伏兵HX-1(仮称)現るも、まあ、来年は飛びそうにもないからな2019年12月02日 23:34

伏兵HX-1(仮称)現るも、まあ、来年は飛びそうにもないからな


そんなことは何処にも書いていない記事から。

(中国、火星探査機「火星一号」の着陸試験に成功 - 2020年に打ち上げへ)
https://news.mynavi.jp/article/20191202-930823/

「火星一号は、火星を周回する周回機と、火星の地表に着陸する着陸機、そして探査車からなる大型の計画である。」

「探査車の質量は約240kgほどで、太陽光で駆動し、航法や探査に使う各種カメラのほか、レーザー誘起ブレークダウン分光計、磁場検出器、地中レーダーなどを搭載する。なお、中国はすでに月に、「玉兎」という探査車を2機送り込んでおり、この火星一号の探査車の開発にもその技術が活用されている。ただし、質量は2倍ほど大きくなっている。」

探査車の名称も分からないし、その目的の中には怪しげな話は見当たらない。

長征5号で来年打ち上げる予定だというが、ロケットは前回の打ち上げ(2017年)に失敗した後、遅れに遅れて、とても来年の打ち上げに使える様子はない(一応今月中に、前回のリベンジミッションとして打ち上げ予定のようです)。

仮に打ち上げに成功したとしても、火星に探査機を送り込むことができるかどうかは未知数だ(中国は、やったことないしな)。

それでも、周回機を送り込めれば快挙になる。

火星周回機では、インドに後れを取ってしまったからな。

今回の計画は、それを一気に覆す意欲的なものだ。

成功すればチャンドラヤーン2で煮え湯を飲まされているインドは、悶絶死確実だな(そうなのかあ?)。

(月探索機チャンドラヤーン2号の着陸船墜落をインド政府が公式に認める:追加)
https://gigazine.net/news/20191129-india-acknowledges-crash-chandrayaan2/

「9月8日にはオービターのカメラが着陸予定地点からほど近い場所にあるビクラムを捉えたため、通信の復旧が試みられていました。」

(NASA月周回衛星、月面に墜落したインド着陸船を発見:追加)
https://www.afpbb.com/articles/-/3257777

「着陸船ビクラムが9月6日(インド時間9月7日)に月面に衝突した場所と、数キロにわたって約20か所に破片が散乱している様子などを公開した。」

中国は、なんたって月着陸を果たし、ローバーも走らせている。

植物や動物も月面に送り込んで、鼻息が荒い。

近々、月からのサンプルリターンも計画されているという。

まあ、そんなもんは、米国やロシアが20世紀後半に達成してるからな。

成功したとしても、それ程のインパクトはない。

火星探査車が、サンプルリターンとかしない限り、米欧(ロ)の優位は安泰だ。

それだって、マーズ2020でパッキングしたサンプルを回収できるかどうかは未定だし、浮沈子は良くて2030年代、下手すれば火星に塩漬けになると見ている。

ったく、ちんけな話だと高を括っていたら、とんでもないことが書いてある記事を見つけた。

(中国は2020年に火星にローバーを着陸させる予定:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://www.inquisitr.com/5253291/china-mars-probe-2020/

「このプロジェクトでは、赤い惑星の表面から岩石や土壌のサンプルを収集し、今後10年で最終的に地球に輸送することを目的として、着陸船、ローバー、衛星を火星に送ります。」

「すべてが計画通りに進んだ場合、HX-1は火星からサンプルを持ち帰る最初の惑星間ミッションになる可能性があります。」

「HX-1ミッション中に収集された貴重なサンプルは、2030年までに地球に届けられる予定です。」

火星のサンプルリターンといえば、惑星探査の聖杯と言われている。

中国は、インドになんか目もくれずに、いきなりトップを狙って博打に出たわけだ。

マジか!?。

(中国は来年、火星への打ち上げを望んでいます。最初の火星の土壌サンプルを地球に持ち帰るという野心的な計画の一部です)
https://www.businessinsider.com/china-mars-spacecraft-launch-2020-rover-sample-return-2019-1

「中国は最近、月の裏側に最初の宇宙船を上陸させ、年末に月のサンプルリターンミッションを開始する予定です。」

「中国国立宇宙局は、2020年半ばに打ち上げられ、2021年初頭に到着する予定のロボット火星ミッションにも取り組んでいます。」

「成功すれば、そのミッションにより、将来の火星ミッションで、2030年までに赤い惑星の土壌と岩石の原始的なサンプルを地球に戻すことができます。」

火星探査の歴史を一気にぶち抜いて、初めての自前のチャレンジでトップに立とうとしている。

しかも、既に2020年代の回収を視野に入れいているわけだ。

具体的な記述が少なく、サンプル採取してパッケージする仕掛けの情報もない。

ひょっとしたら、今後打ち上げられる別の探査機に委ねられているのかも知れないが、それが実現するのは早くても2022年ということになる。

更に、そのサンプルの回収ということになれば、2024年打ち上げだ。

持ち帰るのは、最短でも2026年。

計画の遅れがつきものの中国の宇宙開発を考えれば、10年単位の遅れは十分あり得る。

地球低軌道上の宇宙ステーションや無人の月面基地建設、有人月面探査など、スケジュールが目白押しの中で、如何に聖杯と言えども最優先での実行が可能かどうかだな。

加えて、主力ロケットの不調もある。

長征5号が飛ばなければ、話は始まらない。

浮沈子は、一瞬焦ったけど、落ち着いて考えれば可能性はあっても蓋然性に乏しい話と分かった。

中国が、惑星探査の聖杯を手にするのは、当分先の話だ。

しかし、それを念頭にして惑星探査計画が練られていくこともまた、確かなようだしな。

月に行ったって、そこから何かを持ち帰ったとしても、21世紀ではだれも驚かない。

万博で月の石出して大騒ぎしたのは、もう半世紀も前の話だ。

まあ、2025年の大阪・関西万博に火星の石でも展示することができれば快挙だがな。

長蛇の列は間違いない。

しかし、ひょっとしたら、その列が出来るのは米国とか欧州のパビリオンではなく、五星紅旗が翻る建物になるわけだ。

(2025年日本国際博覧会)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2025%E5%B9%B4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A

「テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン」」

まあ、どうでもいいんですが。

火星由来の生命とか見つかれば、テーマにも沿っていていうことないけどな。

まず、そうはならないに違いない。

せいぜい、2回目の月の石とか展示して、お茶を濁すことになる。

来年の火星行きは、このほかにも欧州とロシアが行うエクソマーズ2020や、本命のマーズ2020、大穴(!)のアルアマルがある。

2年に1度の火星祭。

昨年は、現在穴掘りで悪戦苦闘しているインサイトだけだったからな。

賑やかになって結構な話だ・・・。

(2016年の中国の宇宙:追加:自動翻訳とはいえ、大層なタイトルだな・・・)
http://www.cnsa.gov.cn/n6758824/n6758845/c6772477/content.html

「第三に、今後5年間の主なタスク:
(D)深宇宙探査:
中国初の火星探査ミッションを実施し、火星の軌道、着陸、パトロール検出などの重要な技術を打ち破ります。最初の火星探査機は2020年に打ち上げられ、共同の軌道探査とパトロール探査を実施します。火星のサンプリングと帰還、小惑星探査、木星システム、惑星侵入検知の計画を実行して、実証と重要な技術研究を深め、適切な時期にプロジェクトの実施を開始し、太陽系の起源と進化、地球外生命情報探査などの主要な科学的問題を研究します。」

うーん、5年計画の中で、さらっと触れられている程度だからな。

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