ブースター違い:勘違いは誰にでもあるとはいえ、同じ記事の中の矛盾に気付かないのは論外 ― 2020年09月22日 01:07
ブースター違い:勘違いは誰にでもあるとはいえ、同じ記事の中の矛盾に気付かないのは論外
妄想のままに書き散らす与太ブログとはいえ、事実は事実、妄想とは区別して正確を期すように努めているつもりだ。
まあ、「つもり」だからな・・・。
自分のチョンボを発見した時の焦りは尋常ではない。
頬かむりをして知らん顔をしてもお咎めはないかも知れないけど、気付かずに指摘されるのと、知りながら放置してバレるのとでは、後味が違い過ぎる。
気付いた経緯から書く・・・。
先週、ファルコン9の打ち上げ(スターリンクV1L12)が無期延期(回収のための海況が良くないので)されて以来、ロケットネタに乏しく、妄想に駆られてヨタ記事ばかり書いている。
今日も、普段は見向きもしないアトラスVの記事を読んだりして、気晴らしをしていた・・・。
(ケープカナベラルで次のアトラス5ロケットの積み重ねが始まります)
https://spaceflightnow.com/2020/09/11/stacking-of-next-atlas-5-rocket-begins-at-cape-canaveral/
「GEM 63固体ロケットブースターは、NROL-101ミッションで初めて飛行します。これらは、以前のAtlas 5ロケットに搭載されていたAerojet Rocketdyne AJ-60Aストラップオンブースターに代わるものです。」
あれえ?、そうだったっけえ?。
GEM63(太さが63インチなので)は、既にN22でアトラスデビューしてたんじゃなかったっけえ?。
(NASA主導の壮大な民間宇宙旅行計画が進展 —NASAは民間有人宇宙飛行計画に90億ドルを投入中—:2018年6月24日)
http://tokyoexpress.info/2018/06/24/nasa%E4%B8%BB%E5%B0%8E%E3%81%AE%E5%A3%AE%E5%A4%A7%E3%81%AA%E6%B0%91%E9%96%93%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%97%85%E8%A1%8C%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%8C%E9%80%B2%E5%B1%95-nasa%E3%81%AF%E6%B0%91%E9%96%93/
「図3:(Boeing and ULA) CTS-100 スターライナーとULA製アトラスV N22型ロケットの構成図。ペイロードとなるCTS-100を覆うフェアリングが無いことに注意。」
そこには、確かに固体燃料ブースターとして、GEM63と明記されている。
考えてみれば、2年前の記事だからな。
確認してみるのが正解だったかもしれない。
その図とそれが掲載されていた記事を引用した、自分の記事でも読めばよかったのだ(書いてる時に気づけよ!)。
(密やかに延期されていたスターライナーの無人打ち上げと、年内にとりあえずスケジュールされている有人宇宙飛行:2019年07月05日)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/07/05/9111787
「表では、固体燃料ブースターがロケットダイン製AJ-60A1基となっているが、まあ、2基の間違いだろうな(型番も、オービタルATK製GEM 63になっている模様:後述)。」
ご丁寧に、正しい引用元の情報を疑ってかかっていた(機数は違ってたけどな)。
(アトラス5号(422 / N22))
https://space.skyrocket.de/doc_lau_det/atlas-5-422.htm
「Strap-On:1 × AJ-60A」
先の記事からの引用で、AJ-60Aから変更されたという認識だった。
「N22からは、固体燃料ブースターが従来のロケットダイン製AJ-60Aから新しいオービタルATK製GEM 63に変更される。」
オービタルATKは、その後ノースロップに吸収され、ノースロップグラマンとブランドが変わっている。
「ノースロップグラマンは、その前身であるATKとオービタルATKを通じて、現在廃止されているデルタ2およびデルタ3ロケットファミリー向けの小型ストラップオンブースターも提供していました。」(スペースフライトナウより)
実績は十分ということなわけだ。
注目すべきは、暫くの間、AJ-60Aは継続して使用されるらしい。
「ULAのスポークスパーソンであるジュリーアーノルド氏は、ロケットがノースロップグラマンモーターに完全に移行するまで、同社は今後のアトラス5ミッションでAerojet Rocketdyneブースターを飛行し続けると語った。」
「AJ-60Asは、ボーイングのStarliner商用クルーカプセルを使用したミッションで打ち上げを継続し、ULAはNASAと協力して、宇宙飛行士の打ち上げにおけるGEM 63の将来の使用に取り組んでいます。」
なお、AJ-60Asとあるのは、ブースターの型式ではなく、単に複数形のsを付けただけのようだ(未確認:英文では、GEM 63sという記述にもなっているしな)。
考えてみれば、有人宇宙船の打ち上げで固体燃料ブースターを使うことさえイレギュラーなわけだから(燃焼中断できないため)、新型のブースターをいきなり有人バージョンで使うわけはないのだ。
記事でも、それは先送りにすると言っている。
産業スパイ事件をもみ消すために強引に合併したボーイングだが、アトラスVは合併先のロッキードマーチンのロケットだからな。
発想は健全なわけだ(そういうことかあ?)。
まあいい。
浮沈子は、調子に乗って、もう1本の記事でもGEM63が使われると書いてしまっている。
(アトラス5N22の雄姿を見るも、ダサいスカートに幻滅)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/12/06/9185819
「ULAはGEM 63を使用して、ボーイングのCST-100スターライナーに乗ってNASAの宇宙飛行士を打ち上げる予定です。」
「今回の打ち上げで使用されるのは、新しい仕様のやつだ。」
大いに反省だな。
未確認だが、以前はもっと早くにGEM63が無人機で使用開始されて実績を積み、N22でも使用されるはずだったのかも知れない。
それはそれであり得る話だし、そもそもOFT-1(打ち上げ前は、ただのOFTだけど)は、もともと無人飛行だからな。
(特別なアトラス5構成を使用するスターライナーのテスト飛行、異常な発射軌道)
https://spaceflightnow.com/2019/12/19/starliner-test-flight-to-use-special-atlas-5-configuration-unusual-launch-trajectory/
「Aerojet Rocketdyneによって製造されたツインソリッドロケットブースターは、90秒以上燃焼して、アトラス5がケープカナベラルから離れて最初に登るときにエネルギーのバーストを追加します。ブースターケーシングはT + plus 2分22秒で投棄され、大西洋に落下します。」
型式は書かれていないが、ロケットダインのAJ-60Aが用いられたことは間違いない。
まあ、気付いてよかった。
いろいろ記事を読んでも、固体燃料ブースターの型番やメーカーまで書いているところは少ない。
N22の構成は詳しく解説してあるけどな(素人受けするしな)。
スターライナーの太陽電池のありかとか、空力スカートは詳しいけど、サービスモジュールのパンチングメタル(ぐるりと取り巻いている穴あきの板:整流板)とかになるとグッと情報が減る(んなもん、誰が気にするかよ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
誤った情報(古いのも含めて)を二次拡散することのないようにしなければならない。
それでなくても、ネットにはテキトーな話が溢れている(誰のせいなんだあ?)。
妄想は妄想として、事実は正確にしておかなけりゃな・・・。
妄想のままに書き散らす与太ブログとはいえ、事実は事実、妄想とは区別して正確を期すように努めているつもりだ。
まあ、「つもり」だからな・・・。
自分のチョンボを発見した時の焦りは尋常ではない。
頬かむりをして知らん顔をしてもお咎めはないかも知れないけど、気付かずに指摘されるのと、知りながら放置してバレるのとでは、後味が違い過ぎる。
気付いた経緯から書く・・・。
先週、ファルコン9の打ち上げ(スターリンクV1L12)が無期延期(回収のための海況が良くないので)されて以来、ロケットネタに乏しく、妄想に駆られてヨタ記事ばかり書いている。
今日も、普段は見向きもしないアトラスVの記事を読んだりして、気晴らしをしていた・・・。
(ケープカナベラルで次のアトラス5ロケットの積み重ねが始まります)
https://spaceflightnow.com/2020/09/11/stacking-of-next-atlas-5-rocket-begins-at-cape-canaveral/
「GEM 63固体ロケットブースターは、NROL-101ミッションで初めて飛行します。これらは、以前のAtlas 5ロケットに搭載されていたAerojet Rocketdyne AJ-60Aストラップオンブースターに代わるものです。」
あれえ?、そうだったっけえ?。
GEM63(太さが63インチなので)は、既にN22でアトラスデビューしてたんじゃなかったっけえ?。
(NASA主導の壮大な民間宇宙旅行計画が進展 —NASAは民間有人宇宙飛行計画に90億ドルを投入中—:2018年6月24日)
http://tokyoexpress.info/2018/06/24/nasa%E4%B8%BB%E5%B0%8E%E3%81%AE%E5%A3%AE%E5%A4%A7%E3%81%AA%E6%B0%91%E9%96%93%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%97%85%E8%A1%8C%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%8C%E9%80%B2%E5%B1%95-nasa%E3%81%AF%E6%B0%91%E9%96%93/
「図3:(Boeing and ULA) CTS-100 スターライナーとULA製アトラスV N22型ロケットの構成図。ペイロードとなるCTS-100を覆うフェアリングが無いことに注意。」
そこには、確かに固体燃料ブースターとして、GEM63と明記されている。
考えてみれば、2年前の記事だからな。
確認してみるのが正解だったかもしれない。
その図とそれが掲載されていた記事を引用した、自分の記事でも読めばよかったのだ(書いてる時に気づけよ!)。
(密やかに延期されていたスターライナーの無人打ち上げと、年内にとりあえずスケジュールされている有人宇宙飛行:2019年07月05日)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/07/05/9111787
「表では、固体燃料ブースターがロケットダイン製AJ-60A1基となっているが、まあ、2基の間違いだろうな(型番も、オービタルATK製GEM 63になっている模様:後述)。」
ご丁寧に、正しい引用元の情報を疑ってかかっていた(機数は違ってたけどな)。
(アトラス5号(422 / N22))
https://space.skyrocket.de/doc_lau_det/atlas-5-422.htm
「Strap-On:1 × AJ-60A」
先の記事からの引用で、AJ-60Aから変更されたという認識だった。
「N22からは、固体燃料ブースターが従来のロケットダイン製AJ-60Aから新しいオービタルATK製GEM 63に変更される。」
オービタルATKは、その後ノースロップに吸収され、ノースロップグラマンとブランドが変わっている。
「ノースロップグラマンは、その前身であるATKとオービタルATKを通じて、現在廃止されているデルタ2およびデルタ3ロケットファミリー向けの小型ストラップオンブースターも提供していました。」(スペースフライトナウより)
実績は十分ということなわけだ。
注目すべきは、暫くの間、AJ-60Aは継続して使用されるらしい。
「ULAのスポークスパーソンであるジュリーアーノルド氏は、ロケットがノースロップグラマンモーターに完全に移行するまで、同社は今後のアトラス5ミッションでAerojet Rocketdyneブースターを飛行し続けると語った。」
「AJ-60Asは、ボーイングのStarliner商用クルーカプセルを使用したミッションで打ち上げを継続し、ULAはNASAと協力して、宇宙飛行士の打ち上げにおけるGEM 63の将来の使用に取り組んでいます。」
なお、AJ-60Asとあるのは、ブースターの型式ではなく、単に複数形のsを付けただけのようだ(未確認:英文では、GEM 63sという記述にもなっているしな)。
考えてみれば、有人宇宙船の打ち上げで固体燃料ブースターを使うことさえイレギュラーなわけだから(燃焼中断できないため)、新型のブースターをいきなり有人バージョンで使うわけはないのだ。
記事でも、それは先送りにすると言っている。
産業スパイ事件をもみ消すために強引に合併したボーイングだが、アトラスVは合併先のロッキードマーチンのロケットだからな。
発想は健全なわけだ(そういうことかあ?)。
まあいい。
浮沈子は、調子に乗って、もう1本の記事でもGEM63が使われると書いてしまっている。
(アトラス5N22の雄姿を見るも、ダサいスカートに幻滅)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/12/06/9185819
「ULAはGEM 63を使用して、ボーイングのCST-100スターライナーに乗ってNASAの宇宙飛行士を打ち上げる予定です。」
「今回の打ち上げで使用されるのは、新しい仕様のやつだ。」
大いに反省だな。
未確認だが、以前はもっと早くにGEM63が無人機で使用開始されて実績を積み、N22でも使用されるはずだったのかも知れない。
それはそれであり得る話だし、そもそもOFT-1(打ち上げ前は、ただのOFTだけど)は、もともと無人飛行だからな。
(特別なアトラス5構成を使用するスターライナーのテスト飛行、異常な発射軌道)
https://spaceflightnow.com/2019/12/19/starliner-test-flight-to-use-special-atlas-5-configuration-unusual-launch-trajectory/
「Aerojet Rocketdyneによって製造されたツインソリッドロケットブースターは、90秒以上燃焼して、アトラス5がケープカナベラルから離れて最初に登るときにエネルギーのバーストを追加します。ブースターケーシングはT + plus 2分22秒で投棄され、大西洋に落下します。」
型式は書かれていないが、ロケットダインのAJ-60Aが用いられたことは間違いない。
まあ、気付いてよかった。
いろいろ記事を読んでも、固体燃料ブースターの型番やメーカーまで書いているところは少ない。
N22の構成は詳しく解説してあるけどな(素人受けするしな)。
スターライナーの太陽電池のありかとか、空力スカートは詳しいけど、サービスモジュールのパンチングメタル(ぐるりと取り巻いている穴あきの板:整流板)とかになるとグッと情報が減る(んなもん、誰が気にするかよ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
誤った情報(古いのも含めて)を二次拡散することのないようにしなければならない。
それでなくても、ネットにはテキトーな話が溢れている(誰のせいなんだあ?)。
妄想は妄想として、事実は正確にしておかなけりゃな・・・。
再突入カバー登場:記事の読み込みが甘い今日この頃 ― 2020年09月22日 09:43
再突入カバー登場:記事の読み込みが甘い今日この頃
スターライナー絡みの記事を改めて読み直している。
探していたのは、公表されているトラブルの一つである通信系の不具合についてだった。
そっちの記述は見つからず、代わりに発見したのは再突入カバーなる新たなアイテムの導入の話だ。
(ボーイング、12月または1月に2度目のスターライナーテスト飛行を計画:8月25日の記事)
https://spaceflightnow.com/2020/08/25/boeing-plans-second-starliner-test-flight-in-december-or-january/
「ボーイングは、Starlinerドッキングシステムの設計を変更して、カプセルが大気中を激しく降下している間、さらに保護するための再突入カバーを追加しました。」
ハードウェア組み立ての一連の記述の冒頭に書かれていて、見逃していた。
やれやれ・・・。
スターライナーは、クルードラゴンと異なり、打ち上げ時にノーズコーン(アセントカバー)を投棄して、ドッキングシステムむき出しで宇宙空間を飛行する。
再突入の際は、お尻から後ろ向きで突入するが、そこにはベースヒートシールドがあって熱保護されている。
お尻隠して、頭隠さずというわけだ。
クルードラゴンは、ヒンジ付きのノーズコーンで、ドッキングの際にパカッと開いて、ドッキング機構を露出する仕掛けだ(打ち上げ直後12分過ぎくらいに開いちゃうみたいです:<以下追加>参照)。
ドッキングを解除した後は、ふたたびノーズコーンを閉じ、ドッキング機構を保護しつつ再突入する。
開発当初は繰り返し使用を前提にしており、途中からNASAがいちゃもん付けて一時使い捨てにすることになったが、最終的には再使用されることになった。
その間、このノーズコーンの設計は変えなかったようだ。
一方、スターライナーは、再使用前提で設計され、その後の変更はない。
再突入の際に、ノーズコーンなしで問題ないという認識だったんだろうが、OFT-1の後で新たなアイテムを付加してドッキング機構を保護することにしたようだ。
と、表向きは書いてあるが、浮沈子はそう素直には受け取っていない。
なぜって、宇宙船の重量増加につながるからな。
それは、打ち上げシステム全体に影響が及ぶ。
アトラスV N22は余力があるだろうからいいとして(未確認)、搭載燃料に限りがあるサービスモジュールの運用に係る。
多少の余裕はあるんだろうが、それこそ、クルーモジュールを付けた状態での噴射マップを見直さなければならないかもしれない。
他にも影響がある可能性がある。
再突入時の重量バランスや空力、パラシュート展開に対する影響(フォワードヒートシールドみたいに、パラシュート展開前に投棄するなら別だけど)も考慮し、必要なら地上試験や航空機による落下試験もしなければならなくなる(未確認)。
この後に及んで、重量増や外部形状に影響があるアイテムを付加するというのは、ドッキング機構の保護以上の重要な意味があるからだと見た。
OFT-1の解析結果で、クルーモジュールの熱保護に問題があったのではないか?。
カプセルの先端からの熱の侵入で、船内の環境が許容範囲を超え、抜本的対策を余儀なくされた可能性がある。
それを、例によってドッキング機構の保護(そう明確には言ってませんが)とすり替えて公表しているのではないか。
一事が万事、やることなすこと疑いの目を向けられてしまうのは自業自得だろう。
具体な形状や機構がどうなっているかは分からない。
クルードラゴンのように、ヒンジ付きにしているかもしれない。
パラシュートは、フォワードヒートシールド投棄後に側面から引き出されるから問題ないし、薬缶の取っ手のようなパラシュート保持機構も側面から回り込んでいる。
再突入カバーが、どういう仕掛なのかに注目だな。
既にクルーモジュールは納入検査されているようだから、仕掛けは出来ているだろう。
「OFT-2ミッションの乗務員モジュールは最近、受け入れテストを開始しました。」
ホントに大丈夫なのか、ガッツリ検査して、容赦なく不合格にしてもらわんとな(そんなあ!)。
探していた内容とは少し違うけど、無線については鳥嶋さんが早い段階で少し記事にしている。
(ボーイングの新型宇宙船に新たな問題 - ソフトウェアに重大な欠陥:2020/02/19の記事)
https://news.mynavi.jp/article/20200219-977018/
「もうひとつの問題は、宇宙船から地上に向けた通信リンク(ダウンリンク)が断続的になるトラブルで、これにより地上から宇宙船にコマンドを送ったり、制御したりといった運用に影響が出たという。」
ダウンリンクというところに注目だな(アップリンク側は問題ないのかあ?)。
地上局や中継局ではなく、宇宙船側の問題の可能性が高い。
「一方、ダウンリンクが断続的になった原因については、記者会見が行われた時点でまだ調査中で、2月末までに結論を出したいとしている。ただ、いずれにしても将来のミッションでは、通信システムをより堅牢にする必要があるとしている。」
その後の記事をいろいろ読んでも、無線通信の不具合の原因について出された結論は出ていない。
例の80項目の改善の中には書いてあるんだろうが、非公開だからな。
まあ、どうでもいいんですが。
ボロボロの宇宙船を改修して、まともに飛べるようにするのは大変だろう。
今度こそ、B社の底力を発揮して起死回生の一打を放ってもらいたいもんだ。
が、しかし、浮沈子は相変わらず懐疑的だ。
新たな変更要素である再突入カバーはぶっつけ本番だしな(それが原因で、ドッキングできなかったらどーする?)。
他にも、変更箇所は多いに違いない。
それらは、十分なテスト(統合テスト含めて)を終えることができたんだろうか?。
それとも、形だけ整えて、魂は置き去りのままなのか。
改善項目の75パーセントが終わっていると言われるが、それって、単に9月だからとか言わないでほしいもんだな(昨年12月からの経過期間で按分してたりして)。
系統的包括的な管理は重要だし、その欠如が前回の失敗の大きな原因であったことは間違いない。
一方、従来から認識され、部門では指摘されていても、無視され続けてきた問題も、現在では俎上に上がり、改めて検討され、適切に対処されていることが期待される。
そうでなければ、その小さな問題が、新たな状況で火を吹くことになりかねない。
それらを丁寧に処理し、包括的管理下に置き、評価していかなければならない。
その膨大なプロセスを、わずかの期間で済ませようとすれば、再びほころびを見せることは明らかだ。
安全は、必要条件を満たせば自動的に転がり込んでくる代物ではない。
自動販売機にコインを入れれば(お札でもいいですが)出てくる缶ジュースではないのだ。
何が十分条件なのか、どこまで対応すれば受け入れ可能なレベルまでリスクを減らせるのかを追求し続ける中で、次第に見えてくる幻のようなものかもしれない。
その幻を現実の安全に育てるためには、80項目では到底足りないだろう。
その隙間を埋め、100パーセントを120パーセントにする絶え間ない取り組みの中で、幻は現実になる。
B社が、そしてそれを監督する立場のNASA自身が本質的に変わらなければ問題は解決しない。
だから、浮沈子は懐疑的にならざるを得ない。
両方とも巨大組織だからな。
大きな組織が内包し続ける文化を、たかが1年で変えることはできない。
80項目を列挙したことで、それさえこなせばいいという、誤った認識が生まれることはないのか。
要素技術に特化してテストを繰り返し、なおかつ、そのテストが杜撰で誤りを発見できなかったことの教訓はどこかへ行ってしまったのかも知れない。
仮に、万が一、OFT-2が成功したら、4億1千万ドルをポケットマネーから投入したB社は、名誉を回復し、大手を振ってISSタクシーや将来のビゲロー宇宙ホテルに顧客を運ぶことができるんだろうか?。
札束で横っ面をひっぱたき、納税者に負担は掛けていないと大威張りだが、失われた名誉はそう簡単には戻らない。
少なくとも半世紀くらいは汚名を着てもらわんとな。
絶対の安全などない。
技術によって低減することは出来ても、ゼロにすることは不可能だ。
そこに求められるのは、安全を求め続ける誠実さと人間の能力に限界があることを知る謙虚さであって、自信過剰や空威張りではない。
名誉は、与えられるものであって、金で買うもんじゃない。
スターライナーのOFT-1の記事を追いながら、浮沈子はそのことを改めて認識する。
まあ、スターシップみたいに、次々とぶっ壊し続けながら開発し続ける方法もあるけどな(究極の誠実さと謙虚さかあ?:能力の限界は、灯を見るより明らかだしな:ともしびどころか、爆発の火の玉だし)。
まあいい。
スターシップだって、いつ、その陥穽に落ちるか分からない。
停滞し、保身に走り、腐敗していく。
見栄を張り、隠蔽し、過去の栄光に縋るようになるのだ。
なんか、自分のことのような気がする・・・。
<以下追加>----------
(commercialcrew_press_kit.pdf)
https://www.nasa.gov/sites/default/files/atoms/files/commercialcrew_press_kit.pdf
「+00:12:46 Dragon nosecone open sequence begins」(PDFページで16ページ)
再突入カバーについては、ウィキに怪しい記述もある。
(ボーイングスターライナー:スターライナードッキングシステムの変更)
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_Starliner#Change_of_Starliner_Docking_System
「この再突入カバーは、SpaceXデザインのようにヒンジで固定されます。」
うーん、引用元のページ(この記事の初めの引用)には、そうは書いてないんだがな・・・。
「NASAによると、CFTカプセルのドッキングシステムは、OFT-2テスト飛行でデビューする新しい再突入カバーに対応するように変更されている。」(別の個所でも触れられてはいる。)
カバーがヒンジ付きなのかどうかまでは分からない。
元記事は、NASAのブログだから、それ以上の情報は確認できない。
まあ、そのうち分かることだけどな・・・。
スターライナー絡みの記事を改めて読み直している。
探していたのは、公表されているトラブルの一つである通信系の不具合についてだった。
そっちの記述は見つからず、代わりに発見したのは再突入カバーなる新たなアイテムの導入の話だ。
(ボーイング、12月または1月に2度目のスターライナーテスト飛行を計画:8月25日の記事)
https://spaceflightnow.com/2020/08/25/boeing-plans-second-starliner-test-flight-in-december-or-january/
「ボーイングは、Starlinerドッキングシステムの設計を変更して、カプセルが大気中を激しく降下している間、さらに保護するための再突入カバーを追加しました。」
ハードウェア組み立ての一連の記述の冒頭に書かれていて、見逃していた。
やれやれ・・・。
スターライナーは、クルードラゴンと異なり、打ち上げ時にノーズコーン(アセントカバー)を投棄して、ドッキングシステムむき出しで宇宙空間を飛行する。
再突入の際は、お尻から後ろ向きで突入するが、そこにはベースヒートシールドがあって熱保護されている。
お尻隠して、頭隠さずというわけだ。
クルードラゴンは、ヒンジ付きのノーズコーンで、ドッキングの際にパカッと開いて、ドッキング機構を露出する仕掛けだ(打ち上げ直後12分過ぎくらいに開いちゃうみたいです:<以下追加>参照)。
ドッキングを解除した後は、ふたたびノーズコーンを閉じ、ドッキング機構を保護しつつ再突入する。
開発当初は繰り返し使用を前提にしており、途中からNASAがいちゃもん付けて一時使い捨てにすることになったが、最終的には再使用されることになった。
その間、このノーズコーンの設計は変えなかったようだ。
一方、スターライナーは、再使用前提で設計され、その後の変更はない。
再突入の際に、ノーズコーンなしで問題ないという認識だったんだろうが、OFT-1の後で新たなアイテムを付加してドッキング機構を保護することにしたようだ。
と、表向きは書いてあるが、浮沈子はそう素直には受け取っていない。
なぜって、宇宙船の重量増加につながるからな。
それは、打ち上げシステム全体に影響が及ぶ。
アトラスV N22は余力があるだろうからいいとして(未確認)、搭載燃料に限りがあるサービスモジュールの運用に係る。
多少の余裕はあるんだろうが、それこそ、クルーモジュールを付けた状態での噴射マップを見直さなければならないかもしれない。
他にも影響がある可能性がある。
再突入時の重量バランスや空力、パラシュート展開に対する影響(フォワードヒートシールドみたいに、パラシュート展開前に投棄するなら別だけど)も考慮し、必要なら地上試験や航空機による落下試験もしなければならなくなる(未確認)。
この後に及んで、重量増や外部形状に影響があるアイテムを付加するというのは、ドッキング機構の保護以上の重要な意味があるからだと見た。
OFT-1の解析結果で、クルーモジュールの熱保護に問題があったのではないか?。
カプセルの先端からの熱の侵入で、船内の環境が許容範囲を超え、抜本的対策を余儀なくされた可能性がある。
それを、例によってドッキング機構の保護(そう明確には言ってませんが)とすり替えて公表しているのではないか。
一事が万事、やることなすこと疑いの目を向けられてしまうのは自業自得だろう。
具体な形状や機構がどうなっているかは分からない。
クルードラゴンのように、ヒンジ付きにしているかもしれない。
パラシュートは、フォワードヒートシールド投棄後に側面から引き出されるから問題ないし、薬缶の取っ手のようなパラシュート保持機構も側面から回り込んでいる。
再突入カバーが、どういう仕掛なのかに注目だな。
既にクルーモジュールは納入検査されているようだから、仕掛けは出来ているだろう。
「OFT-2ミッションの乗務員モジュールは最近、受け入れテストを開始しました。」
ホントに大丈夫なのか、ガッツリ検査して、容赦なく不合格にしてもらわんとな(そんなあ!)。
探していた内容とは少し違うけど、無線については鳥嶋さんが早い段階で少し記事にしている。
(ボーイングの新型宇宙船に新たな問題 - ソフトウェアに重大な欠陥:2020/02/19の記事)
https://news.mynavi.jp/article/20200219-977018/
「もうひとつの問題は、宇宙船から地上に向けた通信リンク(ダウンリンク)が断続的になるトラブルで、これにより地上から宇宙船にコマンドを送ったり、制御したりといった運用に影響が出たという。」
ダウンリンクというところに注目だな(アップリンク側は問題ないのかあ?)。
地上局や中継局ではなく、宇宙船側の問題の可能性が高い。
「一方、ダウンリンクが断続的になった原因については、記者会見が行われた時点でまだ調査中で、2月末までに結論を出したいとしている。ただ、いずれにしても将来のミッションでは、通信システムをより堅牢にする必要があるとしている。」
その後の記事をいろいろ読んでも、無線通信の不具合の原因について出された結論は出ていない。
例の80項目の改善の中には書いてあるんだろうが、非公開だからな。
まあ、どうでもいいんですが。
ボロボロの宇宙船を改修して、まともに飛べるようにするのは大変だろう。
今度こそ、B社の底力を発揮して起死回生の一打を放ってもらいたいもんだ。
が、しかし、浮沈子は相変わらず懐疑的だ。
新たな変更要素である再突入カバーはぶっつけ本番だしな(それが原因で、ドッキングできなかったらどーする?)。
他にも、変更箇所は多いに違いない。
それらは、十分なテスト(統合テスト含めて)を終えることができたんだろうか?。
それとも、形だけ整えて、魂は置き去りのままなのか。
改善項目の75パーセントが終わっていると言われるが、それって、単に9月だからとか言わないでほしいもんだな(昨年12月からの経過期間で按分してたりして)。
系統的包括的な管理は重要だし、その欠如が前回の失敗の大きな原因であったことは間違いない。
一方、従来から認識され、部門では指摘されていても、無視され続けてきた問題も、現在では俎上に上がり、改めて検討され、適切に対処されていることが期待される。
そうでなければ、その小さな問題が、新たな状況で火を吹くことになりかねない。
それらを丁寧に処理し、包括的管理下に置き、評価していかなければならない。
その膨大なプロセスを、わずかの期間で済ませようとすれば、再びほころびを見せることは明らかだ。
安全は、必要条件を満たせば自動的に転がり込んでくる代物ではない。
自動販売機にコインを入れれば(お札でもいいですが)出てくる缶ジュースではないのだ。
何が十分条件なのか、どこまで対応すれば受け入れ可能なレベルまでリスクを減らせるのかを追求し続ける中で、次第に見えてくる幻のようなものかもしれない。
その幻を現実の安全に育てるためには、80項目では到底足りないだろう。
その隙間を埋め、100パーセントを120パーセントにする絶え間ない取り組みの中で、幻は現実になる。
B社が、そしてそれを監督する立場のNASA自身が本質的に変わらなければ問題は解決しない。
だから、浮沈子は懐疑的にならざるを得ない。
両方とも巨大組織だからな。
大きな組織が内包し続ける文化を、たかが1年で変えることはできない。
80項目を列挙したことで、それさえこなせばいいという、誤った認識が生まれることはないのか。
要素技術に特化してテストを繰り返し、なおかつ、そのテストが杜撰で誤りを発見できなかったことの教訓はどこかへ行ってしまったのかも知れない。
仮に、万が一、OFT-2が成功したら、4億1千万ドルをポケットマネーから投入したB社は、名誉を回復し、大手を振ってISSタクシーや将来のビゲロー宇宙ホテルに顧客を運ぶことができるんだろうか?。
札束で横っ面をひっぱたき、納税者に負担は掛けていないと大威張りだが、失われた名誉はそう簡単には戻らない。
少なくとも半世紀くらいは汚名を着てもらわんとな。
絶対の安全などない。
技術によって低減することは出来ても、ゼロにすることは不可能だ。
そこに求められるのは、安全を求め続ける誠実さと人間の能力に限界があることを知る謙虚さであって、自信過剰や空威張りではない。
名誉は、与えられるものであって、金で買うもんじゃない。
スターライナーのOFT-1の記事を追いながら、浮沈子はそのことを改めて認識する。
まあ、スターシップみたいに、次々とぶっ壊し続けながら開発し続ける方法もあるけどな(究極の誠実さと謙虚さかあ?:能力の限界は、灯を見るより明らかだしな:ともしびどころか、爆発の火の玉だし)。
まあいい。
スターシップだって、いつ、その陥穽に落ちるか分からない。
停滞し、保身に走り、腐敗していく。
見栄を張り、隠蔽し、過去の栄光に縋るようになるのだ。
なんか、自分のことのような気がする・・・。
<以下追加>----------
(commercialcrew_press_kit.pdf)
https://www.nasa.gov/sites/default/files/atoms/files/commercialcrew_press_kit.pdf
「+00:12:46 Dragon nosecone open sequence begins」(PDFページで16ページ)
再突入カバーについては、ウィキに怪しい記述もある。
(ボーイングスターライナー:スターライナードッキングシステムの変更)
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_Starliner#Change_of_Starliner_Docking_System
「この再突入カバーは、SpaceXデザインのようにヒンジで固定されます。」
うーん、引用元のページ(この記事の初めの引用)には、そうは書いてないんだがな・・・。
「NASAによると、CFTカプセルのドッキングシステムは、OFT-2テスト飛行でデビューする新しい再突入カバーに対応するように変更されている。」(別の個所でも触れられてはいる。)
カバーがヒンジ付きなのかどうかまでは分からない。
元記事は、NASAのブログだから、それ以上の情報は確認できない。
まあ、そのうち分かることだけどな・・・。
そもそも軌道に入れなかったのはなぜか:相変わらずの読込不足 ― 2020年09月22日 14:13
そもそも軌道に入れなかったのはなぜか:相変わらずの読込不足
スターライナーとクルードラゴンの違いは何か。
カッコが違うとか、海に落ちるのと陸上に落ちるのの違いとか、メーカーが違うとか、値段が違うとか、太陽電池の場所が違うとか、まあ、いろいろある。
しかし、浮沈子は運用思想の違いこそ、この両機の根本的な違いだろうと思っている。
スターライナーがOFT-1で軌道に入れなかったこと自体が、それを象徴している。
そもそも、軌道投入の失敗は、打ち上げロケットであるアトラスVに原因があるのではないかと考えるのがふつーだ。
なんたって、打ち上げロケットだからな。
最終的な軌道に入る微調整とかはペイロード側でするとしても、遷移軌道まで上げるのはロケット側の仕事のはずだ。
だが、そうはなっていなかった。
どこかで読んだ気がして、あやふやなままだったんだが、クルードラゴンのデモ2と比べてハッキリした。
(クルードラゴンデモ-2:タイムライン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Crew_Dragon_Demo-2#Timeline
「・T + 00:00:00(2020年5月30日19:22:45)—フロリダ州ケープカナベラルのLaunch Complex 39AからCrew Dragon宇宙船が打ち上げられました。
・T + 00:01:01(19:23:46)— Max-Q
・T + 00:02:38(19:25:23)— MECO
・T + 00:02:40(19:25:25)— Falcon 9のステージ分離。
・T + 00:08:50(19:31:35)— SECO
・T + 00:12:08(19:34:53)— エンデバーが第2ステージから分離します。
・T + 17:54(2020年5月31日13:56)— ISSとドッキングするためにクルードラゴンがウェイポイント1に到達します。
(以下略)」
ファルコン9は、定番通り軌道高度までしっかり上げ、加速し、クルードラゴンをISSを追っかけることができるまで運んでいる。
途中でクルードラゴンがロケットをバンバン焚いて加速を補ったり、ペリジーを上げるためのアポジキックをしたりはしない(まあ、多少はしたかも)。
スペースシャトルはそうではなかった。
(スペースシャトル:発射)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB#%E7%99%BA%E5%B0%84
「ET分離直後は、軌道の近地点はまだ大気圏を離れてはいないので、そのままではまた大気圏に再突入することになる。そのため軌道船は軌道操縦システム (Orbital Maneuvering System, OMS) を噴射し、近地点をより高い高度に設定してETと衝突するのを防止する。一部の飛行(すなわちISSミッションなど)では、打上げ能力を確保するためにOMSが、メイン・エンジンの燃焼後期に並行して使用された。投入時の軌道をこのように設定しているのは、ETを宇宙空間に放出せず大気圏内で廃棄するためと、もしOMSが点火しなかったり、何らかの理由で搭載室のドアが開かなくなるような事態が発生しても、このような軌道にしておけば自動的に地球に帰還できるから、という安全上の理由もある。」
ET(外部燃料タンク:External Tank)を分離しちまったら、3基のSSME(スペースシャトルメインエンジン)は使えない。
OMSを吹かして増速するしかない。
・近地点をより高い高度に設定してETと衝突するのを防止
・ETを宇宙空間に放出せず大気圏内で廃棄するため
・もしOMSが点火しなかったり、何らかの理由で搭載室のドアが開かなくなるような事態が発生しても、このような軌道にしておけば自動的に地球に帰還できる
初めの理由は、OMSが点火しなかったらヤバいということになるのかも知れない。
スペースシャトルは、ブースター付き単段式ロケットとか言われることもあるようだが、メインエンジンだけでは軌道に達しないような運用なわけだから、少なくとも非分離式二段ロケットになるんだろう(あるいは、燃料タンク分離式2段ロケットとか)。
用済みのSSMEを持って帰るために、オービターにくっ付けてるようなもんだ。
そういう意味では、OMSは第二段エンジンということになる。
メインの理由は、もちろん3つ目の安全確保のためで、そういう軌道(準軌道)に配置することによって、不測の事態が起こっても安全に帰還できる運用にしたということだろう。
スターライナーは、この考え方に則って運用される。
(ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」、トラブル発生で地球に早期帰還)
https://news.mynavi.jp/article/20191227-947223/
「ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約15分後にスターライナーを分離。計画どおりの軌道へ投入した。」
「このときスターライナーと、アトラスVの2段目機体は、完全な地球周回軌道ではなく、近地点高度(地表に最も近い点)が約73kmと、大気圏の中に入り込んだ、サブオービタル軌道に入っていた。これは、もしスターライナーのスラスターなどにトラブルが起きても、そのまま自然に大気圏に再突入して地球に緊急帰還できること、またアトラスVの2段目機体を早期に大気圏に落として処分することを狙ったものである。ちなみにスペース・シャトルの打ち上げでも同じように、緊急時の帰還と、外部燃料タンクの処分を目的に、一旦サブオービタル軌道に投入していた。」
「そのためスターライナーは、分離から約16分後に、OMAC(Orbital Maneuvering and Attitude Control)と呼ばれるスラスターを噴射し、近地点高度を上げることになっていた。これは宇宙船側で自動で行われるはずだったが、しかしなんらかのトラブルが起き、噴射は行われず、軌道変更に失敗。さらにこのとき、姿勢制御用のRCS(Reaction Control System)スラスターが不意に、それも過度に噴射したことが確認され、燃料を大量に浪費した。」
あとは我々が既に知るところだ。
OMACとかRCSとかについては、エアロジェットロケットダインのページに詳しい。
(21世紀の宇宙船を動かす)
https://www.rocket.com/space/human-exploration/cst-100-starliner
「サービスモジュール軌道操縦および姿勢制御エンジン(SMOMACE):
各スターライナーサービスモジュールには、軌道操縦をサポートするためにそれぞれ1500ポンドの推力を生成する20個のAerojet Rocketdyneエンジンが装備されます。それらはまた、低高度発射中止の場合の姿勢制御を提供し、高高度での直接中止機能を提供します。」
「サービスモジュールの反応制御システムエンジン(SMRCS):
Starlinerサービスモジュール上のAerojet Rocketdyneの反応制御システム(RCS)エンジンは、それぞれ100ポンドの推力を生成し、軌道上での操縦と宇宙ステーションの再ブーストに使用されます。また、高高度での中止が発生した場合に姿勢を制御します。各Starlinerサービスモジュールには、28個の反応制御システムエンジンが搭載されます。」
「搭乗員モジュール反応制御エンジン(CMRCS):
Starliner搭乗員モジュールは、12個のAerojet Rocketdyne MR-104Jスラスタを使用して、大気圏再突入時に方向を変えます。 」
クルーモジュールにも、再突入時の姿勢制御用エンジンが積まれている。
こいつでコントロールしながら、最適な角度と姿勢を維持し、断熱圧縮による温度上昇を押さえ、再突入時の加速度を軽減して乗員を守るわけだ。
で、この他にも緊急脱出用エンジンが4つあるわけだが、ここでは割愛する。
タイマーの異常から肝心な時に吹かなかったのはSMOMACEで、勘違いして吹きまくったのがSMRCSというわけだ(たぶん)。
打上げに当たって、サブオービタルに一度入れ、それから宇宙船側のエンジン吹かして軌道投入する運用については、別記事にも上がっている。
(スターライナーの軌道飛行試験のAtlas 5打ち上げタイムライン)
https://spaceflightnow.com/2019/12/19/atlas-5-launch-timeline-for-starliners-orbital-flight-test/
「アトラス5の打ち上げシーケンスは、打ち上げからロケットのデュアルエンジンケンタウロスの上段からスターライナー宇宙船が配備されるまでの約15分間続きます。ロケットは平坦で浅い軌道を飛行して宇宙飛行士のg力を軽減するため、Atlas 5は、地球の周りの安定した軌道に到達するのに必要な速度に少し遅れて、Starliner宇宙船を解放します。」
「スターライナーの軌道操作および姿勢制御エンジンは、打ち上げ後約31分で約40秒間点火し、カプセルを安定した軌道に加速して宇宙ステーションへの旅を開始します。」
記事の最後にはフライトプロファイルの図が出ているが、スターライナーのエンジン噴射は描かれていない。
ペイロード側の事情には、一切関与しないという打ち上げ会社のキッパリとした姿勢だな(もちろん、ULAの打ち上げ業務としては大成功だ!)。
ズーマを打ち上げた時のスペースXを思い出すな。
まあ、どうでもいいんですが。
ロケットダインだってキッチリ仕事したわけで、システムに言われた通り噴射したりしなかったりしただけだ(俺は悪くない!)。
パーシャルなサブオービタル軌道投入が正解なのか、ダイレクトに軌道投入するのが正解なのかは分からない。
B社が、スペースシャトルの方式を意識したことは間違いないし、NASAは、それを好ましいと受け取ったに違いない(未確認)。
再使用を前提とした陸上への帰還は挑戦的だが、それ以外は、コンサバなデザイン、パラシュート着陸など、外連味のない作りになっている。
アグレッシブを形にするとこうなるというクルードラゴン(初期には、陸上にスーパードラコ噴射してパワードランディングするつもりだったからな:もちろん再使用)とは、真逆だ。
パラシュートで海上着水になり、一時は使い捨てとつまらん宇宙船になったが、再使用は取り戻した。
打上げプロファイルの違いは、こういった両社の発想の違いを反映している。
B社は石橋を叩いて渡る運用を狙ったが、叩いていたら杖が折れた感じだ(そうなのかあ?)。
S社は、石橋の欄干の上を、バランス取りながら渡っている(そういうことかあ?)。
そのうちきっと、パワードランディングを再度提案してくるに違いない。
ひょっとしたら、サブオービタル運用だってやりかねない(スーパードラコは、ビミョーな調整も出来そうだからな:パワードランディングさせようというくらいだからな)。
石橋を飛び越えて良し、叩いて渡って良し・・・。
逆に、スターライナーが、今回の件に懲りて、サブオービタル運用を見直すかもしれない。
色気を出さずに、コンサバな運用にしとけばよかった・・・。
いや、そうじゃないだろう。
安全のために、敢えて困難な運用を選択し、それを追求し続けてこそのB社であってもらいたいものだ。
昨年のOFT-1で、適時噴射されなかったSMOMACEが、その後、軌道上のテストで正常に機能したかどうかは知らない(未調査)。
調べる程に、様々な事象が出てくるスターライナー(つーか、今まで余り関心なかったしな)。
スペースXネタが溢れてくれば、また興味も失せてしまうだろう。
CEOがマリファナ吸っちゃったりして、ラリった会社と誤解されているS社に比べて、B社は面白みに欠ける。
弁護士と会計士は厚遇されても、技術者は冷や飯だしな(そうなのかあ?)。
再突入プロセスのテストを、実機のソフトとは異なるエミュレーターで行って、しかも、2パターンある片一方のデータだけでテストして、社内パスさせちゃうしな。
実機の方は他で使ってたから、手元になかったってよ。
CFTでは、自社の宇宙飛行士も乗せて飛ばすんだそうだ。
どーなってんだか・・・。
せっかく、安全率が高い高邁な運用思想で開発しても、実体が伴わなければ絵に描いた餅。
食えない話か・・・。
スターライナーとクルードラゴンの違いは何か。
カッコが違うとか、海に落ちるのと陸上に落ちるのの違いとか、メーカーが違うとか、値段が違うとか、太陽電池の場所が違うとか、まあ、いろいろある。
しかし、浮沈子は運用思想の違いこそ、この両機の根本的な違いだろうと思っている。
スターライナーがOFT-1で軌道に入れなかったこと自体が、それを象徴している。
そもそも、軌道投入の失敗は、打ち上げロケットであるアトラスVに原因があるのではないかと考えるのがふつーだ。
なんたって、打ち上げロケットだからな。
最終的な軌道に入る微調整とかはペイロード側でするとしても、遷移軌道まで上げるのはロケット側の仕事のはずだ。
だが、そうはなっていなかった。
どこかで読んだ気がして、あやふやなままだったんだが、クルードラゴンのデモ2と比べてハッキリした。
(クルードラゴンデモ-2:タイムライン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Crew_Dragon_Demo-2#Timeline
「・T + 00:00:00(2020年5月30日19:22:45)—フロリダ州ケープカナベラルのLaunch Complex 39AからCrew Dragon宇宙船が打ち上げられました。
・T + 00:01:01(19:23:46)— Max-Q
・T + 00:02:38(19:25:23)— MECO
・T + 00:02:40(19:25:25)— Falcon 9のステージ分離。
・T + 00:08:50(19:31:35)— SECO
・T + 00:12:08(19:34:53)— エンデバーが第2ステージから分離します。
・T + 17:54(2020年5月31日13:56)— ISSとドッキングするためにクルードラゴンがウェイポイント1に到達します。
(以下略)」
ファルコン9は、定番通り軌道高度までしっかり上げ、加速し、クルードラゴンをISSを追っかけることができるまで運んでいる。
途中でクルードラゴンがロケットをバンバン焚いて加速を補ったり、ペリジーを上げるためのアポジキックをしたりはしない(まあ、多少はしたかも)。
スペースシャトルはそうではなかった。
(スペースシャトル:発射)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB#%E7%99%BA%E5%B0%84
「ET分離直後は、軌道の近地点はまだ大気圏を離れてはいないので、そのままではまた大気圏に再突入することになる。そのため軌道船は軌道操縦システム (Orbital Maneuvering System, OMS) を噴射し、近地点をより高い高度に設定してETと衝突するのを防止する。一部の飛行(すなわちISSミッションなど)では、打上げ能力を確保するためにOMSが、メイン・エンジンの燃焼後期に並行して使用された。投入時の軌道をこのように設定しているのは、ETを宇宙空間に放出せず大気圏内で廃棄するためと、もしOMSが点火しなかったり、何らかの理由で搭載室のドアが開かなくなるような事態が発生しても、このような軌道にしておけば自動的に地球に帰還できるから、という安全上の理由もある。」
ET(外部燃料タンク:External Tank)を分離しちまったら、3基のSSME(スペースシャトルメインエンジン)は使えない。
OMSを吹かして増速するしかない。
・近地点をより高い高度に設定してETと衝突するのを防止
・ETを宇宙空間に放出せず大気圏内で廃棄するため
・もしOMSが点火しなかったり、何らかの理由で搭載室のドアが開かなくなるような事態が発生しても、このような軌道にしておけば自動的に地球に帰還できる
初めの理由は、OMSが点火しなかったらヤバいということになるのかも知れない。
スペースシャトルは、ブースター付き単段式ロケットとか言われることもあるようだが、メインエンジンだけでは軌道に達しないような運用なわけだから、少なくとも非分離式二段ロケットになるんだろう(あるいは、燃料タンク分離式2段ロケットとか)。
用済みのSSMEを持って帰るために、オービターにくっ付けてるようなもんだ。
そういう意味では、OMSは第二段エンジンということになる。
メインの理由は、もちろん3つ目の安全確保のためで、そういう軌道(準軌道)に配置することによって、不測の事態が起こっても安全に帰還できる運用にしたということだろう。
スターライナーは、この考え方に則って運用される。
(ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」、トラブル発生で地球に早期帰還)
https://news.mynavi.jp/article/20191227-947223/
「ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約15分後にスターライナーを分離。計画どおりの軌道へ投入した。」
「このときスターライナーと、アトラスVの2段目機体は、完全な地球周回軌道ではなく、近地点高度(地表に最も近い点)が約73kmと、大気圏の中に入り込んだ、サブオービタル軌道に入っていた。これは、もしスターライナーのスラスターなどにトラブルが起きても、そのまま自然に大気圏に再突入して地球に緊急帰還できること、またアトラスVの2段目機体を早期に大気圏に落として処分することを狙ったものである。ちなみにスペース・シャトルの打ち上げでも同じように、緊急時の帰還と、外部燃料タンクの処分を目的に、一旦サブオービタル軌道に投入していた。」
「そのためスターライナーは、分離から約16分後に、OMAC(Orbital Maneuvering and Attitude Control)と呼ばれるスラスターを噴射し、近地点高度を上げることになっていた。これは宇宙船側で自動で行われるはずだったが、しかしなんらかのトラブルが起き、噴射は行われず、軌道変更に失敗。さらにこのとき、姿勢制御用のRCS(Reaction Control System)スラスターが不意に、それも過度に噴射したことが確認され、燃料を大量に浪費した。」
あとは我々が既に知るところだ。
OMACとかRCSとかについては、エアロジェットロケットダインのページに詳しい。
(21世紀の宇宙船を動かす)
https://www.rocket.com/space/human-exploration/cst-100-starliner
「サービスモジュール軌道操縦および姿勢制御エンジン(SMOMACE):
各スターライナーサービスモジュールには、軌道操縦をサポートするためにそれぞれ1500ポンドの推力を生成する20個のAerojet Rocketdyneエンジンが装備されます。それらはまた、低高度発射中止の場合の姿勢制御を提供し、高高度での直接中止機能を提供します。」
「サービスモジュールの反応制御システムエンジン(SMRCS):
Starlinerサービスモジュール上のAerojet Rocketdyneの反応制御システム(RCS)エンジンは、それぞれ100ポンドの推力を生成し、軌道上での操縦と宇宙ステーションの再ブーストに使用されます。また、高高度での中止が発生した場合に姿勢を制御します。各Starlinerサービスモジュールには、28個の反応制御システムエンジンが搭載されます。」
「搭乗員モジュール反応制御エンジン(CMRCS):
Starliner搭乗員モジュールは、12個のAerojet Rocketdyne MR-104Jスラスタを使用して、大気圏再突入時に方向を変えます。 」
クルーモジュールにも、再突入時の姿勢制御用エンジンが積まれている。
こいつでコントロールしながら、最適な角度と姿勢を維持し、断熱圧縮による温度上昇を押さえ、再突入時の加速度を軽減して乗員を守るわけだ。
で、この他にも緊急脱出用エンジンが4つあるわけだが、ここでは割愛する。
タイマーの異常から肝心な時に吹かなかったのはSMOMACEで、勘違いして吹きまくったのがSMRCSというわけだ(たぶん)。
打上げに当たって、サブオービタルに一度入れ、それから宇宙船側のエンジン吹かして軌道投入する運用については、別記事にも上がっている。
(スターライナーの軌道飛行試験のAtlas 5打ち上げタイムライン)
https://spaceflightnow.com/2019/12/19/atlas-5-launch-timeline-for-starliners-orbital-flight-test/
「アトラス5の打ち上げシーケンスは、打ち上げからロケットのデュアルエンジンケンタウロスの上段からスターライナー宇宙船が配備されるまでの約15分間続きます。ロケットは平坦で浅い軌道を飛行して宇宙飛行士のg力を軽減するため、Atlas 5は、地球の周りの安定した軌道に到達するのに必要な速度に少し遅れて、Starliner宇宙船を解放します。」
「スターライナーの軌道操作および姿勢制御エンジンは、打ち上げ後約31分で約40秒間点火し、カプセルを安定した軌道に加速して宇宙ステーションへの旅を開始します。」
記事の最後にはフライトプロファイルの図が出ているが、スターライナーのエンジン噴射は描かれていない。
ペイロード側の事情には、一切関与しないという打ち上げ会社のキッパリとした姿勢だな(もちろん、ULAの打ち上げ業務としては大成功だ!)。
ズーマを打ち上げた時のスペースXを思い出すな。
まあ、どうでもいいんですが。
ロケットダインだってキッチリ仕事したわけで、システムに言われた通り噴射したりしなかったりしただけだ(俺は悪くない!)。
パーシャルなサブオービタル軌道投入が正解なのか、ダイレクトに軌道投入するのが正解なのかは分からない。
B社が、スペースシャトルの方式を意識したことは間違いないし、NASAは、それを好ましいと受け取ったに違いない(未確認)。
再使用を前提とした陸上への帰還は挑戦的だが、それ以外は、コンサバなデザイン、パラシュート着陸など、外連味のない作りになっている。
アグレッシブを形にするとこうなるというクルードラゴン(初期には、陸上にスーパードラコ噴射してパワードランディングするつもりだったからな:もちろん再使用)とは、真逆だ。
パラシュートで海上着水になり、一時は使い捨てとつまらん宇宙船になったが、再使用は取り戻した。
打上げプロファイルの違いは、こういった両社の発想の違いを反映している。
B社は石橋を叩いて渡る運用を狙ったが、叩いていたら杖が折れた感じだ(そうなのかあ?)。
S社は、石橋の欄干の上を、バランス取りながら渡っている(そういうことかあ?)。
そのうちきっと、パワードランディングを再度提案してくるに違いない。
ひょっとしたら、サブオービタル運用だってやりかねない(スーパードラコは、ビミョーな調整も出来そうだからな:パワードランディングさせようというくらいだからな)。
石橋を飛び越えて良し、叩いて渡って良し・・・。
逆に、スターライナーが、今回の件に懲りて、サブオービタル運用を見直すかもしれない。
色気を出さずに、コンサバな運用にしとけばよかった・・・。
いや、そうじゃないだろう。
安全のために、敢えて困難な運用を選択し、それを追求し続けてこそのB社であってもらいたいものだ。
昨年のOFT-1で、適時噴射されなかったSMOMACEが、その後、軌道上のテストで正常に機能したかどうかは知らない(未調査)。
調べる程に、様々な事象が出てくるスターライナー(つーか、今まで余り関心なかったしな)。
スペースXネタが溢れてくれば、また興味も失せてしまうだろう。
CEOがマリファナ吸っちゃったりして、ラリった会社と誤解されているS社に比べて、B社は面白みに欠ける。
弁護士と会計士は厚遇されても、技術者は冷や飯だしな(そうなのかあ?)。
再突入プロセスのテストを、実機のソフトとは異なるエミュレーターで行って、しかも、2パターンある片一方のデータだけでテストして、社内パスさせちゃうしな。
実機の方は他で使ってたから、手元になかったってよ。
CFTでは、自社の宇宙飛行士も乗せて飛ばすんだそうだ。
どーなってんだか・・・。
せっかく、安全率が高い高邁な運用思想で開発しても、実体が伴わなければ絵に描いた餅。
食えない話か・・・。
台風12号直撃:明日から雨の模様 ― 2020年09月22日 17:56
台風12号直撃:明日から雨の模様
今年は、台風の上陸(島とか半島は「通過」)がないと思っていたら、12号はいきなり東京直撃コース(そんなあ!)。
週末に影響がなければ、週中は諦めよう。
23日、24日は気温も上がらず、雨が降り続く感じだ。
テック45講習の準備でもしながら、引きこもりの生活を送る。
そろそろ、スターリンクの打ち上げのニュースが海の向こうから届きそうな予感がしている。
ハリケーンサリーの影響が残っているのかも知れない。
(ハリケーン「サリー」上陸、熱帯低気圧に変わるも米南部に歴史的洪水)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-17/QGS3Q2T0G1KW01
「ハリケーン「サリー」は16日朝に米アラバマ州に上陸し、同州やフロリダ州全域に「歴史的」な洪水をもたらした。」
やれやれ・・・。
穏やかな秋晴れは、しばらくお預けだな。
今年は、台風の上陸(島とか半島は「通過」)がないと思っていたら、12号はいきなり東京直撃コース(そんなあ!)。
週末に影響がなければ、週中は諦めよう。
23日、24日は気温も上がらず、雨が降り続く感じだ。
テック45講習の準備でもしながら、引きこもりの生活を送る。
そろそろ、スターリンクの打ち上げのニュースが海の向こうから届きそうな予感がしている。
ハリケーンサリーの影響が残っているのかも知れない。
(ハリケーン「サリー」上陸、熱帯低気圧に変わるも米南部に歴史的洪水)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-17/QGS3Q2T0G1KW01
「ハリケーン「サリー」は16日朝に米アラバマ州に上陸し、同州やフロリダ州全域に「歴史的」な洪水をもたらした。」
やれやれ・・・。
穏やかな秋晴れは、しばらくお預けだな。
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