SN8の緑の炎:TEA-TEBじゃなくて銅の炎色反応か2020年12月27日 07:17

SN8の緑の炎:TEA-TEBじゃなくて銅の炎色反応か
SN8の緑の炎:TEA-TEBじゃなくて銅の炎色反応か


(スターシップSN8には爆発的なテスト飛行があり、SN9プロトタイプはすでにランプ上にあり、まもなく飛行します)
https://www.elonx.cz/starship-sn8-ma-za-sebou-vybusny-testovaci-let-prototyp-sn9-uz-je-na-rampe-a-brzy-poleti-take/

「最後のラプターの緑色の炎は、エンジンに入るメタンが少なすぎて、過剰な酸素がラプターの内部コンポーネントに損傷を与えていることを明確に示していました。」

(SpaceXの高高度スターシップ発売デビューを4Kで追体験[ビデオ])
https://www.teslarati.com/spacex-high-altitude-starship-launch-debut-4k-recap/

「事後にコメントしたムスクによると、スターシップの燃料(メタン)ヘッダータンク(高圧で着陸推進剤を貯蔵するために使用される小さな二次タンク)は、接地前の数秒で必要な圧力よりも低い圧力を示し始めました。意図的かどうかにかかわらず、SN8のフリップ操作中に点火した2つのラプターの1つは、約10秒後にシャットダウンしました。その時点で、残りの1つのエンジンがスロットルを上げて、プルームがほぼ緑色に変わりました。」

「簡単に言えば、燃料ヘッダーに十分な圧力がないと、ラプターの燃焼は非常に酸素に富み、熱を劇的に上昇させ、文字通りエンジンの銅に富む燃焼室ライナーを溶かします(したがって緑の色合い)。」

「そのタンクが圧力を維持できたとしたら、SN5とSN6が数か月前に行ったように、SN8がソフトランディングをスタックしたと考えるのが妥当です。ありがたいことに、ムスクは圧力問題の原因は「マイナー」であり、スペースXが要約の最後に記しているように、スターシップSN9はトーチを前進させる準備がほぼ整っていると言います。」

浮沈子は、着陸の際の緑の炎は、ラプターに仕込まれた秘密の添加剤(TEA-TEB)のせいだと思ってたんだがな。

燃焼室ライナーの銅の炎色反応だという、もっともらしい解説記事が出ている。

ホントかあ?。

まあ、どう(銅?)でもいいんですが。

このフレーズを書きたいためだけに、記事にした(そうなのかあ?)。

すでに、SN9は発射台上にあり、短縮された耐圧テストと静的点火テスト(こっちはスパークプラグによる:ラプターの通常点火手順)を経て、年明け早々にも高高度飛行試験をするようだから、再度、着地の際に判明するだろう。

着地に成功し、なおかつ、緑の炎だったら、浮沈子の推測が正しいことになるからな(そういうことかあ?)。

(SpaceXスターシップが爆発的な着陸ビデオで「フリップ」操作を釘付け)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-nearly-sticks-landing-high-altitude-debut/

確かに、再点火直後は薄紫色の炎が出ていて、TEA-TEB点火に特徴的な色ではないし、着陸(墜落・激突・ハードランディング)直前までのかなり長い時間、噴射が継続していて途中から緑色の炎だったことを考えれば、S社の言う通り、酸素過多による高温燃焼が原因で銅の成分が溶けたことによる炎色反応という説明は合理的だ。

最後は、点火した2基のラプターのうちの1基が失火しちまってるしな。

やれやれ・・・。

S社やメディアが何と言おうと、SN8の高高度試験飛行は失敗に終わった。

所期のデータ収集が十分に行え、何も不都合なことがないとしても、成功だと強弁することはできない。

メタンタンクの圧力調整を施したSN9が無事に着陸出来たら、成功だと認めてやってもいいけど(大甘?)。

まあいい。

どっちにしても、来年の話だからな。

今年の打ち上げは終わった。

ド派手な爆発は、新年の楽しみ(!)にとっておいてもらおうか・・・。

変異種:今週の名前は501Y.V2とVOC- 202012 / 01に:毎週名前が変わるから変異種というわけじゃない2020年12月27日 21:37

変異種:今週の名前は501Y.V2とVOC- 202012 / 01に:毎週名前が変わるから変異種というわけじゃない
変異種:今週の名前は501Y.V2とVOC- 202012 / 01に:毎週名前が変わるから変異種というわけじゃない


(懸念の変種202012/01)
https://en.wikipedia.org/wiki/Variant_of_Concern_202012/01

「以前は2020年12月に調査中の最初のバリアント(VUI – 202012/01)として、また系統B.1.1.7として知られていました。 」

(感染性の増加が懸念されるSARS-CoV-2新規変異株について (第2報))
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/10084-covid19-28.html

「Nextstrain clade 20B、GISAID clade GR、B.1.1.7系統に属するこの新規変異株は、Variant Under Investigation (VUI)-202012/01と命名されていたが、12月18日リスクアセスメントの結果、Variant of Concern (VOC)- 202012/01に変更となった」

VUI-202012/01(the first Variant Under Investigation in December 2020)から、お名前が変わったようだけど、カッコつきなのが気になるな(単に頭字語であることの表記にすぎないですが)。

この報告では、南アのやつも、ウィキの名称とは異なる。

「12月18日、南アフリカ保健省はCOVID-19患者の急増と新規変異株( 501Y.V2と命名)の割合が80~90%に増加していることを報告」

(501.V2バリアント)
https://en.wikipedia.org/wiki/501.V2_variant

「501.V2変異体、または単に501.V2」

501.V2から501Y.V2になったわけで(Yが付いた)、501番目のアミノ酸が(アスパラギン(N)から)チロシン(Y)に変わったことが明示されているだけで、混乱はない。

この他にも、ナイジェリアで変異種が確認されたという話もあるが、詳細は不明だ。

来週も、またまた名前が変わってしまって、どの変異種が何だったのかが分からなくなりそうだな。

ナイジェリアみたいに、感染拡大の懸念のある別の変異種が、新たに登場する可能性もあるしな。

来週のことは分からない・・・。

ワクチンが効くのか、感染力は本当に強いのか、毒性は変わったのか、世界にはどれ程広がっているのか、そして、これからどうなるのか・・・。

感染研の第二報(12月25日)時点では未発表だった国内市中感染事例(機長と家族:機長は検疫対象外)が確認され、他人事ではなくなった(ややビミョー)。

既に、世界中で変異種の感染者が確認されていて、どこまで広がっていくのかは見当もつかない。

絶対入っているに決まってる米国は、頬かむりしたままだしな。

とち狂った現大統領による戒厳令が敷かれるかもしれないという瀬戸際に、新型コロナの変異種なんかに構ってられっかあ(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

世界の感染者は8せんまんにんを超え、米国の死者は33万人を超えたという。

33って、なんか意味あんの?、ゾロ目だから?。

いやいや、米国の人口は3.3億人だから、国民の1000人に1人の死者という、キリのいい割合なわけだ。

べらぼーめ・・・。

(世界の感染者8000万人 2週間で1000万人増―新型コロナ)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122700024&g=int

「約2週間で1000万人増えた。」

そろそろ、1億人の大台が視野に入ってくるな。

1億の次は10億だ(そうなのかあ?)。

WHOが当初想定していた(未確認)最悪の事態が、現実のものになろうとしている。

やれやれ・・・。

米国の死者が一桁上がるかどうかは分からない(3月末に50万人は確実)。

クリスマス休暇に入って、米国の感染者数は頭打ち。

死者数も、伸び悩んでいるように見える。

休暇明けして、2週間くらい様子を見ないと、トレンドが読めない感じだな。

感謝祭大移動では、感染者のアベレージベースで2万人増え、1日当たり20万人の大台に乗った。

その後は、ピークアウトしたのか、浮沈子のテキトーな予想である30万人には届いていない。

変異種の影響(感染力増強か)なんて、全然見えてこない。

今のところ、英国の一部で感染者の増加が止まらずに、ロックダウンが掛けられ、その影響(トバッチリ?)が全世界に広がっているだけ。

おっと、南アもあったな。

我が国では、忘年会とクリスマスシーズンが一段落して、その影響なのかは不明だが、感染者の増加が止まらない。

浮沈子が棲息する東京都では、連日のように曜日最多を更新し続けている(今日も日曜日最多!)。

変異種の感染力、ワクチンの効きに比べれば、大した話じゃない。

毒性(重症率や致死率)に変化があるのかどうかも問題だな。

変化がなければいいというもんじゃない!。

感染力が強くなって毒性が同じなら、比例して重症者数も死者数も増えるわけだからな。

医療体制を圧迫し、場合によっては崩壊させながら、全世界が変異種の感染拡大に慄くことになる・・・。

ワクチンは、今のところ、専門家からは、効くはずだという見解だけ(ムリポという話は、知る限り出ていない:浮沈子の妄想だけかあ?)。

それにはそれなりの根拠(ワクチンによる免疫応答はポリクローナルに行われる)があるようだが、実際に検証してみなければ分からないし、最終的には社会政策を含めて実際の感染状況をトレースし続けるしかない。

ワクチンの効きに影響が出るようだと厄介だな。

まあいい。

今週はどんな変異種絡みの話が出て来るんだろうか?。

コロナウイルスは、遺伝子コピーの際のミスを訂正する仕組みを持っているため、RNAウイルスの中では比較的変異する頻度が小さい(変異の速度が遅い)と言われている。

んじゃあ、そのミスを訂正する仕組みに変異が起こって、チョンボしっぱなしになったらどーする?。

日替わりで変異種が出現して、進化が加速しちまったら?。

毒性が減少して人類との共存が早期に実現するのか、それとも強力な毒性と感染力を併せ持ったモンスターウイルスに化けるのか・・・。

ヤバいな。

ヤバ過ぎ・・・。

うーん、今夜の妄想も、相手にとって不足はない。

眠れない夜の続く状況で、せっかく薬で抑えている血圧のコントロールが乱れちまいそうだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(イギリスと南アフリカ、それぞれの新型コロナ変異種の現在の状況は?)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201227-00214749/

「この「VOC 202012/01」と呼ばれる変異種は29もの変異が確認されており、これは通常想定されていた変異よりも早い速度で変異が起こったことが示唆されています。」

「系統樹、というウイルスの家系図のようなものがありますが、これによると、VOC 202012/01という変異種はかなり離れたところに位置しており、中間のウイルスがほとんどないことが分かります。」(画像参照)

「つまり、VOC 202012/01という変異種はこれまでのウイルスに観察されていなかった、短期間での複数箇所の変異が生じたものと推定されています。」

浮沈子の妄想の引き金を引いた記述だ(ドキューン・・・)。

変異を加速する変異なのかあ?。

毒性、感染力、ワクチンの効きに加えて、変異速度の加速というのも注目かも知れない。

英国と南アの変異種では、スパイクタンパクに係るN501Y変異が共通していることは、この記事にも出てくるし、よく知られている。

一方、感染力を増強する上で、欠失69-70という変異も注目されているが、これは英国の変異種にあって、南アのにはない。

逆に、南アの変異種に見られるE484KとK417Nの変異は、英国の変異種には見られないという(ウィキ:501.V2バリアントの記述より)。

ナイジェリアの変異種は、詳細が分からないからな。

何か分かったら、たぶん、また書く。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(新型コロナ変異種、カナダでも初確認 感染者に渡航歴なし)
https://www.afpbb.com/articles/-/3323575

「渡航歴や感染者との濃厚接触はない」

いきなり市中感染かよ・・・。

変異種は北米上陸済みということで、後は南米と南極だけだな。