ケプラーの法則を知らなくても恒星間空間に飛び出すことは可能だあ?2019年12月10日 23:26

ケプラーの法則を知らなくても恒星間空間に飛び出すことは可能だあ?
ケプラーの法則を知らなくても恒星間空間に飛び出すことは可能だあ?


もう、記憶の彼方に霞んでしまっているケプラーの第二法則(面積速度一定の法則)。

(ケプラーの法則:第二法則を参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

「惑星と太陽とを結ぶ線分が単位時間に描く面積(面積速度)は、一定である。」

「第2法則は、太陽に近いところでは惑星は速度を増し、太陽から遠いところでは惑星は速度を落とすことを意味している。」

そう、太陽に近づくと、速度が増加する点に注目だな・・・。

(ヴォイジャーよりも早く「太陽系の外」へ。新たな恒星間探査ミッションの実現に、NASAが動きだした:TEXT BY DANIEL OBERHAUS TRANSLATION BY CHISEI UMEDA/GALILEO WIRED(US):元記事リンク先)
https://wired.jp/2019/12/10/nasa-is-getting-serious-about-an-interstellar-mission/

「太陽を利用できれば都合がいい。というのも、木星を使う場合よりはるかに速い速度に到達できるからだ。しかしその場合、太陽にかなり接近する必要がある。先ごろ史上最も太陽に接近した人工物になった「パーカー・ソーラー・プローブ」より、太陽に数倍近いところを通過しなければならない。」

「そのためには、かなり厳重な熱シールドが必要になる。しかし、熱シールドが大きすぎると、探査機が太陽に近づくにつれてスピードが落ちてしまう。」

はあ?。

一応、元記事も当たった。

「This requires some serious heat shielding, but at a certain point the heat shield becomes so bulky that it reduces the spacecraft’s speed the closer it gets to the sun.」

翻訳上の問題はあるかもな。

探査機の質量の増加が、同じ軌道を描いた場合に速度の低下をもたらすということなら正しいかも知れない(未確認)。

少なくとも、邦訳の方は誤解を招く。

確認しておこう。

太陽に近づくほど、探査機の速度は増加する。

逆に、太陽から離れていくにつれて、探査機の速度は減少する。

まあいい。

この記事のポイントは、そういう些末な所ではない(些末かあ?)。

人類が宇宙に目を向けて以来、空想に過ぎないと思われてきた恒星間探査に、具体的なメスが入ろうとしている点だ。

しかし、注意しなければならないのは、別の恒星に行こうなどと考えてはならないという点だな。

最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリまで、約4.2光年(ざっと、40兆km)。

時速16万kmとして、年間に進むことができる距離は、たったの140億km程度だ(合ってますう?)。

しかも、離れるにつれて遅くなっていくしな。

ここでは、それは考えないことにする。

で、プロキシマケンタウリ目がけてひたすら飛んだとして、到着までにかかる時間はべらぼーだ。

2万8千年余り。

ボイジャーが同じ距離を進むということになれば、7万年以上かかるわけだからな。

速くなったことには違いない・・・。

が、しかし、浮沈子に言わせれば、目くそ鼻くそを笑う類だ。

APLが検討している探査機の目的は、太陽圏の外に出て、恒星間空間を観測することにある。

「このミッションは、人類が明確な意図をもって恒星間空間に踏み出す最初の一歩です」

身の程を知る、健全な発想と言えよう。

「それどころか、そのミッションがNASAに採用されれば、早ければ2030年にも飛び立てるという。」

SLSの今後の遅延を考えれば、このくらいが妥当な線だろうな。

せめて、その時期には探査機を飛ばせる程度に完成させてもらいたいものだ。

太陽圏を出て恒星間空間を生きているうちに観測するなら、SLSでも不足するかもしれない。

もっと強力なロケットによって打ち上げられ、加速し、ぶっ飛んでいかなければ追いつかない。

まして、他の恒星系へと探査機を送り込むためには、ブレークスルースターショットのような、荒唐無稽な仕掛けが必要になる。

「宇宙に向けて次なる大きな一歩を踏み出すときをじりじりしながら待つ時間は終わった」

そうなのかあ?。

そう断言するのは早過ぎるような気がする。

恒星を隔てる宇宙空間は、人類にとって十分過ぎるほど果てしない広がりを持っている。

しかしだ、天文観測の技術が発達し、恒星間空間を飛行する人工天体が増えてくると・・・。

どこかで聞いたような話が再び出て来るかもな。

恒星間探査機は、天体観測の妨げになるから規制すべきだとかなんとか・・・。

もちろん、その頃には、月の裏側とかに直径1km位の望遠鏡を設置してるに違いないからな。

冥王星の先を飛ぶ探査機が、眩しすぎて支障をきたすとか。

まあ、どうでもいいんですが。

恒星間空間の観測の話が具体的になってきたのは喜ばしい話だ。

SLSらしい使い道のような気もする。

木星圏まで7年掛かるところを3年以内に行けるとか言われても、説得力に欠けると思ってたが、ヘリオポーズまで40年掛かるところを15年で行けるということになれば、新たな天文学の分野が開かれることになるかも知れない。

探査機の寿命(50年くらいだそうです)、観測装置、サンプル採集と分析など、検討すべきことは多い。

早ければ2030年というのも、このくらい先だと微笑ましい気もする(力抜けるし)。

がんばってね・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック