移動が阻止できないから全国一律で非常事態宣言延長2020年04月29日 23:02

移動が阻止できないから全国一律で非常事態宣言延長
移動が阻止できないから全国一律で非常事態宣言延長


(緊急事態宣言、延長へ 全都道府県一律も―政府、5月5日までに最終判断)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042900421&g=pol

「緊急事態宣言をめぐっては、諮問委メンバーの釜萢敏日本医師会常任理事が28日に全国での延長が必要と表明した。」

「全国知事会も近く政府に全国での延長を求める。」

「延長幅は「1週間程度」「5月末まで」「1カ月程度」などの案が出ている。」

「知事会も専門家も一律延長を主張する中、それ以外の結論は難しい」

まあ、東京都とか北海道とかは、感染の拡大が一定程度続いているからやむを得ないし、延長の幅も10年とかじゃないから妥当だ(そうなのかあ?)。

行動抑制が50パーセント程度しか働いていないから、効き目が出るまでに3か月程度かかるのは想定の範囲内だ(確か、65パーセントで2か月くらいか)。

それでも、第一段階の緊急事態において、しかもゆる~い規制しか掛けない状態で、これだけの効果が出ているのは驚きだな。

商店や企業は活発に活動しているし、住宅地でも人通りは多い(夜は、閑散としてますが)。

もともと、全国一律というのは、専門家会議(諮問委員会)が言い出した話じゃない。

現在、特定警戒都道府県となっている13都道府県に対しては、感染者累計、市中感染率、倍加時間(政府は倍化時間と表記)等を勘案して、緊急事態の対応としていたが、移動規制が出来ないために全国一律という日本的調和的付和雷同的みんなで渡れば怖くない的打算的根拠なき方策を取ったわけで、しかも、目的は大型連休中の県境を跨って移動する面々を牽制するためであったはずだ。

知事は、解除されて権限を剥奪されるのが嫌だし(そうなのかあ?)、結果的に感染者が増加した責任を押し付けられるのも嫌だ。

むしろ、他県からの移動制限を強化したいに違いない。

浮沈子は、確認感染者がいない岩手県とかが行動規制に反対するかと思っていたんだが、むしろ歓迎していたというのには驚いた。

一方で、2月末から独自の緊急事態を発動して、一時は感染者の増加を1日当たり1桁に追い込んでいた北海道が、再び増加に転じているのも意外だった。

この感染症が、行動制限を緩めた途端に広がることを明確に示している。

学校は、8月一杯までお休みになりそうだし(これは、全国一律ではない)、長期戦覚悟の様相を呈してきた。

9月新学期どころか、学校に通わせて集団の中で教育するという百年の教育体制が崩壊しようとしているのかも知れない。

文科省は、そういう話にならないように、慎重に議論を進めるだろうな。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子的には、5月一杯の規制延長は想定の範囲内だし、再延長は最低でも6月末まで、遅ければ7月中旬まで覚悟している。

ドライスーツでダイビングできる頃に解除されるのがよろしい(そんなあ!)。

エビデンスに基づく政策執行ではなく、政治的思惑が先行する行動制限に首をかしげないわけではないが、一方で学校の閉鎖が自治体によって異なり、大人の世界は全国一律というのも妙な話だ(特定警戒都道府県以外は、なんか精神論だけみたいな感じだがな)。

まあ、罰則もないし、公表されたパチンコ屋は繁盛しているみたいだし、気楽に乗り切ればいいだけの話だ。

付和雷同的で周囲に流されやすい浮沈子は、最近外出の際にはマスクをつけるようにしているが、マスクなしで飛び回っているガキンチョや、俺様は新型コロナなんかには罹りっこないと確信しているマスクなしの大人もいる。

盛大にクシャミとかされると、ドン引きだけどな。

まあいい。

米国の刑務所では、収監者の9割が陽性だったというし、その96パーセントが無症状だったようだから、調べれば調べる程、この感染症は広く人類に浸透しているに違いない。

NYシティが、25パーセント弱というのは、ガキンチョを含めない大人の世界だけの話だしな(しかも、調査の度に割合は増えている:時間の経過に伴う感染の拡大を反映しているのかどうかは不明)。

彼らも調査対象にしたら、とんでもない数字になる可能性がある(未確認)。

ガキンチョの感染が広がっているとしても、彼らは殆ど無症候性キャリアあるいは軽症者として過ごし、感染力もそれほど強くはないと思われる(もし大人並みに強ければ、もっと大人が感染している)。

ジジババは、感染すると一気に広めてしまって、オマケに重症化率が高い。

子供たちからの感染を、いかに防ぐかが問題だな。

かれらが、集団免疫における防壁となってくれればこれに越したことはない。

ガキンチョの感染は、ジジババの脅威だが、救いでもある。

検査態勢が充実し、軽い風邪症状でも、片っ端から検査してハイリスク感染者を特定し、開発された特効薬で重症化を防ぐことができれば、効き目の怪しいワクチンに頼る前に、この感染症を克服することができるかもしれない。

ああ、早いとこ、ガキンチョの感染動態を暴いて欲しいもんだ。

抗体検査だって、まだ十分に行えるほどの態勢が整っているわけではないからな。

今暫く時間が掛かるのは仕方ない。

東京都の新規確認感染者数の推移をグラフ化し、トレンド曲線をスプシに描かせてみると、既にロングテールの兆しが見えてきている。

もちろん、このままシンプルに終息することはないだろう。

早ければ6月、遅ければ7月の規制緩和を受けて、北海道のように再び増加するわけだ。

そして、秋になれば再び「おうちにいてね週間」が始まる。

たぶん、春になるまで(冬籠りかよ!?)。

いつになったら終息するのか、そして、今までのような生活に戻れるようになるかは、誰にも分からない。

3年は覚悟しておいた方がいいかも知れない。

その間にワクチンが登場せず、特効薬も見いだせなければ、更に長く続くことになる。

感染者の鎖は途切れず、やがて、集団免疫が獲得されて終息に至るまで、ゆる~いロックダウンは続く。

仮に、我が国で年間100万人の感染者を出し続けても、集団免疫を獲得することは永遠にできない。

なにしろ、新しい人類は次々と生まれてくるからな。

ジジババやハイリスク集団は、独房のような部屋で隔離され、その一方で学校を再開し、ガキンチョの自然感染を促して防壁を作り、積極的な集団免疫の獲得と防壁づくりを進めるのがいいのかも知れない。

いずれにしろ、ガキンチョの感染状況と、その時間的推移を追わなければ、何も分からないし、何も変わらない。

ひょっとして、我々は、間違った方向へ爆走しているのではないか。

感染者が少ない地域が、そのうち「ぜひうちに来てくれ!」と言い出すかもしれない(そうなのかあ?)。

感染者が少ない地域が隔離され、全国で最も早く集団免疫を獲得するだろう東京都が、緊急事態を脱することだってあり得る(ねーよ!)。

東京都にしたって、昨日現在、島しょや奥多摩地域での確認感染者はいない。

このこんがらかった状況を打開し、息が詰まりそうな気分を解消してくれるのは、ガキンチョ(失礼!、お子様方)かもしれないな。

元来、子供は国の宝といわれる。

違いない・・・。

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