ワンウェブの衛星通信は地上基地局(ゲートウェイ)と端末間だけで、衛星間通信は行わないようだな ― 2019年12月03日 16:54
ワンウェブの衛星通信は地上基地局(ゲートウェイ)と端末間だけで、衛星間通信は行わないようだな
スターリンクが天文屋やライバルの打ち上げ会社に噛みつかれているようなので、じゃあワンウェブとかはどうなってるのかと調べていたら、意外なことを知った(うーん、意外じゃないかも・・・)。
(How OneWeb's Connectivity Works:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=REzA_SYInvc&feature=youtu.be
「ここに示されているゲートウェイが示されています」
「ここで赤い涙が動き回る」
「の1つのサテライトを示します」
「と通信する軌道」
「への接続のためのゲートウェイインフラストラクチャ」
「インターネットのエンドユーザーはに接続します」
「1人のウェブユーザーを介したサテライト」
「衛星がユーザーを通過する端末」
「ここで表される端末」
まあ、このくらいでいいか。
字幕自動翻訳のトラップに引っかかってるわけじゃないことは、アニメーションを見てもらえれば分かる。
多数の地上基地局を接続しているのは、既存の地上回線(光ファイバー)なわけだ。
ワンウェブが提供するのは、ゲートウェイとユーザー端末を中継する機能ということになる。
ゲートウェイのスループットとかは、需要に応じて引き上げていくことになるだろうし、衛星寿命(7年以上)で更新される中継器の性能、衛星の密度そのものでも変わる。
エンドユーザー側の端末だって、ある程度の範囲を無線ⅬANで纏めてから送受信することだって有り得る。
柔軟性が高いともいえるし、地上インフラに依存しているために、そっちの投資が必要になる。
衛星間通信は、この映像を見る限りはない。
一部の衛星を除けば、まだ実験段階だし、大規模なコンステレーションのマルチな通信が可能なのかどうかも分からない。
スターリンクの真骨頂は、衛星間通信をバックボーンとして構築し、ルーティングを最適化して、地上回線に依存しない独自のネットワークを宇宙空間に張り巡らすところにある。
それは、正にインターネットの黎明期からあるネットワークの抗堪性を確保するという原初的な需要を具現化するものだ。
4万機を超える衛星群を同時に攻撃しない限り、このネットワークの息の根を止めることは出来ない・・・。
まあ、天文学者とか、やりかねないな(そうなのかあ?)。
そういう仕掛けを作って、怒りで顔を真っ赤にし、目を血走らせている流星観測者の目の前に起動スイッチを置く・・・。
浮沈子は、無条件で押す方に1票だな。
まあ、どうでもいいんですが。
ワンウェブの方式では、増大するネットワーク需要に応えられないばかりか、そのトラフィックを増大させるだけで、解消する方向性は見られない。
もっとも、ゲートウェイ間を衛星経由で接続するということなら別だ。
地上回線を使わず、衛星間をゲートウェイを介してリレー式に接続することでもバックボーンは構築できる。
その辺りがどうなっているのかは分からない。
衛星間通信というキワモノを使わずに、現実的な解を与える方式ではある。
ただし、問題もある。
ゲートウェイが地上にあるために、衛星との通信が常時最適に行われるかどうかは未知数になる。
バックボーンとしては、いささか心もとない。
仮に、衛星ーゲートウェイのリレー方式でバックボーンを構築するとしても、地上回線との併用にならざるを得ない。
そこのところは、宇宙空間で衛星間通信を行う場合も同じだ。
最初と最後は、地上とやり取りするわけだからな。
ただし、バックボーンとしての適性はリレー方式よりは高い(たぶん)。
地球低軌道衛星群によるインターネット接続は、いくつかの方式が並立していく可能性もある。
ひょっとしたら、ワンウェブのバックボーンとしてスターリンクを使うことだって有り得る。
ラストワンマイルの解消だけが、インターネット衛星の役割ではない。
地上の政情不安、複合的な故障、災害などの際に、宇宙空間にバックアップのネットワークが出来ることは望ましい。
逆に磁気嵐などの時には、地上のバックボーンに降ろして繋ぐ方法もある。
地球というこの星には、まるでアバターに出てくる惑星のような、生きたネットワークが張り巡らされることになる。
そこにはエイワの木のような中心はない(制御プログラムを送り込むところは必要だな)。
人間の身勝手な争いごとに使われることなく、平和と繁栄のために使われ続けることを祈ろう。
何よりも、我々エンドユーザーがそうしていかなければならないのかも知れない・・・。
スターリンクが天文屋やライバルの打ち上げ会社に噛みつかれているようなので、じゃあワンウェブとかはどうなってるのかと調べていたら、意外なことを知った(うーん、意外じゃないかも・・・)。
(How OneWeb's Connectivity Works:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=REzA_SYInvc&feature=youtu.be
「ここに示されているゲートウェイが示されています」
「ここで赤い涙が動き回る」
「の1つのサテライトを示します」
「と通信する軌道」
「への接続のためのゲートウェイインフラストラクチャ」
「インターネットのエンドユーザーはに接続します」
「1人のウェブユーザーを介したサテライト」
「衛星がユーザーを通過する端末」
「ここで表される端末」
まあ、このくらいでいいか。
字幕自動翻訳のトラップに引っかかってるわけじゃないことは、アニメーションを見てもらえれば分かる。
多数の地上基地局を接続しているのは、既存の地上回線(光ファイバー)なわけだ。
ワンウェブが提供するのは、ゲートウェイとユーザー端末を中継する機能ということになる。
ゲートウェイのスループットとかは、需要に応じて引き上げていくことになるだろうし、衛星寿命(7年以上)で更新される中継器の性能、衛星の密度そのものでも変わる。
エンドユーザー側の端末だって、ある程度の範囲を無線ⅬANで纏めてから送受信することだって有り得る。
柔軟性が高いともいえるし、地上インフラに依存しているために、そっちの投資が必要になる。
衛星間通信は、この映像を見る限りはない。
一部の衛星を除けば、まだ実験段階だし、大規模なコンステレーションのマルチな通信が可能なのかどうかも分からない。
スターリンクの真骨頂は、衛星間通信をバックボーンとして構築し、ルーティングを最適化して、地上回線に依存しない独自のネットワークを宇宙空間に張り巡らすところにある。
それは、正にインターネットの黎明期からあるネットワークの抗堪性を確保するという原初的な需要を具現化するものだ。
4万機を超える衛星群を同時に攻撃しない限り、このネットワークの息の根を止めることは出来ない・・・。
まあ、天文学者とか、やりかねないな(そうなのかあ?)。
そういう仕掛けを作って、怒りで顔を真っ赤にし、目を血走らせている流星観測者の目の前に起動スイッチを置く・・・。
浮沈子は、無条件で押す方に1票だな。
まあ、どうでもいいんですが。
ワンウェブの方式では、増大するネットワーク需要に応えられないばかりか、そのトラフィックを増大させるだけで、解消する方向性は見られない。
もっとも、ゲートウェイ間を衛星経由で接続するということなら別だ。
地上回線を使わず、衛星間をゲートウェイを介してリレー式に接続することでもバックボーンは構築できる。
その辺りがどうなっているのかは分からない。
衛星間通信というキワモノを使わずに、現実的な解を与える方式ではある。
ただし、問題もある。
ゲートウェイが地上にあるために、衛星との通信が常時最適に行われるかどうかは未知数になる。
バックボーンとしては、いささか心もとない。
仮に、衛星ーゲートウェイのリレー方式でバックボーンを構築するとしても、地上回線との併用にならざるを得ない。
そこのところは、宇宙空間で衛星間通信を行う場合も同じだ。
最初と最後は、地上とやり取りするわけだからな。
ただし、バックボーンとしての適性はリレー方式よりは高い(たぶん)。
地球低軌道衛星群によるインターネット接続は、いくつかの方式が並立していく可能性もある。
ひょっとしたら、ワンウェブのバックボーンとしてスターリンクを使うことだって有り得る。
ラストワンマイルの解消だけが、インターネット衛星の役割ではない。
地上の政情不安、複合的な故障、災害などの際に、宇宙空間にバックアップのネットワークが出来ることは望ましい。
逆に磁気嵐などの時には、地上のバックボーンに降ろして繋ぐ方法もある。
地球というこの星には、まるでアバターに出てくる惑星のような、生きたネットワークが張り巡らされることになる。
そこにはエイワの木のような中心はない(制御プログラムを送り込むところは必要だな)。
人間の身勝手な争いごとに使われることなく、平和と繁栄のために使われ続けることを祈ろう。
何よりも、我々エンドユーザーがそうしていかなければならないのかも知れない・・・。
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