11時間のズレ、250分の155の到達高度、ランデブーもドッキングも分離も離脱も軌道操作もないけど90点あげちゃう大甘の評価で、次回有人飛行は確定!?2019年12月23日 06:52

11時間のズレ、250分の155の到達高度、ランデブーもドッキングも分離も離脱も軌道操作もないけど90点あげちゃう大甘の評価で、次回有人飛行は確定!?
11時間のズレ、250分の155の到達高度、ランデブーもドッキングも分離も離脱も軌道操作もないけど90点あげちゃう大甘の評価で、次回有人飛行は確定!?


スターライナーが無事に着陸した。

ニューメキシコ州ホワイトサンズ。

ここは、ただ一度だけ、スペースシャトルコロンビアが着陸したところだ。

その一角では、原爆実験が行われたところであり、広大な敷地を持つ米国最大の軍事施設だ。

(ホワイトサンズ・ミサイル実験場)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%A0%B4

「実験場の名前のホワイトサンズは、文字通りこの地域に広がる白い砂丘に由来する。この砂は周囲の山から浸出したもので、石膏の結晶から成る。」

「この地域はめったに曇らないため、上空の衛星軌道からでもはっきりと見える。」

「ロードアイランド州のおよそ3倍の約3,200 mi2(8,288 km2、日本の兵庫県と同じくらいの広さ)」

嘉手納基地が広いとか言っても、これに比べたら大した話じゃない(約19.95km2:415分の1)。

ちなみに、沖縄本島の面積は1,207 km2だからな(約7分の1)。

まあいい。

(時計エラーが早期復帰を)
https://www.nytimes.com/2019/12/22/science/boeing-starliner-landing.html

「間違えないでください」とブリデンスティーン氏は言った。「これは、私たちが期待していたすべての点で計画通りにはいきませんでした。しかし、有意義な進歩を続けることができるように、多くの本当に良い情報を得たことも事実です。」

「ボーイングの宇宙および打ち上げ部門のシニアバイスプレジデントであるジムチルトンは、ミッションがテストの目標の85〜90%を満たすのに十分なデータを取得したと推定しました。」

「私には、一度データを確認したら、次のステップで乗組員の飛行テストを実施することを受け入れられることを示唆する良いデータがあります」とスティッチ氏は言いました。「しかし、最初にデータを調べなければなりません。」

「チルトン氏は、次のスターライナーのフライトで宇宙飛行士が搭乗するかどうかを言うのは時期尚早であることに同意しました。「私たちはそれを提案する立場にありませんし、機械が価値があるとわかるまで提案しません」と彼は言いました。」

NASA長官にしても、ボーイングにしても、いきなりな有人飛行に向けての発言が、ややトーンダウンしている気がする。

データの解析には数週間を費やすという(Boeing will spend weeks analyzing the data.)。

いきなり有人飛行への発言がトーンダウンするということは、実際にそれが行われる可能性が高まったということでもある(そうなのかあ?)。

慎重に検討した結果、行うことにしたとかなんとか・・・。

既に、ストーリー作りは行われているんだろう。

着陸現場には、搭乗予定の宇宙飛行士も派遣している。

ランデブーもドッキングも分離も離脱も軌道操作もない飛行に対して、85点から90点もあげちゃう気前のいい大甘の評価だしな。

「宇宙船がアトラス5ロケットから離れて宇宙に持ち上がったとき、11時間ずれた誤ったクロックにより、スラスタの発射が開始され、本来あるべき位置と方向に到達しようとしました。」

そんなにズレてたのかあ・・・。

「宇宙船のソフトウェアは、打ち上げ前にアトラス5ロケットから受け取った時間に基づいてクロックを設定しましたが、チルトン氏は、どのようにして誤った情報を引き出したのかを判断するにはまだ早すぎます。彼は、問題は別の会社であるUnited Launch Allianceによって作られ運営されたロケットではなく、ボーイングのソフトウェアにあると付け加えた。」

アトラスVは、元々ロッキードマーチンが開発した打ち上げロケットだからな。

ボーイングは、デルタ4シリーズを運用していた。

さて、その辺りが時刻設定のチョンボに関係していたのかどうかが気になる。

「フライトコントローラーは、最終的にスターライナーに正しい時刻を送信することができました。その後、スラスタを数回発射して、軌道を表面から155マイル上にある円形軌道に上げました。それは約250マイルの高度にある国際宇宙ステーションよりも低かった。」

「軌道上のその短縮された時間の間に、宇宙船の推進、航法および生命維持システムはうまく機能するように見えました。スターライナーは宇宙ステーションに行かなかったにもかかわらず、フライトコントローラーはランデブーに必要なシステムのいくつかをテストすることができました。それには、宇宙船とステーションの間に通信リンクを確立して延長し、次にドッキングポートに取り付けられていたリングを引き込むことが含まれます。」

ISSの軌道には届かなかったが、いろいろテストはしたようだな。

記事には、クルードラゴンの動的打ち切りテストが、1月11日に予定されていることも書かれている。

ISSへの有人飛行がソユーズに頼りきりだということも・・・。

独立の事象であるにもかかわらず、クルードラゴンの開発状況に触れたり、潜在的ライバル(先行されっぱなしですが)の状況を述べたり・・・。

世間はキビシーな。

(【追記あり】ボーイング「スターライナー」宇宙船、まもなく地上帰還)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20191222-00155920/

「ボーイング開発による新型有人宇宙船「CST-100:Starliner」は、日本時間12月22日午後21時57分すぎ、無人飛行試験を終え、米ニューメキシコ州のホワイトサンズミサイル試験場へ帰還した。軌道離脱エンジンの燃焼、クルーモジュールとサービスモジュールの分離、パラシュート展開、ヒートシールド分離などを予定通り実行し、スムーズな帰還となった。」

生中継を聞いていると、「モジュール」の発音が、「マジョー」に聞こえる(空耳かあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

着陸の映像を見ている限り、不安な要素はない。

カプセルにインフレーター式のカバーを被せたり、ステージを設置するために人力で固定用の足を出したりするシーンが気になる程度だ(油圧にすればあ?)。

長期間無重力に晒された宇宙飛行士は、地球帰還後直ちに地面に立つことはできない。

筋肉は衰え、体液のバランスも変わっている。

ちょうど、寝たきりの病人が起立障害になっちまったようなもんだからな。

無様を晒すことなく、メディアのインタビューを演出するためのステージなわけだ。

有人飛行の準備は、着々と整っている。

「最初に搭乗することになるNASAのサニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士は、スターライナーの地上での写真を公開した。」

米国の、米国による、米国からの、米国のための宇宙船は、無事に米国の大地に降り立った。

中継では、カプセルの中も、少しだけ映っていた。

きっと、配達されなかったクリスマスケーキとかもあるんだろうな(こっちも、たぶん大甘!?)。

誰が食べるのかな。

それとも、捨てちゃうのかな・・・。

(ボーイングのスターライナーカプセルが宇宙ステーションとのランデブーを失った後に着陸:追加)
https://spaceflightnow.com/2019/12/22/boeings-starliner-capsule-safely-lands-after-missing-rendezvous-with-space-station/

「包括的なデータレビューの結果に応じて、NASAは宇宙飛行士を当初の意図通りに次のスターライナーミッションで飛行させることができたと当局者は述べた。」

「チェックリストをまっすぐに進んだ場合、ミッション目標の(達成された)現時点で60パーセント(範囲)の低位にいると思います」

こっちは60点だが、いきなり有人飛行に変わりはない。

「ボーイングのエンジニアは、宇宙船がフロリダ州のNASAのケネディ宇宙センターのスターライナー工場と改修施設に運ばれるまで、測定結果の一部を取得しません。それには最大2週間かかると予想されます。」

「私には良いデータがあります。一度調べてみると、次のステップに進んで乗務員飛行試験を行うことは許容できるかもしれません」

うーん、もうイケイケの感じだな・・・。

「NASAが利用できるもう1つのオプションは、スターライナーの操縦されていないテスト飛行をやり直すことです。これは、おそらく数億ドルの費用がかかり、プログラムを長くしなくても数か月遅らせる決定です。」

時間が掛かったとしても、浮沈子的にはこっちで行くべきだと思うんだがな・・・。

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