大山鳴動する度に破局噴火かとビビるけどホワイト島の噴火とタウポ湖は繋がっているのか ― 2019年12月11日 19:55
大山鳴動する度に破局噴火かとビビるけどホワイト島の噴火とタウポ湖は繋がっているのか
宇宙開発だとか国際感染症だとか浮世離れしたことにしか関心がない浮沈子だが、ふつーのニュースだってちゃんとチェックしている(ホントかあ?)。
(NZ火山噴火、死者6人に 行方不明者数は依然8人)
https://www.afpbb.com/articles/-/3258965
「ニュージーランド北部沖のホワイト島(White Island、マオリ名:ファカアリ、Whakaari)で9日に発生した火山噴火で、同国の警察当局は10日午後、オークランド(Auckland)の病院で負傷者1人が亡くなり、犠牲者数が6人に増加したことを明らかにした。」
「さらに、行方不明となっている8人は、死亡したと推定されている。」
(NZ噴火 死者6人 被害の深刻さ明らかに)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191210/k10012209861000.html
「私たちは、生存者を見つけることはできませんでした。島に残された人は逃げ場もなく、本当にひどい状況だったと思います」
行方不明の8人は絶望視されているようだ。
ホワイト島って、NZのどこにあるんだっけ?。
「ホワイト島は、ニュージーランド北部の最大都市、オークランドから200キロ余り離れたところにある火山島」
一応調べる。
(ホワイト島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E5%B3%B6
「ニュージーランド北島北東部のプレンティ湾に位置する火山島、タウポ火山帯に属する。」
ウィキには、既に今回の噴火についての記事が出ていた。
それはそうと、タウポという名前に聞き覚えがあったので、確認のために調べたら、とんでもないことを見つけた。
(タウポ火山帯)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%9D%E7%81%AB%E5%B1%B1%E5%B8%AF
「ニュージーランド北島のタウポ湖周辺に位置する火山帯である。」
「約2万5000年前にタウポ湖で発生した超巨大噴火は、1兆トン以上の噴出物を大気中にまき散らした、確認されている火山活動で最大規模のものであった」
いっ、1兆トンって・・・。
(タウポ湖)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%9D%E6%B9%96
「ニュージーランド北島のタウポに位置する、ニュージーランド最大の表面積(616km²)を持つ湖。」
「26,500年前には、VEI8の巨大噴火(Oruanui eruption、噴出量は1170立方km、過去7万年で最大規模)を起こしている。」
以前、トバ湖について調べたことを思い出した。
(スマトラ島)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/02/8036770
「巨大地震の頻発により、トバカルデラ(画像参照)における破局噴火に繋がる可能性も懸念されている」
「まあ、確認されている噴火は、84万年前、50万年前、7万4千年前なので、まだしばらく(30万年位?)は大丈夫かも知れない。」
「74,000年前に起きた最新の超巨大噴火は、200万年前に起こったイエローストーンのハックルベリーリッジ・タフを噴出した超巨大噴火(マグマ噴出量2,500 DRE km3)と並び世界最大級の噴火であった。」
この時のトバのマグマ噴出量(5300 km3:富士山13個分以上)は、ざっと16兆トン(密度3.0(海洋地殻)とした場合)になる。
べらぼーめ・・・。
(破局噴火)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E5%B1%80%E5%99%B4%E7%81%AB
「2015年現在、世界的な統一された定義は無いとされている。
日本では、見かけ噴出量が 100km3以上を破局的噴火としている研究者がいる。
アメリカでは、見かけ噴出量が 1000km3以上を「Supervolcano」としている。」
なんで桁が違うんだろうな。
まあいい。
ちなみに、富士山の体積は400km3程度だ。
(富士山[ふじさん] Fujisan【常時観測火山】)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/314_Fujisan/314_index.html
「日本の最高峰で体積約400km3(小御岳,古富士,新富士を含める)の大きな火山。」
リストの中から、スーパーボルケイノ相当のやつを拾ってみる。
「・2.5万年前 - タウポ:en:Oruanui eruption. 530 km3 DRE.(NZ)
・3万年前 - 姶良:大隅降下軽石・及びintra-plinian flowとして垂水火砕流 → 妻屋火砕流 → 入戸火砕流・及びco-ignimbrite ashとして姶良丹沢テフラ。総噴出量 280.88 km3 DRE。(日本)
・7.5万年前 - トバ:Youngest Toba Tuff. 5300 km3 DRE. 確認される第四紀最大の噴火。(インドネシア)
・34.9万年前 - ファカマル:Whakamaru Group. 650 km3 DRE.(NZ)
・63.1万年前 - イエローストーン:en:Lava Creek Tuff. 900 km3 DRE.(米国)
・76.7万年前 - ロングヴァレー:en:Bishop Tuff. 625 km3 DRE.(米国)
・78.8万年前 - トバ:Oldest Toba Tuff. 2300 km3 DRE.(インドネシア)」
ファカマルというのもNZ(同じタウポ火山帯)らしい。
(ニュージーランド、タウポ火山帯のファカマル群イグニンブライト:珪質マグマ系の逆タップの証拠)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0377027398000201
「ファカマル・グループのイグニンブライトは、ニュージーランドのタウポ火山帯(TVZ)の東部と西部の縁に沿って広がる広範囲に広がる溶接されたイグニンブライトです。イグニンブライトの合計体積は1000 km 3を超えます」
今回の噴火が、タウポ湖やファカマルに繋がるかどうかは知らない(たぶん、誰も知らないけど)
仮に、破局噴火に繋がるようなことがあれば、人類の文明は崩壊し、石器時代からやり直すことになる。
(トバ・カタストロフ理論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96
「遺伝子の解析によれば、現世人類は極めて少ない人口(1000組-1万組ほどの夫婦)から進化したことが想定されている。遺伝子変化の平均速度から推定された人口の極小時期はトバ事変の時期と一致する。」
75億人くらいいる人類が、1万人くらいになるということだ。
十数人の死者を出したホワイト島の噴火とは、桁が違う話だ。
やれやれ・・・。
(火山の「超巨大噴火」、従来説より高い頻度で発生か 研究)
https://www.afpbb.com/articles/-/3153545?cx_part=latest&cx_position=11
「文明を消滅させるほど大規模な火山の「超巨大噴火」が最後に起きたのは今から約2万5000年前とされているが、この種の噴火は平均で1万7000年ごとに発生するとの最新の推算結果が(2017年11月)29日、発表された。」
最後の超巨大噴火とは、今回浮沈子が懸念しているタウポ湖のことである。
「トバはとてつもない規模だった」と述べ、約6500万年前に陸生恐竜を絶滅させた「チチュルブ(Chicxulub)小惑星による砂塵とトバ級の超巨大噴火がほぼ同等であった可能性がある」
人類の文明は、隕石の襲来だけでなく、破局噴火によっても危機にさらされているわけだ。
文字通り、内憂外患というところか。
「今回の結果は、地球上で壊滅的な噴火が発生する「期限を過ぎている」ことを意味するわけではないと、ルジェ氏は注意を促す。」
確かにな。
1万7千年周期説を唱えながら、最後のタウポ噴火から2万5千年経ってるってことは、理論自体が誤っていることの何よりの証拠だ(そんなあ!)。
「今回の研究で言えるのは、火山が人類文明に及ぼしている脅威がこれまで考えられていたより大きいということだ」
ああ、そう言いたかったわけね・・・。
まあいい。
結局、地球科学が破局噴火のメカニズムを解き明かしたとしても、こればかりは手の出しようがないしな。
やっぱ、火星移住しかないのかな・・・。
宇宙開発だとか国際感染症だとか浮世離れしたことにしか関心がない浮沈子だが、ふつーのニュースだってちゃんとチェックしている(ホントかあ?)。
(NZ火山噴火、死者6人に 行方不明者数は依然8人)
https://www.afpbb.com/articles/-/3258965
「ニュージーランド北部沖のホワイト島(White Island、マオリ名:ファカアリ、Whakaari)で9日に発生した火山噴火で、同国の警察当局は10日午後、オークランド(Auckland)の病院で負傷者1人が亡くなり、犠牲者数が6人に増加したことを明らかにした。」
「さらに、行方不明となっている8人は、死亡したと推定されている。」
(NZ噴火 死者6人 被害の深刻さ明らかに)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191210/k10012209861000.html
「私たちは、生存者を見つけることはできませんでした。島に残された人は逃げ場もなく、本当にひどい状況だったと思います」
行方不明の8人は絶望視されているようだ。
ホワイト島って、NZのどこにあるんだっけ?。
「ホワイト島は、ニュージーランド北部の最大都市、オークランドから200キロ余り離れたところにある火山島」
一応調べる。
(ホワイト島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E5%B3%B6
「ニュージーランド北島北東部のプレンティ湾に位置する火山島、タウポ火山帯に属する。」
ウィキには、既に今回の噴火についての記事が出ていた。
それはそうと、タウポという名前に聞き覚えがあったので、確認のために調べたら、とんでもないことを見つけた。
(タウポ火山帯)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%9D%E7%81%AB%E5%B1%B1%E5%B8%AF
「ニュージーランド北島のタウポ湖周辺に位置する火山帯である。」
「約2万5000年前にタウポ湖で発生した超巨大噴火は、1兆トン以上の噴出物を大気中にまき散らした、確認されている火山活動で最大規模のものであった」
いっ、1兆トンって・・・。
(タウポ湖)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%9D%E6%B9%96
「ニュージーランド北島のタウポに位置する、ニュージーランド最大の表面積(616km²)を持つ湖。」
「26,500年前には、VEI8の巨大噴火(Oruanui eruption、噴出量は1170立方km、過去7万年で最大規模)を起こしている。」
以前、トバ湖について調べたことを思い出した。
(スマトラ島)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/02/8036770
「巨大地震の頻発により、トバカルデラ(画像参照)における破局噴火に繋がる可能性も懸念されている」
「まあ、確認されている噴火は、84万年前、50万年前、7万4千年前なので、まだしばらく(30万年位?)は大丈夫かも知れない。」
「74,000年前に起きた最新の超巨大噴火は、200万年前に起こったイエローストーンのハックルベリーリッジ・タフを噴出した超巨大噴火(マグマ噴出量2,500 DRE km3)と並び世界最大級の噴火であった。」
この時のトバのマグマ噴出量(5300 km3:富士山13個分以上)は、ざっと16兆トン(密度3.0(海洋地殻)とした場合)になる。
べらぼーめ・・・。
(破局噴火)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E5%B1%80%E5%99%B4%E7%81%AB
「2015年現在、世界的な統一された定義は無いとされている。
日本では、見かけ噴出量が 100km3以上を破局的噴火としている研究者がいる。
アメリカでは、見かけ噴出量が 1000km3以上を「Supervolcano」としている。」
なんで桁が違うんだろうな。
まあいい。
ちなみに、富士山の体積は400km3程度だ。
(富士山[ふじさん] Fujisan【常時観測火山】)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/314_Fujisan/314_index.html
「日本の最高峰で体積約400km3(小御岳,古富士,新富士を含める)の大きな火山。」
リストの中から、スーパーボルケイノ相当のやつを拾ってみる。
「・2.5万年前 - タウポ:en:Oruanui eruption. 530 km3 DRE.(NZ)
・3万年前 - 姶良:大隅降下軽石・及びintra-plinian flowとして垂水火砕流 → 妻屋火砕流 → 入戸火砕流・及びco-ignimbrite ashとして姶良丹沢テフラ。総噴出量 280.88 km3 DRE。(日本)
・7.5万年前 - トバ:Youngest Toba Tuff. 5300 km3 DRE. 確認される第四紀最大の噴火。(インドネシア)
・34.9万年前 - ファカマル:Whakamaru Group. 650 km3 DRE.(NZ)
・63.1万年前 - イエローストーン:en:Lava Creek Tuff. 900 km3 DRE.(米国)
・76.7万年前 - ロングヴァレー:en:Bishop Tuff. 625 km3 DRE.(米国)
・78.8万年前 - トバ:Oldest Toba Tuff. 2300 km3 DRE.(インドネシア)」
ファカマルというのもNZ(同じタウポ火山帯)らしい。
(ニュージーランド、タウポ火山帯のファカマル群イグニンブライト:珪質マグマ系の逆タップの証拠)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0377027398000201
「ファカマル・グループのイグニンブライトは、ニュージーランドのタウポ火山帯(TVZ)の東部と西部の縁に沿って広がる広範囲に広がる溶接されたイグニンブライトです。イグニンブライトの合計体積は1000 km 3を超えます」
今回の噴火が、タウポ湖やファカマルに繋がるかどうかは知らない(たぶん、誰も知らないけど)
仮に、破局噴火に繋がるようなことがあれば、人類の文明は崩壊し、石器時代からやり直すことになる。
(トバ・カタストロフ理論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96
「遺伝子の解析によれば、現世人類は極めて少ない人口(1000組-1万組ほどの夫婦)から進化したことが想定されている。遺伝子変化の平均速度から推定された人口の極小時期はトバ事変の時期と一致する。」
75億人くらいいる人類が、1万人くらいになるということだ。
十数人の死者を出したホワイト島の噴火とは、桁が違う話だ。
やれやれ・・・。
(火山の「超巨大噴火」、従来説より高い頻度で発生か 研究)
https://www.afpbb.com/articles/-/3153545?cx_part=latest&cx_position=11
「文明を消滅させるほど大規模な火山の「超巨大噴火」が最後に起きたのは今から約2万5000年前とされているが、この種の噴火は平均で1万7000年ごとに発生するとの最新の推算結果が(2017年11月)29日、発表された。」
最後の超巨大噴火とは、今回浮沈子が懸念しているタウポ湖のことである。
「トバはとてつもない規模だった」と述べ、約6500万年前に陸生恐竜を絶滅させた「チチュルブ(Chicxulub)小惑星による砂塵とトバ級の超巨大噴火がほぼ同等であった可能性がある」
人類の文明は、隕石の襲来だけでなく、破局噴火によっても危機にさらされているわけだ。
文字通り、内憂外患というところか。
「今回の結果は、地球上で壊滅的な噴火が発生する「期限を過ぎている」ことを意味するわけではないと、ルジェ氏は注意を促す。」
確かにな。
1万7千年周期説を唱えながら、最後のタウポ噴火から2万5千年経ってるってことは、理論自体が誤っていることの何よりの証拠だ(そんなあ!)。
「今回の研究で言えるのは、火山が人類文明に及ぼしている脅威がこれまで考えられていたより大きいということだ」
ああ、そう言いたかったわけね・・・。
まあいい。
結局、地球科学が破局噴火のメカニズムを解き明かしたとしても、こればかりは手の出しようがないしな。
やっぱ、火星移住しかないのかな・・・。
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