火星ロケットが次々と上がる ― 2020年07月25日 08:43
火星ロケットが次々と上がる
(H-2Aロケット42号機打ち上げ実施。UAEの火星探査機「HOPE」を搭載)
https://sorae.info/space/20200720-hope.html
「7月20日午前6時58分に、種子島宇宙センターから打ち上げられました。」
打ち上げロケット:「H-IIA」ロケット42号機
ペイロード:アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE(アル・アマル)」
火星を周回して、3つの観測機器で科学観測を行う予定。
(中国が火星を周回、着陸、運転するロボットミッションを開始)
https://spaceflightnow.com/2020/07/23/china-launches-robotic-mission-to-orbit-land-and-drive-on-mars/
「7月23日グリニッジ標準時0441;北京時間12:41 pmに、長征5号で打ち上げられました。」(一部浮沈子修正)
打ち上げロケット:長征5号
ペイロード:Tianwen(ティアンウェン:天問)1号
この宇宙船は、火星周回機、着陸機(ランダー)、探査車(ローバー)がセットされている。
「中国が計画通りにこれらの偉業を成功させると、中国は火星にソフトランディングするソビエト連邦とアメリカに続く3番目の国となり、赤い惑星でロボット探査車を運転する2番目の国になります。」
初めての惑星探査で、ESAをぶち抜いて一気に米国に追いつこうとしているようだが、そう上手くいくんだろうか?。
我が国は、かつて、のぞみを放って失敗している。
(のぞみ (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%BF_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)
「1998年(平成10年)7月4日午前3時26分(日本時間)に、M-Vロケット3号機により打ち上げられた。」
「火星へ約1,000 kmまで接近したものの、最終的には火星周回軌道への投入を断念した。」
最接近日 2003年12月14日3時42分 (JST)
通信途絶日 2003年7月9日
停波日 2003年12月31日
まあいい。
これらは、いずれも火星の物理的観測(天体とか気象、鉱物などの探査)を目的としていて、程度の差はあれ、外連味のない無難な探査機だ。
中国がいきなりなチャレンジをしているのが気になるが、おおむね好意的に見ている。
が、しかし、来週打ち上げ予定の米国のパーセベランスは異なる。
火星における生命(の痕跡?)の探査という、禁断の果実を求めているからな。
(NASAの次の火星探査車に設置されたプルトニウム電源)
https://spaceflightnow.com/2020/07/22/plutonium-power-source-installed-on-nasas-next-mars-rover/
「NASAの新しい火星探査車の1つの主要な目標は、コアリングドリルを使用した岩石サンプルの収集です。」
いつの日か、そのサンプルを回収して地球に戻り、徹底的な調査を行うに違いない。
生命の痕跡が見いだされれば世紀の大発見だし、何の痕跡も見いだせなければ、それこそ大発見かも知れない(浮沈子は、後者に一票だがな)。
この他の目玉としては、ヘリコプターの搭載があるが、単なる見世物に過ぎない(そうなのかあ?)。
「Ingenuityヘリコプター-直径が約1.2メートル(4フィート)の回転するブレードを備えた-は、別の惑星の大気中で飛行する最初の回転翼航空機になろうとします。」
2026年には、土星の衛星タイタンで飛ばしたいらしいが、ミッション自体がどうなるかは不透明だ。
まあいい。
パーセベランスは、予定通りなら7月30日(1150 GMT)にアトラスV(541構成)で上がる。
「3つのミッションはすべて、2021年2月に火星に到着する予定です。」
今週から始まった火星打上げラッシュは、予定通りなら月末で終わる。
前回はインサイトだけだったからな。
2年に一度(正確には26か月ごと)の賑やかな祭りは、一段落するわけだ。
ESAとロシアのチームが、次回にリベンジを狙うことになるんだろう(未確認)。
赤い惑星が再び接近する時、宇宙探査劇場の幕が上がる。
まあ、ホントの探査自体は、あっちに到着してからだがな・・・。
(H-2Aロケット42号機打ち上げ実施。UAEの火星探査機「HOPE」を搭載)
https://sorae.info/space/20200720-hope.html
「7月20日午前6時58分に、種子島宇宙センターから打ち上げられました。」
打ち上げロケット:「H-IIA」ロケット42号機
ペイロード:アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE(アル・アマル)」
火星を周回して、3つの観測機器で科学観測を行う予定。
(中国が火星を周回、着陸、運転するロボットミッションを開始)
https://spaceflightnow.com/2020/07/23/china-launches-robotic-mission-to-orbit-land-and-drive-on-mars/
「7月23日グリニッジ標準時0441;北京時間12:41 pmに、長征5号で打ち上げられました。」(一部浮沈子修正)
打ち上げロケット:長征5号
ペイロード:Tianwen(ティアンウェン:天問)1号
この宇宙船は、火星周回機、着陸機(ランダー)、探査車(ローバー)がセットされている。
「中国が計画通りにこれらの偉業を成功させると、中国は火星にソフトランディングするソビエト連邦とアメリカに続く3番目の国となり、赤い惑星でロボット探査車を運転する2番目の国になります。」
初めての惑星探査で、ESAをぶち抜いて一気に米国に追いつこうとしているようだが、そう上手くいくんだろうか?。
我が国は、かつて、のぞみを放って失敗している。
(のぞみ (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%BF_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)
「1998年(平成10年)7月4日午前3時26分(日本時間)に、M-Vロケット3号機により打ち上げられた。」
「火星へ約1,000 kmまで接近したものの、最終的には火星周回軌道への投入を断念した。」
最接近日 2003年12月14日3時42分 (JST)
通信途絶日 2003年7月9日
停波日 2003年12月31日
まあいい。
これらは、いずれも火星の物理的観測(天体とか気象、鉱物などの探査)を目的としていて、程度の差はあれ、外連味のない無難な探査機だ。
中国がいきなりなチャレンジをしているのが気になるが、おおむね好意的に見ている。
が、しかし、来週打ち上げ予定の米国のパーセベランスは異なる。
火星における生命(の痕跡?)の探査という、禁断の果実を求めているからな。
(NASAの次の火星探査車に設置されたプルトニウム電源)
https://spaceflightnow.com/2020/07/22/plutonium-power-source-installed-on-nasas-next-mars-rover/
「NASAの新しい火星探査車の1つの主要な目標は、コアリングドリルを使用した岩石サンプルの収集です。」
いつの日か、そのサンプルを回収して地球に戻り、徹底的な調査を行うに違いない。
生命の痕跡が見いだされれば世紀の大発見だし、何の痕跡も見いだせなければ、それこそ大発見かも知れない(浮沈子は、後者に一票だがな)。
この他の目玉としては、ヘリコプターの搭載があるが、単なる見世物に過ぎない(そうなのかあ?)。
「Ingenuityヘリコプター-直径が約1.2メートル(4フィート)の回転するブレードを備えた-は、別の惑星の大気中で飛行する最初の回転翼航空機になろうとします。」
2026年には、土星の衛星タイタンで飛ばしたいらしいが、ミッション自体がどうなるかは不透明だ。
まあいい。
パーセベランスは、予定通りなら7月30日(1150 GMT)にアトラスV(541構成)で上がる。
「3つのミッションはすべて、2021年2月に火星に到着する予定です。」
今週から始まった火星打上げラッシュは、予定通りなら月末で終わる。
前回はインサイトだけだったからな。
2年に一度(正確には26か月ごと)の賑やかな祭りは、一段落するわけだ。
ESAとロシアのチームが、次回にリベンジを狙うことになるんだろう(未確認)。
赤い惑星が再び接近する時、宇宙探査劇場の幕が上がる。
まあ、ホントの探査自体は、あっちに到着してからだがな・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。