ブログを書くということ:言葉を紡ぐことは世界の認識を記号化し共有するプロセス2020年10月10日 02:35

ブログを書くということ:言葉を紡ぐことは世界の認識を記号化し共有するプロセス
ブログを書くということ:言葉を紡ぐことは世界の認識を記号化し共有するプロセス


ネットに与太ブログを垂れ流し続ける行為は、誰のためでもない、浮沈子自身のためだ。

薄れゆく記憶の中で、その日その時々に感じ考えたことを書きとどめ、後に読み返すことができるようにする。

ネットに上げているのは、様々なデバイスで編集できること、ネット上のリンク先資源を使えること、そして、少しは役に立つことがあるかも知れないという期待もある。

言葉を紡ぐことは、感じ考えたままのイメージを、ある程度咀嚼しなければならない。

脳が処理する膨大な信号の大部分(腹が減ったとか耳の後ろが痒いとか)を捨て去り、主に脳の中でグリグリした抽象的な概念を日本語に翻訳し、指の先からキーボードに放つ行為だ。

浮沈子は、日本語があまり得意ではないので、慣用句の間違いとか、同音異義語に気付かずにそのままにするなどというのは日常茶飯事。

それは、たぶん、死ぬまで直らないだろう。

言葉遣いが汚かったり、意味不明の合いの手を書き散らすのも直るまい(そんなあ!)。

まあいい。

浮沈子にとってブログを書くことは、生きることと同義だ。

生きているから書くことができるし、書くことを求めて生きることができる。

日々の何気ないニュース、気になるネット上の記事、移りゆく季節の姿を言葉にする。

それは、誰も気に留めないような、些細なことかも知れないが、浮沈子にとって、自分の人生の時間を費やすに値することなわけだ。

そして、今日の話題は、例によってチェコのホームページのネタ。

(クルードラゴンのテストミッションでは、ヒートシールドを変更する必要があるなど、いくつかの欠点が明らかになりました。)
https://www.elonx.cz/testovaci-mise-crew-dragonu-odhalila-nekolik-nedostatku-napriklad-musel-byt-upraven-tepelny-stit/

「登山訓練終了後の乗組員1名(写真:NASA)」

記事中程にある写真に添えられたキャプション。

浮沈子は、この施設がジョンソンスペースセンター(JSC)の一角にある中性浮力研究所(NBL)であることを知っている。

(中性浮力研究所)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/06/30/8607260

3年前の記事だが、あんま変わってない感じだ。

船外活動(EVA)のトレーニングのために使用される訓練施設。

我が国の施設が、東日本大震災の影響で撤去されたのは残念な話だ。

画像の中で、サポートダイバーが使っている器材が気になったりするが(もう、てんでバラバラ)、そこは本題ではないので割愛する。

記事の内容は、デモ2で明らかになったクルードラゴンの改良点、追加の改良がメインだ。

・カプセルの底部の耐熱材(ヒートシールド)の強化(スペースXの独自材料)
・カプセルのアウターパネルの強化(詳細不明)
・パラシュート展開高度の測定システムの改良(GPS信号による精度向上)
・耐久性に問題があると既に分かっていたソーラーパネルの改良
・ISSハーモニーモジュール天頂(ゼニス)の接続ポイントに自動接続できるソフトウェアの改良

ざっとこんなところか。

クルー1では、デモ2の機体C206を再使用して使うわけではなく、別の機体になる。

新しい機体(レジリエンス:シリアル番号C207)には、初めから上記の改良が施されているということだ。

クルー2は、デモ2で使用されたC206エンデバーを再使用する。

「・2020年10月31日:クルー-1:
新しいC207レジリエンス
乗組員:マイクホプキンス、ビクターグローバー、野口宗一、シャノンウォーカー」

「・2020年11月15日:CRS-21:
最初の貨物ドラゴン2
新しい船C208(数はまだ確認されていません)」

「・2021年3月12日:CRS- 22:
不明な貨物ドラゴン2」

「・2021年4月:クルー-2:
すでに使用された船C206エンデバー
乗組員:シェーン・キンブロー、トーマス・ペスケ、ミーガン・マッカーサー、星出明彦」

「・2021年5月10日:CRS-23:
不明な貨物ドラゴン2」

「・2021年9月:クルー-3:
おそらく新しいクルードラゴン
クルーの構成はまだ決定されていません」

「・2021年10月2日:CRS-24:
不明な貨物ドラゴン2」

カーゴドラゴン2は、初めから再使用が予定されている。

緊急離脱試験用の宇宙船は、デモ2で使用されるはずだった機体だ。

(スペースXドラゴン2)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Dragon_2

「このテストは以前、デモ1のカプセルC201を使用するように計画されていましたが、2019年4月20日の静的火災テスト中に爆発でC201が破壊されました。デモ2用に当初計画されたカプセルC205がインに使用されました。」

クルー3がC205を使うことになるのか、新たに作成されているというC208を使うのかは未定のようだな。

カーゴドラゴン2に関する情報もある。

「計画された供給ミッションCRS-21以降、SpaceXは有人クルードラゴンの一種のトリミングバージョンである新しい貨物ドラゴン2を使用します。」

「クルードラゴンとの最大の違いは、SuperDracoエスケープエンジンがないことですが、特にキャビンでは、人ではなく貨物を輸送するようになっているため、確かに多くの違いがあります。」

「CRS-21ミッションは11月15日に予定」

打上げは、クルードラゴンと同じLCー39Aから。

ははあ、クルードラゴンがハーモニーの前方にドッキングしていて、その隣のゼニスにクルードラゴンが後からドッキングするわけだ。

見ものだな。

「2台のSpaceX船が同時にISSに接続されるのはこれが初めてです。」

自動ドッキングシステムが、ちゃんと機能することを祈るばかりだ。

もちろん、ロシア側モジュールには、10月にソユーズが現在のISSクルーの交代のためにドッキングする(ロシア側モジュールには、現在プログレス2機も接続中:たぶん1機(プログレス75)はもうすぐ離脱?)。

今現在、シグナスがドッキングしているから、大賑わいだな(ユニティの天底に接続されているシグナスは、カーゴドラゴン2の前に離脱しちゃうでしょうけど)。

「2021年を通して、少なくとも1つのドラゴンが常にISSに接続されていることがわかります。」

さて、こういう状況の中で行われるスターライナーのOFT2なわけだが、浮沈子的にはクルー1のレジリエンスというネーミングは、このフライトテストのために取っておいた方が良かったような気がするんだがな。

困難な状況から立ち直る力が必要なのは、スターライナーミッションの方だからな。

もし、仮に、OFT2で決定的なチョンボがあれば、B社にとっては手痛い打撃になる。

NASAの管理能力も問われる。

完璧な成功は当たり前。

年内か、年明けと言われているが、年内に実施されることはまずないだろう(ウィキでは、1月4日になっていました)。

まあ、どうでもいいんですが。

(ボーイング軌道飛行試験2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_Orbital_Flight_Test_2

「2021年1月4日に打ち上げが予定されており、 Boe-OFT 2ミッションは8日間続く予定」

「AV-082と指定された2番目のアトラスVN22は、国際宇宙ステーションへの2回目の無人宇宙船でCST-100スターライナー宇宙船を打ち上げます。」

浮沈子的には、たまたままぐれで上手くいっただけかもしれないアトラスVも気になる。

ブースターは、有人機の場合、まだエアロダインのAJ-60Aのままだ。

ロケットや宇宙船は、枯れた技術と実績が何よりの宝になる。

実戦で鍛えられ、磨かれた技術は、使い捨てという一度きりの本番でこそ光る。

N22仕様のアトラスVは、一度きりしか飛んでいないからな。

空力スカートのデプロイとか、まだ、1回しかやってない。

スペースシャトルのマネして、弾道軌道に投入するやり方もまた、1度きりだ。

クルードラゴンとスターライナーの比較を丁寧にしている資料を見つけたので、リンクを貼っておく。

(米国商業有人宇宙船(USCV)安全確認状況報告:2020年5月19日)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200519-mxt_uchukai01-000007304_15.pdf

「ファルコン9 ロケット1段目:
• Block 5 Design(フライバック機能があるが、有人ミッションには再使用しない)」

ふーん、そうなんだ・・・。

例によって、固体燃料ブースターの型番とかは書かれていない(継子扱いだな)。

安全性の評価については、米国側におんぶにだっこだが仕方ない。

うちの宇宙船じゃないしな(もちろん、ロケットも)。

改良されたクルー1ミッションは、10月31日に予定されている。

ボロ家ISSの空気漏れが、それまでに何とかなっていればいいんだがな。

相手はロシアモジュールだからな。

ISSが空中にいる間に直るかどうかも定かではない(そうなのかあ?)。

空気が漏るなら、足せばいいだろうという発想だからな。

ズヴェズダモジュールはデカいしな。

そっちの方の安全確認がどうなっているのかは知らない。

早いとこ、クルー1上げて、アメリカ側から脱出できるようにしといた方が安全な気がするんだがな・・・。

<以下追加>----------

(米国商業有人宇宙船 安全確認状況報告(その2):2020年7月21日)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200721-mxt_uchukai01-000008762_3.pdf

上記資料の最新版(?)も見つけた。

「ファルコン9 ロケット1段目:
• Block 5 Design(フライバック機能あり。ISSミッションでの再使用は未定)」

参考資料になっちまってるが、変更箇所の印がないな。

打ち上げ実績や成功率も更新されている。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック