変異種:そんなに少ないわけがない:今回の武漢市の調査報告こそ操作されているかも2020年12月30日 05:20

変異種:そんなに少ないわけがない:今回の武漢市の調査報告こそ操作されているかも


(中国武漢市のコロナ感染、確認件数の10倍に上る可能性-衛生当局調査)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-29/QM38N3DWLU6L01

「中国疾病予防コントロールセンターが4月に3万4000人余りを対象に実施した血清検査によると、約4.4%がコロナウイルス感染症を引き起こす病原体に対する特定の抗体を持っていることが分かった。過去に感染していたことを示している。このデータは今月28日遅くに公表された。」

4.4パーセントだってえ!?。

そんなに少ないわけはないだろう。

NYでは、確か20パーセントくらいだったと記憶している(記憶違いで、4月時点では14パーセントでした)。

(NY州の抗体検査で14%に陽性反応、公式統計上回る感染率:追加)
https://www.cnn.co.jp/usa/35152892.html

「住民3000人を対象に実施した新型コロナウイルスの抗体検査の結果、これまでに13.9%に陽性反応」

まあ、NYのは変異種(イタリア産=現行流行種)だからな。

武漢種よりは、感染力が強いと見ていいから、あながち間違いとは言えないかもしれないが、それにしても低すぎる!。

中国疾病予防コントロールセンターとやらが、数字を弄って発表したかどうかは知らない。

そんな見え透いたことをしなくたって、抗体保有率を低めに出す方法なんていくらでもあるだろう。

意図的に感度の低い検査キットを使うとかな(確か、初期の頃、英国へ出荷した不良品の在庫があったはずだ・・・)。

(中国製コロナ検査キット使い物にならず、イギリス政府が返金を要求へ)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93061.php

「多くの偽陰性が見られ、偽陽性も確認された......これは、検査の供給側にとっても我々にとっても、良い結果ではない」

まあいい。

武漢種の相対的な影響の低さを強調し、来年行われるというWHOの調査の衝撃を和らげる政治的意図が感じられる(そうなのかあ?)。

あんま低い値だと、また疑われかねないから、ちょっと増やす方向で弄ったかもしれない。

<以下は、例によって、浮沈子の妄想です>

「おい、この結果は低すぎるんじゃないのかあ?」

「でも、在庫していた大量の抗体検査キットでは、この結果になるんですが・・・」

「バカ者、そんなことで党幹部を説得できると思ってるのか!」

「しかし・・・」

数か月に及ぶやり取りの挙句、4.4パーセントなら説得できるという落としどころを見つけたわけだな。

「中国湖北省武漢市で今年前半に広がった新型コロナウイルス感染の規模が確認されている数の約10倍だった可能性がある。」

「武漢市の人口は約1100万人-この割合なら50万人程度が感染か」

10倍とか、50万とか、キリがいいからな(そうなのかあ?)。

当時の混乱を考えれば、そのくらいの誤差は許容範囲だろう。

そんなに少ないはずは絶対ない。

いつか、そのことが明るみに出る可能性はある(ホントかあ?)。

現在話題の変異種(英国種や南ア種など)で、バッタバッタと感染者や死者が増大し、4.4パーセントなんて有り得ない数字に疑問が出される頃だろうな。

実は、44パーセントの間違いでしたとか(いきなり10倍かよ!?)。

当初の100倍とか、500万人の感染者とか、キリがいいからな(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子の妄想に根拠などない。

4.4パーセントという抗体保有率についても、それを疑う根拠があるわけではない。

なんとなく、そんなに低いはずはないと感じるだけだ。

ちなみに、東京都(人口1400万人)の累計感染者数は57896人(12月29日現在)。

抗体検査をしても、おそらく数倍程度だろう(6月時点の調査では0.1パーセント(1万4千人?):この頃の感染者累計は5300人前後:陽性率2パーセント程度)。

現在、陽性率が8パーセントを超えているとはいえ、比較的よく捕捉されている(抗体検査しても1パーセント程度か:14万人くらい?)。

まあ、どっかの国会議員が検査受ける前に死んじまったりするくらいだから、ある程度の漏れは仕方ない。

武漢の抗体陽性率は、現在の東京都と比較して数倍程度。

不自然な数字ではないけど、浮沈子的には低すぎると感じる(現在の東京都の死者数は618人:武漢市は4月当時3869人(この数字も怪しいけどな:12月7日現在同数):6.26倍)。

(武漢市の死者を1・5倍に修正、統計に疑問の声 新型コロナウイルス)
https://www.bbc.com/japanese/52334931

「新型コロナウイルスの発生源となった中国・武漢市は17日、COVID-19による死者数を新たに1290人報告した。病院外での死亡例を含めたためで、これにより同市での死者は当初の発表の1・5倍に当たる3869人となった。」

まあ、ウイルスの種類(変異種)が違うけど、死亡率が変わらないと考えると、抗体保有率1パーセントとした東京都の推定感染者数14万人の6.26倍として90万人くらいはいるはずだからな(さすがに500万人はいないか・・・)。

東京都は、半年ぶりに抗体検査による調査を行った。

(東京都、3000人に抗体検査 参加者を募集)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66851670R01C20A2L83000

「東京都は19日から、新型コロナウイルスの感染実態を調べるため、都民約3000人を対象に感染歴の有無がわかる抗体検査を始める。厚生労働省の疫学調査に協力する。」

「19~25日に、10ミリリットルの採血により抗体の有無を調べる。」

「2021年1月以降に検査結果を通知する。」

「厚労省は6月上旬、東京などで無作為抽出した住民への抗体検査を実施した。過去に新型コロナに感染したかを示す抗体保有率は東京が0.1%だった。」

6月当時から、感染者累計が10倍になっているから、1パーセントくらいだろうということで推計している。

武漢市の数字が低すぎると感じる、根拠と言えば根拠かもな(テキトーです)。

武漢市は、イタリア産の変異種には侵されていない(たぶん)。

今のところ、第2波の洗礼は受けていないわけだ。

徹底した感染コントロールが成功しているわけだが、いつまでも続くとは限らない。

4月当時の推計感染者が、50万人でも90万人でも、大差ないかも知れない。

中国発表の数字は、ころころ変わるからな。

米国の自国第一主義どころじゃないし・・・。

変種:第3のエンジン「Rブースト」現る2020年12月30日 11:18

変種:第3のエンジン「Rブースト」現る
変種:第3のエンジン「Rブースト」現る


変異種じゃなくて、変種な所に注意だな。

(Raptorロケットエンジンの3つの異なるバリアントの開発とテストはどのように進んでいますか?)
https://www.elonx.cz/jak-pokracuje-vyvoj-a-testovani-tri-ruznych-variant-raketoveho-motoru-raptor/

「SpaceXは、大気ラプターの簡略化されたバリアントを準備」

「スーパーヘビー発射車両に適用」

「推力を制御またはベクトル化することはできませんが、推力は高くなる」

「この変種は「R-Boost」と呼ばれ、チャンバー内の圧力が300バールでエンジンの推力が300トン」

「エンジンのノズルサイズは標準のラプターと同じですが、より大きなポンプが必要になる」

「各スーパーヘビーロケットには、約20個のRブーストエンジンが必要」

べらぼーめ・・・。

ファルコンヘビーについては、別記事も上がっている。

(SpaceXの最初のスーパーヘビーブースターホップは「数ヶ月」離れている、とイーロンマスクは言います)
https://www.teslarati.com/spacex-first-super-heavy-booster-hop-elon-musk/

「スターシップブースターの最初のプロトタイプ(スーパーヘビーとして知られている)が完成し、今からわずか「数か月」で飛行試験の準備ができる」

数か月(“a few months”)が何を意味するかは、言ってる本人含めて誰もがみんな知っている(=数年?)。

まあ、少なくとも数倍だな。

来年中に上がることはない。

しかも、実機ではなく、あくまでプロトタイプだ。

それでも、全長(全高?)72mに達するロケット(の1段目:ファルコン9の全段に相当する)だからな。

直径は9m・・・。

もちろん、アポロ計画に用いられたサターンVの直径はそれより大きい。

(サターンV)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3V

「直径:10.1m」

しかし、だんだん先細りになるサターンVとは異なり、2段目であるスターシップのカーゴベイまで、9mの太さな点が異なる。

ちなみに、燃料注入テスト(ウェットドレスリハーサル)した切り年越しとなったSLSのコアブースターの直径は8.4mだ。

「スーパーヘビーは、リフトオフ時に最大7300メートルトン(約1,620万ポンド)の推力を生成できる最大28個のラプターズを装備し、これまでに製造された中で最も強力なロケットであり、それぞれサターンVとスペースX独自のファルコンヘビーを1倍上回っています。 2と3以上の。」(テスララティの記事より)

パワーの点では、間違いなくサターンVを凌駕している(サターンVの離陸時推力は3465トン)。

何より、上段含めて、完全再使用の打ち上げロケットである点が異なる。

貨物版だけでも、完成すれば大したものだが、立ちはだかる困難は半端ない。

構想では、スーパーヘビーブースターは1000回の使用を想定していると言われているが、これは既に実用化されているファルコン9の想定再使用回数(100回)の、さらに10倍である。

ベラボーな耐久性を要求されているわけで、プロトタイプの構造体であるステンレス鋼のまま実機を作るかどうかは、浮沈子的には懐疑的だ。

「スーパーヘビーは1年間のスターシップの生産とテストから得られた豊富な経験の後ろに立つことができます。」

あくまで、プロトタイプの話だ。

実機は、アルミ合金か複合材料になると見ている。

まあ、どうでもいいんですが。

BN1と呼ばれるプロトタイプ1号機がエンジン付けてホップ飛行するのは、早くても再来年、実際には数年後だろうが、実機の開発はそれからということになる。

完成度も、要求事項も、スーパーヘビーの方が高度だ。

当初から、再使用が前提だからな。

上段であるスターシップは、最悪、使い捨てして稼ぎながら、完全再使用に向けて開発を継続することが出来る。

まあ、スーパーヘビーも、耐久性については継続開発することが出来るかもしれない。

しかしながら、運用の確実性は、当初から具備している必要があるからな。

「数か月後」に初飛行するスーパーヘビーの開発は、ようやく動き出したように見える(組み立て棟(ハイベイ)が、やっとできたからな:それ以前は野ざらし!)。

Rブーストを組み込むテストは、当分先になりそうだ(まずは、ジンバル付きのエンジンから)。

3年以内に、プロトタイプに実装して飛ばせれば大したものだ。

そう、少なくともそれまでは、上段のスターシップが軌道飛行することはない。

どんだけ加速したとしても、2023年に月周回軌道なんて有り得ないのだ。

無人のプロトタイプを、地球低軌道に打ち上げるのが精一杯で、大気圏再突入マニューバという2段目再使用最大の難関突破は、更にその先になる。

5年か、さらにその先の話だ。

浮沈子は2025年までには、おそらく完全再使用は1度たりとも成功しないと見ている(プロトタイプでも)。

技術的難度はそれほど高く、超えるべき壁は無数にある。

使い捨て巨大ロケットだけでも、SLSの開発には10年以上(しかも、メインエンジンは既にあった)。

そのSLSを遥かに超える巨大ロケットを完全再使用して飛ばそうという気の遠くなるようなプロジェクトなわけで、ふつーに考えれば使い捨てで10年、完全再使用にこぎつけるのにさらに10年、合計20年くらいかかっても不思議ではない。

エンジン開発は数年前から始まっているとはいえ、プロトタイプが飛び始めてから2年も経っていないわけで、2020年代に2段目を使い捨てにした貨物運用(ちょっと前までのファルコン9ベースだな)が始まれば驚きのスケジュールということになる。

軌道上からの帰還をコンスタントに成功させ、NASAの認可を経て有人化に至るのは、間違いなく2030年代だし、それも後半になるに違いないのだ。

人間乗せたスターシップが、SN8みたいな目に合うのは見たくないし・・・。

スーパーヘビーに搭載されるジンバルなしのハイパワーバージョンのラプターエンジンは、もちろん影も形もない(粗い仕様と名前(開発コード?)が決まっただけ)。

プロトタイプの機体も、イカリング(!)が少々という段階だ。

初めの頃は、今年中に打ち上げると言ってなかったっけえ?。

それでも、今年はSN5、SN6、SN8の飛行と、数々のド派手な爆発を見せてくれた。

見世物としては大成功だろう(そんなあ!)。

来年が楽しみだな・・・。

変異種:米国初確認の変異種感染者は市中感染者:しかもコロラド2020年12月30日 15:36

変異種:米国初確認の変異種感染者は市中感染者:しかもコロラド


NYとか、せめてカリフォルニアとかなら、さもありなんというところだが、コロラドってどこよ。

(コロラド州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%89%E5%B7%9E

「アメリカ合衆国西部にある州である。北側はワイオミング州に接し、北東はネブラスカ州、東側はカンザス州、南側はニューメキシコ州とオクラホマ州に、西側はユタ州に接している。南西の隅はフォー・コーナーズと呼ばれる4つの州がその角を接するポイントであり、ここでアリゾナ州とも接していることになる。州の南北にはロッキー山脈が貫いており、州全体の平均標高が全米で一番高い、山岳地帯の州である。」

差別的意図は全くないんだが、ハッキリ言ってド田舎、良く言えば米国の中の米国(フランスから買ったらしいけど)。

意外にも民主党の地盤で、この間の大統領選挙ではバイデンさんが55パーセントを得ている。

タレントのパトリックハーランの出身地。

ジャンマイケルビンセントという、懐かしい名前も見つけた(ビッグウェンズデー:昨年亡くなってたんですね・・・)。

で、英国産変異種米国第1号確認者は、コロラドだという。

(英コロナ変異種、米でも初の感染者 コロラド州で)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN3008O0Q0A231C2000000

「米西部コロラド州の保健当局は29日、州内の住民が新型コロナウイルスの変異種に感染したと発表した。」

浮沈子的注目点は2つ。

「感染者は20歳代の男性で、海外渡航歴はない。隔離状態に置かれているものの、症状は回復に向かっている。」

既に市中感染であるという点と、ちゃあんと発症してるという点だな。

出ましたねえ、米国での感染者・・・。

市中感染ということは、これからゾロゾロ出てくる前ぶれということになる。

発症して隔離中ということは、既に感染させている公算が高い。

「濃厚接触者は確認されていないが、聞き取りや追跡調査を続けているという。」

いないわけないでしょう・・・。

まあいい。

既に米国の奥深く、変異種が浸透していることが確認された。

いや、コロラドはそんなに田舎じゃないとか、デンバーは大都市で、デンバー空港は全米5位だとかいっても聞こえないな(そんなあ!)。

世界の感染者は約8200万人、変異種の出どころの一つである英国では、新規感染者が5万人の異常事態が続く。

東京都でも944人(過去2番目)の感染者が確認され、16日連続で曜日ごとの最大感染者数を更新し続けている。

年末年始は、さすがに最大値を更新することはないだろが、年明けがヤバいかもな・・・。

変異種:オーバーシュート(感染爆発):それは市民の責任なのか2020年12月30日 20:26

変異種:オーバーシュート(感染爆発):それは市民の責任なのか
変異種:オーバーシュート(感染爆発):それは市民の責任なのか


(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日))
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf

「気付かないうちに感染が市中に拡がり、あるときに突然爆発的に患者が急増(オーバーシュート(爆発的患者急増))すると、医療提供体制に過剰な負荷がかかり、それまで行われていた適切な医療が提供できなくなることが懸念されます。」

「こうした事態が発生すると、既にいくつもの先進国・地域で見られているように、一定期間の不要不急の外出自粛や移動の制限(いわゆるロックダウンに類する措置)に追い込まれることになります。」

今は無き専門家会議が、緊急事態宣言の前に出した、記念碑的提言(!?)だが、全文に10回以上登場するオーバーシュート(感染爆発)が何なのかは、実はよく分からない。

例えば、一定期間(1週間とか)に、人口10万人当たり何人とか、そういう基準みたいなものはないようだ。

一応、1週間で人口10万人当たり25人発生すると最終ステージ(ステージ4)になるという基準(あくまで目安?)はある。

(今後の感染状況の変化に対応した対策の実施に関する指標及び目安について)
https://corona.go.jp/news/pdf/jimurenraku_0811.pdf

「ステージ4の指標:感染の状況:④新規報告数:25人/10万人/週 以上」

これが、我が国におけるオーバーシュートの基準かと言えば、必ずしもそうではなさそうだ。

投入できるリソースによって、その基準は変わってくるだろうし、線引きみたいなものではなく、たとえば増加の速度などに依っても評価は変わる。

事前検知が困難な突然の増加の場合(それこそ感染爆発)は、明らかにオーバーシュートなんだろうが、半年も掛けてだらだらと増加を続けて、じり貧に医療資源を圧迫してきた場合は爆発という表現は当たらないような気がする。

単なる無策の結果に過ぎない・・・。

(「抑えなければ、緊急事態宣言を国に要請も」 小池知事)
https://www.asahi.com/articles/ASNDZ5FY8NDZUTIL015.html

「年末年始のここで感染を抑えなければ、緊急事態宣言の発出を国に要請せざるを得なくなる」

東京アラートの適用を見送り、都民との約束を反故にしといて、よく言うよ・・・。

「週平均での1日あたりの感染者数は29日時点で787人」

東京都の人口1400万人でみると、人口10万人当たり1週間当たりでは39人以上になっていて、とっくの昔にオーバーシュート状態になっている。

この期に及んで、お願いレベルで済むと思うなよ・・・。

もちろん、知事と市民のコミュニケーションは重要だ。

今回の緊急会見においても、家の中でもマスクしろとか、餅食うのに近所の人呼ぶなとか、実現不可能な具体な提案もしている。

特措法改正では、従わない場合の罰則も明記される様だ。

強権を発動し、市民の権利を制限しなければ、現代のわれわれの社会は動かない。

お願いレベルで動いて損するより、天秤にかけて得する方に動くのは人情というものだろう。

浮沈子は、今まで要請とか協力で動いてきた方が不思議な気がする。

強権発動でも、実施段階で穴だらけになれば、実効は得られない。

おそらく、改正法の適用に際しては、そのあたりで匙加減が出来るような仕掛けを作るんだろうな。

規制当局と市民との暗闘が続く・・・。

どっかの国みたいに、従わなければ、即、処刑する訳にもいかんだろうし。

人権より国権と言って憚らない国もあるけどな。

真に国家の危機ということになれば、躊躇うことなく踏み切ることだろう。

そうでないのは、まだまだ余裕があるからだ。

口先介入で何とかなるという甘い見通し。

ゴーツーキャンペーンにしても、東京都は当初対象外で、ごねまくって入れてもらった経緯があるしな(そうなのかあ?)。

外すときには、全部まとめて外された(一部、先行したところはあったけど)。

市民が身勝手で、非協力的だったかと言えば、そんなことはない。

多くの市民は言うことをよく聞き、従ってきた。

感染症は、一部の感染者から多くに広がる特性がある。

大多数が従ってもダメなわけで、そういう事象なことは初めから分かっている。

第1波の際に、強力なブレーキを踏んで、流行を抑制できたのは、そうしなければ、いつになったら解除されるか分からないという背面の恐怖があったからだ。

医療崩壊は、何としても食い止めなければならないが、一般市民の感覚でその窮状を推し量ることは困難だ。

そこは、行政が責任を持って対応しなければならない。

非難もされるだろうし、反発も喰らうが、それは仕方ない。

守るべきものを守るために、市民は権力を預けている。

一方で、莫大な損失を被る産業や、そこで働く人々の生活も守らなければならない。

未来永劫、緊急事態が続くわけではないけれど、それを乗り切る術は必要だ。

欧米では、何の補償もなく強権を発動するが、我々の社会はもっと湿っぽいからな。

出すもの出さなきゃ、従わない・・・。

本当の緊急事態に直面すれば、有無を言わさず適用するだろうが、事態はそこまで切迫してないしな。

ぬるぬるとした駆け引きの中で、落としどころを探り続ける。

良し悪しの問題じゃなく、そういう社会なだけかもしれない。

経済がひっ迫すれば、自殺者が増えて新型コロナの死者より多くなるから、経済優先だとかウィズコロナとかいうけど、これは戦争だからな。

死者や負傷者が出るから戦争しないというわけにはいかない。

経済は、戦時下のモラトリアムで支え続けるしかない(経済を放っておいていいとは言わない)。

戦争が長期に渡れば、社会の在り方自体を変えていかなければならないかもしれない。

パンデミックを起こす感染症は、新型コロナで終わりじゃないからな。

戦うための戦闘国家としての体制を整える必要が出てくる。

もちろん、相手はちっぽけなウイルスだがな。

それと正面から戦うには、まず、身内と戦わなければならないのかも知れない。

これで、変異種にワクチンが効かなかったりしたら、オーバーシュートなんてもんじゃ済まないだろう。

先行接種しているのが、医療関係者というのも、裏目に出るかもしれない。

未知の副反応が現れて、医療崩壊を加速しかねない。

ワクチンが効かないより、そっちの方がヤバい気がするな(mRNAワクチンなら、6週間で開発可能らしいからな)。

それが分かるのは、大方の医療関係者への接種が終わった頃だったりするわけだ。

2回目の緊急事態宣言が年明けに出されるのは、確定した未来だ。

どーせ、もっと早く出しておけばということになるに決まっている。

市民が選んだ政治家の決定だからな。

その結果が自らに還ってくるのは仕方がない。

その意味では、オーバーシュートは市民の責任だろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(世界で唯一国民のモラルだけで「戦争」を戦ってきた日本、ついに特措法改正、私権の制限、罰則規定に踏み込む政府)
https://www.newsweekjapan.jp/yasukawa/2020/12/post-2_1.php

「私権の制限をできる限り行わず、緊急事態宣言にも罰則規定も設けず、大人の国民に自粛行動を期待しつつも経済活動は維持し経済の打撃を回避する。国民の自粛行動によって感染拡大による医療崩壊を避けながら時間を稼ぎワクチンの開発を待つ」

幻のような、おとぎ話のような対策も、とうとうメッキが剥がれる時が来たようだな。

浮沈子とはやや認識が異なるところもあるけど、取り上げている事例や、新型コロナ対策が犠牲なしには行えない「戦争」だと考えているところは似ている。

(英、アストラゼネカのワクチン承認 世界初)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR302C60Q0A231C2000000

「英政府は30日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表」

接種は2021年1月4日から。

(アストラゼネカ製ワクチン「杜撰な臨床試験」判明で信頼性に疑問符)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77954

「ワクチンの製造過程において一部の分量測定に差違が生じ、それを知らずに治験を行った科学者が、一部のグループには半分の量を本来の量と勘違いして接種してしまったのだという。」

そう、問題の「あのワクチン」なわけだ。

追加の治験がどうだったかの情報はない。

(アストラゼネカワクチンの全量2回投与、全量後半量より良好=英大)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-astrazeneca-oxford-idJPKBN28R2SP

「全量投与後に半量を投与する場合よりも2回の全量投与の方が良好な免疫反応が得られた」(セレンディピティ(偶然の幸運)によって行われた半量投与後に全量投与とは逆)

つまり、ワクチンの効きとしての順序はこうなる。

半量+全量>全量+全量>全量+半量

まあ、どうでもいいんですが。

なぜそうなるのか、確認されていない半量+半量はどうなのかは分からない。

全く接種しないのが一番いいなんてことにはならないよねえ?。

英国は、そんな怪しげなワクチンを承認し、5日後に接種し始める。

文字通りの感染爆発を起こし、待ったなしで藁をもつかみたいに違いないのだ。

白いワクチンでも黒いワクチンでも、もちろん、灰色だって構わないのだ(そうなのかあ?)。

新型コロナに効くなら、イワシの頭でもいい・・・。

(鰯の頭も信心から)
http://kotowaza-allguide.com/i/iwashinoatama.html

「第三者の目からはつまらないものに見えても、信心する人にとっては尊くありがたい存在になるということ。」

それ程ではないだろうからな。

アストロゼネカのワクチン(AZD1222)は、ウイルスベクタータイプで、これこそ変異種対応があるかどうかが一番気になるタイプだ。

(1章 新型コロナワクチンに適したモダリティはあるのか?)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400016/072000119/

「組換えウイルスベクターワクチン:
ウイルス自体が細胞に侵入し、細胞質で抗原蛋白質を高発現することで、液性免疫、細胞性免疫を引き起こすと考えられている。」

「一般に、1回の接種でウイルスベクターに対する抗体ができるため、2回目の接種は難しいと考えられている」

半量+全量が最適というのも、ベクターウイルスに対する生体反応が関与しているのかも知れないな。

「COVID-19には、主にスパイク蛋白質の遺伝子を組み込んだウイルスベクターワクチンが開発」

原理的には、mRNAタイプと同じで、組み込まれた遺伝子が発現してスパイクタンパクを細胞内で作り、それが抗原として認識されて細胞性免疫と液性免疫の両方を得ようとしているわけだ。

ベクターウイルス(運び屋ですな)の特性とかもあるから、少々複雑な気もするけど、毒(ベクターウイルス)をもって毒(新型コロナウイルス)を制するというのがいい(そうなのかあ?)。

ベクターウイルスにスパイクタンパクの遺伝子を組み込んでいるために、裸のmRNAより温度管理が容易というのは侮れないメリットで、全世界の開発途上国が注目している。

変異種に対応しているかどうかは分からないが、この記事を読むと不安になるな・・・。

(アストラゼネカのワクチン、コロナ変異種にも効果 研究は継続)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-astrazeneca-vaccine-idJPKBN28W2K8

「コロナ変異種について確認されている遺伝子の変化が、体内に侵入する上で重要な役割を果たす「スパイクタンパク質」の構造を変化させているようには見えず、同社のワクチンが変異種に対しても効果を発揮するだろう」

スパイクタンパクの構造が変化する変異だから問題になっているわけで、合理的な説明とは言えない気がするんだがな。

希望的観測と根拠なき楽観主義が同居して、怪しげな言い訳をしているだけに見える(そうなのかあ?)

「新型コロナウイルスの変異による影響を見極める研究が進行中」

この結果も、年明け早々になると思われる(未確認)。

モデルナが、具体的にどんな対応を取っているかは知らない。

先行する3社以外のワクチンの変異種対応については全て未調査。

対応していなければ、オーバーシュートはおろか、全面無条件降伏の可能性もある。

やれやれ・・・。

N501Y変異や欠失69-70変異に白旗を上げるのはどこなのか(まだ、白旗と決まったわけじゃありませんが)。

できれば、勝利のZ旗にしてもらいたいもんだな・・・。