襟を正す:妄想を垂れ流すこのブログも同罪だな2021年01月09日 00:48

襟を正す:妄想を垂れ流すこのブログも同罪だな


(選挙不正を言い募るトランプ支持の「カルト性」に警戒を)
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20210108-00216678/

「今は誰もが発信することができる時代だ。気軽に陰謀論を拡散している人には、それがウイルスをばらまくのに等しい行為だという自覚を持ってほしい。」

耳が痛いな・・・。

このブログでも、昨年の武漢の流行の際に、タクシーに気化爆弾を積んで市内で爆発させる妄想を垂れ流した。

もちろん、そんなことはなかったし、新型コロナは中国だけに留まらず、変異を繰り返して世界中に広がった。

全世界で15万人くらいで収まるだろうと予想していたけど、もう、何百倍にも膨れ上がっている(今見たら、速報値で8千8百万人を超えている)。

あの時、気化爆弾をつかっていれば・・・。

いやいや、そういうのがヤバいという記事なわけだ。

「根拠なき陰謀論については、面倒でも「これは間違い」「これは根拠が示されていない」と一つひとつ、こまめに、忍耐強く否定していく情報発信を続けていくことが大切だと思う。そうすることによって、カルト的思考・発散の拡散に抗いたい。」

科学的事実の裏付けなく、変異種にはワクチンが効かないとか、それはメーカーと当局と政治家の陰謀だとか、軽々しく言ってはいけないな(言ってるけど)。

一見合理的な話の様な体裁を整えて、アリもしない妄想の世界を展開するのは得意だ(自慢かよ!?)。

自ら描いた妄想の世界に踊らされて、不安になり、不眠になり、血圧が上がり、医者の世話になる(自業自得)・・・。

ひっ迫する医療財政を圧迫し、貴重な医療資源を浪費している。

非国民の最たるもんだな・・・。

米国議会に突入したテロリストを批判することは簡単だが、浮沈子自身がそれに繋がる陥穽に落ちていることも確かだ。

つーか、人間は、陰謀論とかそういう妄想に陥りやすく、流されやすく、嵌りやすい存在なのだ。

何故なら、その方が楽だから・・・。

「陰謀論には強い吸引力がある。なにしろ、「マスコミが報じない真実」であり、ストーリーとしては結構面白い。それが自分の心情や好みに適合していれば、なおさら都合がよい。」

耳鼻科にかかりたくなる程、耳が痛い話だな(まーた医療費の浪費かあ?)。

江川氏は、一つ一つ丁寧に事実を示し、或いは根拠のないことを指摘して、陰謀論に対峙すべきだという。

ファクトチェックというヤツだな。

しかし、その事実が隠蔽されていたとしたら、本当の陰謀が隠されていたとしたらどうなのか。

陰謀論に与することなく、隠された事実を暴き、妄想ではなく、しっかりとした根拠を示して世に警鐘を鳴らすことこそが、現代における報道機関の役割なのではないか。

この記事を読みながら、なんとなく、漠然と、今の時代に欠如しているものが何なのかを感じる。

本物の正義だな。

でっち上げられたまがい物の正義ではなく、人々の犠牲を強いるための為政者の道具ではない、骨太の万人のための正義だ。

そんなものがあるのかどうかさえ、浮沈子には分からないし、それこそ妄想のたまものかも知れないけど、チマチマとファクトチェックしているだけで、怪物のように肥大していく陰謀論に立ち向かえるとは思えない。

一方で、しっかりとした裏付けなく正義を振りかざすことは、一つ間違えば、別の陰謀論に陥りかねない危険もある。

石橋を叩いて壊すことなく、現実の中で橋を渡って行くには、優れた杖が必要だ。

報道に携わる人々が、地道な努力を重ねてその杖となり、雑多な情報が溢れかえる川を渡る橋を示し、導いてくれることを期待する(あくまでも他力本願!)。

そういう、陰謀論を許さない確固たる言論環境があってこそ、安心して妄想を垂れ流すことができるというものだ(そんなあ!)。

まあいい。

あまり固く考えると、疲れるからな。

ゆる~く考えて、しなやかに生きるのがよろしい。

「ひとたびその世界にハマれば、自分で情報を吟味・判断する必要はなく、自分自身を省みたり悩んだりすることもなくなって、精神的に楽でもあろう。」

「「事実」より心の中の「真実」」

正鵠を突く言葉だな。

ネットに溢れる情報に溺れ、妄想の世界に生きる浮沈子にとっては錨のようなものだ。

どこかに心のよりどころを得たい、楽して生きたい、幸せになりたい・・・。

自分のせいではなく、常に他人が悪いことにしておきたい・・・。

加害者になることなく、常に被害者でいたい(そうなのかあ?)。

少なくとも、そう信じていたい。

心の隙に付け入る話は、いくらでもある。

隙だらけの浮沈子には、そのことはよくわかる。

人間の心は弱いものだ。

鍛え上げられたプロに騙されるのは、騙された側の罪ではない。

弱肉強食の情報社会に、真に必要なのは正義だろうと改めて思う。

米国で起きていることは、民主主義への挑戦として報じられている。

民主主義が正義かどうかは知らないが、21世紀にそれを指向する風潮があることは確かだ。

実際の世界は、独裁政権下にいる国民が過半数だと言われる(どこで線を引くかという話もあるしな)。

浮沈子は、試されているのは米国が掲げる正義だと思っている。

その米国の正義の名のもとに、世界中で戦争を起こし、自らも攻撃を受け、内紛にもなっている。

正義とやらには、犠牲がつきもののようだな。

報道にも犠牲がつきものだ。

不正を暴こうとして消されたり、戦闘に巻き込まれて犠牲となったジャーナリストは数知れない。

杖となり、迷える子羊を導くのも楽じゃないのだ。

まあ、どうでもいいんですが。

今日は、浮世の雑事を離れて、心の赴くままに時間を過ごした(ボーっとしてただけじゃね?)。

夜になって、江川氏の記事を読み、少し書いてみたくなった。

このブログは、浮沈子が自分で読むための記事を書く。

数年後、この記事を読み直した自分が、何を考えるかは知らない。

どーせ、いつものように、穴があったら入りたい気分になるに決まってるけどな・・・。

30年後の世界:2021年初のファルコン9が打ち上げた衛星は何を見るのか:ホントに30年も持つのかあ?2021年01月09日 10:22

30年後の世界:2021年初のファルコン9が打ち上げた衛星は何を見るのか:ホントに30年も持つのかあ?


(ミッショントルコ5A)
https://www.elonx.cz/mise-turksat-5a/

「基本情報
・開始日: 8。1。2021 03:15 CET
・開始ウィンドウ: 4時間(02:28–06:28)(開始ウィンドウとは)
・ステータス:ミッションは成功しました
・静的点火:実行されません(静的点火とは)
・一次貨物: TürksatおよびTurkish AerospaceIndustriesによってEurostar3000EORプラットフォーム上に構築されたTürksat5A通信衛星
・貨物重量: 3400 kg
・ロケット:ファルコン9 v1.2ブロック5(すでに使用されている第1ステージB1060.4)
・目的:静止状態への移行(GTO)
・結果として生じる軌道: 288 km x 55,049 km x17.66°
・開始ランプ: SLC-40(ケープカナベラル宇宙軍基地、ケープカナベラル、フロリダ州)
・ステージ着陸の試み: 成功、JRTIオフショアプラットフォーム
・カバーをキャッチしよう:はい、半分はネットに着陸します」

「秒読み
すべての時間はおおよそです

時間/分/秒 イベント
00:38:00 SpaceX Launch Directorは、推進剤の装填を確認します
00:35:00 RP-1(ロケットグレード灯油)の装填が進行中
00:35:00 第一段階LOX(液体酸素)ローディングが進行中
00:16:00 第2段階のLOXロードが進行中
00:07:00 Falcon 9は、発売前にエンジンの冷却を開始します
00:01:00 最終的な打ち上げ前チェックを開始するようにフライトコンピューターに命令する
00:01:00 推進剤タンクの飛行圧力への加圧が始まります
00:00:45 SpaceX Launch Directorは、打ち上げに行くことを確認します
00:00:03 エンジンコントローラーは、エンジン点火シーケンスを開始するように命令します
00:00:00 ファルコン9リフトオフ
打ち上げ、着陸、展開
すべての時間はおおよそです

時間/分/秒 イベント
00:01:12 最大Q(ロケットのピーク機械的応力の瞬間)
00:02:34 1段目メインエンジンカットオフ(MECO)
00:02:38 第1段階と第2段階が分かれています
00:02:46 2段目エンジン始動
00:03:37 フェアリング展開
00:06:17 第一段階のエントリーバーンが始まります
00:08:02 2段目エンジンカットオフ(SECO)
00:08:28 第一段階着陸
00:26:51 第2段階のエンジン再始動
00:28:03 2段目エンジンカットオフ(SECO-2)
00:33:04 Turksat5Aの展開」

外連味のない打ち上げ、衛星が軽かったので、2段目のエンジンを2回吹かして、静止軌道に移る際に衛星側の負担が少ない軌道(スーパーシンクロナス・トランスファー軌道)に投入されたようだ。

(スーパーシンクロナス・トランスファー軌道:以前の記事)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/02/19/8022738

「静止衛星を上げる時に、静止軌道である3万6千キロ(35786km)より高い高度に上げてしまうという方法」

「トータルで見ると燃料の消費量は少なく済む。」

2021年初の打ち上げとしては、新味に乏しい。

このイーロンXや、ガンター、ウィキペディアの本文、その他の記事を見ても、トルクサット5Aの衛星寿命は15年(以上)となっている。

(SpaceXは2021年の最初の発売でトルコに提供します)
https://spaceflightnow.com/2021/01/08/spacex-deploys-turkish-satellite-in-first-launch-of-2021/

「エアバスによると、より効率的な電気スラスターにより、Turksat 5Aは軌道上での位置を30年以上維持でき、多くの大型通信衛星の寿命が2倍になります。」

スティーブンクラークが、どこから拾ってきたネタかは知らないが、30年という衛星寿命は驚異だ(浮沈子は初耳だな)。

エアバスは、スネクマ(サフラン)からホール効果スラスターの技術を買っている。

(Eurostar E3000:ユーロスターE3000EOR参照)
https://en.wikipedia.org/wiki/Eurostar_E3000

「2015年3月、エアバスはスネクマと衛星バスのE3000電気軌道上昇(E3000EOR)バリアント用の5キロワットPPS5000ホール効果スラスタの契約を締結しました。新しいスラスターにより、衛星の重量を最大40%削減できます。」

(PPS®5000プラズマスラスターのページ)
https://www.safran-aircraft-engines.com/space-engines/satellites/pps-5000

「約15,000時間の指定された耐用年数」

これだけじゃ分からないからな(吹かしっぱなしじゃないし、燃料搭載量、衛星質量にもよる)。

(テュルクサット5A)
https://en.wikipedia.org/wiki/T%C3%BCrksat_5A

「ミッション期間 30年(予定)」(右側のスペック欄)

「エアバスによると、軌道上での予想寿命は15年ですが、より効率的な電気スラスターにより、Turksat 5Aは30年以上軌道上での位置を維持でき、多くの大型通信衛星の寿命の2倍になります。 」(本文:30年の方の引用元はスペースフライトナウの記事)

15年なのか、30年なのか・・・。

(SpaceXがトルコ向けのTurksat5A通信衛星を打ち上げ、ロケットを打ち上げる)
https://www.space.com/spacex-falcon-9-rocket-turksat-5a-launch-success

「宇宙船は約15年間動作するように設計されており、トルコ、中東、ヨーロッパ、およびアフリカの一部にブロードバンドカバレッジを提供します。 」

ウィキスペック欄引用元のスペースドットコムの記事には、15年と明記されている。

テキトーだな・・・。

30年というのが、何処から出た話かは知らないが、それが本当なら大した話だ。

高価な静止衛星を長寿命化できれば、起動維持用の燃料を補給するという延命ビジネスにも影響を与える。

標準で15年程度は当たり前になっているから、さらに2倍になれば商売上がったりになるかも知れない(未確認)。

古い、5年寿命くらいの衛星に補給するだけになるだろう。

エアバスのページを検索しても、2017年当時のプレスリリースしか出なくて、そこには15年となっていた。

(Press Release SPACE SYSTEMS 09112017-EN:PDFをダウンロードして読むことができます。)
https://www.airbus.com/search.html?q=T%C3%BCrksat+5A#searchresult-document-all

「Both satellites are planned for a service lifetime largely in excess of 15 years.」

30年の出どころが分かればまた書く。

30年後、おそらく浮沈子は生きていないかもしれないが、昨日打ち上げられたトルコの衛星はまだ健在なわけだ。

高度35,786kmの高みから眺める地球は、その頃どうなっているんだろうか・・・。

変異種:人は転ぶと石のせいにする:米国産変異種はデボラバークスの妄想か2021年01月09日 15:29

変異種:人は転ぶと石のせいにする:米国産変異種はデボラバークスの妄想か


(おりふし【折節】 柳原愛史(Aishi Yanagihara))
https://www.facebook.com/Orifushi/posts/466153286789535/

「人は転ぶと、坂のせいにする。
坂がなければ、石のせいにする。
石がなければ、靴のせいにする。
人は、なかなか 自分のせいにしない。」

浮沈子にとっては耳の痛い格言だな。

思い出したくない過去の失敗が次々と思い出される・・・。

まあいい。

ロイターの記事を読んで、ちょっと有り得ないと思ったので元ネタを当たった。

(米国で新たな変異種拡大の恐れ、対策本部が懸念=報道)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-variant-idJPKBN29D315

「米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部は、米国内でウイルスの新たな変異種が発生し、感染が拡大している可能性があるという見解を示した。」

本当ならヤバ過ぎる話だ。

公式集計によれば、昨日、米国では27万人以上の新規感染者が確認され、過去最高を更新している。

東京都とは2桁違う規模で、話にならんけどな。

浮沈子が疑問に思ったのは、出どころがホワイトハウスという点だ。

この時期、最も怪しげな情報源の一つと言える(そうなのかあ?)。

「3日付の文書によると、この変異種は従来のウイルスより感染力が50%強い可能性があるという。」

感染力の評価は、専門的な知識が必要だからな。

何処が裏付けているのかも報じられていない。

NBCが元ネタだというので、そっちを見た。

(CDCは、コロナウイルスの非常に伝染性の高い米国の亜種の出現を見ていません。)
https://www.nbcnews.com/health/health-news/white-house-task-force-report-warns-other-possible-virus-variant-n1253566

「ホワイトハウスコロナウイルスタスクフォースの報告によると、ここ数ヶ月の米国でのコロナウイルス症例の爆発的な急増は、ウイルスのより伝染性の高い米国の亜種によって引き起こされる可能性があります。」

「ニューヨークタイムズ紙は、タスクフォースの仮説はホワイトハウスのコロナウイルスコーディネーターであるデボラバークス博士による推測の結果であると報告し、CDCは彼女にその推測を文書に含めないように促したと述べた。NBCニュースから連絡を受けたバークス博士は、コメントを控えた。」

「これまで、CDCの研究者もアナリストも、米国で特定の亜種が出現したことは見られなかった」

「タスクフォース文書は、特定の新しい菌株を特定しておらず、米国で検出されたことを確認していません。」

なんともマッチポンプな話だが、変異種のせいにしたくなる気持ちも分からなくはない。

NBCは、まんまと罠に嵌ったのかも知れない。

記事にもあるように、感染が長引くほど、多ければ多いほど変異の機会は増大する。

世界最大の感染国であり、感染者の5人に1人が米国であることを考えれば、英国や南アで変異種(感染力が増大していると言われる)が発生しているのに、米国ではそれらの変異が起こらないというのが不思議なくらいではある。

しかし、ないものはない。

鉄壁な科学の裏付けなく、妄想に駆られてはいけないな。

現時点で、米国内で感染力を増大させた変異種は確認されていない。

が、しかし、でも、だけど、それは、今後起こらないということを意味しない。

いつ起こるかは明言できないが、起こる可能性は常にある。

明日かもしれないし、10年後かもしれない(それまで流行が継続していればの話)。

知られている限り、米国の感染者(と死者)の増加は、イタリア産として知られている現行流行変異種のなせる業だ。

感染制御に失敗し続け、全世界に醜態を晒している米国人のせいだと言える。

坂のせいでも、石のせいでも、靴のせいでもない。

もちろん、架空の米国産変異種のせいでも・・・。

最近話題に登場しない米国国務長官によれば、中国のせいかもしれないけどな(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

感謝祭とクリスマス休日の影響が去って、一時はピークアウトしたかと思われた米国の感染者数と死者数は、再び増加の気配を示している。

来週辺りから、平常の統計的傾向に戻るに違いない。

PCR検査の陽性率は14パーセントに迫り、入院患者は増え続けている。

そっちの方で見る限り、ピークアウトの兆候はない。

ICUがひっ迫し、急ブレーキを踏んでいるはずのカリフォルニアでは、1日の新規感染者が3万人から5万人に戻ってしまった。

やれやれ・・・。

米国の感染者抑制策は悉く失敗し続け、ブレーキが壊れた状態で暴走を続けている。

我が国の状況も似てはいるけれど、絶対数の規模が違い過ぎるからな(本日の東京都の新規感染者は2,268人)。

単純な比較はできない。

感染力が強いと言われる変異種のせいにしたくなるのは人情だ。

まあ、感染力が著しく高まった場合、従来の感染防御策が不十分になる可能性は高い。

マスク手洗い社会的距離確保だけで十分なのかは状況による。

従来の防御策の不徹底が理由なのか、変異種の感染力の増大が理由なのか、俄かには区別できない(そもそも、区別できるかどうかも不明:未確認)。

我が国は、オリンピック・パラリンピックの開催を控え、なるべく感染者を増やしたくないし、ロックダウンの期間を短くもしたい。

感染拡大対策が中途半端になりかねないインセンティブを孕んでいる。

我が国で、感染拡大が国産変異種のせいだとかいう話が出てきた時には、一度眉唾で調べた方がよさそうだな・・・。

無症候性キャリアからの感染者は59パーセント:米国CDCの研究者が公表:隠し続けてきたその実態が白日の下に2021年01月09日 23:08

無症候性キャリアからの感染者は59パーセント:米国CDCの研究者が公表:隠し続けてきたその実態が白日の下に


何の気なしにニュースを拾っていたら、とんでもない記述にぶち当たった。

(米コロナ死者、1日で4000人超 変異種確認は8州に拡大)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN08EGA0Y1A100C2000000

「7日の1日あたり死者数は4033人」

我が国の新型コロナによる死者累計が4000人を超えた(4035人だそうです:クルーズ船13人含む)と大騒ぎしている中、米国では「1日で」4000人超が亡くなっているわけで、彼我の差におどろくばかりだ・・・。

と、与太ブログに書こうと思ってたんだが、この記事の中には爆弾が仕掛けてあった。

「米疾病対策センター(CDC)の研究チームは7日、新型コロナ感染者の半数以上は、無症状の感染者からうつったとするリポートを公表した。一定のモデルによる推計で、感染者の実例を基にした研究ではないが、ウイルス拡散を防ぐことの難しさを改めて示している。」

CDCのページを検索したんだが、何処にもそれらしきネタはない。

どっかに何か書いていないかと思って、ニュース記事を丹念に読んだらヒントがあった。

(症状のない人はCOVID症例の60%近くに広がるとCDCの研究は発見しました:研究は、多くの人々が彼らの症状に基づいて彼らが伝染性であることを知らないであろうことを示しています)
https://www.nbcboston.com/news/coronavirus/people-with-no-symptoms-spread-nearly-60-of-covid-cases-cdc-study-finds/2275909/

「木曜日にJAMANetwork Openで公開されたモデルは、前症候性、無症候性、および症候性の個人によるウイルスの拡散を評価しました。」

さっそく調べる・・・。

(COVID-19症状のない人からのSARS-CoV-2感染)
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2774707?resultClick=3

「すべての感染の59%が無症候性感染によるもので、35%が発症前の個人から、24%が症状を発症したことがない個人からのものでした。」

ビンゴだな!。

発症2日前くらいが感染のピークということは分かっている。

しかし、おそらく、完全に無症状のまま推移した感染者からの再感染は、それほど多くないと見積もられていた。

24パーセント(ほぼ4人に1人)というのは、実にショッキングな数字だ。

「症候性COVID-19の人の特定と隔離に加えて、感染拡大を効果的に管理するには、症状のない感染者からの感染リスクを減らす必要があります。」

「安全で効果的なワクチンが利用可能になり広く使用されるまで、マスクの着用、手指衛生、社会的距離、病気でない人々の戦略的検査などの対策がCOVID-19の蔓延を遅らせるための基礎となることを示唆しています。」

病気でない人々に対する戦略的検査って、何?。

「既知の症例にさらされている人(例:コンタクトトレーシング)や他の人にさらされるリスクが高い人(例:集合施設のスタッフ、頻繁に接触する人)など、病気ではない人の戦略的テストによって補完することもできます。公衆と)。」

感染者や濃厚接触者とコンタクトする人々や、ハイリスク集団(高齢者施設など)のスタッフに対して、発症の有無にかかわらず、片っ端からPCRに掛けろということか。

ワクチンが出回り始めた現在、そういうヤバイ立場の人たちについては、PCRよりワクチン接種を進めるべきなんだろうな。

無症候性キャリアの最大の集団は、学校に通っている子供たちだ(たぶん)。

米国では、野外キャンプで大規模な集団感染も起こしている。

彼らの間で発症したものは僅かだ。

つーことは、無症候性キャリアの間での感染が繰り返されたということになる。

今回の研究は、既にあるデータをグリグリして推計したものだ。

実際の感染事例を捕捉したわけではない。

それこそ、戦略的検査を実施しなければ、決して暴かれることがない話だからな。

我々は、不都合な真実から目を背け続けてきた。

医療スタッフが、次々と同僚や患者に感染させるとか、老人施設で同じようなことが起こるとかは既に事例として山ほど挙がっている。

用心に用心を重ねても、毎日PCRしているわけじゃないからな。

感染防御策に穴があったり、そもそも守られていない話は、表沙汰にはならないだけでいくらでもあるだろう。

そういえば、刑務所で90パーセントという途方もない陽性率を出した話もあったな。

無症候性キャリアからの感染が、少なくとも50パーセント以上になるという今回の推計は、深刻に受け止められなければならない。

ワクチンが全世界に普及するのは、何年も先だ。

その間に、何百万人という死者の山を築くことになる。

無症候性キャリアからの感染の割合が、無視できないほどに多いという今回の研究が示唆しているのは、我々に今できることの全てを行うべきだということなわけだ。

そして、残念ながら、現実はそうならないことも明らかだ(そんなあ!)。

不都合な真実から目をそらし続け、自分に都合の良いことだけを信じて、そのうちなんとかなるだろうとしらを切り続ける。

どっかで聞いたような話だな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(「爆発的な感染拡大を疑わせる水準」都内状況で専門家が危機感)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210114/k10012814381000.html

「高齢者の家庭内感染を防ぐためには、外で活動する家族が感染しないことが最も重要だ。無症状であっても感染リスクがあることに留意する必要がある」

定性的な表現ではあるけど、公的な機関での無症候性キャリアからの感染リスクについて、一般に啓発するのは初めて見た気がする。

もう、エビ(デンス)があるとかないとか言ってる場合じゃなくなったわけで、人を見たら新型コロナと思えという時代になったわけだ(全員に、2時間おきにPCR検査しないとな)。

マスクしててもうつるということは、既に現行の感染防御策も限界に来ているということなわけで、そろそろ、そっちの方も白旗が上がりそうだな。

厳格な外出制限(罰則付き)、公共交通機関の停止及び自家用車での移動禁止(医療機関の受診等は無料のタクシー:気化爆弾付き?)、食料品及び生活必需品の買い出しは許可制(3日に1度)になるのも、時間の問題かもな・・・。