節分:2月2日は稀:梅一輪ほどの暖かさ2021年02月02日 17:39

節分:2月2日は稀:梅一輪ほどの暖かさ
節分:2月2日は稀:梅一輪ほどの暖かさ


今日は節分。

(節分)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E5%88%86

「雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日」

つーことは、明日は立春なわけだが、朝方は雨が降っていてまいった。

今日は、浮世の雑事の前に、フィットネスに行こうと思ってたんだがな。

幸い、出かけるころには上がって、自転車をこいで坂を上る。

坂の途中のお宅の塀越しに、白い梅の花が咲いていた。

雨上がりのみずみずしい空気の中で、ひときわ輝いて見えた。

(うめいちりん いちりんほどの あたたかさ)
http://www.kangin.or.jp/learning/text/poetry/s_D2_18.html

「寒梅が一輪だけ咲いた。その花を見ていると、まだ冬だけれど、わずかながら一輪ほどの暖かさが、もう感じられるようだ。」

季語は梅(通常は春)だが、寒梅は冬の季語とされる。

立春前日の節分に相応しいかも。

天気が回復するにつれて気温も上がり、今日は15度を超えた。

帰りの自転車は、少し汗ばむほど。

自転車ほどの暖かさ(「二輪」車だから、2倍かあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

2月2日の節分というのは珍しいそうだ(豆播く代わりに豆乳を買ってきて飲んだ:歯が悪いので?)。

(今年の節分が124年ぶりに2月2日のワケ
恵方巻の方角は?)
https://weathernews.jp/s/topics/202101/280115/

「節分が2月3日以外となる主な年:
・1897年:2月2日
・1984年:2月4日
・2021年から4年ごと:2月2日
・2057年:2月2日
・2058年:2月2日」

暫くは、4年毎に2月2日の節分となるわけか。

まあいい。

梅の花を見た時に嵐雪の句が浮かんだんだが、誰の作かは覚えていなかったな。

(服部嵐雪)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%8D%E9%83%A8%E5%B5%90%E9%9B%AA

「松尾芭蕉の高弟。雪門の祖。」

梅を「むめ」と読むと書いてあるページもある。

(梅一輪一輪ずつの暖かさ)
https://wood.co.jp/6-bunka/kotowaza/kotowaza68.html#

「元の句は 「梅(むめ)一輪一輪ほどの暖かさ」」

(服部嵐雪
『玄峰集』)
http://urawa0328.babymilk.jp/haijin/genpousyuu.html

「梅むめ一輪一りんほとのあたゝかさ」

ここでは、春の部に入れられているようだ。

梅の読み方について、蘊蓄を垂れているページもある。

(「連濁はいつ起こるのか?」)
http://ichhan.sakura.ne.jp/rendaku/rendaku8.html

「梅咲きぬ どれが梅(むめ)やら 梅(うめ)ぢややら」

「古来「梅」の表記は「うめ」で、その後「むめ」にかわった」

方言などでは、今も「むめ」(つーか、「んめ」に近いか)というところもあるようだ(京都など)。

先日、変異種と変異株の話を書いたが、うめがむめになったところで、本質は何も変わらない。

春に先駆けて咲く一輪の梅の花の健気さ・可憐さに、暖かい季節が到来する予感・期待を寄せて詠んだ句だ。

梅と桃の違いが分かっていない浮沈子だが、桜が咲くころには暖かさも本物になっているに違いない(追加参照)。

今年の冬は、第3波(東京はピークアウトしたようですが)もあって、寒さが一層身に染みて堪えた。

春になれば、全てが上手くいくというわけではないだろうが、事態が少しでも好転してくれることを切に願う(緊急事態宣言は桃の季節まで延長の様です)。

やれやれ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(「桜・桃・梅」の違いがもう混乱しない!見分け方・花びら・開花時期・花言葉)
https://allabout.co.jp/gm/gc/220649/

「「ママ、あの花なあに?」 「桜よ」 (本当は梅です)」(爆!)

「【基本的に花の咲く順番】
■梅 → 桃 → 桜」

「いずれもバラ科」

「梅と桃と桜の花の違い~花のつき方と花びらの形:
■梅:花芽が1節につき1個、花びらの先が丸い
■桃:(花芽が)1節につき2個、花びらの先が尖っている
■桜:花芽が房状、花びらの先が割れている」

詳細は記事をお読みいただきたい。

「また、梅の花は香りがよいのが特徴で、夜の闇でも馥郁(ふくいく)たる香りがたのしめるため「夜の梅」「月の梅」「闇の梅」などが春の季語になっています。」

どれどれ、今夜は久しぶりに夜の散歩でもしてこようかな・・・。

春の梅 夜な夜な よたりよたりかな (浮沈子:「春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな」へのオマージュに・・・なってねえ!)