タール火山噴火とダイビングへの影響2020年01月17日 09:05

タール火山噴火とダイビングへの影響
タール火山噴火とダイビングへの影響


西太平洋地域におけるテクニカルダイビングの聖地の一つといわれるプエルトガレラ(サバンビーチ)。

浮沈子は1回しか行ったことないけど、毎年のようにガレラ詣でをしている方もいるようだ。

で、マニラのニノイアキノ国際空港から市街の渋滞を抜けて、高速乗ってひたすら南下して、バタンガスという町に着く。

ここでの渋滞は定番なので、諦めるよりほかはない。

最近、渡り方が変わったという情報もあるけど、浮沈子が昨年行った時には、フィリピン定番のバンカーボート(両側にアウトリガーが出ているタイプ)に乗って1時間ほどで、ミンドロ島の北に位置するサバンビーチに着く。

テッキーとスケベオヤジ(両方兼ね備えている方も・・・)の天国(そうなのかあ?)。

(ほーむ アルバム 2019プエルトガレラ)
https://www.ne.jp/asahi/kfujito/fuchinshi/album_2019galera.htm

で、噴火して大騒ぎになっているタール火山というのは、このサバンビーチへ渡る際に通過するバタンガスにある。

(タール火山)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%81%AB%E5%B1%B1

「フィリピンの首都マニラ市の南方約60kmのバタンガス州に位置する。」

「史上34回の噴火歴があり、フィリピンで2番目に活発な火山である。」

えーと、1番目に活発なのは、たぶん、マヨン山だろう。

(マヨン山)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A8%E3%83%B3%E5%B1%B1

「ルソン島南部、ビコル地方アルバイ州にある火山である。標高は2,463m。」

美しい円錐形の火山で、セブへ通っていたころは、飛行機からも見えた。

「地元では富士山よりも美しいといわれており、かつて日系人移民からは「ルソン富士」と呼ばれていた。」

まあ、ひいき目というのもあるかもな。

「マヨン山は17世紀から21世紀初頭までの400年に50回も噴火している。」

活動は地味だが、大規模噴火を起こした火山としては、ピナトゥボ山がある。

(ピナトゥボ山)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8A%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%9C%E5%B1%B1

「ルソン島西側にある火山である。1991年に20世紀における最大規模の大噴火を引き起こした」

「このあたりの火山は、フィリピン海プレートがマニラ海溝から西へ向けてユーラシアプレートの下に潜り込むことで形成された、沈み込み帯の火山である。」

そう、フィリピンは、我が国も連なる環太平洋火山帯に属し、火山活動が活発な地域なのだ。

(環太平洋火山帯)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E7%81%AB%E5%B1%B1%E5%B8%AF

「地球上で発生する地震の約90%、活火山の75%が環太平洋火山帯で発生、点在」

「プレート同士が衝突している場所では、海洋プレートの沈み込み現象が起き、海溝を形作っている。火山および地震活動の主な原因がこの沈み込みであり、地球上の海溝の大半が太平洋を取り囲むように続いている」

世界地図上で見ると、フィリピンと我が国は近い。

飛行機では5時間以上だが、隣同士ともいえる(台湾の方、飛ばしてすいません!)。

で、その一角でタール山が噴火した。

(厳戒続くフィリピンの火山噴火、専門家の見解)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/011400026/

「1日目、噴煙は高度1万5000メートル近くまで噴き上がった。噴煙の周囲には火山雷が発生し、強い火山性地震が多数観測された。1月13日には、火口から溶岩が泉のように噴出し始め、噴火は激しさを増した。」

ド派手だな。

地球上のイベントの中で、火山の噴火程派手なものはない。

地震雷火事親父というが、それら全てを兼ね備えているのが火山噴火だ(オヤジもかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

周囲は、降灰で大変なことになっているし、カルデラ湖があるので、沿岸での津波や流れ出る川の下流では洪水とかも懸念されているようだ。

「最大の噴火は、最初に起こるとは限らない」

やれやれ・・・。

浮沈子は、今年の夏にガレラでGUEのテック1を受講する予定だったんだが、ちょっと考え物だな。

噴火活動が長引くようなら、延期またはキャンセルすることになる。

マニラ国際空港が使えなければ、通常ルートでは行くことも出来ないし、そもそもバタンガス自体がヤバいからな。

ガレラそのものは、少し離れているから影響は少ないだろう。

別ルートで行くしかないかも。

まあ、そういう状態なら、たぶん延期だけどな。

秋以降、日本で開催されるとすれば、そっちで受けるのが無難かもしれない。

そもそも、ガレラで受けようと思ったのは、ウェットスーツで受講可能だったからだ。

右手の可動域が狭く、ドライではバルブに届きづらいからな。

ガレラなら通年ウェットで出来るし、GUEもテック1まではウェットスーツで受講できることになっている。

ところが、ギデオンさんの方針で、どーせ取得後に日本で潜るなら、1年の3分の2以上はドライで潜ることになるから、講習もドライでやろうということになっちまった(浮力確保という、安全上の問題もあります)。

そういうことなら、ガレラで受講する意義は半減するしな(もう半分は、マッサージかあ?)。

まあいい。

我が国で開催される時も、基本ドライスーツということになる。

そんなら、わざわざガレラへ行って受講することもない。

そこへもってきて、今回の噴火騒ぎだからな。

気分的にもノリがなくなっちまった。

それでも、噴火が収まればガレラには行きたいしな。

暖かくなって、気分が乗ってくれば、また行く気になるかも知れない。

サバンビーチの薄暗い路地裏が懐かしいしな・・・。

千葉セクションの地層が地質年代の名称になったのはいいんだが、土産物屋でゴールデンスパイク(饅頭?)が売られそうな予感2020年01月17日 18:04

千葉セクションの地層が地質年代の名称になったのはいいんだが、土産物屋でゴールデンスパイク(饅頭?)が売られそうな予感
千葉セクションの地層が地質年代の名称になったのはいいんだが、土産物屋でゴールデンスパイク(饅頭?)が売られそうな予感


チバニアンについては、このブログでも取り上げている。

(チバニアン!?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/06/8040771

「国際学会によって「国際標準地」と位置づけられれば、ラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」と名付けられる可能性」

「養老渓谷の市原市田淵近辺の地層「千葉セクション」の白尾(びゃくび)層が、ジュラ紀とか白亜紀というような地質学上の正式名称として採用されるかも」

(地中海至上主義)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/01/15/8325144

「変な感じになるよりは、日本が外れてしまった方がいい気もする(非国民!)。」

「なんか、イタリアでいいような気もするけどな。」

(来るか千葉時代)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/11/14/8727092

「国連(ユネスコ)の機関である国際地質科学連合(IUGS)で認定され、ゴールデンスパイクが地層に打ち込まれるだけだ(最近は、パネル表示になったらしい)。」

(いざという時に)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/11/16/8728876

「チバニアンの話が出てきて、ちょっと考えたんだが、猫のキャラクターとかはどうだろうか?。」

「チバ「ニャン」、なんっちゃって!。」

奇しくも今年は猫年だしな(ネズミです!)。

まあ、どうでもいいんですが。

で、とうとうチバニアンに決定した様だ。

(祝・地質年代「チバニアン」決定! で、結局何がスゴいの?)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69747

「2020年、新年早々にビッグニュースが飛び込んできました!」

「地質年代の正式名称に「チバニアン」がついに決定!」

浮沈子の記事にあるように、最近はゴールデンスパイクの代わりに、パネルが設置される様だが、土産物屋では早速饅頭とかが出回るんだろうな(未確認:「千葉に餡(当然、ピーナッツ餡!)とかあ?」)。

解説記事を読んでも、いったい何がスゴいのかは、さっぱり分からない(そんなあ!)。

まあいい。

きっと、凄いんだろう・・・。

正月早々、目出度い話だな・・・。