人体というセンサー:米国入院患者数の推移から第3波のピークアウトを読む2021年01月15日 10:02

人体というセンサー:米国入院患者数の推移から第3波のピークアウトを読む
人体というセンサー:米国入院患者数の推移から第3波のピークアウトを読む


世界最大の感染国である米国の、新規感染者数と死者数を追っている(全世界の感染者のうち、5人に1人は米国人:報告ベース)。

感謝祭の休日とクリスマス休暇による乱高下の後、どうも20万人くらいで安定しそうな気配を示し始めた。

まだ、週の半ばだし(水曜日までの実績を見て書いています)、今後の推移を見極めるのには時期尚早という気もするけどな。

死者数は、堅調に増加していて、4000人台が定着しそうな気配だしな(3月末に累計50万人突破確実!)。

やれやれ・・・。

ウィキの統計グラフは、別ページに追いやられてしまって、浮沈子が注目していた入院患者数の推移グラフの更新も滞り始めた。

で、引用元のグラフを見ると、思った通り増加から減少に転じ始めている(画像参照)。

(US Currently Hospitalized)
https://covidtracking.com/data/charts/us-currently-hospitalized

報告日ベースの新規患者数は、検査実績や陽性率などに左右されるし、感染の実態は殆どが軽症か無症候性キャリアだからな。

ノイズが大きく、漏れもあり、疾病の影響を捉えにくい。

入院患者数だって、病床がひっ迫してくれば圧力を受けるし、伸びが鈍化したことを持ってピークアウトが近いとすることは必ずしもできない。

年齢階層別の重症度が異なる疾病だしな。

しかし、まあ、人体というセンサーを使って、一定の重症度以上の傾向を見ることは可能だ。

米国のように、医療へのアクセスが一定程度保証されている国では、重要な指標とすることができる。

今週から来週にかけて、新規感染者の方でもピークアウトの兆候が表面化してくるに違いない。

米国の第1波の際には、新規感染者数の立ち上がりよりも、入院患者数の立ち上がりが早いという現象が見られた。

検査態勢が追い付かず、入院してから検査することになっていたのかも知れない(未確認)。

CDCが配布した検査試薬が役立たずだった話もあるしな。

第2波でも、入院患者数は5月中旬から増加に転じているが、新規感染者数が増加し始めるのは6月中旬と、1か月も遅れている。

死者数は遅行指標だから、7月上旬からの増加ということになる。

チェックしていないけど、新規感染者数より入院患者数との相関が高いに違いない。

第3波の立ち上がりを見ると、入院患者数が8月下旬、新規感染者数が9月中旬、死者数が10月中旬と、セオリー通り。

ピークアウトはどうか。

第1波は、入院患者数が3月中旬、新規感染者数が4月上旬、死者数が4月中旬と、まあまあ、想定の範囲内。

第2波は、それぞれ、6月中旬、7月中旬、7月下旬と、いい感じになっている。

第3波がどうなるかは分からないが、入院患者数の推移は、感染者数の先行指標になっている感じだ(そうなのかあ?)。

重症化しやすい高齢者や持病持ちの人体という鋭敏なセンサーが感知する、新たな流行の兆しということになる。

ピークアウトにしても、同様の傾向があるというのが面白い。

爆発的ではないけど、増加し続けている新規感染者数や死者数の一方で、減少に転じた米国の入院患者数が、第3波のピークアウトの先駆けとなるのかどうか。

それとも、今回は、何かのノイズを拾っているに過ぎないのか。

結果が見えてくるのは1か月後くらいだからな。

もっとも、その頃には変異種(変異株)が跋扈していて、第4波と区別がつかなくなっているかもしれないな・・・。

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