変異種:オーバーシュート(感染爆発):それは市民の責任なのか ― 2020年12月30日 20:26
変異種:オーバーシュート(感染爆発):それは市民の責任なのか
(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日))
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf
「気付かないうちに感染が市中に拡がり、あるときに突然爆発的に患者が急増(オーバーシュート(爆発的患者急増))すると、医療提供体制に過剰な負荷がかかり、それまで行われていた適切な医療が提供できなくなることが懸念されます。」
「こうした事態が発生すると、既にいくつもの先進国・地域で見られているように、一定期間の不要不急の外出自粛や移動の制限(いわゆるロックダウンに類する措置)に追い込まれることになります。」
今は無き専門家会議が、緊急事態宣言の前に出した、記念碑的提言(!?)だが、全文に10回以上登場するオーバーシュート(感染爆発)が何なのかは、実はよく分からない。
例えば、一定期間(1週間とか)に、人口10万人当たり何人とか、そういう基準みたいなものはないようだ。
一応、1週間で人口10万人当たり25人発生すると最終ステージ(ステージ4)になるという基準(あくまで目安?)はある。
(今後の感染状況の変化に対応した対策の実施に関する指標及び目安について)
https://corona.go.jp/news/pdf/jimurenraku_0811.pdf
「ステージ4の指標:感染の状況:④新規報告数:25人/10万人/週 以上」
これが、我が国におけるオーバーシュートの基準かと言えば、必ずしもそうではなさそうだ。
投入できるリソースによって、その基準は変わってくるだろうし、線引きみたいなものではなく、たとえば増加の速度などに依っても評価は変わる。
事前検知が困難な突然の増加の場合(それこそ感染爆発)は、明らかにオーバーシュートなんだろうが、半年も掛けてだらだらと増加を続けて、じり貧に医療資源を圧迫してきた場合は爆発という表現は当たらないような気がする。
単なる無策の結果に過ぎない・・・。
(「抑えなければ、緊急事態宣言を国に要請も」 小池知事)
https://www.asahi.com/articles/ASNDZ5FY8NDZUTIL015.html
「年末年始のここで感染を抑えなければ、緊急事態宣言の発出を国に要請せざるを得なくなる」
東京アラートの適用を見送り、都民との約束を反故にしといて、よく言うよ・・・。
「週平均での1日あたりの感染者数は29日時点で787人」
東京都の人口1400万人でみると、人口10万人当たり1週間当たりでは39人以上になっていて、とっくの昔にオーバーシュート状態になっている。
この期に及んで、お願いレベルで済むと思うなよ・・・。
もちろん、知事と市民のコミュニケーションは重要だ。
今回の緊急会見においても、家の中でもマスクしろとか、餅食うのに近所の人呼ぶなとか、実現不可能な具体な提案もしている。
特措法改正では、従わない場合の罰則も明記される様だ。
強権を発動し、市民の権利を制限しなければ、現代のわれわれの社会は動かない。
お願いレベルで動いて損するより、天秤にかけて得する方に動くのは人情というものだろう。
浮沈子は、今まで要請とか協力で動いてきた方が不思議な気がする。
強権発動でも、実施段階で穴だらけになれば、実効は得られない。
おそらく、改正法の適用に際しては、そのあたりで匙加減が出来るような仕掛けを作るんだろうな。
規制当局と市民との暗闘が続く・・・。
どっかの国みたいに、従わなければ、即、処刑する訳にもいかんだろうし。
人権より国権と言って憚らない国もあるけどな。
真に国家の危機ということになれば、躊躇うことなく踏み切ることだろう。
そうでないのは、まだまだ余裕があるからだ。
口先介入で何とかなるという甘い見通し。
ゴーツーキャンペーンにしても、東京都は当初対象外で、ごねまくって入れてもらった経緯があるしな(そうなのかあ?)。
外すときには、全部まとめて外された(一部、先行したところはあったけど)。
市民が身勝手で、非協力的だったかと言えば、そんなことはない。
多くの市民は言うことをよく聞き、従ってきた。
感染症は、一部の感染者から多くに広がる特性がある。
大多数が従ってもダメなわけで、そういう事象なことは初めから分かっている。
第1波の際に、強力なブレーキを踏んで、流行を抑制できたのは、そうしなければ、いつになったら解除されるか分からないという背面の恐怖があったからだ。
医療崩壊は、何としても食い止めなければならないが、一般市民の感覚でその窮状を推し量ることは困難だ。
そこは、行政が責任を持って対応しなければならない。
非難もされるだろうし、反発も喰らうが、それは仕方ない。
守るべきものを守るために、市民は権力を預けている。
一方で、莫大な損失を被る産業や、そこで働く人々の生活も守らなければならない。
未来永劫、緊急事態が続くわけではないけれど、それを乗り切る術は必要だ。
欧米では、何の補償もなく強権を発動するが、我々の社会はもっと湿っぽいからな。
出すもの出さなきゃ、従わない・・・。
本当の緊急事態に直面すれば、有無を言わさず適用するだろうが、事態はそこまで切迫してないしな。
ぬるぬるとした駆け引きの中で、落としどころを探り続ける。
良し悪しの問題じゃなく、そういう社会なだけかもしれない。
経済がひっ迫すれば、自殺者が増えて新型コロナの死者より多くなるから、経済優先だとかウィズコロナとかいうけど、これは戦争だからな。
死者や負傷者が出るから戦争しないというわけにはいかない。
経済は、戦時下のモラトリアムで支え続けるしかない(経済を放っておいていいとは言わない)。
戦争が長期に渡れば、社会の在り方自体を変えていかなければならないかもしれない。
パンデミックを起こす感染症は、新型コロナで終わりじゃないからな。
戦うための戦闘国家としての体制を整える必要が出てくる。
もちろん、相手はちっぽけなウイルスだがな。
それと正面から戦うには、まず、身内と戦わなければならないのかも知れない。
これで、変異種にワクチンが効かなかったりしたら、オーバーシュートなんてもんじゃ済まないだろう。
先行接種しているのが、医療関係者というのも、裏目に出るかもしれない。
未知の副反応が現れて、医療崩壊を加速しかねない。
ワクチンが効かないより、そっちの方がヤバい気がするな(mRNAワクチンなら、6週間で開発可能らしいからな)。
それが分かるのは、大方の医療関係者への接種が終わった頃だったりするわけだ。
2回目の緊急事態宣言が年明けに出されるのは、確定した未来だ。
どーせ、もっと早く出しておけばということになるに決まっている。
市民が選んだ政治家の決定だからな。
その結果が自らに還ってくるのは仕方がない。
その意味では、オーバーシュートは市民の責任だろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(世界で唯一国民のモラルだけで「戦争」を戦ってきた日本、ついに特措法改正、私権の制限、罰則規定に踏み込む政府)
https://www.newsweekjapan.jp/yasukawa/2020/12/post-2_1.php
「私権の制限をできる限り行わず、緊急事態宣言にも罰則規定も設けず、大人の国民に自粛行動を期待しつつも経済活動は維持し経済の打撃を回避する。国民の自粛行動によって感染拡大による医療崩壊を避けながら時間を稼ぎワクチンの開発を待つ」
幻のような、おとぎ話のような対策も、とうとうメッキが剥がれる時が来たようだな。
浮沈子とはやや認識が異なるところもあるけど、取り上げている事例や、新型コロナ対策が犠牲なしには行えない「戦争」だと考えているところは似ている。
(英、アストラゼネカのワクチン承認 世界初)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR302C60Q0A231C2000000
「英政府は30日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表」
接種は2021年1月4日から。
(アストラゼネカ製ワクチン「杜撰な臨床試験」判明で信頼性に疑問符)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77954
「ワクチンの製造過程において一部の分量測定に差違が生じ、それを知らずに治験を行った科学者が、一部のグループには半分の量を本来の量と勘違いして接種してしまったのだという。」
そう、問題の「あのワクチン」なわけだ。
追加の治験がどうだったかの情報はない。
(アストラゼネカワクチンの全量2回投与、全量後半量より良好=英大)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-astrazeneca-oxford-idJPKBN28R2SP
「全量投与後に半量を投与する場合よりも2回の全量投与の方が良好な免疫反応が得られた」(セレンディピティ(偶然の幸運)によって行われた半量投与後に全量投与とは逆)
つまり、ワクチンの効きとしての順序はこうなる。
半量+全量>全量+全量>全量+半量
まあ、どうでもいいんですが。
なぜそうなるのか、確認されていない半量+半量はどうなのかは分からない。
全く接種しないのが一番いいなんてことにはならないよねえ?。
英国は、そんな怪しげなワクチンを承認し、5日後に接種し始める。
文字通りの感染爆発を起こし、待ったなしで藁をもつかみたいに違いないのだ。
白いワクチンでも黒いワクチンでも、もちろん、灰色だって構わないのだ(そうなのかあ?)。
新型コロナに効くなら、イワシの頭でもいい・・・。
(鰯の頭も信心から)
http://kotowaza-allguide.com/i/iwashinoatama.html
「第三者の目からはつまらないものに見えても、信心する人にとっては尊くありがたい存在になるということ。」
それ程ではないだろうからな。
アストロゼネカのワクチン(AZD1222)は、ウイルスベクタータイプで、これこそ変異種対応があるかどうかが一番気になるタイプだ。
(1章 新型コロナワクチンに適したモダリティはあるのか?)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400016/072000119/
「組換えウイルスベクターワクチン:
ウイルス自体が細胞に侵入し、細胞質で抗原蛋白質を高発現することで、液性免疫、細胞性免疫を引き起こすと考えられている。」
「一般に、1回の接種でウイルスベクターに対する抗体ができるため、2回目の接種は難しいと考えられている」
半量+全量が最適というのも、ベクターウイルスに対する生体反応が関与しているのかも知れないな。
「COVID-19には、主にスパイク蛋白質の遺伝子を組み込んだウイルスベクターワクチンが開発」
原理的には、mRNAタイプと同じで、組み込まれた遺伝子が発現してスパイクタンパクを細胞内で作り、それが抗原として認識されて細胞性免疫と液性免疫の両方を得ようとしているわけだ。
ベクターウイルス(運び屋ですな)の特性とかもあるから、少々複雑な気もするけど、毒(ベクターウイルス)をもって毒(新型コロナウイルス)を制するというのがいい(そうなのかあ?)。
ベクターウイルスにスパイクタンパクの遺伝子を組み込んでいるために、裸のmRNAより温度管理が容易というのは侮れないメリットで、全世界の開発途上国が注目している。
変異種に対応しているかどうかは分からないが、この記事を読むと不安になるな・・・。
(アストラゼネカのワクチン、コロナ変異種にも効果 研究は継続)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-astrazeneca-vaccine-idJPKBN28W2K8
「コロナ変異種について確認されている遺伝子の変化が、体内に侵入する上で重要な役割を果たす「スパイクタンパク質」の構造を変化させているようには見えず、同社のワクチンが変異種に対しても効果を発揮するだろう」
スパイクタンパクの構造が変化する変異だから問題になっているわけで、合理的な説明とは言えない気がするんだがな。
希望的観測と根拠なき楽観主義が同居して、怪しげな言い訳をしているだけに見える(そうなのかあ?)
「新型コロナウイルスの変異による影響を見極める研究が進行中」
この結果も、年明け早々になると思われる(未確認)。
モデルナが、具体的にどんな対応を取っているかは知らない。
先行する3社以外のワクチンの変異種対応については全て未調査。
対応していなければ、オーバーシュートはおろか、全面無条件降伏の可能性もある。
やれやれ・・・。
N501Y変異や欠失69-70変異に白旗を上げるのはどこなのか(まだ、白旗と決まったわけじゃありませんが)。
できれば、勝利のZ旗にしてもらいたいもんだな・・・。
(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日))
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf
「気付かないうちに感染が市中に拡がり、あるときに突然爆発的に患者が急増(オーバーシュート(爆発的患者急増))すると、医療提供体制に過剰な負荷がかかり、それまで行われていた適切な医療が提供できなくなることが懸念されます。」
「こうした事態が発生すると、既にいくつもの先進国・地域で見られているように、一定期間の不要不急の外出自粛や移動の制限(いわゆるロックダウンに類する措置)に追い込まれることになります。」
今は無き専門家会議が、緊急事態宣言の前に出した、記念碑的提言(!?)だが、全文に10回以上登場するオーバーシュート(感染爆発)が何なのかは、実はよく分からない。
例えば、一定期間(1週間とか)に、人口10万人当たり何人とか、そういう基準みたいなものはないようだ。
一応、1週間で人口10万人当たり25人発生すると最終ステージ(ステージ4)になるという基準(あくまで目安?)はある。
(今後の感染状況の変化に対応した対策の実施に関する指標及び目安について)
https://corona.go.jp/news/pdf/jimurenraku_0811.pdf
「ステージ4の指標:感染の状況:④新規報告数:25人/10万人/週 以上」
これが、我が国におけるオーバーシュートの基準かと言えば、必ずしもそうではなさそうだ。
投入できるリソースによって、その基準は変わってくるだろうし、線引きみたいなものではなく、たとえば増加の速度などに依っても評価は変わる。
事前検知が困難な突然の増加の場合(それこそ感染爆発)は、明らかにオーバーシュートなんだろうが、半年も掛けてだらだらと増加を続けて、じり貧に医療資源を圧迫してきた場合は爆発という表現は当たらないような気がする。
単なる無策の結果に過ぎない・・・。
(「抑えなければ、緊急事態宣言を国に要請も」 小池知事)
https://www.asahi.com/articles/ASNDZ5FY8NDZUTIL015.html
「年末年始のここで感染を抑えなければ、緊急事態宣言の発出を国に要請せざるを得なくなる」
東京アラートの適用を見送り、都民との約束を反故にしといて、よく言うよ・・・。
「週平均での1日あたりの感染者数は29日時点で787人」
東京都の人口1400万人でみると、人口10万人当たり1週間当たりでは39人以上になっていて、とっくの昔にオーバーシュート状態になっている。
この期に及んで、お願いレベルで済むと思うなよ・・・。
もちろん、知事と市民のコミュニケーションは重要だ。
今回の緊急会見においても、家の中でもマスクしろとか、餅食うのに近所の人呼ぶなとか、実現不可能な具体な提案もしている。
特措法改正では、従わない場合の罰則も明記される様だ。
強権を発動し、市民の権利を制限しなければ、現代のわれわれの社会は動かない。
お願いレベルで動いて損するより、天秤にかけて得する方に動くのは人情というものだろう。
浮沈子は、今まで要請とか協力で動いてきた方が不思議な気がする。
強権発動でも、実施段階で穴だらけになれば、実効は得られない。
おそらく、改正法の適用に際しては、そのあたりで匙加減が出来るような仕掛けを作るんだろうな。
規制当局と市民との暗闘が続く・・・。
どっかの国みたいに、従わなければ、即、処刑する訳にもいかんだろうし。
人権より国権と言って憚らない国もあるけどな。
真に国家の危機ということになれば、躊躇うことなく踏み切ることだろう。
そうでないのは、まだまだ余裕があるからだ。
口先介入で何とかなるという甘い見通し。
ゴーツーキャンペーンにしても、東京都は当初対象外で、ごねまくって入れてもらった経緯があるしな(そうなのかあ?)。
外すときには、全部まとめて外された(一部、先行したところはあったけど)。
市民が身勝手で、非協力的だったかと言えば、そんなことはない。
多くの市民は言うことをよく聞き、従ってきた。
感染症は、一部の感染者から多くに広がる特性がある。
大多数が従ってもダメなわけで、そういう事象なことは初めから分かっている。
第1波の際に、強力なブレーキを踏んで、流行を抑制できたのは、そうしなければ、いつになったら解除されるか分からないという背面の恐怖があったからだ。
医療崩壊は、何としても食い止めなければならないが、一般市民の感覚でその窮状を推し量ることは困難だ。
そこは、行政が責任を持って対応しなければならない。
非難もされるだろうし、反発も喰らうが、それは仕方ない。
守るべきものを守るために、市民は権力を預けている。
一方で、莫大な損失を被る産業や、そこで働く人々の生活も守らなければならない。
未来永劫、緊急事態が続くわけではないけれど、それを乗り切る術は必要だ。
欧米では、何の補償もなく強権を発動するが、我々の社会はもっと湿っぽいからな。
出すもの出さなきゃ、従わない・・・。
本当の緊急事態に直面すれば、有無を言わさず適用するだろうが、事態はそこまで切迫してないしな。
ぬるぬるとした駆け引きの中で、落としどころを探り続ける。
良し悪しの問題じゃなく、そういう社会なだけかもしれない。
経済がひっ迫すれば、自殺者が増えて新型コロナの死者より多くなるから、経済優先だとかウィズコロナとかいうけど、これは戦争だからな。
死者や負傷者が出るから戦争しないというわけにはいかない。
経済は、戦時下のモラトリアムで支え続けるしかない(経済を放っておいていいとは言わない)。
戦争が長期に渡れば、社会の在り方自体を変えていかなければならないかもしれない。
パンデミックを起こす感染症は、新型コロナで終わりじゃないからな。
戦うための戦闘国家としての体制を整える必要が出てくる。
もちろん、相手はちっぽけなウイルスだがな。
それと正面から戦うには、まず、身内と戦わなければならないのかも知れない。
これで、変異種にワクチンが効かなかったりしたら、オーバーシュートなんてもんじゃ済まないだろう。
先行接種しているのが、医療関係者というのも、裏目に出るかもしれない。
未知の副反応が現れて、医療崩壊を加速しかねない。
ワクチンが効かないより、そっちの方がヤバい気がするな(mRNAワクチンなら、6週間で開発可能らしいからな)。
それが分かるのは、大方の医療関係者への接種が終わった頃だったりするわけだ。
2回目の緊急事態宣言が年明けに出されるのは、確定した未来だ。
どーせ、もっと早く出しておけばということになるに決まっている。
市民が選んだ政治家の決定だからな。
その結果が自らに還ってくるのは仕方がない。
その意味では、オーバーシュートは市民の責任だろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(世界で唯一国民のモラルだけで「戦争」を戦ってきた日本、ついに特措法改正、私権の制限、罰則規定に踏み込む政府)
https://www.newsweekjapan.jp/yasukawa/2020/12/post-2_1.php
「私権の制限をできる限り行わず、緊急事態宣言にも罰則規定も設けず、大人の国民に自粛行動を期待しつつも経済活動は維持し経済の打撃を回避する。国民の自粛行動によって感染拡大による医療崩壊を避けながら時間を稼ぎワクチンの開発を待つ」
幻のような、おとぎ話のような対策も、とうとうメッキが剥がれる時が来たようだな。
浮沈子とはやや認識が異なるところもあるけど、取り上げている事例や、新型コロナ対策が犠牲なしには行えない「戦争」だと考えているところは似ている。
(英、アストラゼネカのワクチン承認 世界初)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR302C60Q0A231C2000000
「英政府は30日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表」
接種は2021年1月4日から。
(アストラゼネカ製ワクチン「杜撰な臨床試験」判明で信頼性に疑問符)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77954
「ワクチンの製造過程において一部の分量測定に差違が生じ、それを知らずに治験を行った科学者が、一部のグループには半分の量を本来の量と勘違いして接種してしまったのだという。」
そう、問題の「あのワクチン」なわけだ。
追加の治験がどうだったかの情報はない。
(アストラゼネカワクチンの全量2回投与、全量後半量より良好=英大)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-astrazeneca-oxford-idJPKBN28R2SP
「全量投与後に半量を投与する場合よりも2回の全量投与の方が良好な免疫反応が得られた」(セレンディピティ(偶然の幸運)によって行われた半量投与後に全量投与とは逆)
つまり、ワクチンの効きとしての順序はこうなる。
半量+全量>全量+全量>全量+半量
まあ、どうでもいいんですが。
なぜそうなるのか、確認されていない半量+半量はどうなのかは分からない。
全く接種しないのが一番いいなんてことにはならないよねえ?。
英国は、そんな怪しげなワクチンを承認し、5日後に接種し始める。
文字通りの感染爆発を起こし、待ったなしで藁をもつかみたいに違いないのだ。
白いワクチンでも黒いワクチンでも、もちろん、灰色だって構わないのだ(そうなのかあ?)。
新型コロナに効くなら、イワシの頭でもいい・・・。
(鰯の頭も信心から)
http://kotowaza-allguide.com/i/iwashinoatama.html
「第三者の目からはつまらないものに見えても、信心する人にとっては尊くありがたい存在になるということ。」
それ程ではないだろうからな。
アストロゼネカのワクチン(AZD1222)は、ウイルスベクタータイプで、これこそ変異種対応があるかどうかが一番気になるタイプだ。
(1章 新型コロナワクチンに適したモダリティはあるのか?)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400016/072000119/
「組換えウイルスベクターワクチン:
ウイルス自体が細胞に侵入し、細胞質で抗原蛋白質を高発現することで、液性免疫、細胞性免疫を引き起こすと考えられている。」
「一般に、1回の接種でウイルスベクターに対する抗体ができるため、2回目の接種は難しいと考えられている」
半量+全量が最適というのも、ベクターウイルスに対する生体反応が関与しているのかも知れないな。
「COVID-19には、主にスパイク蛋白質の遺伝子を組み込んだウイルスベクターワクチンが開発」
原理的には、mRNAタイプと同じで、組み込まれた遺伝子が発現してスパイクタンパクを細胞内で作り、それが抗原として認識されて細胞性免疫と液性免疫の両方を得ようとしているわけだ。
ベクターウイルス(運び屋ですな)の特性とかもあるから、少々複雑な気もするけど、毒(ベクターウイルス)をもって毒(新型コロナウイルス)を制するというのがいい(そうなのかあ?)。
ベクターウイルスにスパイクタンパクの遺伝子を組み込んでいるために、裸のmRNAより温度管理が容易というのは侮れないメリットで、全世界の開発途上国が注目している。
変異種に対応しているかどうかは分からないが、この記事を読むと不安になるな・・・。
(アストラゼネカのワクチン、コロナ変異種にも効果 研究は継続)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-astrazeneca-vaccine-idJPKBN28W2K8
「コロナ変異種について確認されている遺伝子の変化が、体内に侵入する上で重要な役割を果たす「スパイクタンパク質」の構造を変化させているようには見えず、同社のワクチンが変異種に対しても効果を発揮するだろう」
スパイクタンパクの構造が変化する変異だから問題になっているわけで、合理的な説明とは言えない気がするんだがな。
希望的観測と根拠なき楽観主義が同居して、怪しげな言い訳をしているだけに見える(そうなのかあ?)
「新型コロナウイルスの変異による影響を見極める研究が進行中」
この結果も、年明け早々になると思われる(未確認)。
モデルナが、具体的にどんな対応を取っているかは知らない。
先行する3社以外のワクチンの変異種対応については全て未調査。
対応していなければ、オーバーシュートはおろか、全面無条件降伏の可能性もある。
やれやれ・・・。
N501Y変異や欠失69-70変異に白旗を上げるのはどこなのか(まだ、白旗と決まったわけじゃありませんが)。
できれば、勝利のZ旗にしてもらいたいもんだな・・・。
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