米国の憂鬱:ピークアウトしても増え続ける確認感染者と死者2020年04月25日 06:04

米国の憂鬱:ピークアウトしても増え続ける確認感染者と死者
米国の憂鬱:ピークアウトしても増え続ける確認感染者と死者


今月中に100万人を突破することが確定となった、米国の確認感染者。

死者も増え続けて、とうとう5万人を超えた。

米国大統領は、死者は10万人を大きく下回ると言っているが、まあ、選挙目当ての空元気だろう。

(米国の新型コロナ死者は「5万~6万人」、トランプ氏が推計 以前の数字下回る)
https://www.cnn.co.jp/usa/35152682.html

「米国のトランプ大統領は20日、ホワイトハウスでの記者会見で新型コロナウイルスの感染による国内の死者数について、最終的に5万~6万人になるとの見通しを明らかにした。政権が示していた以前の予測を大幅に引き下げた形だ。」

「当初の予測は少なく見積もっても10万人だったと指摘した。」

なんか、わざわざ訂正しなかった方がいいような気がするんだがな。

「死者は1人でも多すぎる」

印象に残る言葉だが、どーせ、スピーチライターが書いたんだろう(そうなのかあ?)。

まあいい。

米国大統領の言葉は、最近、めっきり軽くなっている。

当てにはならない。

「政府の感染症対策の指揮を執るアンソニー・ファウチ博士は、CNNの取材に答え、新型コロナウイルスによる米国内の死者について、最終的に10万人を超える可能性があると語っていた。」

おそらく、その推計は正しい。

そして、現状の確認感染者と死者の割合からすれば、確認感染者が200万人に達することも容易に推測される(テキトーです)。

現在、新規感染者の増加は頭打ちとなり、曜日ごとに上下を繰り返しながらも確実に減少しつつある。

しかし、いろいろな予想グラフを見てみると、増加期間よりも減少期間の方が長く、ロングテイルをひく感じになっている。

ピークアウトしてからの方が、それ以前の増加時期に比べて、新規確認感染者の合計数は増えている。

死者が確認感染者に対して一定の割合になるとすれば、ピークアウト後の死者数が多くなるのは当然だ。

米国の終息は、早くても夏、遅ければ年末になり、CDCが恐れる冬のインフルエンザのシーズンと重なる。

そこで、第二波を食らえば、医療崩壊という目を覆う惨状が医療機関を襲うわけだ。

大統領選の結果がどうあれ、その時期の大統領はまだ現在の大統領だからな。

やれやれ・・・。

加えて、社会的距離政策に疲れて、早期に規制解除されれば流行の終息は遅れ、再流行が始まってしまう。

規制解除への圧力が高まる米国では、そのリスクは無視できないからな(大統領自身が煽ってるし)。

ジョージア州では、調子に乗って連邦政府の基準を満たす前にロックダウン破りを始めた。

ったく・・・。

浮沈子は、算数程度しか分からないし、数理統計の知識などかけらもないが、サルでも分かる米国のノーテンキさと空元気を考えれば、100万人の感染者の次は200万人だと大胆に予想しておこう。

さすがに、100万の次は1000万とは言えない。

感染者がピークアウトしていることは確実だからな。

社会的距離政策で抑制しているだけだから(集団感染には程遠いし)、タガが外れれば元の木阿弥になる。

死者も、残念ながら10万人を超えることは間違いなかろう。

隣の芝生は青いというが、米国の芝生は燃えているからな・・・。

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