変異種:抗体依存性感染増強:ADEへの懸念は合理的だがしっかりと監視されているハズ?2021年02月22日 09:25

変異種:抗体依存性感染増強:ADEへの懸念は合理的だがしっかりと監視されているハズ?
変異種:抗体依存性感染増強:ADEへの懸念は合理的だがしっかりと監視されているハズ?


先日来、ADE(抗体依存性感染増強)について、いろいろ調べている。

特に、ワクチンと変異種との関係で、変異前のウイルスを対象に開発されたワクチンをうってから、変異種に感染した場合の重症化が心配なわけだ。

それについての直接の知見は確認できていないが、別の意味での安心材料もある。

ADEという現象は、ワクチン開発において最も注意深く観察されている有害事象の一つであるということだ。

つまり、開発時点でADEが観察された場合は、その時点でワクチン開発がストップすることになる。

現在、流通しているワクチンは、少なくともそういう関門を通過して、不特定多数に接種を認められているわけだ。

さらに、接種後の経過観察においても、接種直後の副反応と共にフォローされている現象ということになる(たぶん)。

少し安心した。

ただし、浮沈子の懸念が消えたわけではない。

ADEについては、未解明な点が多く、ウイルスとワクチンの取り合わせについても定見がない。

細胞性免疫を賦活する効果があるワクチンがADEを抑制するとか、非中和抗体とウイルスの結合体が悪いとか、マクロファージが悪さをするとか書いてあるが、きちんとした説明はない(浮沈子が分かっていないだけかも)。

確かなことは、変異種が取りざたされる前までの治験段階でADEが確認されていないということだけ。

(抗体依存性増強)
https://en.wikipedia.org/wiki/Antibody-dependent_enhancement#Culture_and_society

「ADEは、コロナウイルスワクチンの開発中の動物実験で観察されていますが、2020年12月14日の時点で、ヒトワクチン試験での発生率は観察されていません。」

ワクチン接種開始から2か月が経って、その間、どれだけの人が感染し、そのうちどれだけの人が変異種に感染したかは知らない。

浮沈子の懸念は、ワクチンと変異種の組み合わせが、ADEを誘発する非中和抗体とウイルスの組み合わせ生み出し、変異種に感染した際に重症化するのではないかということだから、そういう事例がみられるかどうかというのが最大の関心なわけだ。

そして、それはワクチン開発者にとっても、各国の保健当局にとっても重大な関心事であるはずだ(未確認)。

そのことを認識できたことは、少し安心材料にはなった。

我が国では、あまり反ワクチン運動というのは聞かないけど(無関心というのはあるかも)、ウィキの記述を見たりすると海外では盛んなようで、ADEもその材料として使われているようだ。

新側コロナワクチンの接種は、メリットとデメリットを天秤に掛け、社会的な利他的行為も含めて、個人の判断に委ねられている。

保健当局がADEに関する情報を意図的に隠蔽しているのではないかという当初の不満は消えたわけではないけど、少なくともワクチン開発において無視されているわけではない(断定的)。

情報の出しようによっては、無用の不安を煽ることになるので、慎重になっているのかも知れないが、積極的にネガティブな情報を出していく姿勢の方が信頼を得ることに繋がるのではないか。

少なくとも、浮沈子は、その方が安心出来る気がする。

先日電話したコールセンターの回答では、ADEについて新たな知見が明らかになれば公表するということだったので、それを信頼するしかない。

今のところ、そういう話はない。

この件、とりあえず、現状報告みたいだがヨタ記事として上げておく。

もちろん、何かあれば、絶対にまた書く。

<以下追加>----------

(抗体依存性増強およびSARS-CoV-2ワクチンおよび治療法)
https://www.nature.com/articles/s41564-020-00789-5

ade+vaccineでググると上位に表示される。

画像は、この論文から拝借した(なんとなく眺めているだけで、理解しているわけではありません)。

(コロナワクチン いつ、どう接種 10のQ&A:3ページ目)
https://www.sankei.com/life/news/210215/lif2102150027-n3.html

「抗体が症状を悪化させる抗体依存性感染増強現象(ADE)が起きる可能性も低いとみられている。」

「抗体依存性感染増強」で検索すると、産経は何本か記事があり、ワクチン開発でADEが懸念されていることを認識しているようだ。

(ワクチンの有効性・安全性と副反応のとらえ方について)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000680224.pdf

「ワクチンによっては、抗体依存性増強(ADE)など重篤な副反応が発生することもありうる。ワクチンの接種にあたっては、特に安全性の監視を強化して接種を進める必要がある。」(13ページ目)

8月21日時点での政府資料だが、ワクチン開発の当初からADEに対する強い認識があることが確認できる。

調べた中で、いくつかのネタを見ていると、専門家の間では当然のこととして注目されているし、メディアも扱っていないわけではない。

浮沈子が妄想を育んでいる、変異種との取り合わせについてはこれといった記事はヒットしない。

(ワクチン開発、急ぐべきでない 免疫学の第一人者が警鐘)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/47729

「ADEは個人差も大きく、宮坂さんは「安全性や予防効果は、大規模な接種から1年程度経過しないとわからない」とみている。」

余りにも有名な記事の一つだが、宮坂氏は悪玉抗体という用語で、分かりやすい説明をしている。

(最新免疫学から分かってきた新型コロナウイルスの正体―宮坂昌之・大阪大学名誉教授)
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/highlight/20201225_e01/

「猫もコロナウイルスに感染するのですが、ウイルスのワクチンを作って猫に接種したところ、病気はむしろ悪くなりました。調べてみると、抗体はたくさんできているものの、多くは悪玉抗体だったのです。」

浮沈子に理解できるのはこのレベルの話だ。

「最後にもう一つ、コロナに関して正しい知識を得ること。それが「怖がらずに恐れる」ということになります。筋道を立てて考える習慣をつけることが、このウイルスに対しては最も大事なことです。それができると、自分自身に「アラート」を出せ、自分の身は自分で守ることにつながると思います。」

けだし正論だな・・・。

<さらに追加>----------

(抗体依存性増強作用とコロナウイルスワクチン)
https://blogs.sciencemag.org/pipeline/archives/2021/02/12/antibody-dependent-enhancement-and-the-coronavirus-vaccines

「バリアントはどうですか?:
・・・
有効性の低下はごくわずかです(そして、ADEについて心配し始めるには間違いなく十分ではありません)」

「結論:
・・・
前臨床動物実験の間にADEの兆候はありません。人間の臨床試験中は兆候はありません。集団への最初のワクチンの展開中は兆候はありません。そして(これまでのところ)世界のさまざまな地域の変異株でさえ、ADEの兆候はありません。このパンデミックでは心配事がありますが、今日私が知る限り、抗体依存性感染増強はその1つではないようです。」

ちょっと一安心だな。

それにしても、反ワクチンキャンペーンの人たちも、いろいろ勉強しているようだ。

浮沈子は、自分自身の判断のために情報を集めているだけだが、中途半端な情報に振り回されて、あらぬ妄想を育むことにおいては引けを取らない(んなもん、自慢になるかよ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

引き続きアンテナ張って、何かあればまた書く(つーか、たぶんADEが出たりしたら、世界中がひっくり返るからみんな気付くけどな)。

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