「事実」=匙加減がバレた武漢と検査キットがこけたCDCはどっちがヤバイ?2020年02月13日 12:00

「事実」=匙加減がバレた武漢と検査キットがこけたCDCはどっちがヤバイ?
「事実」=匙加減がバレた武漢と検査キットがこけたCDCはどっちがヤバイ?


(2020年2月12日の湖北省におけるニュークラウン肺炎の流行状況)
http://wjw.hubei.gov.cn/fbjd/dtyw/202002/t20200213_2025581.shtml

日本語のウィキがリンクしていた湖北省の今日の発表だが、表題の自動翻訳は敢えてそのままにしてある(ユニークだな・・・)。

武漢肺炎とかではなく、せっかくCOVIDー19という正式名称をWHOが付けてくれたのに、何処も使ってないしな。

「国家保健衛生委員会の総局と中国伝統医学の国家管理局は、「新しいコロナウイルスの肺炎の診断と治療計画」を発行」

「湖北省の症例診断分類に「臨床診断」を「追加」」

一気に1万3千件余りをぶち込んで、感染者数は激増した。

「湖北省は新たに 14,840 の肺炎の新規症例(臨床的に診断された13332症例を含む)を追加しました。」

「武漢の32994症例(臨床的に診断された 12364症例を含む)」

累計値だが、武漢では下駄の高さ(!)は1万2千件余り。

目的とするところは、確定診断に組み込むことにより、早期に治療対象とすることだから、人命優先ということだ。

結構な話だが、「事実」は「科学」とやらの匙加減でどうにでもなるということがバレてしまったからな。

こんなもんに惑わされていたら、まともな対策なんて出来っこない。

検査対象をどーするとか、検体採取時の漏れやウインドウピリオド(ウイルスいても検出できない期間)の問題はあるにしても、やっぱ、「科学」的なエビデンスに基づく対策が重要だな・・・。

(新型肺炎検査キットに不具合 海外機関にも送付―米)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021300336&g=int

「CDCの担当官は電話記者会見で、検査キットが「期待されたようには機能しない」と米国内の検査機関から報告を受けたと説明。使われている試薬の一部に問題がある可能性があるとして「試薬を作り直している」と述べた。」

やれやれ・・・。

我が国が、このキットを使用しているかどうかは知らない。

中国は使ってないだろうけどな(未確認)。

多めに出るのか、少なめに出るのか、ランダムなのかは分からない。

「真実」を知ることが、如何に困難かを思い知る。

武漢帰還者が、連日解放(?)されて自宅に帰っていく様子が報道されている。

それは、もちろん、喜ばしい話だ。

ちゃんと検査もしてもらって、安全安心の対応だしな。

しかし、既に汚染されているかもしれない我が国の中に放り込まれているだけかもしれない。

ホテル三ケ月にいた方が、安全だったりしたら洒落にならんからな。

解放後に感染して発症したりしたら、大問題だ。

潜伏期間は最大100日とか、ワケワカな話になるかも知れないしな。

報告されている最大の潜伏期間である24日については、1例だけということで、発表した当事者が「科学」的ではないとコメントしている。

(潜伏期間24日「あまり科学的でない」中国当局の専門家が釈明)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012282251000.html

「調査対象の患者の話をもとに、ウイルスの感染源に接触してから症状が出るまでの日数を計算した結果、潜伏期間が24日という人が1人いたと説明しました。」

まあいい。

「真実」に至る道のりは険しいな。

そういえば、彷徨うクルーズ船ウエステルダムは、カンボジアに入港するようだ(もう、したかもな)。

(日本など入港拒否のクルーズ船 カンボジアに寄港へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012283031000.html

「船を運航するアメリカの会社は12日、カンボジア南部のシアヌークビルの港に13日、寄港すると発表しました。会社は「許可はすべて得ている。カンボジア当局には大変感謝している」としています。」

タイの時は、その後でドタキャンされたからな。

まあ、どうでもいいんですが。

カンボジアの感染者は1名で、既に治癒している。

それが真実かどうかは知らないが、入港を受け入れたことは事実だ。

「入港後、乗客たちは数日かけて下船し、チャーター機で首都プノンペンに移動したあと、それぞれの国に向かう」

新型コロナを巡るあれこれを、雑駁に読んでいると、様々な思いがこみ上げてくる。

浮沈子の周りで、新型コロナのうわさは聞かない。

近所を歩いている人だって、余りマスクしていないし。

レストランに行っても、ふつーに食事が出来ている(マスクしてたら食えないしな)。

昨日は大井町のフィットネスに、2週間ぶりに行ったけど、何も変わっていない(水泳教室の面々は元気そうでした)。

コンゴ民主共和国のエボラと、横浜に留まっているクルーズ船は、やはり、どこか遠い世界の話なのだ・・・。

(日本など入港拒否のクルーズ船 カンボジア沖に到着:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012283501000.html

「どの国も入港を認めないなら、カンボジアが認める。われわれの人道支援には国境はない」

漢(おとこ)だねえ・・・。

事実上、タガが外れた検査制限と、インドネシアで感染者が発生していない真の理由を発見!?2020年02月13日 19:49

事実上、タガが外れた検査制限と、インドネシアで感染者が発生していない真の理由を発見!?
事実上、タガが外れた検査制限と、インドネシアで感染者が発生していない真の理由を発見!?


(新型ウイルス検査対象 浙江省滞在歴ある人も 厚生労働省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012283841000.html

新たな規制対象となった浙江省絡みで検査が行えるようになったことは想定内だが、浮沈子的には最後の記述の方が100倍重要だ。

「一方でこの基準に該当しなくても、診断した医師や保健所が必要だと判断した場合は検査を行うなど弾力的に対応してほしいとしています。」

そう、これまでは、例外的に検査して発見された事例はあったが、今回、疑わしきはどんどんやれと奨励しているようなもんだからな(そうなのかあ?)。

タガが外れたわけだ。

この動きは、クルーズ船からハイリスクグループを下船させる動きと連動している。

(クルーズ船 80歳以上の持病ある人など 優先下船を決定 厚労省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012283481000.html

「80歳以上の高齢者で持病がある人などについて、ウイルス検査で陰性だった場合、14日以降、下船できるようにすることを決めました。」

なぜ80歳以上(当初226人)なのかとか聞いちゃいけない。

人数で線引きしたに決まってるじゃん・・・。

まあいい。

ポイントは、今まで発症者か発症者と濃厚接触が疑われる人しか検査しなかったからな。

無症状なら、下船の際に検査する必要はないはずだが、そこは、まあ、安全安心ということで、検査してから降ろすことにした(たぶん)。

武漢(正確には湖北省)絡みじゃない(もちろん、浙江省絡みでもない)、感染者との濃厚接触の疑いもない、しかも症状がない人に検査するというのは、従来の基準を踏み越えた、整合性がない理屈が通らない話だからな。

数百人に対する掟破りを自らするわけにはいかない。

例外では済まないのだ。

内部でこっそり、運用基準を変えたに違いない。

表向きは、原則、湖北省と浙江省絡みだけ。

それ以外に検査を行うのは、医師と保健所の判断を噛ませて、合理的な疑いがあった場合に限るという建前にした。

だが、これは事実上の検査解禁だ。

柔軟に運用しろとか言っていながら、検査に応じなければ、逆に問題になるしな。

症状だけからは特定できない(中国では、しちゃいましたけど)。

疑わしきは検査しないとな。

検査しないで、重症化してから分かったりしたら訴えられちゃうかもな。

具体的に、どのような基準で運用されることになるのかの詳細は報道されていないようだ(未確認)。

んで、早速、該当事例(たぶん)が伝えられている。

(新型ウイルス 東京都内のタクシー運転手 感染確認)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284011000.html?utm_int=all_contents_just-in_002

「東京都内のタクシー運転手の男性が、新型コロナウイルスに感染」

「中国人とみられる客を乗せたことがある」

それが感染経路かどうかは、まだ分からない。

「厚生労働省は感染経路を調べています。」

先日のシンガポール(感染者50人、現在、香港(同じく感染者50人)とデッドヒート中)の国際会議に参加して感染を広めちゃった英国人なんか、一切中国に行ってないからな。

もちろん、運転手はマスクしていただろうから、その後の二次感染は防げたに違いない(そうかあ?)。

「従業員のマスクの着用や手洗いやうがいなどの徹底」

この事例の検査が行われた日付は不明だが、昨日までは検査対象には該当しない事例だ。

検査したのは、ルール違反ということになる。

ちょっと前のバスの運転手とか、ガイドさんとかも対象外だった。

そういった、例外がボロボロ出るようになって、厚労省も現実的な対応を示さざるを得なくなってきたわけだな。

いい傾向だ。

ワケワカの緊急対策(「金給」対策?:企業の資金繰りに5000億円、検査キットやワクチン開発などには8億円ぽっちだって!)も出たことだしな。

バンバン検査するのがよろしい。

殆どは軽症者だから、直接コストは検査費用だけだ。

我が国の感染状況の真実を明らかにして、現実的な対応を促すきっかけにすればいい。

治療や予防の対策が取られるのは、何年も先の話だ(そんなあ!)。

ワクチン開発だけでも、サイテー18か月とか言ってるからな。

治療薬については、いつになるかを示すことも出来ない(10年先かも)。

やれやれ・・・。

そんな疲れる話の中、世界が注視する未感染国インドネシアに関する記事が上がっていた。

(インドネシア、新型ウイルス感染者ゼロに疑義呈した米研究に反論)
https://www.afpbb.com/articles/-/3267991

「ハーバード大の公衆衛生の研究者らが今週発表したこの論文には、インドネシアでも新型ウイルスの流行が報告されていてもおかしくないとし、流行の中心地である武漢(Wuhan)をはじめ、中国各地とインドネシアを結ぶ航空路線が多数存在することを考慮すれば、見逃されている感染者らがいる恐れもあると記されている。」

思い出されるのは、北大のセンセが発表した初期の数理モデルだ。

まだ、中国が830人の感染者しか報告していなかった時点で、5502人の感染者の存在を推計した。

(妄想に陥っているのは浮沈子だけではないと知って、安心したけどモーレツ眠いな)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/01/26/9206539

その根拠としたのは、海外で報告される感染事例と感染力、そして初発地である武漢との人の出入りだ。

こんだけの人的流通があって、こんだけの感染力で、こんだけ外で発生してれば、中ではこれくらい居ないと説明付かないということなわけだな(そういうことかあ?)。

ハーバードのセンセは、逆に考えたわけだ。

中の武漢でこんだけ発生していて、こんだけの人的流通があって、こんだけの感染力なら、外ではこれくらい居ないと説明付かないということなわけだ(たぶん)。

インドネシア当局は、断固抗議している。

曰く、

「インドネシアは新型ウイルスの流行を受け、中国発着の全航空便の運航を中止。」

更に曰く、

「これまでに感染が疑われた数十人にウイルス検査を実施したが、いずれも陰性」

更にさらに曰く、

「彼らは困惑するだろうが、これは事実だ」

もっと曰く、

「われわれは最高レベルの厳戒態勢で対応している」

もっともっと曰く、

「要するにわが国は国際基準を順守しているということだ」

しつっこく曰く、

「何も隠してはいない」

まあ、どうでもいいんですが。

第三国経由での感染(シンガポール国際会議など)とか、検査対象の恣意的選択(特定地域絡みじゃないと検査しない)、非感作期間(ウインドウピリオド)の存在、検体採取方法の選択(咽頭粘膜か喀痰か)、検査時の取り損ね(たまたまウイルスがいないとこから採っちゃった)、試薬の不具合(CDCのキット使ってないよね?)などのもろもろの話は、もちろん、承知の上の反論なんだろうな(未確認)。

「テラワン・アグス・プトラント(Terawan Agus Putranto)保健相は11日夜、この論文を「侮辱的」と批判し、同国には適切な検査機器があると述べた。」

反論は当然だ。

インドネシアは、3000人の武漢観光客を足止めにしたって、全部で数十人しか検査しないからな(そんなあ!)。

(バリ島に足止めの中国人、休暇の延長喜び大半が帰国便に乗らず)
https://www.afpbb.com/articles/-/3267437

「インドネシアの観光地バリ(Bali)島で足止めされていた中国人観光客約3000人に対し、中国・武漢(Wuhan)に戻るチャーター便が用意された。だが当局によれば、搭乗者はわずか61人」

「バリ島に残ることを選んだ人々はおおむね長引いた休暇を楽しむためにとどまった」

実に、世界七不思議なインドネシアだが、理由は分かっている(聞いてないけどお?)。

浮沈子は、AFPが報じる別の記事を読んで、インドネシアでなぜ感染者が出ないかを発見した(ホントかあ?)。

(ウイルス懸念のコウモリ肉、市場で売買続く インドネシア)
https://www.afpbb.com/articles/-/3268010

「新型ウイルスの発生源は流行の中心地となっている中国・武漢(Wuhan)の野生動物市場だったとされ、ウイルスの由来はコウモリだったとみられている。」

まあ、確定しているわけじゃないけどな。

「インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島北東部トモホン(Tomohon)の野生動物市場では、新型コロナウイルスとの関連を恐れた当局からの販売中止要請が無視され、今もコウモリやネズミ、ヘビなどが売買されている。」

「商売は繁盛している」

「売上にウイルスの影響は出ていない。客足は途絶えていないよ」

そうか、彼らには、既に強力な免疫が出来ていたのだ!。

しかも、治療薬や予防方法も確立している!。

「首都ジャカルタでヘビの肉やコブラの血を販売する業者らも、客入りには困っていない。」

「体にいいよ。どんな病気も治すし、予防してくれる」

ハーバード大の研究者は、人にケチ付ける暇があったら、ヘビの肉やコブラの血から、治療薬や予防薬を見出す努力を始めた方がいいかもな・・・。

(和歌山で感染確認の男性は医師:追加)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200213/2000025273.html

「発症前の14日間の間に中国への渡航歴はなく、中国人との明らかな接触も確認できていないということです。」

(新型コロナウイルス 神奈川の80代女性死亡 感染者死亡は国内初:追加の追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284531000.html

「女性は海外への渡航歴はなかったということで、厚生労働省は感染経路などについて詳しく調べることにしています。」

「国内で新型コロナウイルスの感染者が死亡したのは初めてです。」

出ちゃいましたねえ、国内初めての死者。

昨日まで検査対象外、感染ルート不明がゾロゾロ出てきたな。

これで、我が国も香港やシンガポール並みの正真正銘の「汚染国」入りを果たしたわけだ。

台湾から、入国禁止を言い渡されるのは時間の問題だな・・・。

(新型コロナウイルス 千葉県20代男性の感染確認 直近渡航歴なし:さらに追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012284571000.html

「発症前の2週間以内に海外への渡航歴はなく、肺炎患者との明確な接触は確認されていないということです。」