プシチョロギーとか誤読してたのでプシケと読むことに2020年11月28日 21:14

プシチョロギーとか誤読してたのでプシケと読むことに
プシチョロギーとか誤読してたのでプシケと読むことに


1年以上先の話だが、NASAのミッションでプシケというのがある。

(サイキ (宇宙機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AD_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)

「金属を主体とする小惑星プシケを探査することで惑星の中心核の形成についての研究を推進すること目指して計画中の小惑星探査ミッション」

探査対象の小惑星(16プシケ)の名前でもあり、ミッション名でもある。

心理学(psychology)をプシチョロギーと覚えていたので(スペリング覚えるため?)、英語読みのサイキ(サイケ)ではなく、両方ともプシケとする。

ラテン語ではプシケ、ギリシャ語の発音はプシュケーに近いそうだ。

まあいい。

打ち上げロケットはファルコンヘビーに決まっていて、衛星の電源が投入されたとかで、関連記事が上がっていた。

(SpaceXのNASAFalcon Heavyの打ち上げは、惑星間ペイロードがパワーアップするにつれて、一歩近づいてデビューします)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-heavy-nasa-psyche-mission-power-on-milestone/

「宇宙船の同名の金属小惑星(16プシケ)へのミッションが8月6日から始まる狭い20日間の打ち上げウィンドウの軌道に乗っていると指摘しました、2022。」

「NASAとJPLのチームが2021年1月の重要なマイルストーンに向けてスピードを上げているため、サイキ宇宙船の中心にある商用衛星バスに初めて電源を入れたと述べています。」

探査機は、静止衛星として実績があるSSL1300に毛が生えただけのパッとしない構成だ。

「MaxarのSSL 1300設計の適度に調整されたバージョン」

見た目は静止衛星ということになる。

(NASA Psyche メタルワールドミッション)
http://planetary.jp/psyche/

(サイキ (宇宙機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AD_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)

「サイキの打ち上げ予定は2023年とされた。2017年5月には、より効率的な軌道を取るため、打ち上げが2022年6月に変更されるとともに、打ち上げロケットがスペースXのファルコンヘビーに決定された。」(打ち上げ時期は、日本語版ウィキ本文では6月と8月、英語版ウィキの本文では7月、枠内の表記は8月となっている。:まあ、8月だろうな)

「サイキの電力は、機体の左右にそれぞれ十文字に広がる太陽電池パネル(片側に5枚)で発電される。当初計画では太陽電池パネルは片側4枚であったが、小惑星プシケにより効率的に到着できる軌道が見いだされた後、より強力な電力を生み出すために片側5枚の現行案に変更された」

1年も前倒しになって、打ち上げロケットの製造予定を何とかをやりくりできるのはS社だけだろうな(軌道とロケットとどちらが先に決まったかは未確認)。

打上げのお値段も格安(1.17億ドル)。

「サイキでは、ホールスラスタSPT-140が用いられる予定である。」

「サイキで用いられるスラスタに必要な電力は4.5kWだが、長期間の連続運転にあたっては900ワットの電力でも駆動できる」

小惑星帯では、受光量が10分の1くらいになっちまうからな(20kw→2.3kw)。

光と言えば、この探査機のもう一つの目玉は、深宇宙レーザー通信の実験を行うことだろう。

「サイキは、深宇宙探査機と地球との間でレーザーを使って通信を行う実験を実施する予定である。これにより、探査機との通信速度が従来より10倍から100倍向上することが期待されている。探査機から送られたレーザービームは、カリフォルニア州のパロマー天文台の望遠鏡で受信される」

「地球から探査機へのレーザー光は、 同じくカリフォルニア州にあるJPLのテーブルマウンテン観測所の小型望遠鏡から発信される。」

(サイケ(発見14))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/psyche.htm

「機器セットは、マルチスペクトルイメージャ、ガンマ線および中性子分光計、磁力計、およびXバンド重力科学調査になります。」

ちゃんとふつーの観測器も持っている。

ガンターのページによれば、相乗り衛星としてヤヌスA、Bの双子衛星が一緒に打ち上げられるという。

(ヤヌスA、B(SIMPLEx 3))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/janus.htm

「Janusは、可視カメラと赤外線カメラの両方を使用してオブジェクトの画像を取得するために2つの二重小惑星で飛行するように設計された2つの同一の宇宙船で構成されるミッションです。」

探査対象(1996 FG3、1991VH)がそれぞれ二重小惑星で、それを探査するのも双子衛星という洒落た話だ(ちなみに、ヤヌスはローマ神話の神様で、前と後ろに顔を持つそうです)。

(これまでで最長の深宇宙の旅で小型衛星を送る新しいSIMPLExミッション)
https://www.nasa.gov/feature/new-simplex-mission-to-send-smallsats-on-longest-deep-space-journey-to-date

「2022年のNASAのサイキミッションの開始に合わせて乗った後 、ヤヌスの双子は最初に太陽の周りの軌道を完了し、その後地球に戻って重力支援スリングショットを行い、火星の軌道をはるかに超えて宇宙に飛び込みます。」

ターゲットの一つである1996 FG3には、2029年に中国の探査機が着陸する話もあるようだ。

((175706)1996 FG 3)
https://en.wikipedia.org/wiki/(175706)_1996_FG3

「その小惑星の月の直径は約490メートル(1,600フィート)です。」(本体は1.7km程度)。

なんか、こっちも面白そうだな。

プシケは小惑星帯のメインベルトにあるが、ヤヌスが探査する予定の2つ(小惑星の月を数えれば4つか)は、地球近傍(アポロ群)に当たる。

宇宙での光通信と言えば、スターリンクの衛星間通信であるスターレーザーがある。

今年当初の実験には成功しているらしいが、実際の導入には壁がありそうな感じだ。

(SpaceXの衛星インターネット「Starlink」のエンジニアチームが「質問ある?」スレに降臨、質問&回答はこんな感じ)
https://gigazine.net/news/20201126-ask-spacex-starlink-engineers-anything/

「現状はコストの問題や生産速度の向上が未解決」

逆に言えば、技術的隘路はないということになる。

「衛星間レーザー通信を使えば衛星から地上に設置されたアンテナが見えないような場所でもユーザーにサービスを提供できるかもしれません」

そんな曖昧な話じゃないだろうと思って、引用元のアルステクニカの記事を当たる。

(「賄賂は必要ありません」—
SpaceXStarlinkのエンジニアがRedditAMAで質問をします—ここにハイライトがあります)
https://arstechnica.com/information-technology/2020/11/spacex-starlink-questions-answered-wider-beta-soon-no-plan-for-data-caps/

「また、衛星が地上のゲートウェイアンテナを見ることができない場所、たとえば海上やファイバーで接続が不十分な地域などのユーザーにサービスを提供できるようになります。」( "They will also allow us to serve users where the satellites can't see a terrestrial gateway antenna—for example, over the ocean and in regions badly connected by fiber.")

明快だな・・・。

「しかし、宇宙レーザーのコストを下げて、それらの多くを迅速に生産することは、チームがまだ取り組んでいる本当に難しい問題です。」

当初の仕掛けは、外部から調達した可能性もある(未確認)。

デバイスを内製し、1万2千機のコンステレーションを維持できるスピード(少なくとも年間2400機:毎日8機くらい)のペースで生産できなければならない。

簡単じゃないだろうな。

スターリンクが本物の衛星インターネットになるためには、避けて通れない道だ。

記事には、わいろがどうのこうのと書いてあるが、海上など基地局が見えないところ(地球上の7割以上)では使えず、接続もブチブチ切れるインターネットを金を払って使うもの好きがいること自体が人類の不幸だ。

そういえば、M社とか言って、ベータ版(アルファ版という噂も)を売りつけ、金を払ったユーザーにベータテストさせてたOSメーカーもあったけどな(過去形じゃない?)。

まあ、どうでもいいんですが。

光衛星通信と言えば、我が国からもデータ中継衛星が上がる(静止衛星)。

低軌道を回る地球観測衛星(スパイ衛星含む)からの膨大なデータを高速に吸い上げ、一時貯めこんだうえで、Ka帯の電波でチマチマと地上に送る仕掛けだそうだ。

予備機が上がるらしいが、それは近所に配置されるだろう。

120度ずつずらして3機配置できれば、低軌道上のどこからでも(極域を除く)、高速にデータ転送できるようになるだろう。

地球の裏側からのデータを、リアルタイムでゲットできる。

まあ、それを使い物になるように加工する方が追い付かないかもしれないしな。

(H2A、29日午後打ち上げ データ中継衛星搭載―三菱重工)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112700804&g=soc

「三菱重工業は27日、人工衛星同士の通信を担う「光データ中継衛星」を搭載したH2Aロケット43号機を、29日午後4時25分に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。」

「衛星同士の高速通信技術を実証」

まだ運用モードじゃないんだ・・・。

(光衛星間通信システム(LUCAS))
https://www.satnavi.jaxa.jp/project/lucas/

「静止衛星側の光ターミナル(OGLCT)は光データ中継衛星に搭載され、低軌道衛星側の光ターミナル(OLLCT)は先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)、 先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)に搭載される計画です。」

「これらターミナルを用いて軌道上での運用実証を行うとともに、実際にALOS-4/ALOS-4で取得した観測データのダウンリンクへの実利用が行われる予定です。」

実証実験と実運用の中間というところか。

深宇宙からの光通信(数億km程度:小惑星帯(メインベルト)まで、太陽からの距離が約2 - 4天文単位)、低軌道と静止軌道の光通信(数万km程度:静止軌道高度約36000km)、低軌道同士(数百km程度:1万2千機配置時点)の光通信が話題に上がっている。

スターリンク衛星の場合、地球の表面積を5.1億平方kmとすると、1機当たり1辺約200kmの正方形の中にあることになる(テキトーです)。

レーザービームが宇宙を飛び交う時代は目の前だ。

アップリンクやダウンリンクは相変わらず電波だがな。

月では、それもレーザーになるだろう。

金星じゃ無理だし、火星はビミョーか(砂嵐あるし)。

電波との使い分けが肝心だろうな。

電波だって、複数束ねれば匹敵する通信速度を得ることもできるし、データ圧縮や効率のいい電波の使い方で相当速くすることは出来ている。

今は、1.8Gbps程度だが、レーザー通信のさらなる大容量化のチャレンジも行われている。

スペースXは、既に数Gbpsの通信に成功しているかもしれない。

バックボーンを名乗るなら、せめて数百Gbps程度はないとな(理想を言えばTbpsクラスで送りたいところだ)。

経路を複数にして達成するかもしれないし、デバイスの能力を上げる道があるかも知れない。

宇宙空間を光のメッシュで覆い尽くし、真のインターネットバックボーンを構築するのか、安上がりの衛星で済ませて、地上回線でお茶を濁すのか(その場合は海上などからのアクセスはできない)。

浮沈子は、ひょっとするとそういう可能性もあると思っている。

理想を掲げるだけでは食っていけないしな。

現状の地上局に依存する構成で稼げるなら、リスクを取ってスペースレーザーを開発することはない。

火星に行くための金は稼げないかもしれないが、それはそれで仕方ない。

誰も、火星に行ってくれとは頼んでいないからな。

(SpaceXがスターリンクテストを推進し、商用サービスを遅らせる)
https://ca.reuters.com/article/us-space-exploration-spacex-idCAKBN2852WM

「SpaceXは、衛星ベースのブロードバンドサービスであるスターリンクのベータテストを来年も継続すると発表した。同社は火曜日遅く、2020年には以前の計画どおりに商用サービスが提供されない可能性があることを示した。」

「SpaceXのスポークスマンは、コメントの要求に応答しませんでした。」

一部のメディアは、スターリンク事業がスケジュール通り展開されていないことから、その事業そのものの成否に対しても懸念を抱き始めている。

S社が大量の衛星を打ち上げる能力を持ち、その衛星を生産する能力があることを示していることは間違いない。

ベータテストとはいえ、ブチブチ切れるネットワークを提供しだしたことさえ、21世紀的大ニュースに違いない。

しかし、スペースレーザーの開発を含め、スターリンクの目指すカタチが現実になるかどうかは別の話だ。

「ただし、宇宙レーザーはスターリンクですぐに主要な役割を果たすことはありません。」(アルステクニカの記事より)

「しかし、宇宙レーザーのコストを下げて、それらの多くを迅速に生産することは、チームがまだ取り組んでいる本当に難しい問題です。」(同上:再掲)

それは、技術的隘路というよりも、事業的隘路にぶち当たっているという意味かも知れない。

需要が見通せなければ、そして、スターレーザーなしで稼げるなら、その分の投資をスターレーザーなしの衛星の充実に充てて早期のサービスインを図るべきだという社内の意見に、技術集団が抗しきれない状況があるのかも知れない。

浮沈子の記憶が確かならば、グウィンショットウェルは、将来スターリンク事業を切り離して、一般事業として投資対象にすると発言したことがあった。

その後、イーロンマスクが否定している。

「マスク氏は、スターリンクサービスは、有料の顧客を月に飛ばし、最終的に火星に植民地化しようとする超重量物のスターシップロケットの開発など、彼の幅広い計画の重要な資金源になると述べています。」(ロイターの記事)

イーロンマスクは、投資家に対する大規模なキャンペーンを行い、株式公開ではなく、開発に必要な資金を調達した。

火星植民化のための大切な金蔓を、そう簡単に手放すわけにはいかないからな。

そう考えると、ちんまりとしたスターレーザーなしの、毒にも薬にもならないワンウェブと大差ないスターリンクはあり得ない。

巨大なバックボーン市場に進出できなければ、盤石の通信インフラとして君臨することはできない。

ベータテスト期間が多少伸びたとしても、そして、当初、莫大な製造コストが掛かって財政を圧迫したとしても、クロスリンクを搭載したバージョン2の展開を諦めるわけにはいかない。

人類の残りの半数が、高速インターネットに接続することができるようになったからと言って、何かが急激に変わるわけではない。

選挙の度に偽情報が飛び交って、世界中がどこかの国と同じような体たらくになる程度だろう(そうなのかあ?)。

テレビが普及した時と同じように、娯楽の大部分を常時接続のインターネットデバイスの前で過ごすことになる。

それは、人間の情報に対する欲望を満たしてくれるからな。

そうして、この与太ブログのように、怪しげな二次拡散を繰り返して、人々の間に妄想を広げる。

光のメッシュは、それを助長し、補強し、更なる拡大へと導くだろう。

もう、端末の前の人間が、それを意識することはない。

物のインターネット(IoT)が進展すれば、インフラの存在はますます見えにくくなる。

街灯の代わりに(一緒でもいいですが)UFOアンテナが立ち並び、地上局を経由せず(経由してもいいですが)衛星にパケットを上げ、海底ケーブル網と価格競争(スピード競争も)しながら地球の裏側にデータをミリ秒単位で届ける。

それを実現するのは間違いなくスターレーザーだし、それがなければ21世紀のインフラは変わらない。

どころか、人類の残り半分と、それより2桁か3桁多いIoTが垂れ流すパケットを処理しきれずに、インターネット自体が崩壊するかもしれない(ちょっと前まで、そう言われていたからな)。

現在のスターリンクは、地上バックボーンにぶら下がっている、ネットワーク資源の消費者に過ぎないのだ。

航空機や船舶などの移動体(特に地上局が使用できないアイテム)にとっては、リアルタイムでネットワークに接続できるかどうかは、将来大きな問題になる。

完全自動操縦を行う際の前提条件が変わるからな(嵐の時とかどーする?:対候性の高い周波数帯を確保しておかなくっちゃな)。

衛星インフラが整うかどうかは、確実に未来の様相を変える。

おそらく、S社がやらなければ、いずれどこかがやることになるだろう。

アマゾンは、それを見据えているかもしれないし、ワンウェブが大化けする可能性だってある。

ワンウェブは、今のところクロスリンク網を張る予定はない。

淡々と衛星をばら撒き、天文観測を妨害し(1200kmというのは、妨害に最適(!)の高度らしい)、地上インフラにぶら下がって、それでなくても溢れそうなレガシーバックボーンを危機に曝し続ける。

(OneWeb 1、...、900)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/oneweb.htm

「衛星は当初、衛星間リンクを特徴とするように計画されていましたが、2018年7月、OneWebは規制上の理由からこれらを実装せず、それぞれが最大4000km離れた衛星に接続できる世界中の40を超えるゲートウェイに置き換えることを決定しました。」

スターリンクが、規制上の理由にぶち当たっているという話は聞かない(ありそうな話ではある)。

(倒産から再起したブロードバンド通信衛星企業OneWebが12月17日に打ち上げ再開)
https://jp.techcrunch.com/2020/11/21/2020-11-20-oneweb-emerges-from-bankruptcy-aims-to-begin-launching-satellites-again-on-december-17/

「OneWebは、650の人工衛星から成る衛星コンステレーションのための積極的な衛星打ち上げ事業に復帰したいようだ。次の打ち上げは12月17日と予定されている。」(衛星数は、正確には軌道上予備機48機を含めて648)。

「計画によると衛星の打ち上げは2022年まで行い、さらに2021年の後期には一部地域への商用サービスを開始する。サービスのグローバルな拡張は、2022年を予定している。」

陸上におけるネットワークインフラ未達地域へのアクセスを改善するという、ワンウェブの当初目標は達成される見通しとなった。

何より目出度い。

しかし、それは、それ以上でもそれ以下でもない。

バックボーン負荷を増やし、天文観測を程よく妨害しながら、中程度の遅延と中程度の接続速度を提供する中途半端な衛星ネットワークだ。

まあ、それで十分だともいえる。

火星に行くための金を稼ぐ目的はないし、地上バックボーンと張り合う必要はない。

600機程度のコンステレーションなら、7年の衛星寿命として年間3回程度の打ち上げで済む(1回34機として102機、7年で714機上げられる)。

問題は、そこからさらに拡張しようとする時だろうな(最終的に約4万8000機:スターリンクの現在の申請数(約4万2千機)より多い)。

打ち上げ手段の確保、衛星間クロスリンクの実装、低軌道展開による衛星寿命の低下、エトセエトセ・・・。

スターリンクがぶち当たっている様々な問題を、同じ様に解決しなければならない。

アマゾンは、初めからそこを狙ってくるんだろうか?。

せいぜい3000機程度では、低コスト戦略でニッチ市場にハマる程度で終わる。

本業のツール程度に考えているなら、それで十分かも知れない。

(Amazonの宇宙インターネット計画「プロジェクト・カイパー」をFCCが承認)
https://news.mynavi.jp/article/20200825-1245937/

「サービス開始時期は明らかにされていないが、早ければ2026年にも実現する可能性がある。」

「3236機の衛星を地球低軌道に配備し、世界中にブロードバンド・サービスを手頃な価格で提供する」

「同社は同プロジェクトに100億ドル以上を投資する」

「通信事業者に、バックホール(末端のアクセス回線と中心部の基幹通信網(バックボーン回線)を繋ぐ中継回線)としても提供。」

そう、バックボーン自体は構成しない。

衛星に上げ、また地上に戻して配信するのだ。

この立ち位置は、既に地上インフラが展開されている都市部でも競争性を発揮できる可能性がある。

コスト戦略を練り上げ、どう市場にアプローチするかだろう。

「Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏は、宇宙企業「ブルー・オリジン」を経営していることでも知られるが、プロジェクト・カイパーはあくまでAmazonの事業であるとしている。ただ、技術開発や、衛星の打ち上げなどにおいては連携が図られるものとみられる。」

ひょっとすると、ニューグレンの開発のための金を、アマゾンから流すためのパイプなのかもしれない。

米国の衛星打ち上げビジネスは、既に過当競争に陥っている。

新規参入の打ち上げロケットが、衛星の打ち上げだけで食っていくことはできないのだ(たぶん)。

何らかのアプリケーションがなければ、ニューグレンの開発はできない。

コスト競争で勝ち目のないULAだけでは、S社の独り勝ちだからな。

巨大ロケットを部分的に再使用するプランで、どこまでコストダウンが図れるかどうかは不明だが、ファルコン9とスターシップの中間を狙うことができれば、一時的にせよ市場支配の可能性が出てくる。

そのためのキックオフとして位置づけられているなら、まあ、打ち上げる衛星はどーでもいいわけだ(そんなあ!)。

この他にも、後期参入を目指すプランはあるという。

しかし、ポイントは、衛星バックボーンを目指しているかどうかのただ一点だけ。

最終的に地上インフラに寄生するのか、宇宙空間に独自の、そして強固な基盤を構築するのか。

地球低軌道の衛星コンステレーションは、2種類に分類されるようになるかもしれないな。

そして、今まで地上インフラに頼っていた衛星コンステレーションの一つが、ある日、バックボーン衛星と光通信を始めるのだ。

パラダイム転換というヤツだな。

複数の衛星コンステレーションが、バックボーン衛星と通信を始めれば、それは、新たな情報の流れを作るかもしれない。

地上局と通信する衛星群は、無限にデータを吸い上げる装置となる(もちろん、戻しますが)。

特定のインターネットエクスチェンジを持たないトポロジーで運用されていけば、国家が検閲できないアナーキーなネットワークが出来てしまうかも知れない。

それこそ、最大の障壁かもな。

当局の規制か・・・。

衛星間レーザー通信を妨げているのは、コストでも製造プロセスでもなく、管理できない情報の流れを許さない規制かも知れないな(未確認)。

まあ、それでも、何らかの方策を巡らして、衛星バックボーンは形成されるだろう。

トポロジーの中に監査衛星を入れて、それらを経由しなければパケットが流れないようにするとかしてな(もちろん、当局だけがアクセスできる)。

そういう仕組みが出来上がるまでの間は、クロスリンクなしで運用される。

各国のサービス展開も、地上局を介して行うなら認めようということになる(そうなのかあ?)。

サービス会社としての言い訳は、コストが高いとか効率よく製造できないとか・・・。

うーん、妄想は膨らむばかりだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(三菱重工、H2A打ち上げ データ中継衛星を搭載)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66783030Z21C20A1000000

「内閣衛星情報センターの「データ中継衛星1号機」としての役割も兼ねる。」

つーか、こっちがメインだろうな。

「災害や安全保障などの分野で衛星による最新の画像データがより早く得られるようになる。」

というより、今まで送ることができなかった全世界のデータを得ることができるわけだ。

世界の情勢を、宇宙から探ることができる。

もっとも、それを活用できるかどうかは別の話だがな・・・。

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