変異種:人は転ぶと石のせいにする:米国産変異種はデボラバークスの妄想か2021年01月09日 15:29

変異種:人は転ぶと石のせいにする:米国産変異種はデボラバークスの妄想か


(おりふし【折節】 柳原愛史(Aishi Yanagihara))
https://www.facebook.com/Orifushi/posts/466153286789535/

「人は転ぶと、坂のせいにする。
坂がなければ、石のせいにする。
石がなければ、靴のせいにする。
人は、なかなか 自分のせいにしない。」

浮沈子にとっては耳の痛い格言だな。

思い出したくない過去の失敗が次々と思い出される・・・。

まあいい。

ロイターの記事を読んで、ちょっと有り得ないと思ったので元ネタを当たった。

(米国で新たな変異種拡大の恐れ、対策本部が懸念=報道)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-variant-idJPKBN29D315

「米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部は、米国内でウイルスの新たな変異種が発生し、感染が拡大している可能性があるという見解を示した。」

本当ならヤバ過ぎる話だ。

公式集計によれば、昨日、米国では27万人以上の新規感染者が確認され、過去最高を更新している。

東京都とは2桁違う規模で、話にならんけどな。

浮沈子が疑問に思ったのは、出どころがホワイトハウスという点だ。

この時期、最も怪しげな情報源の一つと言える(そうなのかあ?)。

「3日付の文書によると、この変異種は従来のウイルスより感染力が50%強い可能性があるという。」

感染力の評価は、専門的な知識が必要だからな。

何処が裏付けているのかも報じられていない。

NBCが元ネタだというので、そっちを見た。

(CDCは、コロナウイルスの非常に伝染性の高い米国の亜種の出現を見ていません。)
https://www.nbcnews.com/health/health-news/white-house-task-force-report-warns-other-possible-virus-variant-n1253566

「ホワイトハウスコロナウイルスタスクフォースの報告によると、ここ数ヶ月の米国でのコロナウイルス症例の爆発的な急増は、ウイルスのより伝染性の高い米国の亜種によって引き起こされる可能性があります。」

「ニューヨークタイムズ紙は、タスクフォースの仮説はホワイトハウスのコロナウイルスコーディネーターであるデボラバークス博士による推測の結果であると報告し、CDCは彼女にその推測を文書に含めないように促したと述べた。NBCニュースから連絡を受けたバークス博士は、コメントを控えた。」

「これまで、CDCの研究者もアナリストも、米国で特定の亜種が出現したことは見られなかった」

「タスクフォース文書は、特定の新しい菌株を特定しておらず、米国で検出されたことを確認していません。」

なんともマッチポンプな話だが、変異種のせいにしたくなる気持ちも分からなくはない。

NBCは、まんまと罠に嵌ったのかも知れない。

記事にもあるように、感染が長引くほど、多ければ多いほど変異の機会は増大する。

世界最大の感染国であり、感染者の5人に1人が米国であることを考えれば、英国や南アで変異種(感染力が増大していると言われる)が発生しているのに、米国ではそれらの変異が起こらないというのが不思議なくらいではある。

しかし、ないものはない。

鉄壁な科学の裏付けなく、妄想に駆られてはいけないな。

現時点で、米国内で感染力を増大させた変異種は確認されていない。

が、しかし、でも、だけど、それは、今後起こらないということを意味しない。

いつ起こるかは明言できないが、起こる可能性は常にある。

明日かもしれないし、10年後かもしれない(それまで流行が継続していればの話)。

知られている限り、米国の感染者(と死者)の増加は、イタリア産として知られている現行流行変異種のなせる業だ。

感染制御に失敗し続け、全世界に醜態を晒している米国人のせいだと言える。

坂のせいでも、石のせいでも、靴のせいでもない。

もちろん、架空の米国産変異種のせいでも・・・。

最近話題に登場しない米国国務長官によれば、中国のせいかもしれないけどな(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

感謝祭とクリスマス休日の影響が去って、一時はピークアウトしたかと思われた米国の感染者数と死者数は、再び増加の気配を示している。

来週辺りから、平常の統計的傾向に戻るに違いない。

PCR検査の陽性率は14パーセントに迫り、入院患者は増え続けている。

そっちの方で見る限り、ピークアウトの兆候はない。

ICUがひっ迫し、急ブレーキを踏んでいるはずのカリフォルニアでは、1日の新規感染者が3万人から5万人に戻ってしまった。

やれやれ・・・。

米国の感染者抑制策は悉く失敗し続け、ブレーキが壊れた状態で暴走を続けている。

我が国の状況も似てはいるけれど、絶対数の規模が違い過ぎるからな(本日の東京都の新規感染者は2,268人)。

単純な比較はできない。

感染力が強いと言われる変異種のせいにしたくなるのは人情だ。

まあ、感染力が著しく高まった場合、従来の感染防御策が不十分になる可能性は高い。

マスク手洗い社会的距離確保だけで十分なのかは状況による。

従来の防御策の不徹底が理由なのか、変異種の感染力の増大が理由なのか、俄かには区別できない(そもそも、区別できるかどうかも不明:未確認)。

我が国は、オリンピック・パラリンピックの開催を控え、なるべく感染者を増やしたくないし、ロックダウンの期間を短くもしたい。

感染拡大対策が中途半端になりかねないインセンティブを孕んでいる。

我が国で、感染拡大が国産変異種のせいだとかいう話が出てきた時には、一度眉唾で調べた方がよさそうだな・・・。

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