おらが町の新型コロナ:東京都の隣町加州が再び燃えている ― 2020年12月12日 06:08
おらが町の新型コロナ:東京都の隣町加州が再び燃えている
グーグルで「カリフォルニア 新型コロナ」と検索すると、統計情報が出てくる。
累計感染者数149まんにん・・・。
俄かにはイメージできないんだがな。
昨日の感染者は3まん3ぜんにんだってさ!。
加州は人口4000まんにんで、カナダに匹敵する。
東京都の3倍弱。
人口比で考えると、東京都では50万人感染していて、毎日1万人以上の新たな感染者が出ている状況だ。
想像もできない・・・。
実際の東京都は、600人くらいの感染でぴーぴーいっている。
医療現場は火の車だろうが、ゴーツーの制限は全くない。
一部の飲食店などに時短を要請しているだけ。
平和そのものの感染状況で、年末年始に突入しようとしている。
一方のカリフォルニアは、外出規制が掛かっているらしく、クリスマス休暇を控えてヤバイ雰囲気だな。
(米カリフォルニア州、自宅待機命令を再発動へ)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0700F0X01C20A2000000
「米カリフォルニア州の多くの自治体が6日深夜(日本時間7日夕)、不必要な外出を禁じる自宅待機命令を約7カ月ぶりに再発動」
「対象地域ではレストランでの屋外飲食や美容院の営業が禁じられるほか、小売店は収容人数を本来の2割以下に抑えるよう求められる。重要インフラを除くオフィスは原則リモートワークのみ認められる。」
我が国の「要請」ではなく、強制的な措置ということになるようだ。
休業補償とかもないらしいから、自分たちで何とかしなければならない。
「これまでに自宅待機命令の再発動を決めた地域の人口は計3300万人となり、カリフォルニア州全体の8割超」
強力な接触制限を掛けて、ICUなどの医療資源を守ろうということなんだが、それは長続きしない(たぶん)。
グラフを見ると、感染者は急増していて、ブレーキを掛けるタイミングを明らかに失している。
我が国では、アクセルとブレーキを同時に踏むというワケワカの対応だが、今のところ上手くいっている(野党やメディアは失敗だというが、そんなことはない)。
東京都の感染者数は、累計でも5万人弱で、加州の30分の1以下だ。
死者数に至っては、東京都ではモニタリング指標はおろか、その他の参考項目にすらなっていない(累計で535人)。
平和だ・・・。
加州は、2万人を超える死者を計上しているが、感染者に比べて十分低い。
全米では、加州の10倍の感染者に対して、約15倍の死者数を計上しているから、感染者に対する死者の割合は平均より低いといえる。
PCR検査を広く行っていることが、感染者の把握と死者の割合の低減につながっているのかどうかは不明だ。
米国は、なぜこんなことになってしまったんだろうな。
初動が遅かったわけではない。
大規模初発国である中国からの渡航をいち早く制限し、そのルートでの遮断は成功している。
地球を一周して、欧州から入ってきたウイルスを遮断できなかったのは痛いな。
CDCの試薬がザルで、陽性者の初期の検出に失敗してしまったのも痛恨の極みだ。
マスクの着用については、現在も徹底されていない。
第1波が終息する前にロックダウンを解除してしまったことや、その後の感染防御が不徹底だったことも第2波、第3波の襲来を招いている。
我が国も、人のことは言えないけどな。
何をやればいいかは、誰もが分かっている。
移動せず、おうちに籠って2週間じっとしていれば全ては終わる。
浮沈子は、最近、ある妄想に憑りつかれていて、夢に出てきたりする(ホントかあ?)。
短期に消滅する核種だけをばら撒く核爆弾を上空で爆発させて、強制的に外出させないという手法だ(そんなあ!)。
この感染症の厄介な点は、致死率がそれほど高くないという点にある。
潜伏期間も十分長く、1週間(最大2週間程度)は症状も出ない。
オマケに、発症前の2日くらいが、最も感染力が高かったりする。
やれやれ・・・。
ワクチンが開発され、接種も開始される段階になり、気も緩みがちだが効果が出るのは1年後だからな。
その間にかかっちまったら泣くに泣けない。
我が国でワクチンが接種され始めるのは来年の夏以降だ(早くて6月)。
浮沈子のところに回ってくるのは、たぶん、再来年だろう。
それで感染しないという保証もない。
P3では、5パーセントの感染が確認されている。
数年かかるワクチン接種計画が、期待通りに運ぶかどうかも不明だ。
我が国でも3割以上が接種を躊躇っている。
実際にはそれ以上だろうから、半数が接種すれば上等の部類かも知れない。
米国では無理だろうし(過半数には絶対届かないだろうな)、全世界でも難しいだろう(短期間では接種そのものが困難だろうし)。
つーことは、新型コロナは当分の間続くということになる。
3年から、長ければ10年か。
現在のような流行状態が続くかどうかは分からない。
季節性はないとは言われているが、気温との相関はあるらしいからな。
夏は屋外での活動が多く、冬は屋内活動がメインになって密になりやすいからだという。
人口当たりの感染者数が人口密度が高いほど多いことを考えると、有り得ない話ではない。
とはいえ、ジジイにとっては、冬場に戸外で活動するというのは堪える。
カリフォルニアの冬はどうなんだろう?。
(カリフォルニア州の気候)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E%E3%81%AE%E6%B0%97%E5%80%99
「ロサンゼルス 平均最高気温/平均最低気温:
1月:18/9
2月:19/9
3月:20/10
4月:21/12
5月:23/13
6月:24/14
7月:28/17
8月:28/17
9月:27/16
10月:25/14
11月:23/12
12月:20/10」
あったかいなあ・・・。
(東京都 東京の気温、降水量、観測所情報)
https://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo
「平均最高気温/平均最低気温:
1月:9.6/0.9
2月:10.4/1.7
3月:13.6/4.4
4月:19.0/9.4
5月:22.9/14.0
6月:25.5/18.0
7月:29.2/21.8
8月:30.8/23.0
9月:26.9/19.7
10月:21.5/14.2
11月:16.3/8.3
12月:11.9/3.5」
夏暖かく冬涼しい気温だな。
カリフォルニア州は、ニューヨーク州で流行していた頃には、あまり感染者が出ていなかった。
第2波も、現在の第3波に比べて少ない感染者で済んでいる。
まあ、それでもピーク時には1日当たり1万人超えてたけどな。
現在のように、3万人というのはちょっと特異的だ。
結果論だが、11月中旬にブレーキ踏んでいれば、もう少し感染の拡大を抑えられたかもしれない。
感染症対策は、タラレバの巣窟だな。
武漢の都市封鎖がもう少し早ければとか、海外帰国者の検査と隔離を当初から徹底していればとか、第1波の後の対応を、もう少し徹底していればとか・・・。
グーグルで「カリフォルニア 新型コロナ」と検索すると、統計情報が出てくる。
累計感染者数149まんにん・・・。
俄かにはイメージできないんだがな。
昨日の感染者は3まん3ぜんにんだってさ!。
加州は人口4000まんにんで、カナダに匹敵する。
東京都の3倍弱。
人口比で考えると、東京都では50万人感染していて、毎日1万人以上の新たな感染者が出ている状況だ。
想像もできない・・・。
実際の東京都は、600人くらいの感染でぴーぴーいっている。
医療現場は火の車だろうが、ゴーツーの制限は全くない。
一部の飲食店などに時短を要請しているだけ。
平和そのものの感染状況で、年末年始に突入しようとしている。
一方のカリフォルニアは、外出規制が掛かっているらしく、クリスマス休暇を控えてヤバイ雰囲気だな。
(米カリフォルニア州、自宅待機命令を再発動へ)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0700F0X01C20A2000000
「米カリフォルニア州の多くの自治体が6日深夜(日本時間7日夕)、不必要な外出を禁じる自宅待機命令を約7カ月ぶりに再発動」
「対象地域ではレストランでの屋外飲食や美容院の営業が禁じられるほか、小売店は収容人数を本来の2割以下に抑えるよう求められる。重要インフラを除くオフィスは原則リモートワークのみ認められる。」
我が国の「要請」ではなく、強制的な措置ということになるようだ。
休業補償とかもないらしいから、自分たちで何とかしなければならない。
「これまでに自宅待機命令の再発動を決めた地域の人口は計3300万人となり、カリフォルニア州全体の8割超」
強力な接触制限を掛けて、ICUなどの医療資源を守ろうということなんだが、それは長続きしない(たぶん)。
グラフを見ると、感染者は急増していて、ブレーキを掛けるタイミングを明らかに失している。
我が国では、アクセルとブレーキを同時に踏むというワケワカの対応だが、今のところ上手くいっている(野党やメディアは失敗だというが、そんなことはない)。
東京都の感染者数は、累計でも5万人弱で、加州の30分の1以下だ。
死者数に至っては、東京都ではモニタリング指標はおろか、その他の参考項目にすらなっていない(累計で535人)。
平和だ・・・。
加州は、2万人を超える死者を計上しているが、感染者に比べて十分低い。
全米では、加州の10倍の感染者に対して、約15倍の死者数を計上しているから、感染者に対する死者の割合は平均より低いといえる。
PCR検査を広く行っていることが、感染者の把握と死者の割合の低減につながっているのかどうかは不明だ。
米国は、なぜこんなことになってしまったんだろうな。
初動が遅かったわけではない。
大規模初発国である中国からの渡航をいち早く制限し、そのルートでの遮断は成功している。
地球を一周して、欧州から入ってきたウイルスを遮断できなかったのは痛いな。
CDCの試薬がザルで、陽性者の初期の検出に失敗してしまったのも痛恨の極みだ。
マスクの着用については、現在も徹底されていない。
第1波が終息する前にロックダウンを解除してしまったことや、その後の感染防御が不徹底だったことも第2波、第3波の襲来を招いている。
我が国も、人のことは言えないけどな。
何をやればいいかは、誰もが分かっている。
移動せず、おうちに籠って2週間じっとしていれば全ては終わる。
浮沈子は、最近、ある妄想に憑りつかれていて、夢に出てきたりする(ホントかあ?)。
短期に消滅する核種だけをばら撒く核爆弾を上空で爆発させて、強制的に外出させないという手法だ(そんなあ!)。
この感染症の厄介な点は、致死率がそれほど高くないという点にある。
潜伏期間も十分長く、1週間(最大2週間程度)は症状も出ない。
オマケに、発症前の2日くらいが、最も感染力が高かったりする。
やれやれ・・・。
ワクチンが開発され、接種も開始される段階になり、気も緩みがちだが効果が出るのは1年後だからな。
その間にかかっちまったら泣くに泣けない。
我が国でワクチンが接種され始めるのは来年の夏以降だ(早くて6月)。
浮沈子のところに回ってくるのは、たぶん、再来年だろう。
それで感染しないという保証もない。
P3では、5パーセントの感染が確認されている。
数年かかるワクチン接種計画が、期待通りに運ぶかどうかも不明だ。
我が国でも3割以上が接種を躊躇っている。
実際にはそれ以上だろうから、半数が接種すれば上等の部類かも知れない。
米国では無理だろうし(過半数には絶対届かないだろうな)、全世界でも難しいだろう(短期間では接種そのものが困難だろうし)。
つーことは、新型コロナは当分の間続くということになる。
3年から、長ければ10年か。
現在のような流行状態が続くかどうかは分からない。
季節性はないとは言われているが、気温との相関はあるらしいからな。
夏は屋外での活動が多く、冬は屋内活動がメインになって密になりやすいからだという。
人口当たりの感染者数が人口密度が高いほど多いことを考えると、有り得ない話ではない。
とはいえ、ジジイにとっては、冬場に戸外で活動するというのは堪える。
カリフォルニアの冬はどうなんだろう?。
(カリフォルニア州の気候)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E%E3%81%AE%E6%B0%97%E5%80%99
「ロサンゼルス 平均最高気温/平均最低気温:
1月:18/9
2月:19/9
3月:20/10
4月:21/12
5月:23/13
6月:24/14
7月:28/17
8月:28/17
9月:27/16
10月:25/14
11月:23/12
12月:20/10」
あったかいなあ・・・。
(東京都 東京の気温、降水量、観測所情報)
https://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo
「平均最高気温/平均最低気温:
1月:9.6/0.9
2月:10.4/1.7
3月:13.6/4.4
4月:19.0/9.4
5月:22.9/14.0
6月:25.5/18.0
7月:29.2/21.8
8月:30.8/23.0
9月:26.9/19.7
10月:21.5/14.2
11月:16.3/8.3
12月:11.9/3.5」
夏暖かく冬涼しい気温だな。
カリフォルニア州は、ニューヨーク州で流行していた頃には、あまり感染者が出ていなかった。
第2波も、現在の第3波に比べて少ない感染者で済んでいる。
まあ、それでもピーク時には1日当たり1万人超えてたけどな。
現在のように、3万人というのはちょっと特異的だ。
結果論だが、11月中旬にブレーキ踏んでいれば、もう少し感染の拡大を抑えられたかもしれない。
感染症対策は、タラレバの巣窟だな。
武漢の都市封鎖がもう少し早ければとか、海外帰国者の検査と隔離を当初から徹底していればとか、第1波の後の対応を、もう少し徹底していればとか・・・。
OFT2の絶妙な予定日或いはSN8の失敗 ― 2020年12月12日 22:49
OFT2の絶妙な予定日或いはSN8の失敗
(ボーイング軌道飛行試験2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_Orbital_Flight_Test_2
「発売日 2021年3月29日(予定)」
1月4日だったんだがな。
いつの間に・・・。
(NASAとボーイングが次のスターライナー飛行試験の新しい打ち上げ日を目標)
https://starlinerupdates.com/nasa-and-boeing-target-new-launch-date-for-next-starliner-flight-test/
「NASAとボーイングは、3月29日、国際宇宙ステーションへのスターライナーの2回目の無人飛行試験の開始を目標としています。」
第一四半期とか言ってたけど、これ程あからさまにギリギリに設定されると呆れてものが言えない。
更に、この翌日はスペースXのクルー2(エンデバー)の打ち上げ予定日だ(なんと!)。
(SpaceX Crew-2)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Crew-2
「発売日 2021年3月30日(予定)」
出どころは、スペースフライトナウで、出典は明らかではないからな。
NASAは、当然リスケするだろうしな。
ISSのドッキングポートは2つしかない(新しいアダプターが付いたヤツ)。
レジリエンスは5月まで係留しているから、残りは1つだけ。
おまけに、5月にはCRS-22(カーゴドラゴン2)のドッキング(もちろん、レジリエンスが離脱した後)が予定されていて、たぶん6月くらいまでは係留されているはずだ。
エンデバーだけの係留になって、当分の間、ドッキングポートの一つが確実に使えるようになるのは、CRS-22が離脱した後ということになる。
3月29日という日程は、仮に実現できなければ自動的に6月に延期されるという、実に都合の良い(?)日取りなわけだ。
NASAとB社の知恵者が考えたに違いない(そうなのかあ?)。
それで成功すればいいけど、万が一(それ程低いかどうかは不明)失敗して、再びISSに辿り着けなかったりしたら目も当てられないしな。
開発体制の見直しが掛かって、B社に丸投げしていたツケを払っているわけで、ハッキリ言えば、一から出直しに近い状況に追い込まれている。
記事には、あれもこれもやってますとか書いてあるけど、ソフトウェアの検証の進捗状況は書かれていないし、統合テストがどうなるかはやってみなければ分からない。
通信の不具合については、浮沈子が知る限り続報はない(原因も、解決されたかどうかも不明)。
つまり、いつになったら完成するかという目途など、ないに等しいのだ(そうなのかあ?)。
OFT2が失敗すれば、B社は窮地に立たされる。
それだけに、慎重に慎重を期して万全の態勢で臨む必要があり、つまるところ、実施時期は遅れに遅れていく。
どーせ6月になるのは目に見えているが、ひょっとしたら、来年中に飛ぶかどうかも怪しい(そんなあ!)。
いや、ひょっとしたら、二度と飛ばないんじゃないか。
開発中止で、お蔵入り・・・。
50億ドルはドブに捨てられたことになり、NASAの面目は丸潰れ。
切歯扼腕するB社幹部と、イーロンマスクの高笑いが目に浮かぶようだ(うーん、今夜も妄想が激しいな)。
ISSや、民間宇宙ステーション(もし出来れば)へのタクシー業務はS社が一手に引き受けることになる。
クルードラゴンもバンバン作って、年間100回くらい打ち上げるかもしれない(どっから?)。
S社は、ISS軌道より高い地球周回軌道を回ってくるだけの宇宙旅行も企画している。
短期間なら、宇宙放射線への曝露も、それ程問題ではないかもしれない。
そういう事態にならないためにも、スターライナーには是非とも頑張ってもらいたいもんだがな。
まあいい。
先日行われたスターシップのプロトタイプSN8についても書いておく。
あれは、失敗だ。
データ収集できたとか、ベリーフロップは成功したとか、3基のラプターのクラスター運用は上手くいったとか、最後の方向転換は完璧だとか、いろいろ評価はあるだろうが、最終的に地上に激突して爆発し、木っ端微塵になっちまったことは事実だ。
SN9の打ち上げが年内に行われるかもしれないという観測まである。
(ロケットレポート:SN8が運命を迎え、SLSグリーンランテストが来週再開)
https://arstechnica.com/science/2020/12/rocket-report-sn8-meets-its-fate-sls-green-run-tests-to-resume-next-week/
「SN9は2020年が終わる前に飛行する可能性があります。」
ありえねー・・・。
外野の期待は大きいだろうが、SN8の失敗の原因や対策に数か月はかかるだろう(テキトーです)。
今までのタンクの加圧で爆発したのとは違って、打ち上げて、高空から落下させてみなければ検証できないしな。
ラプターの再着火の問題となると深刻だろうしな。
燃料供給(やはり、酸素ではなくメタン系らしい)の問題も厄介だ。
基本的な構造を弄らなければならない可能性もある(着陸用のメタンタンクは、メインのメタンタンクに内蔵されている)。
配管とか、バルブとか、加圧システムの問題ではないかもしれない。
そもそも、メタンを使用するメリットとして、ヘリウムによる加圧システムがなくても、それ自体がガス化して自己加圧できるというのがあったはずだが、それが着陸用タンクでは上手くいかなかったわけで、根本から見直しを迫られる可能性がある。
まあ、どうでもいいんですが。
SN9は、少なくとも来年の春(4月くらい?)までは飛ばないだろう。
外野は、いろいろ書いているが、そう簡単な話じゃない。
(SpaceXは、SN8の墜落着陸から数日後に次のスターシップを発射台に転がすように設定されています)
https://www.teslarati.com/spacex-next-starship-launch-pad-sn8-crash-landing/
「同社はスターシップSN9と大型クレーンを早ければ12月14日月曜日に工場から発射台に輸送する予定です。」
静的点火試験(スタティックファイアテスト)くらいはするかも知れないが、せいぜいそこ止まりだ。
「SN9のプルーフテストがスムーズに進み、低圧ヘッダータンクのバグを簡単に修正できれば、SpaceXは年末までに2回目の高高度スターシップの打ち上げを試みる準備ができていると考えられます。乞うご期待!」
勝手にすればあ?。
話題としては、この他にもステニスでのSLSのウェットドレスリハーサルもあるが、それについては延期の可能性もあって、いつになるか分からないので、終わってからまた書く。
(ボーイング軌道飛行試験2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_Orbital_Flight_Test_2
「発売日 2021年3月29日(予定)」
1月4日だったんだがな。
いつの間に・・・。
(NASAとボーイングが次のスターライナー飛行試験の新しい打ち上げ日を目標)
https://starlinerupdates.com/nasa-and-boeing-target-new-launch-date-for-next-starliner-flight-test/
「NASAとボーイングは、3月29日、国際宇宙ステーションへのスターライナーの2回目の無人飛行試験の開始を目標としています。」
第一四半期とか言ってたけど、これ程あからさまにギリギリに設定されると呆れてものが言えない。
更に、この翌日はスペースXのクルー2(エンデバー)の打ち上げ予定日だ(なんと!)。
(SpaceX Crew-2)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Crew-2
「発売日 2021年3月30日(予定)」
出どころは、スペースフライトナウで、出典は明らかではないからな。
NASAは、当然リスケするだろうしな。
ISSのドッキングポートは2つしかない(新しいアダプターが付いたヤツ)。
レジリエンスは5月まで係留しているから、残りは1つだけ。
おまけに、5月にはCRS-22(カーゴドラゴン2)のドッキング(もちろん、レジリエンスが離脱した後)が予定されていて、たぶん6月くらいまでは係留されているはずだ。
エンデバーだけの係留になって、当分の間、ドッキングポートの一つが確実に使えるようになるのは、CRS-22が離脱した後ということになる。
3月29日という日程は、仮に実現できなければ自動的に6月に延期されるという、実に都合の良い(?)日取りなわけだ。
NASAとB社の知恵者が考えたに違いない(そうなのかあ?)。
それで成功すればいいけど、万が一(それ程低いかどうかは不明)失敗して、再びISSに辿り着けなかったりしたら目も当てられないしな。
開発体制の見直しが掛かって、B社に丸投げしていたツケを払っているわけで、ハッキリ言えば、一から出直しに近い状況に追い込まれている。
記事には、あれもこれもやってますとか書いてあるけど、ソフトウェアの検証の進捗状況は書かれていないし、統合テストがどうなるかはやってみなければ分からない。
通信の不具合については、浮沈子が知る限り続報はない(原因も、解決されたかどうかも不明)。
つまり、いつになったら完成するかという目途など、ないに等しいのだ(そうなのかあ?)。
OFT2が失敗すれば、B社は窮地に立たされる。
それだけに、慎重に慎重を期して万全の態勢で臨む必要があり、つまるところ、実施時期は遅れに遅れていく。
どーせ6月になるのは目に見えているが、ひょっとしたら、来年中に飛ぶかどうかも怪しい(そんなあ!)。
いや、ひょっとしたら、二度と飛ばないんじゃないか。
開発中止で、お蔵入り・・・。
50億ドルはドブに捨てられたことになり、NASAの面目は丸潰れ。
切歯扼腕するB社幹部と、イーロンマスクの高笑いが目に浮かぶようだ(うーん、今夜も妄想が激しいな)。
ISSや、民間宇宙ステーション(もし出来れば)へのタクシー業務はS社が一手に引き受けることになる。
クルードラゴンもバンバン作って、年間100回くらい打ち上げるかもしれない(どっから?)。
S社は、ISS軌道より高い地球周回軌道を回ってくるだけの宇宙旅行も企画している。
短期間なら、宇宙放射線への曝露も、それ程問題ではないかもしれない。
そういう事態にならないためにも、スターライナーには是非とも頑張ってもらいたいもんだがな。
まあいい。
先日行われたスターシップのプロトタイプSN8についても書いておく。
あれは、失敗だ。
データ収集できたとか、ベリーフロップは成功したとか、3基のラプターのクラスター運用は上手くいったとか、最後の方向転換は完璧だとか、いろいろ評価はあるだろうが、最終的に地上に激突して爆発し、木っ端微塵になっちまったことは事実だ。
SN9の打ち上げが年内に行われるかもしれないという観測まである。
(ロケットレポート:SN8が運命を迎え、SLSグリーンランテストが来週再開)
https://arstechnica.com/science/2020/12/rocket-report-sn8-meets-its-fate-sls-green-run-tests-to-resume-next-week/
「SN9は2020年が終わる前に飛行する可能性があります。」
ありえねー・・・。
外野の期待は大きいだろうが、SN8の失敗の原因や対策に数か月はかかるだろう(テキトーです)。
今までのタンクの加圧で爆発したのとは違って、打ち上げて、高空から落下させてみなければ検証できないしな。
ラプターの再着火の問題となると深刻だろうしな。
燃料供給(やはり、酸素ではなくメタン系らしい)の問題も厄介だ。
基本的な構造を弄らなければならない可能性もある(着陸用のメタンタンクは、メインのメタンタンクに内蔵されている)。
配管とか、バルブとか、加圧システムの問題ではないかもしれない。
そもそも、メタンを使用するメリットとして、ヘリウムによる加圧システムがなくても、それ自体がガス化して自己加圧できるというのがあったはずだが、それが着陸用タンクでは上手くいかなかったわけで、根本から見直しを迫られる可能性がある。
まあ、どうでもいいんですが。
SN9は、少なくとも来年の春(4月くらい?)までは飛ばないだろう。
外野は、いろいろ書いているが、そう簡単な話じゃない。
(SpaceXは、SN8の墜落着陸から数日後に次のスターシップを発射台に転がすように設定されています)
https://www.teslarati.com/spacex-next-starship-launch-pad-sn8-crash-landing/
「同社はスターシップSN9と大型クレーンを早ければ12月14日月曜日に工場から発射台に輸送する予定です。」
静的点火試験(スタティックファイアテスト)くらいはするかも知れないが、せいぜいそこ止まりだ。
「SN9のプルーフテストがスムーズに進み、低圧ヘッダータンクのバグを簡単に修正できれば、SpaceXは年末までに2回目の高高度スターシップの打ち上げを試みる準備ができていると考えられます。乞うご期待!」
勝手にすればあ?。
話題としては、この他にもステニスでのSLSのウェットドレスリハーサルもあるが、それについては延期の可能性もあって、いつになるか分からないので、終わってからまた書く。
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