年に2回の大掃除:ロックダウンでウイルス駆除:緊急事態宣言はワクチンによる集団免疫獲得まで続く恒例行事か2021年01月14日 08:56

年に2回の大掃除:ロックダウンでウイルス駆除:緊急事態宣言はワクチンによる集団免疫獲得まで続く恒例行事か


(都内1日500人で感染対策緩和 2か月以内に再拡大も 西浦教授)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210114/k10012813311000.html

「緊急事態宣言では、感染者数を思い切り減らしたほうが、効果は大きくなる。長期的な見通しを考えながら宣言の在り方や解除の基準を考えるべきだ」

どれだけ厳しいロックダウンを掛け、100人を切る新規確認感染者にしたところで、数か月経てば元の木阿弥・・・。

昨年春先の第1波の際にも、殆ど感染者が出なくなるまで追い込んだのに(少なくとも暫くは50人未満)、その後の再流行が拡大して、東京都は2000人を超える感染者を記録することになった。

やれやれ・・・。

年に1度では間に合わないということだな。

少なくとも、ワクチンによる集団免疫が成立する5年後くらいまでは、年に2回くらいの非常事態宣言(恒例?)をしてもらって、ウイルスの大掃除をしなければならない。

変異種(最近は、変異株と表記するのが流行っているらしい)の出現によって、ワクチンが効かなくなるようだと、更に長期化することも予想される。

長期戦だ。

感染者も死者も、今とは比較にならないほど多くなる。

医療資源の枯渇を指標にして動いている現在の状況は、あまりにリスキーな気がする。

ギリギリまで粘ってロックダウンするのではなく、恒例行事らしく、きちんとした見通しの下に、余裕をもって緊急事態を宣言するのがよろしい(それって、緊急事態なのかあ?)。

つーか、緊急事態の前の段階として、知事の権限で地域限定で施行できるミニ緊急事態宣言を置くのがいい感じだな。

それで火消しが出来ない時に、広域的、全国的にロックダウンをして水をぶっかける。

東京アラートとか、本来はそういう仕組みだったんだろうが、いろいろ骨抜きにされて十分機能しないままに消え去った。

古今未曽有の事態だから、最初から制度的に完全なものなどできない。

試行錯誤を繰り返して、現実にあった制度に作り変えていくプロセスを確立するのがよろしい。

制度作りの制度かあ・・・。

情報の開示と市民参加の仕組みで、制度が機能する基盤を強固にしておくことも重要だな。

その意味では、解散総選挙は早めにした方がいいに違いない。

まあ、いろいろ総合的に判断するだろうけどな。

ワクチン接種の開始、オリンピック・パラリンピックの開催、新型コロナの流行の終息が見えてきた段階で打つのが筋だが、少なくとも年内の終息が見込めない中では、そう上手くいくわけはない。

ワクチン接種の遅れ、オリパラの中止、今期ロックダウンの効き目が切れて、再度感染が爆発したタイミングで総選挙に追い込まれるという最悪のタイミングという可能性もある。

そういう状況の下での選挙では、市民は正確な情報による判断はできないからな。

ロックダウンして、世間が冷え切っている今こそ(冬だし・・・)、冷静な判断が可能なわけで、選挙に最適なタイミングだと思うんだがな。

まあ、どうでもいいんですが。

「東京都内の感染者数が1日500人になった段階で対策を緩和すると、2か月以内に再び感染が拡大するというシミュレーション」

たぶん、絵に描いたようにこのパターンになる可能性が高いけど、学習能力が低い我々は、何度か経験を繰り返さないと、最適解を得ることはできないだろう。

その度に、政権が入れ替わるくらいの政治的な感度があればいいけど、そういう風にはならないだろうな。

医療も経済もロックダウンも、新型コロナに合わせて再設計する必要がある。

ワクチンが出来て、集団免疫が成立して、このコロナ禍をなかったことにして、景気浮揚を図ろうなどという絵に描いた餅は何処にもない。

たとえワクチンが効かなくても、集団免疫が出来なくても、コロナ禍が続いても、経済を持続可能な状況に持ち込む必要がある。

地球温暖化の話と似ている。

化石燃料を燃やさず、二酸化炭素の排出をゼロにしても、人類の活動が持続可能な仕掛けを作る・・・。

新型コロナ程度に対応できないで、地球温暖化などに対応できるわけはないだろう?。

米国は、どちらにも対応できないまま、世界最悪の状況の中で政権が変わることになる(政権交代のドタバタも最悪だけどな)。

まあ、政権が変わっても、出来ることに違いはないかもしれない。

変異種先進国(?)の欧州も似たり寄ったりだ。

盟友トランプを失うことになるブラジルはどうなるんだろうな。

インドは最近感染者が激減して、ブラジルに抜かれるのは時間の問題になってきている。

米国の首位は揺るがないが、2位争いは近い将来デッドヒートになるだろう。

問題は、武漢株の発祥地と目される中国だな。

変異種(変異株)の国内流入に神経をとがらせているようだが、国内の再流行の兆しも出ている。

世界的に無症候性キャリアが注目を集める中(今さらですが)、臭いものにふたをし続けてきたツケを、どういう形で払うことになるのか。

感染を抑え込んだら為政者の手柄、まん延したら市民のせいという構図が変わらない限り、無症候性キャリアによる感染が日の目を見ることはない(そういうことかあ?)。

毎日、10億回のPCR検査を行わない限り、その実態を掴むことはできない。

変異し続けるウイルスと、イタチごっこのワクチン接種、恒例となるロックダウンと、構造改革を余儀なくされる社会と経済。

それは、最悪のシナリオとしてではなく、現実として真面目に考えなければならない有り得るシナリオになりつつあるのかも知れない。

このブログでとり上げてからほぼ1年。

浮沈子はまだ生きているし、こうしてブログを書き続けられている。

抗体検査を受けたわけではないけれど、幸いにして新型コロナに罹患した兆候はない。

棲息する東京都は、緊急事態宣言下にあるが、日々出歩いている(隣の国なら銃殺だな)。

まあいい。

見えてきたのは、ワクチンの普及と変異種(変異株)の拡散速度との競争だ。

ロックダウンというカンフル剤を打ち続ける中、もしも変異種の拡散速度が勝るようなら、そして、社会経済の構造変化が成し遂げられずにモラトリアム状態が続くなら、あまり嬉しくない状況に陥るに違いない。

そして、たぶん、その公算は決して低くはないだろう。

変異種が広がる前に、きっちりとロックダウンしてで拡散を抑え、ワクチンを片っ端からうち続けて集団免疫の獲得を図らなければならない。

感染の流行が続けば、新たな変異種を生み出し、ワクチンの効果は阻害される。

振出しに戻る可能性もある。

もしも、ワクチンに何らかの問題(副反応やキレや持ちなど)が明らかになれば、それも嬉しくない話になるしな。

10年掛かると言われたワクチンを手にしたわけだから、早いとこ160億回(2回接種)くらいうちまくって、集団免疫を手に入れないとな。

それまでに、政権が10回くらい変わり、ロックダウンも同じくらい繰り返され、近所のレストランが軒並み廃業に追い込まれるのは、想定の範囲内だ(コンビニは生き延びてもらわないと困るけどな)。

最悪の事態(ワクチン効かず、変異種バンザイ!)になれば、浮沈子が生きている間にコロナ禍は終息しないことになる(つーか、コロナに罹って死んじまうかも)。

100年続く、新型コロナの時代(もう、新型とは言わないだろうけど)。

やれやれ・・・。

今朝の妄想は悲惨だな。

「宣言が解除となって対策が緩和され、実効再生産数が1.1に戻ったと仮定するとおよそ1か月半後の4月14日には感染者の数が再び1日1000人超える水準に戻った」

早期の宣言解除が、流行の再現を早めるというショートサイクルモードでいくのか、ゆるーいロックダウンのまま、長期の宣言を続けていくのか、全面的なロックダウンを掛けて、長い効き目を期待するのか。

世代間での問題もまた、事態を複雑にしている。

若い人ほど感染しているけど、症状は軽く済み、感染防御には疎い。

ジジババは、感染者の割合は必ずしも多くないが、症状は重く、感染防御には敏い。

まあ、浮沈子みたいに、疎いのも大勢いるけどな。

そういうのが、感染して重症化し、死んじまうのは自業自得だから、若いもんは余計疎くなる。

ロックダウン掛けて減らしたって、直ぐに元の木阿弥になる。

第1波が終わって、第2波が立ち上がるまでは、およそ1か月くらいだったからな。

数理予測でなくても、経験的に納得できる。

罹患する方は、あんま経験したくないけどな・・・。

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