのスターリンクメガコンステレーションにより、宇宙で「ワイルドウェスト」シナリオが実現する、とアリアンスペースCEO:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.businessinsider.com/arianespace-ceo-elon-musk-colonize-low-earth-orbit-2019-11
「ワイルドウェスト」というのは、米国の西部開拓時代のことを指すようだ(追加)。
「ArianespaceのCEO、StéphaneIsraëlは、フランスのInterラジオ局に、マスクの会社が低地球軌道を「植民地化」しようとしていると語った。」
「私たちは、地球の低軌道を1人のエージェントが追い詰めることを拒否します。エージェントは最終的に他のすべてのエージェントに損害を与えます」
フランスは、過去に商業用通信衛星の打ち上げを米国に突っぱねられた恨みがあるからな。
アリアンロケットは、そのリベンジとして開発された経緯がある(後述)。
今回の発言を、その歴史を踏まえて聞くと、なかなか味わい深いものがあるな・・・。
この道はいつか来た道。
「ヨーロッパ人として直面している本当の問題は、レースにとどまるためにどう反応するかということです」
再使用ロケットの開発では、ESAは周回遅れどころか、スタートさえしていない。
アランボンドの怪しげなロケットが細々と開発を続けているだけ。
キワモノ的な扱いなわけだ。
再使用ロケットの最大の特徴は、コスト削減よりも高頻度の打ち上げを可能にすることにある。
まあ、湯水の如く金を使えば、毎日100億円のロケットを上げることも可能だろうが、蓋然性はない。
しかし、コスト100分の1のロケットなら、毎日はおろか、1日10回の打ち上げだって可能だ。
その価格帯での新たな収益モデルを構築できるからな。
公共需要や軍事需要頼みでは、なかなかそうはいかない。
もっとも、軍事需要の方は、今後益々増加していくだろうけどな。
元記事がフランス語なので、そっちも見てみた。
(アリアンスペースのボスは、イーロン・マスクがスターリンク衛星の巨大な星座で低軌道に植民地化を望んでいると言います)
https://www.businessinsider.fr/le-patron-darianespace-estime-quelon-musk-veut-coloniser-lorbite-basse-avec-sa-mega-constellation-de-satellites-starlink/
内容的には同じだが、ステファンイスラエルの発言がワケワカだな。
「聖域と極西の空間の間には星座の余地がありますが、私たちは何もすることを拒否します。これらの衛星は、大気中で適切に崩壊しなければなりません。私たちの動員だから、ますます地球をつなぐ星座にはそうですが、ジャングルの一種の法則になるような空間はありません」
「草も 木もない ジャングルに~(2番の歌詞)
今日も あらしが 吹きあれる~(1番の歌詞)」(タイガーマスク主題歌より!:追加)
欧州は、地球低軌道に秩序を求めているようだが、浮沈子から見れば天文学者と同じ、負け犬の遠吠えのようにしか聞こえない(そんなあ!)。
「ルール無用の 悪党に 正義のパンチをぶちかませ・・・」
民間衛星の打ち上げを牛耳ってきたアリアンロケットにしてみれば、これ以上スペースXを野放しにはできないということなんだろう。
「2019年2月に公開された監査役会の報告書は、フランスとヨーロッパがヨーロッパのランチャーAriane 6を迅速に進化させて、アメリカのSpaceXの競争に対して競争力を維持する必要があると主張しています。課題の1つは、Ariane 6ロケットをSpaceX Falcon 9などの再生可能なロケットにアップグレードすることです。」
なんだ、自分たちだって、同じことをしたいわけじゃん!?。
単に、競争に負けてるだけの話だ。
(俺の屍を越えてゆけ - 欧州初の共同開発ロケット「ヨーロッパ」)
https://news.mynavi.jp/article/spacetechnology-6/
「新たなる欧州共同開発のロケットに「アリアン」と名付けたのは、当時のフランスの産業研究大臣シャルボネルだった。そこに込められた意図は、これまで見てきた歴史から一目瞭然であろう。すなわち、ヨーロッパ・ロケットの失敗、シンフォニー事件で混迷の中にあった欧州の宇宙開発を、アリアン・ロケットによって救い出す、ということである。」
このブログでも何度か引用している、鳥嶋さんの傑作記事だ。
アリアンロケットの成功で一矢報いた欧州が、民間衛星の打ち上げの主導権を再び握ることになるかどうかは分からない。
浮沈子的には、勝負は着いちまってる気がする。
前にも書いたが、米国は地球低軌道を独占し、月軌道も我が物として、やりたい放題やろうとしている。
ロシアにも、欧州にも、中国にも、それを妨げる力はない。
アリアンスペースが遠吠えしても、痛くも痒くもない。
アットーテキ物量を投入して制圧するのは得意だからな。
火星を植民地にする前に、地球低軌道を植民地にするってかあ?。
世界を植民地にしてきた欧州らしい噛みつき方だな。
お里が知れる気がする・・・。
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