数日前から調べている謎のキーワードを紐解く ― 2020年03月05日 11:02
数日前から調べている謎のキーワードを紐解く
調べていくと、TLYFとか、LYFなどとアクロニム(頭字語)になっている場合もあるようだ・・・。
(超大規模でも円滑にマネジメント!ロケット打ち上げプロジェクトに見るJAXAの仕事術)
https://www.recruit.co.jp/meet_recruit/2018/06/it19-1.html
「ロケット打ち上げの現場では『Test Like You Fly, Fly Like You Test.』という言葉があります。」
「飛ばすことを想像しながら地上でテストをし、地上でテストをしたように飛ばしなさいという意味で、開発関係者に対しいかにテストが大切かを伝えるワードとして使われています」
前半の「Test Like You Fly.」(TLYF)が切り離されて使われることが多いようだ。
テストの代わりに、シミュレーションを持ってくることもある。
そういった時には、「Like You Fly」部分を縮めて(頭字語にして)LYFとなる。
なるほどね・・・。
これを見つけたのは、スターライナーのチョンボ(!)に関する英語記事だ。
(ボーイングは、Calamity Capsuleのエンドツーエンドテストを実行せず、DSCOVRを起動して実行し、NASAはFalcon Heavyを購入しました'Test Like You Fly'? Yeah, we've heard of it)
https://www.theregister.co.uk/2020/03/03/space_roundup/
「ボーイングはミッション全体のエンドツーエンドのテストを実施せず、代わりに物事を分割することを選択したことが明らかになりました。」
この記事の副題にも、件のキーワードが使われている。
「テストへのより良いアプローチが明らかに必要であり、会社がその施設の周りに「Test Like You Fly」のポスターをいくつか掲げたことを願っています。」
イヤミたっぷりだなあ・・・。
(オービットの準備ができました!スターライナーが環境認定試験に合格)
https://www.boeing.com/features/2019/04/starliner-passes-testing-04-19.page
「「飛ぶようにテストする」(“Test like you fly”)は、ボーイングのCST-100スターライナーチームが心に留めるマントラです。」
ははあ、B社自体がこのキーワードを使って、如何にテストを重視しているかをアピールしていたわけだな。
この記事の内容は、環境適合テストに関するものだが、納期短縮がプレッシャーになっていることを示す記述もある。
エンドツーエンドテストを端折った遠因が、その辺りにあったことを示唆しているかもしれない。
「環境試験は宇宙飛行開発プログラムの中で最も挑戦的なキャンペーンの1つであり、100日未満で成功しました」
「NASAのお客様の飛行テストと長期ミッション間の最短時間を確保するための戦略」
まあ、環境適合テストは、各試験要素をバラバラに行うわけだから仕方ないけどな(音響室:強力な音波、熱真空チャンバー:極端な温度変動、無響室:潜在的な電磁干渉)。
これらの環境適合テスト自体は、あらゆる宇宙機に対して行われる通常の試験で、特筆すべきものじゃあない。
スターライナーの軌道飛行テスト(OFT)で問題になったのは、デバイスを絡めたソフトウェアのエンドツーエンドのテストが行われていなかったということが判明した点だ。
(ボーイングは、徹底的なテストがStarlinerソフトウェアの問題をキャッチしたと言います)
https://spaceflightnow.com/2020/02/28/boeing-says-thorough-testing-would-have-caught-starliner-software-problems/
「ボーイングは、ソフトウェアスイート全体のエンドツーエンドのテストを実行しませんでした。」
「後知恵はいくつかの問題を明らかにしましたが、このチームが近道を試みたという印象をあなたや誰かに持たせたくはありません」
そりゃあ無理ってもんだろう!?。
「ボーイング社のチームは、スターライナーのミッションフェーズを細分化し、フライトの各セグメントでソフトウェアテストを実行する方が論理的だと考えている」
細切れにしたテストでは発見できないエラーが出たわけで、それはB社も認めている。
「その統合テストを数分以上実行した場合、問題が明らかになります」
「今後のすべてのStarlinerミッションの前に、ボーイングは打ち上げから宇宙ステーションとのドッキング、そしてドッキングから着陸までのすべてのイベントを含むソフトウェア統合ラボでより長いテストを実行します。」
当然だな。
それが、「Test Like You Fly.」(TLYF)というものだ。
METの問題はいいとして、サービスモジュールの分離後ド突き問題は深刻だ。
「推進コントローラは、ソフトウェアの他のセクションの認定テストを実行したときに他のテストをサポートしていませんでしたが、エミュレータが間違っていたため(正しい)ジェットマッピングがなかったため、その問題は明らかになりませんでした資格試験中」
これは、個別テストにおける試験環境(エミュレーター)が不適切だったことを示している。
要するに、個別テストもちゃんとやっていなかったわけだ。
喝!。
「そのハードウェアがラボに返されたため、ミッション中にそのシーケンスを再実行し、ジェットマッピングの問題を特定し、再入力書き込みを行う前にソフトウェア修正をアップロードすることができました。」
綱渡りもいいところだ。
やれやれ・・・。
通信の問題は、まだ明確な原因が見つかっていない。
「12月の2日間の試験飛行中に、宇宙船はTDRSネットワークに37回ロックできませんでした。」
「ボーイングのエンジニアは、通信中断の原因の1つを特定しました。」
37分の1が解明されたに過ぎない。
「予期しない通信障害の他の36の事例はすべて、フロリダから打ち上げられた数分後のスターライナーのこの地域での最初のパスを含め、北ヨーロッパとロシアで発生しました。」
通信システムがハッキングされたんじゃないだろうね?。
まあいい。
「調査の結果は来週3月6日金曜日に発表されます。」
「エンジニアがまだ通信の問題を検討しており、来週には無線リンクの中断の原因に関する最終的な判断は行われない」
記事は先週のものだからな。
「飛行中の問題にも関わらず、スターライナー宇宙船は安全に地球に戻り、着陸後の検査で再び飛行できることが示された、とボーイングは言います。」
我々は(そしてB社も)、それが幸運と偶然に支えられ、辛うじて部分的に達成されたものであることを知っている。
「Test Like You Fly」のポスターが、B社のラボや試験施設に貼られているかどうかは知らない。
(「Test Like You Fly」:SLSロケットの資格とは)
https://www.nasa.gov/exploration/systems/sls/what-qualification-means-for-sls-rocket.html
「ロケットを製造する際には、飛行認定プロセス全体があり、資格はその重要な部分です」
「ハードウェアが要件を満たし、設計どおりに機能することを証明します。飛ぶようにテストしたいのです。」
「認定試験では、ロケットのさまざまな部分が予測どおりに機能することが示されていますが、NASAはミッションのさまざまな段階で連携して動作するロケットの主要な要素を統合してテストする必要があります。」
「「認定試験の後、まだやるべきことがあります」とライルズは言いました。「私たちは、「グリーン」ランのような受け入れテストを行います。このテストでは、コアステージとエンジンが統合され、一緒に起動されます。」
記事は打ち上げロケットであるSLSコアステージのものだが、NASAはやるべきことが何かを分かっている。
それは、部分をいくら突いてみても現れない問題が潜んでいること、統合テスト(グリーンラン)を行わなければ、人命に係る瑕疵を暴くことができないことを知り尽くしているからだ。
グリーンランなんて飛ばしちゃえとか、OFTに宇宙飛行士が乗っていたら上手くいったとか、ワケワカの発言を繰り返すNASAトップは別にしてもな。
ダイビングの世界でも、たぶん同じ教訓が生かせるに違いない。
浮沈子は、先日からTDIのカバーン講習のテキストを読み始めている(日本語訳が届いたので)。
器材の故障が命取りになりかねない閉鎖環境への潜水では、様々なトラブル防止のためのチェックが行われる。
個別要素を潰していく際に、実際の環境や運用を想定してチェックすると同時に、ダイビングを開始する際の統合チェックも重要だな。
まあ、どうでもいいんですが。
本番のようにテストし、テストしたように本番を実施する。
『Test Like You Fly, Fly Like You Test.』
覚えておこう・・・。
調べていくと、TLYFとか、LYFなどとアクロニム(頭字語)になっている場合もあるようだ・・・。
(超大規模でも円滑にマネジメント!ロケット打ち上げプロジェクトに見るJAXAの仕事術)
https://www.recruit.co.jp/meet_recruit/2018/06/it19-1.html
「ロケット打ち上げの現場では『Test Like You Fly, Fly Like You Test.』という言葉があります。」
「飛ばすことを想像しながら地上でテストをし、地上でテストをしたように飛ばしなさいという意味で、開発関係者に対しいかにテストが大切かを伝えるワードとして使われています」
前半の「Test Like You Fly.」(TLYF)が切り離されて使われることが多いようだ。
テストの代わりに、シミュレーションを持ってくることもある。
そういった時には、「Like You Fly」部分を縮めて(頭字語にして)LYFとなる。
なるほどね・・・。
これを見つけたのは、スターライナーのチョンボ(!)に関する英語記事だ。
(ボーイングは、Calamity Capsuleのエンドツーエンドテストを実行せず、DSCOVRを起動して実行し、NASAはFalcon Heavyを購入しました'Test Like You Fly'? Yeah, we've heard of it)
https://www.theregister.co.uk/2020/03/03/space_roundup/
「ボーイングはミッション全体のエンドツーエンドのテストを実施せず、代わりに物事を分割することを選択したことが明らかになりました。」
この記事の副題にも、件のキーワードが使われている。
「テストへのより良いアプローチが明らかに必要であり、会社がその施設の周りに「Test Like You Fly」のポスターをいくつか掲げたことを願っています。」
イヤミたっぷりだなあ・・・。
(オービットの準備ができました!スターライナーが環境認定試験に合格)
https://www.boeing.com/features/2019/04/starliner-passes-testing-04-19.page
「「飛ぶようにテストする」(“Test like you fly”)は、ボーイングのCST-100スターライナーチームが心に留めるマントラです。」
ははあ、B社自体がこのキーワードを使って、如何にテストを重視しているかをアピールしていたわけだな。
この記事の内容は、環境適合テストに関するものだが、納期短縮がプレッシャーになっていることを示す記述もある。
エンドツーエンドテストを端折った遠因が、その辺りにあったことを示唆しているかもしれない。
「環境試験は宇宙飛行開発プログラムの中で最も挑戦的なキャンペーンの1つであり、100日未満で成功しました」
「NASAのお客様の飛行テストと長期ミッション間の最短時間を確保するための戦略」
まあ、環境適合テストは、各試験要素をバラバラに行うわけだから仕方ないけどな(音響室:強力な音波、熱真空チャンバー:極端な温度変動、無響室:潜在的な電磁干渉)。
これらの環境適合テスト自体は、あらゆる宇宙機に対して行われる通常の試験で、特筆すべきものじゃあない。
スターライナーの軌道飛行テスト(OFT)で問題になったのは、デバイスを絡めたソフトウェアのエンドツーエンドのテストが行われていなかったということが判明した点だ。
(ボーイングは、徹底的なテストがStarlinerソフトウェアの問題をキャッチしたと言います)
https://spaceflightnow.com/2020/02/28/boeing-says-thorough-testing-would-have-caught-starliner-software-problems/
「ボーイングは、ソフトウェアスイート全体のエンドツーエンドのテストを実行しませんでした。」
「後知恵はいくつかの問題を明らかにしましたが、このチームが近道を試みたという印象をあなたや誰かに持たせたくはありません」
そりゃあ無理ってもんだろう!?。
「ボーイング社のチームは、スターライナーのミッションフェーズを細分化し、フライトの各セグメントでソフトウェアテストを実行する方が論理的だと考えている」
細切れにしたテストでは発見できないエラーが出たわけで、それはB社も認めている。
「その統合テストを数分以上実行した場合、問題が明らかになります」
「今後のすべてのStarlinerミッションの前に、ボーイングは打ち上げから宇宙ステーションとのドッキング、そしてドッキングから着陸までのすべてのイベントを含むソフトウェア統合ラボでより長いテストを実行します。」
当然だな。
それが、「Test Like You Fly.」(TLYF)というものだ。
METの問題はいいとして、サービスモジュールの分離後ド突き問題は深刻だ。
「推進コントローラは、ソフトウェアの他のセクションの認定テストを実行したときに他のテストをサポートしていませんでしたが、エミュレータが間違っていたため(正しい)ジェットマッピングがなかったため、その問題は明らかになりませんでした資格試験中」
これは、個別テストにおける試験環境(エミュレーター)が不適切だったことを示している。
要するに、個別テストもちゃんとやっていなかったわけだ。
喝!。
「そのハードウェアがラボに返されたため、ミッション中にそのシーケンスを再実行し、ジェットマッピングの問題を特定し、再入力書き込みを行う前にソフトウェア修正をアップロードすることができました。」
綱渡りもいいところだ。
やれやれ・・・。
通信の問題は、まだ明確な原因が見つかっていない。
「12月の2日間の試験飛行中に、宇宙船はTDRSネットワークに37回ロックできませんでした。」
「ボーイングのエンジニアは、通信中断の原因の1つを特定しました。」
37分の1が解明されたに過ぎない。
「予期しない通信障害の他の36の事例はすべて、フロリダから打ち上げられた数分後のスターライナーのこの地域での最初のパスを含め、北ヨーロッパとロシアで発生しました。」
通信システムがハッキングされたんじゃないだろうね?。
まあいい。
「調査の結果は来週3月6日金曜日に発表されます。」
「エンジニアがまだ通信の問題を検討しており、来週には無線リンクの中断の原因に関する最終的な判断は行われない」
記事は先週のものだからな。
「飛行中の問題にも関わらず、スターライナー宇宙船は安全に地球に戻り、着陸後の検査で再び飛行できることが示された、とボーイングは言います。」
我々は(そしてB社も)、それが幸運と偶然に支えられ、辛うじて部分的に達成されたものであることを知っている。
「Test Like You Fly」のポスターが、B社のラボや試験施設に貼られているかどうかは知らない。
(「Test Like You Fly」:SLSロケットの資格とは)
https://www.nasa.gov/exploration/systems/sls/what-qualification-means-for-sls-rocket.html
「ロケットを製造する際には、飛行認定プロセス全体があり、資格はその重要な部分です」
「ハードウェアが要件を満たし、設計どおりに機能することを証明します。飛ぶようにテストしたいのです。」
「認定試験では、ロケットのさまざまな部分が予測どおりに機能することが示されていますが、NASAはミッションのさまざまな段階で連携して動作するロケットの主要な要素を統合してテストする必要があります。」
「「認定試験の後、まだやるべきことがあります」とライルズは言いました。「私たちは、「グリーン」ランのような受け入れテストを行います。このテストでは、コアステージとエンジンが統合され、一緒に起動されます。」
記事は打ち上げロケットであるSLSコアステージのものだが、NASAはやるべきことが何かを分かっている。
それは、部分をいくら突いてみても現れない問題が潜んでいること、統合テスト(グリーンラン)を行わなければ、人命に係る瑕疵を暴くことができないことを知り尽くしているからだ。
グリーンランなんて飛ばしちゃえとか、OFTに宇宙飛行士が乗っていたら上手くいったとか、ワケワカの発言を繰り返すNASAトップは別にしてもな。
ダイビングの世界でも、たぶん同じ教訓が生かせるに違いない。
浮沈子は、先日からTDIのカバーン講習のテキストを読み始めている(日本語訳が届いたので)。
器材の故障が命取りになりかねない閉鎖環境への潜水では、様々なトラブル防止のためのチェックが行われる。
個別要素を潰していく際に、実際の環境や運用を想定してチェックすると同時に、ダイビングを開始する際の統合チェックも重要だな。
まあ、どうでもいいんですが。
本番のようにテストし、テストしたように本番を実施する。
『Test Like You Fly, Fly Like You Test.』
覚えておこう・・・。
イヌも歩けばコロナに罹る(令和カルタ?) ― 2020年03月05日 13:11
イヌも歩けばコロナに罹る(令和カルタ?)
風が吹けば桶屋が儲かる→風邪をひけばマスクがなくなる・・・。
あんま、面白くないな。
コロナウイルスに罹ってしまったワンちゃんこそ悲劇だ(マスク、できないしな)。
(犬が新型コロナウイルスに感染 感染者の女性が自宅で飼育 香港)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314251000.html
「動物の検疫施設で隔離されていました」
「先月26日から今月2日にかけて行われたウイルス検査で口や鼻から弱い陽性反応が繰り返し出たということです。」
施設の係員が、なぜ新型コロナの検査をしてみようと思ったのかは知らない。
ユニークな発想だな・・・。
「いまのところ、犬には新型コロナウイルスによるとみられる症状は出ていないということです。」
「過剰に心配してペットを捨てないよう求めています。」
やれやれ・・・。
もちろん、犬から人間に感染することだってあるかも知れないけどな。
まさか、中間宿主(あるいは、自然宿主かも:発症してないしな)じゃないよねえ・・・。
まあいい。
人間世界の方は、韓国の流行が止まらない。
1日2回公表されているので、午前中の増加だけ見ていたのでは分からない。
一昨日から昨日にかけては809人という過去最大の増加になった(感染者4812人→5621人)。
今日中に6千人超えは確実な情勢だ(今朝の時点の感染者は5766人)。
死者数は35人と、感染者の割には少ない。
検査体制が充実しているので、軽症を含めて感染者がよく捕捉されているのかも知れない。
そう考えると、ヤバいのはイタリア(感染者3,089人、死者107人)とイラン(2,922、92)だな。
韓国と致命率が同じだとすると、両国とも既に2万人程度の感染者がいる勘定になる。
原発国である中国は、感染者8万人を超えてからは、明らかに終息に向かっているからな。
我が国は、死者12人(クルーズ船6人を含む)と、比較的少ないし、感染者の捕捉も重症者については行われている。
軽症者の捕捉が、検査が保険適用となる明日からバンバン出てくれば、数千人程度には膨らむかもしれない(韓国と比較すると、2千人程度か)。
軽症者が自覚して感染行動を変化させれば、全体としての流行の抑止力にも繋がる(学校休みだからって、ゲーセンとかカラオケボックスに行ってる場合かよ!?)。
重症者も減り、死者も抑制される。
軽症者に検査を行うことは無意味じゃない。
そのことが、重症者に必要な検査を抑制することがないような配慮は必要だがな。
まあ、どうでもいいんですが。
注目される感染国としては、我が国(感染者331人、死者6人:クルーズ船を除く)に迫っているフランス(285、4)とドイツ(262、0)、ちょっと離れて追いかけているスペイン(228、2)だが、浮沈子的に欧州で注目しているのは100人クラブの準会員になっているスイス(90、0)と英国(85、0)だな。
WHO本部があるスイスは、イタリアのとばっちりを受けやすいしな。
風邪の症状なんかで国民が絶対に医療機関にかかることができない感染症リテラシー溢れる英国では、軽症の感染者が市中に潜在したまま流行が拡大する懸念がある。
(新型肺炎「日本は感染症と公衆衛生のリテラシーを高めよう」免疫学の大家がPCR論争に苦言)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200228-00165104/
「イギリスでは風邪なら来るなというのは日本では通用しない」
韓国は、その点では感染者の増加がド派手なだけ、対処しやすいかも知れない(そうなのかあ?)。
しかし、何と言っても米国(158、11)の増加が気になるところだ(死者、増えてるし)。
汚染国ジャパンからの流入も早く止めないと、マジヤバになるかも知れないからな。
遠慮しないで、さっさと全面入国禁止にするのがよろしい(そんなあ!)。
かつて、米国がクシャミをすると我が国が風邪をひくと言われた(ちょっと違うかあ?)。
(アメリカが咳をすると日本が風邪を引く)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1278116022
「日本には「寄らば大樹の影」とか「長いものには巻かれろ」と言う言葉がありますがそういうところです。」
中国が風邪をひいて、世界は大混乱になっているが、米国が本格的にダメージを受けたらそんなもんじゃ済まない。
我が国なんて、人工呼吸器付ける羽目になるだろうな。
ジワリと感染者が増えているインド(29、0)も気になる。
この国で増えだしたら、手が付けられなくなりそうな気がする。
我が国に対する入国制限(ビザの無効化)喰らってマルチスズキは大変だろうが、そんなことを言ってる場合じゃない。
イタリアからのクルーズ船も抱え込んでいたみたいだ(やっば!)。
(Coronavirus : 459 passengers of luxury cruise ship screened in Kochi)
https://www.newkerala.com/news/2020/35936.htm
「合計459人の乗客が下船し、そのうち305人はインド人です。すべての乗客は呼吸器症状と発熱について検査されました」
検査ったって、問診と検温くらいだろうしな。
(コスタ・ビクトリア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%93%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2
「1996年7月13日竣工した。 客室は全部で964室」
現在は、インド西海岸をドバイに向けて約20ノットで航行中のようだ。
プリンセスクルーズも、検疫なんてテキトーにして、さっさと下船させちまえばよかったんだがな。
後知恵というやつだな・・・。
(米クルーズ船、新型コロナで調査 緊急帰港へ:追加)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56408990V00C20A3EAF000/
「乗客11人と乗員10人が症状を示している」
「サンフランシスコに緊急帰港させると発表」
「カリフォルニア州では4日、同州で初となる新型コロナによる死者が確認された。亡くなった男性は2月中旬にグランド・プリンセスに乗り、米メディアによると現在もこの期間に乗船していた約60人が搭乗している。」
チョーヤバだな・・・。
(米カリフォルニア州 全域に非常事態宣言 新型コロナウイルス:さらに追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314851000.html
クルーズ船とは別に、加州は既に非常事態のようだ。
「4日、州全域に非常事態宣言」
「1人が死亡、53人の感染が確認されているほか、9400人余りが自宅で健康観察」
「州外から医療関係者の受け入れを進めるなど診療態勢が強化」
「物資を高額で販売することを取り締まる権限が発動」
「州政府のあらゆる力を動員して患者の特定を進めるとともに、ウイルスの拡散を食い止める」
ちょっとキビシー気がするな。
武漢並みに、閉鎖都市政策とか、州兵の出動(検問)とか、企業活動の抑制や集会の禁止、外出も禁止、学校も休校とかしないと、この感染症は抑制できない。
一部では、ウイルスに2種類あるなどの説も出ているが、感染速度はそれなりに高速だ。
加州が、この段階で非常事態宣言したのは多分正しい。
それがどこまで徹底できるか、米国の国民性と照らして可能なのか。
クルーズ船への対応と併せて、加州の状況に注目だな(民主党の大統領候補は、サンダースが有力みたいだけどな)。
風が吹けば桶屋が儲かる→風邪をひけばマスクがなくなる・・・。
あんま、面白くないな。
コロナウイルスに罹ってしまったワンちゃんこそ悲劇だ(マスク、できないしな)。
(犬が新型コロナウイルスに感染 感染者の女性が自宅で飼育 香港)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314251000.html
「動物の検疫施設で隔離されていました」
「先月26日から今月2日にかけて行われたウイルス検査で口や鼻から弱い陽性反応が繰り返し出たということです。」
施設の係員が、なぜ新型コロナの検査をしてみようと思ったのかは知らない。
ユニークな発想だな・・・。
「いまのところ、犬には新型コロナウイルスによるとみられる症状は出ていないということです。」
「過剰に心配してペットを捨てないよう求めています。」
やれやれ・・・。
もちろん、犬から人間に感染することだってあるかも知れないけどな。
まさか、中間宿主(あるいは、自然宿主かも:発症してないしな)じゃないよねえ・・・。
まあいい。
人間世界の方は、韓国の流行が止まらない。
1日2回公表されているので、午前中の増加だけ見ていたのでは分からない。
一昨日から昨日にかけては809人という過去最大の増加になった(感染者4812人→5621人)。
今日中に6千人超えは確実な情勢だ(今朝の時点の感染者は5766人)。
死者数は35人と、感染者の割には少ない。
検査体制が充実しているので、軽症を含めて感染者がよく捕捉されているのかも知れない。
そう考えると、ヤバいのはイタリア(感染者3,089人、死者107人)とイラン(2,922、92)だな。
韓国と致命率が同じだとすると、両国とも既に2万人程度の感染者がいる勘定になる。
原発国である中国は、感染者8万人を超えてからは、明らかに終息に向かっているからな。
我が国は、死者12人(クルーズ船6人を含む)と、比較的少ないし、感染者の捕捉も重症者については行われている。
軽症者の捕捉が、検査が保険適用となる明日からバンバン出てくれば、数千人程度には膨らむかもしれない(韓国と比較すると、2千人程度か)。
軽症者が自覚して感染行動を変化させれば、全体としての流行の抑止力にも繋がる(学校休みだからって、ゲーセンとかカラオケボックスに行ってる場合かよ!?)。
重症者も減り、死者も抑制される。
軽症者に検査を行うことは無意味じゃない。
そのことが、重症者に必要な検査を抑制することがないような配慮は必要だがな。
まあ、どうでもいいんですが。
注目される感染国としては、我が国(感染者331人、死者6人:クルーズ船を除く)に迫っているフランス(285、4)とドイツ(262、0)、ちょっと離れて追いかけているスペイン(228、2)だが、浮沈子的に欧州で注目しているのは100人クラブの準会員になっているスイス(90、0)と英国(85、0)だな。
WHO本部があるスイスは、イタリアのとばっちりを受けやすいしな。
風邪の症状なんかで国民が絶対に医療機関にかかることができない感染症リテラシー溢れる英国では、軽症の感染者が市中に潜在したまま流行が拡大する懸念がある。
(新型肺炎「日本は感染症と公衆衛生のリテラシーを高めよう」免疫学の大家がPCR論争に苦言)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200228-00165104/
「イギリスでは風邪なら来るなというのは日本では通用しない」
韓国は、その点では感染者の増加がド派手なだけ、対処しやすいかも知れない(そうなのかあ?)。
しかし、何と言っても米国(158、11)の増加が気になるところだ(死者、増えてるし)。
汚染国ジャパンからの流入も早く止めないと、マジヤバになるかも知れないからな。
遠慮しないで、さっさと全面入国禁止にするのがよろしい(そんなあ!)。
かつて、米国がクシャミをすると我が国が風邪をひくと言われた(ちょっと違うかあ?)。
(アメリカが咳をすると日本が風邪を引く)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1278116022
「日本には「寄らば大樹の影」とか「長いものには巻かれろ」と言う言葉がありますがそういうところです。」
中国が風邪をひいて、世界は大混乱になっているが、米国が本格的にダメージを受けたらそんなもんじゃ済まない。
我が国なんて、人工呼吸器付ける羽目になるだろうな。
ジワリと感染者が増えているインド(29、0)も気になる。
この国で増えだしたら、手が付けられなくなりそうな気がする。
我が国に対する入国制限(ビザの無効化)喰らってマルチスズキは大変だろうが、そんなことを言ってる場合じゃない。
イタリアからのクルーズ船も抱え込んでいたみたいだ(やっば!)。
(Coronavirus : 459 passengers of luxury cruise ship screened in Kochi)
https://www.newkerala.com/news/2020/35936.htm
「合計459人の乗客が下船し、そのうち305人はインド人です。すべての乗客は呼吸器症状と発熱について検査されました」
検査ったって、問診と検温くらいだろうしな。
(コスタ・ビクトリア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%93%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2
「1996年7月13日竣工した。 客室は全部で964室」
現在は、インド西海岸をドバイに向けて約20ノットで航行中のようだ。
プリンセスクルーズも、検疫なんてテキトーにして、さっさと下船させちまえばよかったんだがな。
後知恵というやつだな・・・。
(米クルーズ船、新型コロナで調査 緊急帰港へ:追加)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56408990V00C20A3EAF000/
「乗客11人と乗員10人が症状を示している」
「サンフランシスコに緊急帰港させると発表」
「カリフォルニア州では4日、同州で初となる新型コロナによる死者が確認された。亡くなった男性は2月中旬にグランド・プリンセスに乗り、米メディアによると現在もこの期間に乗船していた約60人が搭乗している。」
チョーヤバだな・・・。
(米カリフォルニア州 全域に非常事態宣言 新型コロナウイルス:さらに追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314851000.html
クルーズ船とは別に、加州は既に非常事態のようだ。
「4日、州全域に非常事態宣言」
「1人が死亡、53人の感染が確認されているほか、9400人余りが自宅で健康観察」
「州外から医療関係者の受け入れを進めるなど診療態勢が強化」
「物資を高額で販売することを取り締まる権限が発動」
「州政府のあらゆる力を動員して患者の特定を進めるとともに、ウイルスの拡散を食い止める」
ちょっとキビシー気がするな。
武漢並みに、閉鎖都市政策とか、州兵の出動(検問)とか、企業活動の抑制や集会の禁止、外出も禁止、学校も休校とかしないと、この感染症は抑制できない。
一部では、ウイルスに2種類あるなどの説も出ているが、感染速度はそれなりに高速だ。
加州が、この段階で非常事態宣言したのは多分正しい。
それがどこまで徹底できるか、米国の国民性と照らして可能なのか。
クルーズ船への対応と併せて、加州の状況に注目だな(民主党の大統領候補は、サンダースが有力みたいだけどな)。
キャヴァン(カバーン)ダイバーマニュアル勉強中 ― 2020年03月05日 17:26
キャヴァン(カバーン)ダイバーマニュアル勉強中
TDIから郵送されてきた紙版のマニュアルを、いつものレストランのテーブルに置く。
「本書のいかなる部分も、いかなるフォームも、電子的、機械的なコピーや、録音その他を問わず、いかなる方法においても複製あるいは伝達することを禁じる。」
という個所を、手打ちしてブログに載せることも禁じられてるに違いない(たぶん)。
もちろん、コーヒーカップと一緒に写ってしまった表紙の一部もな・・・。
優れたトレーニングコースを広く世の中に紹介しようとしても、手かせ足かせ嵌められているようなものだ。
もちろん、テクニカルダイビングの講習については、そのアプローチからして慎重でなければならない。
「このマニュアルの情報は、テクニカルダイビングに関するものであり、認定TDIカバーンダイバーインストラクターによる認定トレーニングの補足としてのみ使用されます。」
テキストだけ読んでテッキーやってられるなら苦労はない。
「適切なトレーニングまたは器材を使用せず、カバーンダイビングを行わないでください。」
「このマニュアル自体は、これらのトレーニングや器材の代用にはなりません。」
もちろん、そのとおりだし、テクニカルダイビングでなくても、人間が生身で生存できない水中活動の全てにおいて、テキストは単なる補助に過ぎない。
人間の、人間による、人間のための包括的なインストラクションを行わずに、危険を伴う活動に対する認定を出すわけにはいかない。
今朝書いた宇宙機のテストの心構えとも通じる。
(数日前から調べている謎のキーワードを紐解く)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/03/05/9220861
『Test Like You Fly, Fly Like You Test.』
「本番のようにテストし、テストしたように本番を実施する。」
命令形だからな。
「本番のようにテストし、テストしたように本番を実施せよ。」
が正しいかもしれない。
人間が行う以上、ミスはつきものだから、重層的に確認する。
ダイビングでも、個々別々のスキルを簡単なものから積み重ね、徐々に複雑なものに発展させながらトレーニングを続けていく。
テクニカルダイビングは、その上に、避け難いリスクを負うことになる・・・。
「テクニカルダイビングとそれに関連する多くの活動は、特別なトレーニングと器材を必要とし、非常に危険な活動になる可能性があります。」
問題はここからだ。
「適切な器材を使用し、必要なトレーニングを受け、適切な手順に従ったとしても、器材の損失、あるいは傷害(障害?)、重症、死亡のリスクを排除することはできません。」(()内、浮沈子)
まあいい。
余りネガティブなところを突っついても仕方ないが、テクニカルダイビングに伴うリスクは、決してゼロにすることは出来ない。
どこかで妥協しなければ、あるいはリスクを受け入れなければ、テクニカルダイビングという活動は成立しない。
指導団体でも、そのリスクを補償してくれたりはしない。
それは、ふつーのダイビングでも同じだ。
ダイビングという活動には、何らかの危険が伴い、各自がこの危険を了解し、自分の行動に対する責任を受け入れなければならないのだ。
ヤバいレジャーなわけだな。
少し危険か、かなり危険か、めちゃくちゃ危険かの違いはある。
避けようとすれば避けられる危険だけじゃない。
無限のガスと無限の浮力体と無限のライト、その他諸々を持ち込むことが出来ないという事実の前には、そこに存在する避けようがない危険の存在を認識しないわけにはいくまい?。
もちろん、身に着けたスキルと周到な計画に基づく入念な準備は、そのリスクを軽減するが、決してゼロにはできないのだ。
やれやれ・・・。
末尾の「継続教育」を含めて全17章のうち、前半の8章を読み終えた。
浮沈子は、2年がかりでTDIカバーンダイバーを受講したが、このテキストを読むと、講習の終了はそれが許容するダイビングの入り口に立ったに過ぎないことを思い知らされる。
閉鎖環境としては、最も初級に位置付けられるが、そこにはテクニカルダイビングに対する基本的な考え方や心構えの実践的要素が豊富に盛り込まれている。
テクニカルダイバーのように考え、テクニカルダイバーのように行動することが求められる。
なぜって、それはカバーンダイビングがテクニカルダイビングだから。
TDIの場合、水面から60mまでの距離を進むことが出来る。
侵入距離じゃなくって、水面からの距離だからな。
「あああーーー・・・」とか息を吐きながら浮上しようとしても、それはできない。
ちゃんとしたガス計画や、時間、水深の管理などが求められるゆえんだ。
洞窟独特のリスクもあるし、頼るべき新たな器材も登場する。
今までの器材に対する見直しも求められる。
フィンやBCやレギュレーター(ロングホース含む)も、最適化する必要がある。
ゲージ(SPG)をぶらぶらさせないとか、予備のマスクを持つなどの配慮も教えられる。
他にも器材関係で考慮しなければならないことは数多くあり、それには全て合理的理由が背景にある。
合理的理由・・・。
そう、これこそが、テクニカルダイビングの神髄かも知れない。
例えばフィンの選択は、カッコいいからとか、色が気に入ったからということが理由にはならず、ライトで照らして眩しくないかとか、環境を傷つけない正確なフィンキックが出来るかどうかが問題となる。
ストラップがどうのこうのという点にも注意が必要だな(歯に物が挟まったような書き方だが、致し方ない・・・)。
フィン絡みでいえば、フィンワークについても独特の配慮が必要になるしな。
最優先されるのは、効率的なフィンキックでさえない。
洞窟の環境、スプールとリール、ラインマーカー、カッティングデバイスなどなど、ワケワカの器材を持ち込み、使いこなさなくてはならないし、そもそも着底なしのトリムバッチリの中性浮力で、静々と泳ぎ続けなければならないしな。
止まれと言われれば、そこで止まって動かないでいなければならない。
まあ、どうでもいいんですが。
必死に頭で分かろうとしても、整理できないことが出てくる。
インストラクターに尋ねたり、実際に自分の身体を動かして試してみるしかない。
もし、今年も機会があるなら、カバーンコースを再受講してみよう。
これまで都合2回受講したが、まだ身についているとは言えない。
初回はシングルタンクでの受講、2度目はサイドマウントでの受講だった。
いずれもウエットスーツだったが、次回はドライスーツで挑戦かな・・・。
TDIから郵送されてきた紙版のマニュアルを、いつものレストランのテーブルに置く。
「本書のいかなる部分も、いかなるフォームも、電子的、機械的なコピーや、録音その他を問わず、いかなる方法においても複製あるいは伝達することを禁じる。」
という個所を、手打ちしてブログに載せることも禁じられてるに違いない(たぶん)。
もちろん、コーヒーカップと一緒に写ってしまった表紙の一部もな・・・。
優れたトレーニングコースを広く世の中に紹介しようとしても、手かせ足かせ嵌められているようなものだ。
もちろん、テクニカルダイビングの講習については、そのアプローチからして慎重でなければならない。
「このマニュアルの情報は、テクニカルダイビングに関するものであり、認定TDIカバーンダイバーインストラクターによる認定トレーニングの補足としてのみ使用されます。」
テキストだけ読んでテッキーやってられるなら苦労はない。
「適切なトレーニングまたは器材を使用せず、カバーンダイビングを行わないでください。」
「このマニュアル自体は、これらのトレーニングや器材の代用にはなりません。」
もちろん、そのとおりだし、テクニカルダイビングでなくても、人間が生身で生存できない水中活動の全てにおいて、テキストは単なる補助に過ぎない。
人間の、人間による、人間のための包括的なインストラクションを行わずに、危険を伴う活動に対する認定を出すわけにはいかない。
今朝書いた宇宙機のテストの心構えとも通じる。
(数日前から調べている謎のキーワードを紐解く)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/03/05/9220861
『Test Like You Fly, Fly Like You Test.』
「本番のようにテストし、テストしたように本番を実施する。」
命令形だからな。
「本番のようにテストし、テストしたように本番を実施せよ。」
が正しいかもしれない。
人間が行う以上、ミスはつきものだから、重層的に確認する。
ダイビングでも、個々別々のスキルを簡単なものから積み重ね、徐々に複雑なものに発展させながらトレーニングを続けていく。
テクニカルダイビングは、その上に、避け難いリスクを負うことになる・・・。
「テクニカルダイビングとそれに関連する多くの活動は、特別なトレーニングと器材を必要とし、非常に危険な活動になる可能性があります。」
問題はここからだ。
「適切な器材を使用し、必要なトレーニングを受け、適切な手順に従ったとしても、器材の損失、あるいは傷害(障害?)、重症、死亡のリスクを排除することはできません。」(()内、浮沈子)
まあいい。
余りネガティブなところを突っついても仕方ないが、テクニカルダイビングに伴うリスクは、決してゼロにすることは出来ない。
どこかで妥協しなければ、あるいはリスクを受け入れなければ、テクニカルダイビングという活動は成立しない。
指導団体でも、そのリスクを補償してくれたりはしない。
それは、ふつーのダイビングでも同じだ。
ダイビングという活動には、何らかの危険が伴い、各自がこの危険を了解し、自分の行動に対する責任を受け入れなければならないのだ。
ヤバいレジャーなわけだな。
少し危険か、かなり危険か、めちゃくちゃ危険かの違いはある。
避けようとすれば避けられる危険だけじゃない。
無限のガスと無限の浮力体と無限のライト、その他諸々を持ち込むことが出来ないという事実の前には、そこに存在する避けようがない危険の存在を認識しないわけにはいくまい?。
もちろん、身に着けたスキルと周到な計画に基づく入念な準備は、そのリスクを軽減するが、決してゼロにはできないのだ。
やれやれ・・・。
末尾の「継続教育」を含めて全17章のうち、前半の8章を読み終えた。
浮沈子は、2年がかりでTDIカバーンダイバーを受講したが、このテキストを読むと、講習の終了はそれが許容するダイビングの入り口に立ったに過ぎないことを思い知らされる。
閉鎖環境としては、最も初級に位置付けられるが、そこにはテクニカルダイビングに対する基本的な考え方や心構えの実践的要素が豊富に盛り込まれている。
テクニカルダイバーのように考え、テクニカルダイバーのように行動することが求められる。
なぜって、それはカバーンダイビングがテクニカルダイビングだから。
TDIの場合、水面から60mまでの距離を進むことが出来る。
侵入距離じゃなくって、水面からの距離だからな。
「あああーーー・・・」とか息を吐きながら浮上しようとしても、それはできない。
ちゃんとしたガス計画や、時間、水深の管理などが求められるゆえんだ。
洞窟独特のリスクもあるし、頼るべき新たな器材も登場する。
今までの器材に対する見直しも求められる。
フィンやBCやレギュレーター(ロングホース含む)も、最適化する必要がある。
ゲージ(SPG)をぶらぶらさせないとか、予備のマスクを持つなどの配慮も教えられる。
他にも器材関係で考慮しなければならないことは数多くあり、それには全て合理的理由が背景にある。
合理的理由・・・。
そう、これこそが、テクニカルダイビングの神髄かも知れない。
例えばフィンの選択は、カッコいいからとか、色が気に入ったからということが理由にはならず、ライトで照らして眩しくないかとか、環境を傷つけない正確なフィンキックが出来るかどうかが問題となる。
ストラップがどうのこうのという点にも注意が必要だな(歯に物が挟まったような書き方だが、致し方ない・・・)。
フィン絡みでいえば、フィンワークについても独特の配慮が必要になるしな。
最優先されるのは、効率的なフィンキックでさえない。
洞窟の環境、スプールとリール、ラインマーカー、カッティングデバイスなどなど、ワケワカの器材を持ち込み、使いこなさなくてはならないし、そもそも着底なしのトリムバッチリの中性浮力で、静々と泳ぎ続けなければならないしな。
止まれと言われれば、そこで止まって動かないでいなければならない。
まあ、どうでもいいんですが。
必死に頭で分かろうとしても、整理できないことが出てくる。
インストラクターに尋ねたり、実際に自分の身体を動かして試してみるしかない。
もし、今年も機会があるなら、カバーンコースを再受講してみよう。
これまで都合2回受講したが、まだ身についているとは言えない。
初回はシングルタンクでの受講、2度目はサイドマウントでの受講だった。
いずれもウエットスーツだったが、次回はドライスーツで挑戦かな・・・。
イランの国旗にラーメン模様? ― 2020年03月05日 22:02
イランの国旗にラーメン模様?
新型コロナの感染で、デッドヒート(3位争い)を繰り広げているイラン(感染者3,513人、死者107人)とイタリア(3,089、107)。
ウィキのページでは、国名の左側に国旗の図があしらわれるので、両国の国旗が似ている事が分かる。
緑と白と赤。
イランが横縞で、イタリアが縦縞。
しかし、拡大して見ると、シンプルなイタリアの国旗に対してイランの国旗は複雑だ。
中央の白地のところには、なにやら赤色で文様が描かれている。
(イランの国章)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD%E7%AB%A0
「イランの国章は、4つの三日月とサーベルの5部から成る。4つの三日月は、アッラーフの言葉を象徴する。国章の5部構成は、イスラムの5原則を象徴する。」
「サーベルの上には、W型の「タシュディード」が位置する。アラビア文字では、タシュディードは、促音化すなわち子音の重複を示し、ここでは、サーベルの力が二重であることを意味している。」
なにやら、ワケワカの解説だが、全体のカタチがジョー90の回転する仕掛け(ビッグラット)に似ているのはなぜ?。
(ジョー90)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC90
「イギリスの天才電子工学博士イアン・マックレインは3年間をかけて、脳波検出記録移送装置“ビッグラット(BIG RAT-Brain Impulse Galvanoscope Record And Transfer)”を開発した。それは人間の脳波パターンを記録し、別の人間に移し変えるという恐るべき装置である。」
知らない方は、この動画をどうぞ。
(SFMV-Jow90 japanease Theme FULL(ジョー90):動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=PAJn3kOKTic
ゆる~いテーマソングが味わい深い・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
文様のカタチについては、ちゃんと解説されている。
「国章の形は、チューリップに似せられている。古代ペルシャの伝説では、祖国のために兵士が戦死した場所には、赤いチューリップが咲くという。現在でも、チューリップは、勇敢さの象徴と考えられている。」
なるほど・・・。
で、国旗をよく見ると、上下の緑と赤の帯が、白と接する部分に、なにやら「ラーメン模様」(雷紋)のようなのがある・・・。
(雷紋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E7%B4%8B
「直線がつぎつぎと曲折していく幾何学的模様で、古くから陶器、漆器、金工、木彫、建築などに用いられている。稲妻紋(いなづまもん)ともいう。」
「使用例:ラーメンの丼の内側の装飾」
イランって、ラーメンあったっけえ?。
ネットで検索すると、高円寺あたりのイラン人オーナーのラーメン屋は出て来るんだが、関係ないので割愛する。
これについては、とんでもない誤解と分かった。
(イランの国旗)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97
「国旗は、上から緑、白、赤の3色の横帯から成り、中央にイランの国章が描かれている。緑色はイスラム教を、白色は平和を、赤色は勇敢さを象徴している。白帯の上下には、「アッラーフ・アクバル」のフレーズが上に11、下に11、計22個書かれている。」
(アッラーフ・アクバル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%AB
「「アッラーフは最も偉大である」を意味するイスラム教の祈りの言葉である」
ラーメン模様じゃないんだ(トーゼンです!)。
罰当たりなことを考えてはイカンな・・・。
「22の数字は、イラン暦の11月22日にイラン・イスラム革命が帝政を打倒したことから選ばれた。」
イランの貿易相手国の第一位は中国だからな。
今回の感染も、そういう繋がりなんだろう(未確認)。
時差の関係で、中央ヨーロッパ時間のイタリアは、イランから遅れて当日の感染者数などが公表されている(ドイツ(349、0)とかは、比較的早いんだがな:ラテン系のフランス(285、4)やイタリアは、少し遅い時間に公表しているようだ:そうなのかあ?)。
まあいい。
今のところ、イランは中国(80,411、3,012)、韓国(6,088、40)に次ぐ世界第3位の感染国となっている(死者数ではイタリアと同立で第2位)。
イタリアの感染者数は、このところ毎日500人ぐらいずつだから、更新されれば逆転されるに違いない(たぶん)。
クルーズ船を除く我が国(331、6)は、ドイツに抜かれ、フランスにも抜かれそうで、更にはスペイン(242、3)も追いすがってきている。
そして驚くべきことに、スペインの次は、なんと米国(159、11)なのだ。
クルーズ船を勘定に入れて、ベスト10入りを果たした米国。
つい先日、100人クラブ入りをしたばかりなのにな・・・。
民主党のスーパーチューズデイで、感染者はさらに広がったかもしれない。
米国の感染爆発を告げる、カチカチという時限装置の音が聞こえるような気がする(たぶん幻聴?)。
国内感染の増加に加えて、クルーズ船を抱え込むことになりそうだしな(グランドプリンセス)。
21人の乗船者の感染が疑われていて、検体がヘリでカリフォルニア当局に搬送されているようだ。
サンフランシスコに向けて、洋上からゆっくりと近寄ってくるクルーズ船(オリビアデハビランドの命名だそうです)。
(グランド・プリンセス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9
「女優オリヴィア・デ・ハヴィランドによって命名」
「竣工:1998年5月3日」
「総トン数:108,806トン」
「竣工当時、カーニバル・デスティニー(101,353総トン)を抜き史上最大の客船であった。」
世界の感染症対策を牛耳る米国CDCの腕前拝見というところかな・・・。
新型コロナの感染で、デッドヒート(3位争い)を繰り広げているイラン(感染者3,513人、死者107人)とイタリア(3,089、107)。
ウィキのページでは、国名の左側に国旗の図があしらわれるので、両国の国旗が似ている事が分かる。
緑と白と赤。
イランが横縞で、イタリアが縦縞。
しかし、拡大して見ると、シンプルなイタリアの国旗に対してイランの国旗は複雑だ。
中央の白地のところには、なにやら赤色で文様が描かれている。
(イランの国章)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD%E7%AB%A0
「イランの国章は、4つの三日月とサーベルの5部から成る。4つの三日月は、アッラーフの言葉を象徴する。国章の5部構成は、イスラムの5原則を象徴する。」
「サーベルの上には、W型の「タシュディード」が位置する。アラビア文字では、タシュディードは、促音化すなわち子音の重複を示し、ここでは、サーベルの力が二重であることを意味している。」
なにやら、ワケワカの解説だが、全体のカタチがジョー90の回転する仕掛け(ビッグラット)に似ているのはなぜ?。
(ジョー90)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC90
「イギリスの天才電子工学博士イアン・マックレインは3年間をかけて、脳波検出記録移送装置“ビッグラット(BIG RAT-Brain Impulse Galvanoscope Record And Transfer)”を開発した。それは人間の脳波パターンを記録し、別の人間に移し変えるという恐るべき装置である。」
知らない方は、この動画をどうぞ。
(SFMV-Jow90 japanease Theme FULL(ジョー90):動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=PAJn3kOKTic
ゆる~いテーマソングが味わい深い・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
文様のカタチについては、ちゃんと解説されている。
「国章の形は、チューリップに似せられている。古代ペルシャの伝説では、祖国のために兵士が戦死した場所には、赤いチューリップが咲くという。現在でも、チューリップは、勇敢さの象徴と考えられている。」
なるほど・・・。
で、国旗をよく見ると、上下の緑と赤の帯が、白と接する部分に、なにやら「ラーメン模様」(雷紋)のようなのがある・・・。
(雷紋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E7%B4%8B
「直線がつぎつぎと曲折していく幾何学的模様で、古くから陶器、漆器、金工、木彫、建築などに用いられている。稲妻紋(いなづまもん)ともいう。」
「使用例:ラーメンの丼の内側の装飾」
イランって、ラーメンあったっけえ?。
ネットで検索すると、高円寺あたりのイラン人オーナーのラーメン屋は出て来るんだが、関係ないので割愛する。
これについては、とんでもない誤解と分かった。
(イランの国旗)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97
「国旗は、上から緑、白、赤の3色の横帯から成り、中央にイランの国章が描かれている。緑色はイスラム教を、白色は平和を、赤色は勇敢さを象徴している。白帯の上下には、「アッラーフ・アクバル」のフレーズが上に11、下に11、計22個書かれている。」
(アッラーフ・アクバル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%AB
「「アッラーフは最も偉大である」を意味するイスラム教の祈りの言葉である」
ラーメン模様じゃないんだ(トーゼンです!)。
罰当たりなことを考えてはイカンな・・・。
「22の数字は、イラン暦の11月22日にイラン・イスラム革命が帝政を打倒したことから選ばれた。」
イランの貿易相手国の第一位は中国だからな。
今回の感染も、そういう繋がりなんだろう(未確認)。
時差の関係で、中央ヨーロッパ時間のイタリアは、イランから遅れて当日の感染者数などが公表されている(ドイツ(349、0)とかは、比較的早いんだがな:ラテン系のフランス(285、4)やイタリアは、少し遅い時間に公表しているようだ:そうなのかあ?)。
まあいい。
今のところ、イランは中国(80,411、3,012)、韓国(6,088、40)に次ぐ世界第3位の感染国となっている(死者数ではイタリアと同立で第2位)。
イタリアの感染者数は、このところ毎日500人ぐらいずつだから、更新されれば逆転されるに違いない(たぶん)。
クルーズ船を除く我が国(331、6)は、ドイツに抜かれ、フランスにも抜かれそうで、更にはスペイン(242、3)も追いすがってきている。
そして驚くべきことに、スペインの次は、なんと米国(159、11)なのだ。
クルーズ船を勘定に入れて、ベスト10入りを果たした米国。
つい先日、100人クラブ入りをしたばかりなのにな・・・。
民主党のスーパーチューズデイで、感染者はさらに広がったかもしれない。
米国の感染爆発を告げる、カチカチという時限装置の音が聞こえるような気がする(たぶん幻聴?)。
国内感染の増加に加えて、クルーズ船を抱え込むことになりそうだしな(グランドプリンセス)。
21人の乗船者の感染が疑われていて、検体がヘリでカリフォルニア当局に搬送されているようだ。
サンフランシスコに向けて、洋上からゆっくりと近寄ってくるクルーズ船(オリビアデハビランドの命名だそうです)。
(グランド・プリンセス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9
「女優オリヴィア・デ・ハヴィランドによって命名」
「竣工:1998年5月3日」
「総トン数:108,806トン」
「竣工当時、カーニバル・デスティニー(101,353総トン)を抜き史上最大の客船であった。」
世界の感染症対策を牛耳る米国CDCの腕前拝見というところかな・・・。
最近のコメント