個体か液体か、それが問題なロケットエンジンと液体にもいろいろあるというよくできた映像2019年12月09日 18:23

個体か液体か、それが問題なロケットエンジンと液体にもいろいろあるというよくできた映像
個体か液体か、それが問題なロケットエンジンと液体にもいろいろあるというよくできた映像


我々は、北朝鮮のロケット開発技術を正しく理解しているのだろうか?。

(テポドン2号:技術的特徴)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%9D%E3%83%89%E3%83%B32%E5%8F%B7#%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%9A%84%E7%89%B9%E5%BE%B4

「推定される推進剤は、非対称ジメチルヒドラジンなどの燃料を注入したまま即応発射体制がとれる常温保存可能なものであると推定されていたが、2012年12月12日の銀河3号の発射実験においては予想に反して灯油(ケロシン)が用いられていた。」

(北朝鮮「重大実験」は液体燃料ロケットエンジン燃焼試験の可能性)
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20191209-00154255/

「発表主体は国防科学院なので兵器に関連したものであり、長距離弾道ミサイル用の新型ロケットエンジン燃焼試験だったと考えられます。」

「東倉里にある施設は衛星打ち上げロケット発射台と液体燃料ロケットエンジン燃焼試験棟です。なお固体燃料ロケットエンジンの製造と試験は東部の咸興にある施設で行われているので、今回の東倉里で行われた「重大実験」は固体燃料ではなく液体燃料ロケットエンジンの試験であった可能性が高いでしょう。」

一方、NHKは固体燃料エンジン(ロケットモーター)の可能性を伝えている。

(北朝鮮「重大な実験」 固体燃料使ったエンジン実験の可能性)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191209/k10012207541000.html

「韓国メディアはICBM=大陸間弾道ミサイル用の固体燃料を使ったエンジンの実験の可能性があると伝えています。」

同じ資料を見ながら、異なる分析が行われていることに注意だな。

どちらかが真実で、もう一方はスカだ。

「また「人工衛星の開発」の名目で新たな液体燃料を使ったエンジンの実験を行ったとの見方も出ています。」

北朝鮮は、2012年に光明星3号2号機を軌道投入している。

(光明星3号2号機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E6%98%8E%E6%98%9F3%E5%8F%B72%E5%8F%B7%E6%A9%9F

「NORADは光明星3号2号機と、それに付随するスペースデブリの計4物体が衛星軌道に到達し、人工衛星となったことを確認した」

打ち上げは、初出の銀河3号で行われている。

トンチャンリで行われたということから、液体燃料エンジンの開発が強く推察されるが、まあ、北朝鮮のことだから、そう見せかけた個体燃料モーターということも、十分考えられる。

「わが国としては常日頃から北朝鮮をめぐる動向について、重大な関心を持って情報収集と分析に努めている。政府として引き続きアメリカなどとも緊密に連携を取りながら、必要な情報収集、分析、そして警戒監視に全力を挙げて、わが国の平和と安全を確保していきたい」

我が国政府の発言は慎重だな。

迂闊なことを言うと、また突っ込まれるしな。

(北朝鮮「弾道ミサイル近くで見ることに」新たな発射を示唆)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191130/k10012196991000.html?utm_int=word_contents_list-items_022&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%83%85%E5%8B%A2

「日本の海域に落ちてもいない砲弾をめぐって『日本のみならず国際社会に対する深刻な挑戦だ』と述べており、ぶざまだ」

「談話では、28日発射したのは「ロケット砲」で弾道ミサイルではないとしていて、日本政府が弾道ミサイルの発射は国連の安保理決議に違反すると指摘していることを念頭に、こうした批判をかわしたい思惑もありそうです。」

発射したのはこれ・・・。

(北朝鮮から弾道ミサイル発射か EEZ外に落下と推定 政府)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191128/k10012194691000.html?utm_int=word_contents_list-items_028&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%83%85%E5%8B%A2

「高度およそ100キロ、距離にしておよそ380キロ飛しょうして、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下」

ロケット砲って、380kmも飛ぶのかあ?。

(ロケット砲)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E7%A0%B2

「これらの兵器は本格的な誘導装置を持った地対地ミサイルの実用化により退役が進んでいるが、一部の国では現役である。」

いくつか見てみたが、せいぜい数kmから数十kmくらいだからな。

そういい逃れたい気持ちも分からなくはない。

これ以上、制裁が続く事態は避けたいところだ。

一方、米朝協議を活性化させたい気持ちもあるに違いない。

ロケットエンジンやロケット砲、弾道ミサイルなどを政治のツールとして使うことにかけては、手慣れた感じがする。

昨日から、エブリデイアストロノートというユーチューブの番組に嵌っている。

(Everyday Astronaut:動画出ます。)
https://www.youtube.com/channel/UC6uKrU_WqJ1R2HMTY3LIx5Q

このブログでも、いくつか引用しているが、ラプターエンジンのやつは力作だな。

(Is SpaceX's Raptor engine the king of rocket engines?)
https://www.youtube.com/watch?v=LbH1ZDImaI8

「SpaceXの新しいラプターエンジンは、メタンを燃料とするフルフロー式の燃焼サイクルエンジンであり、開発が非常に難しいため、これまでに飛行したことのないエンジンはありません。」

「このトピックは本当に恐ろしいので、Raptorエンジンをコンテキストに取り込むために、いくつかの一般的なタイプのロケットエンジンサイクルの概要を説明し、RaptorをSpaceXの現在のような他のいくつかの一般的なロケットエンジンと比較します作業馬、マーリン、スペースシャトルのRS-25、RD-180、ブルーオリジンのBE-4、F-1エンジン。」

「それだけでは不十分な場合、SpaceXはクレイジーなエンジンサイクルを使用するだけでなく、液体ロケットを燃料として使用することになります。これも軌道ロケットでは使用されていません。そのため、ロケット燃料としての液体メタンのユニークな特性についても検討し、SpaceXがRaptorエンジンにメタンを使用した理由を理解できるかどうかを確認します。」

「また、すべての異なるエンジンサイクルタイプを分析し、説明するので、フルフローの段階的な燃焼サイクルとは何か、どのように機能するか、他のサイクルと比較する方法がわかります。」

「したがって、このビデオの終わりまでに、ラプターエンジンが特別である理由、他のロケットエンジンと比較する方法、メタンを使用している理由、およびRaptorエンジンがロケットの新しい王になるかどうかを知るコンテキストが得られることを願っていますエンジン…」

話としては分かっているつもりだったが、映像で見せられると納得する。

なぜ、米国では燃料としてRP-1ではなく、水素が選択されたかということも明確にされている(プレバーナー内を燃料リッチにした際に、その排気を主燃焼室内に送り込むことによるエンジンの損傷を避けるため)。

浮沈子は、BE-4もフルフロー二段燃焼エンジン (Full Flow Staged Combustion Cycle: FFSCC) だとばっか思ってたけどな。

酸素リッチだったわけだ。

(BE-4)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BE-4

「サイクル:一軸式酸素リッチ二段燃焼サイクル」

(BE-4:英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/BE-4

「BE-4は、灯油などのより一般的に使用されるロケット燃料ではなく、液体メタンを使用します。このアプローチでは、気体燃料を使用して残りの液体燃料を加圧する自己加圧が可能です。これは、ヘリウムなどの加圧ガスの貯蔵を必要とする高価で複雑な加圧システムの必要性を排除するため、有益です。」

「BE-4は、酸素リッチプレバーナー 1 つと、燃料ポンプと酸素ポンプの両方を駆動するタービン1つを備えた段階燃焼エンジンです。このサイクルは、単一の燃焼室とノズルのみを使用していますが、現在アトラスVで使用されている灯油燃料RD-180に似ています。」

まあ、どうでもいいんですが。

北朝鮮のロケットエンジンは、マーリンエンジンと同じく、オープンタイプなのかもしれない(未確認)。

大陸間弾道弾などに使うことなく、平和裏に開発してもらいたいもんだな・・・。

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