無症候性キャリアからの感染:唯一の対策は朝昼晩のPCR検査2020年11月12日 23:41

 無症候性キャリアからの感染:唯一の対策は朝昼晩のPCR検査
無症候性キャリアからの感染:唯一の対策は朝昼晩のPCR検査


(「無症状感染者」の間で新型コロナウイルスが広がることが海軍の新兵1800人超を対象にした実験で明らかに - GIGAZINE)
https://gigazine.net/news/20201112-marine-recruits-asymptomatic-coronavirus-transmission/

「今回の実験により、検疫やさまざまな公衆衛生規則に従って生活した場合でも、多くの感染者が無症状のままSARS-CoV-2の感染を広めていることが明らかとなりました。」

「この大規模な研究データは、グループ内でのSARS-CoV-2感染を減らしてより広いコミュニティに波及するのを防ぐため、症状に関係なく全ての個人に繰り返し検査を行う必要があると示しています」

「症状に依存しない検査が感染拡大を抑える上で重要」

記事中で引用されている空母(セオドアルーズベルト)での感染事例。

(新型コロナウイルス感染者が大量発生した空母の乗組員の「大半が無症状」という謎、国防長官も困惑 - GIGAZINE)
https://gigazine.net/news/20200417-coronavirus-aircraft-carrier-clue-symptom-free/

「アメリカ海軍のフィリップ・ソーヤー海軍中将の発表によると検査で陽性と判定された600人以上の乗組員のうち、60%が新型コロナウイルス感染症の症状を呈していないとのこと。これはあくまで4月17日時点の状況であるため今後症状がでないとも限りませんが、「無症状者が60%」という数値は、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)による「無症状者は25%程度」という推定値の倍以上と非常に高い値です。」

「困惑しています」

国防長官も打つ手なしか・・・。

「この無症候性感染というステルス性能が、新型コロナウイルスという敵の秘密兵器であることが分かってきています」

海軍軍医総監らしく、「敵の秘密兵器」という認識だが、もう、秘密でも何でもないんだがな。

(コロナ第2波、2系統のウイルスから再拡大 感染研分析)
https://www.asahi.com/articles/ASNCD3HSPNCCULBJ00F.html

「2系統のウイルスは封じ込められず、その後の感染の再拡大が起きたと推測される」

「この2系統は、検査などが難しい集団で感染が続いていたとみられ、「再拡大の芽を摘むために、各自治体で対策を考える必要がある」と話した。」

自治体なのかあ?。

無症候性キャリア(無症状病原体保有者)からの感染については、当局もその可能性を認識している。

(問3 無症状病原体保有者(症状はないが検査が陽性だった者)から感染しますか。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-3

「新型コロナウイルスでは、症状が明らかになる前から、感染が広がるおそれがあるとの専門家の指摘や研究結果も示されており、例えば、台湾における研究では、新型コロナウイルス感染症は、発症前も含めて、発症前後の時期に最も感染力が高いとの報告がされています。」

発症前というのは、あくまでも事例だ。

発症せずに、何の症状も呈さず、もちろん、本人の自覚もなく、片っ端から感染させ続けるスーパースプレッダー達の存在はどーなる?。

不顕性感染が多いと思われる若年層(ジジババはいいのかあ?)は、マスクもせず、三密も構わず、濃厚接触し、感染を拡大し続けている。

「人と人との距離をとること(Social distancing: 社会的距離)、外出の際のマスク着用、咳エチケット、石けんによる手洗い、アルコールによる手指消毒、換気といった一般的な感染症対策や、十分な睡眠をとる等の健康管理を心がける」

全員がそうしていたら、新型コロナはとっくに終息してるだろうけどな。

(無症状者の検査「安心感」巡り議論、分科会)
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/837359/

「陰性の検査結果は必ずしも絶対的な安心ではない。次の日には陽性になる可能性がある」

医療関係者の懸念も分からなくはないけど、だから検査しなくていいという結論にはならない。

(1)検査時は陰性でもその後は陽性になる可能性もあり、絶対の安心にはつながらない。
(2)一定数の偽陽性・偽陰性が存在する。
(3)広範な地域において一斉かつ頻回に検査を行うことは実務的に極めて困難であり、検査の負荷が増大する。
(4)検査の実施に伴い医療機関および保健所の負荷が増大する。
(5)国際的にも、広範な地域において無症状の人に対して広範な検査を行うことで、感染制御に成功したエビデンスはない。

科学の世界は、論文を書き、査読を受けてしかるべき学会誌に掲載され、学会で広く認知されなければ、エビデンスがあるとは認められない。

実際には、カリフォルニア州の一部で、無料・回数無制限・症状の有無を問わないPCR検査を行っている。

まあ、全米一の感染者数(100万人超)だから、お世辞にも感染制御に成功しているとは言えない(テキサスに逆転されて2位陥落の様です)。

一時期、新規感染者数の増加が抑制された感じはしたんだが、再び増加を始めている(画像参照)。

やれやれ・・・。

PCR検査については、我が国は最後進国の一つだ。

米国やインドでは、1日120万件くらい実施しているようだが、我が国ではせいぜい2万件程度。

ワクチンが出来て、感染が抑制されれば無用の長物になる検査態勢を充実させる気はさらさらない。

今後、10年以上続くと分かっていたら、もう少し真剣に考えるんだろうけどな。

それまでに、何人が罹患し、深刻な後遺症を患い、重症化して死に至ることやら。

経済活動と新型コロナの抑制を両立させるのは、全国民(新生児から臨終前のジジババまで)に対して、朝昼晩(1日3回)のPCR検査しかない(そんなあ!)。

浮沈子の目の前には、600円くらいで買った電子体温計が鎮座している(ほぼ毎朝検温)。

このくらいの手軽さで、新型コロナを検査できなくてどーする?。

20年前、人類の大事業として、10年掛かりでヒトの全ゲノム解析が行われた(ゲノムは、全遺伝子の意味なので、「全ゲノム」つーのは重複だがな:うーん二倍体かあ?)。

いくら金がかかったかは知らない。

(ヒトゲノム計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E8%A8%88%E7%94%BB

「このプロジェクトは1990年に米国のエネルギー省と厚生省によって30億ドルの予算が組まれて発足し、15年間での完了が計画されていた。」

今では、1日くらいで費用も10万円くらいで出来るんだそうだ(未確認)。

技術の進歩で、金額は300万分の1になったわけだ(期間は4000分の1くらいか)。

それに比べれば、10万円掛かるPCRを1円未満にするなどわけはないだろう(そうなのかあ?)。

無症候性キャリアによる市中感染をブロックし、社会経済活動を活性化させる妙薬は、キレと持ちのいいワクチンと朝昼晩のPCR検査だな。

マスクもせず、大声で話し、クシャミ連発、咳エチケットもクソもない若者が横行している。

「新型コロナで死ぬようなやつは、さっさと罹ってとっとと死んじまえばいいんだ」

浮沈子が、この耳で聞いた言葉だ。

世の中には、そういう連中が沢山いるんだろう。

米国には、7200万人(トランプさんの得票数:概算)くらいいるそうだからな。

まあいい。

みんな、新型コロナ騒ぎに疲れている。

我が国では、第3波(といっても、米国の100分の1くらいの規模ですが)の襲来が懸念されているが、政府は緊急事態宣言などする気は毛頭なさそうだ。

地方政府(自治体)も、独自の緊急事態に踏み切る度胸はない。

重症化してベッドを占有しない限り、経済優先で回していく意向だからな。

調子に乗って、ゴーツーかなんかで旅行でもして、行った先で罹患でもしたらバカを見る。

閑こいてるジジババが、ババを引くことになる(意味不明)。

ここは、まあ、当てにならないワクチンが出来て、下々に回ってくるのを待っているのが得策か。

それまで、コロナ太りでもしながら、気長に引き籠っているのがいいようだな・・・。