変異種:再感染:新たなキーワードになるのか ― 2021年02月25日 21:15
変異種:再感染:新たなキーワードになるのか
新型コロナに罹っても、持続的免疫が得られずに再感染することについては以前から指摘されている。
ただし、これまで遺伝子解析によって、 異なる感染源からの再感染であることが確認された症例は僅かだった。
全世界の1億人以上の感染者に対して数百人程度だ。
もちろん、実数はもっと多いと思われるけど、それにしても例外扱い。
一度罹ればある程度の期間免疫が持続して、罹り辛くなるというのが業界の常識だったわけだ(そうなのかあ?)。
ワクチンだって、そういう前提で開発され、そういう期待を込めて接種が続いている。
本格的な接種が始まって2か月余り。
まあ、まだ効果は持続しているだろうが、やがてその効き目が切れる日が来る。
問題は、その期間がどれくらいなのかという点だろうな。
新型コロナは、コロナウイルスによる呼吸器系を中心とした感染症で、風邪の原因の一つと言われる季節性コロナウイルス感染症とは兄弟のようなものだ。
風邪は年中引くし、繰り返して罹ることについて何ら不思議とも思わない。
それが当たり前と思っているけど、そうであれば、新型コロナに毎年罹るようになることも不思議ではないかもしれない。
抗体価が減少していき、やがて、再感染する程度に下がって罹患する。
無症候性キャリアが感染力を持つ疾病だからたちが悪い。
ワクチンで発症予防効果が得られたとしても、感染予防効果が不十分ということなら、ワクチン接種が無症候性キャリアを増加させることに繋がりかねない(未確認)。
英国やイスラエルでは、継続的にPCR検査を行って、ある程度の感染予防効果が確認されるようになっているけど、それが十分かどうかは分からない。
変異を繰り返すコロナウイルスが、変異によって免疫をすり抜けるリスクもある。
(8月に感染した患者、半年過ぎてまた感染…県「一定期間過ぎると抗体減る」)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210223-OYT1T50117/
「一度感染しても一定期間が過ぎると抗体が減り、再感染することがあり得る」
(イタリアで新型コロナに再感染した患者の初の死亡例確認)
http://j.people.com.cn/n3/2021/0210/c94638-9818035.html
「イタリアでは、変異株も引き続き猛威を振るっている。」
(【新型コロナ】アジア各地でワクチン接種開始、NY市の変異株に懸念)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-24/QP1SK0T1UM1A01
「南アフリカ共和国では新型コロナの再感染例が約4000件見つかった。ワクチン諮問委員会のトップが明らかにした。」
浮沈子がぶっ飛んだのは、この桁違いの数字だった。
南アでは、変異種が主勢を占め、再感染のための土壌は整っている。
調べていくと、いろいろな記事にぶつかった。
(「コロナワクチンに期待しすぎてはいけない」免疫学者が断言する厳しい現実
抗体があっても「再感染」し得る)
https://president.jp/articles/-/41706?page=3
「いちど新型コロナに感染した人が、数カ月後に再度感染したという事例が出始めているのです。再感染は、1回目の感染でできた抗体が減ってしまうことにより起きていると考えられます。」
「新型コロナではないのですが、4種類の季節性コロナウイルスについて、35年にわたって再感染を調べた研究が発表されました(5)。それによると、再感染は最初の感染から6カ月くらいから確認され始め、12カ月では頻繁に発生していたということです。」
ほほう・・・。
で、例によって原論文に当たる。
(季節性コロナウイルス防御免疫は持続しません)
https://www.nature.com/articles/s41591-020-1083-1?fbclid=IwAR1_yXe66j8D_PEUumpuFCXsARj6m0K7irZ54Orfmp1Gw3_BF3rtMXdRTbc
「現在のコロナウイルス病2019(COVID-19)のパンデミックにおける重要な未解決の問題は、獲得免疫の持続時間です。」
「4つの季節性ヒトコロナウイルスによる感染からの洞察は、すべてのヒトコロナウイルスに適用可能な共通の特徴を明らかにするかもしれません。健康な個人を35年以上監視し、同じ季節性コロナウイルスによる再感染が感染後12か月で頻繁に発生することを確認しました。」
まあ、これも例によって、浮沈子に分かるのはここまでで、あとはさっぱり・・・。
過去にさかのぼって、特定の10人(最終的にデータが使えたのは8人?)がどのくらいの頻度で感染し、その際の抗体価がどうだったかを調べている。
(拡張データ図6:感染後の抗体枯渇のカプランマイヤー曲線。:画像の引用元)
https://www.nature.com/articles/s41591-020-1083-1/figures/7
検体採取の間隔が半年くらいなので、そのタイミングでの減少が大きく出るのは当然かもしれない。
新型コロナが発生してから1年以上経った。
欧州に拡散してから数えても、ほぼ1年だからな。
そろそろ、再感染が本格化してもいい頃かも知れない。
自然感染と、mRNAワクチンとの兼ね合いの問題もある。
9割以上と言われる発症予防効果を示すワクチンが、自然感染と比べてどうなのか。
ワクチンうって感染するということは、再感染みたいなもんだからな。
今のところ、重症化の話はあまり聞かない。
むしろ、重症予防効果が謳われている。
幸いなことに、ADEも見られていない。
既に、ワクチンを接種した人口は自然感染者を上回っているから、今後注目すべきは再感染者ではなく、ワクチン接種者の初回感染ということになる。
我が国では、オリパラの開催とかワクチンの供給が焦点の一つだが、世界的には一地方の一過性の話に過ぎない。
今後、新たに大量供給されるウイルスベクターワクチンや組み替えタンパクワクチンが、どれ程の期間有効で、再感染(ワクチン接種後の初回感染含む)を抑制してくれるかも問題だな。
米国では、新型コロナは再感染を繰り返す風土病になる可能性もある。
(米国はコロナの集団免疫を獲得できない、元FDA長官が発言)
https://forbesjapan.com/articles/detail/39960?utm_source=YahooNews&utm_medium=referral&utm_campaign=yahoonews
「私はこの国が完全な集団免疫に到達するとは思わない」
「この病気は、はしかや天然痘とは異なっている。コロナは今後も低いレベルで循環し続けることになるだろう」
「全ての人々が完全な免疫を獲得していない場合でも、新規感染者の数は今後も減少し続けることが予測できる」
ワクチン接種者の割合(たぶん半分以下)とか、たぶん、そういうことなのかもしれないが、米国では強制的にワクチンをうちまくるわけにもいかないからな。
しかも、毎年うたなければならないとなると、集団免疫の獲得はさらに遠のく・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
短期的には楽観的な状況が生まれつつある。
当初、10年は掛かると思われていたワクチン開発に1年未満で成功し、予想を超える効果を発揮している。
世界の感染者の増加の勢いは減少に転じ、今のところ、変異種の脅威も限定的だ。
ワクチンの効果に対する逃避変異(E484K)に懸念はあるが、世界の大部分の地域では変異前のウイルスが感染を続けている。
複数のタイプのワクチンが製造され、供給量も増えつつある。
再感染の懸念が表面化するまでには、ひょっとしたら相当程度抑え込めるかもしれない。
再感染の話は、マナウスでも起こっている。
(新型コロナ変異株と再感染リスク、ワクチン効果との関係 現時点で分かっていること)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210207-00221408/
「集団免疫を達成していたブラジルのマナウスで再流行」
掲載誌ランセットが掲げた再流行の理由は、以下の4点。
「①第1波でのマナウス住民の感染率が高く見積もられていたため
②第1波から9ヶ月経過しており新型コロナの免疫が減衰しているため
③変異株P.1は過去の感染による免疫に抵抗性を持つため
④変異株P.1は過去の新型コロナウイルスよりも強い感染性を持つため」
①以外は、再感染の可能性を示唆している(④はビミョーか)。
変異種は、自然感染による免疫に対しても再感染のリスクが拭えない。
やれやれ・・・。
南アといい、ブラジルといい、変異種の話題が絶えないが、変異種御三家の筆頭(?)である英国における再感染の話は聞かない。
(英国の新型コロナウイルス変異、ワクチン効果に影響も)
https://www.cnn.co.jp/world/35165980.html
「E484Kの変異は、英国の変異種「B.1.1.7」株の少なくとも11の検体で新たに検出された。」
「感染力の強い変異種がワクチンに対してある程度の耐性を獲得したり、過去に感染した人が再感染しやすくなったりする恐れもある。」
「この展開が、英国や世界の新型コロナウイルス感染状況に重大な影響を及ぼすのかどうか予測するのは時期尚早だと専門家は指摘する。」
そう、まだ分からないことだらけだな。
自然感染やワクチン接種からの時間経過に伴う免疫の低下、逃避変異を獲得した変異種の拡散や新たな変異の増加、ワクチン普及に伴う社会政策の後退などによって、再感染リスクは増大する。
この手の記事の末尾には、だから、基本的感染対策が必要というのが定番として書かれている。
いわく、マスクの着用
いわく、手洗いの励行
いわく、3密の回避
どこまで続く泥濘ぞ・・・。
マスクなしで、大声出して密室で騒いでいたのは過去の話だ。
ひょっとすると、浮沈子が生きている間は、二度と拝めない光景になるかも知れない。
東京都の第3波は収束しつつあるが、緊急事態宣言が解除されて、歓送迎会や花見、卒業祝い、就職祝いのシーズンから大型連休にかけてはリバウンド必至だからな。
春だし・・・。
米国の感染者だって、25万人を超える状況から、現在は5万人程度に落ちているが、底堅い感じもする。
第4波の到来は必至だ。
オリパラは、ワクチンの接種とは切り離して実施するということだが、おそらく無観客か、それに近い状況で行われる可能性が高い(テキトーです)。
下手をすれば、再度の緊急事態宣言下で開催されることもあり得る。
競技会場の近くの病院では、重症感染者がバッタバッタと亡くなり、病棟がひっ迫する中で、まるで無菌室の様に管理された競技場では、世界のアスリートが目くるめく競技を繰り広げる・・・。
テレビ中継される映像電波に乗って、新型コロナが感染しないことだけを祈るしかないな(ありえねー・・・)。
新型コロナに罹っても、持続的免疫が得られずに再感染することについては以前から指摘されている。
ただし、これまで遺伝子解析によって、 異なる感染源からの再感染であることが確認された症例は僅かだった。
全世界の1億人以上の感染者に対して数百人程度だ。
もちろん、実数はもっと多いと思われるけど、それにしても例外扱い。
一度罹ればある程度の期間免疫が持続して、罹り辛くなるというのが業界の常識だったわけだ(そうなのかあ?)。
ワクチンだって、そういう前提で開発され、そういう期待を込めて接種が続いている。
本格的な接種が始まって2か月余り。
まあ、まだ効果は持続しているだろうが、やがてその効き目が切れる日が来る。
問題は、その期間がどれくらいなのかという点だろうな。
新型コロナは、コロナウイルスによる呼吸器系を中心とした感染症で、風邪の原因の一つと言われる季節性コロナウイルス感染症とは兄弟のようなものだ。
風邪は年中引くし、繰り返して罹ることについて何ら不思議とも思わない。
それが当たり前と思っているけど、そうであれば、新型コロナに毎年罹るようになることも不思議ではないかもしれない。
抗体価が減少していき、やがて、再感染する程度に下がって罹患する。
無症候性キャリアが感染力を持つ疾病だからたちが悪い。
ワクチンで発症予防効果が得られたとしても、感染予防効果が不十分ということなら、ワクチン接種が無症候性キャリアを増加させることに繋がりかねない(未確認)。
英国やイスラエルでは、継続的にPCR検査を行って、ある程度の感染予防効果が確認されるようになっているけど、それが十分かどうかは分からない。
変異を繰り返すコロナウイルスが、変異によって免疫をすり抜けるリスクもある。
(8月に感染した患者、半年過ぎてまた感染…県「一定期間過ぎると抗体減る」)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210223-OYT1T50117/
「一度感染しても一定期間が過ぎると抗体が減り、再感染することがあり得る」
(イタリアで新型コロナに再感染した患者の初の死亡例確認)
http://j.people.com.cn/n3/2021/0210/c94638-9818035.html
「イタリアでは、変異株も引き続き猛威を振るっている。」
(【新型コロナ】アジア各地でワクチン接種開始、NY市の変異株に懸念)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-24/QP1SK0T1UM1A01
「南アフリカ共和国では新型コロナの再感染例が約4000件見つかった。ワクチン諮問委員会のトップが明らかにした。」
浮沈子がぶっ飛んだのは、この桁違いの数字だった。
南アでは、変異種が主勢を占め、再感染のための土壌は整っている。
調べていくと、いろいろな記事にぶつかった。
(「コロナワクチンに期待しすぎてはいけない」免疫学者が断言する厳しい現実
抗体があっても「再感染」し得る)
https://president.jp/articles/-/41706?page=3
「いちど新型コロナに感染した人が、数カ月後に再度感染したという事例が出始めているのです。再感染は、1回目の感染でできた抗体が減ってしまうことにより起きていると考えられます。」
「新型コロナではないのですが、4種類の季節性コロナウイルスについて、35年にわたって再感染を調べた研究が発表されました(5)。それによると、再感染は最初の感染から6カ月くらいから確認され始め、12カ月では頻繁に発生していたということです。」
ほほう・・・。
で、例によって原論文に当たる。
(季節性コロナウイルス防御免疫は持続しません)
https://www.nature.com/articles/s41591-020-1083-1?fbclid=IwAR1_yXe66j8D_PEUumpuFCXsARj6m0K7irZ54Orfmp1Gw3_BF3rtMXdRTbc
「現在のコロナウイルス病2019(COVID-19)のパンデミックにおける重要な未解決の問題は、獲得免疫の持続時間です。」
「4つの季節性ヒトコロナウイルスによる感染からの洞察は、すべてのヒトコロナウイルスに適用可能な共通の特徴を明らかにするかもしれません。健康な個人を35年以上監視し、同じ季節性コロナウイルスによる再感染が感染後12か月で頻繁に発生することを確認しました。」
まあ、これも例によって、浮沈子に分かるのはここまでで、あとはさっぱり・・・。
過去にさかのぼって、特定の10人(最終的にデータが使えたのは8人?)がどのくらいの頻度で感染し、その際の抗体価がどうだったかを調べている。
(拡張データ図6:感染後の抗体枯渇のカプランマイヤー曲線。:画像の引用元)
https://www.nature.com/articles/s41591-020-1083-1/figures/7
検体採取の間隔が半年くらいなので、そのタイミングでの減少が大きく出るのは当然かもしれない。
新型コロナが発生してから1年以上経った。
欧州に拡散してから数えても、ほぼ1年だからな。
そろそろ、再感染が本格化してもいい頃かも知れない。
自然感染と、mRNAワクチンとの兼ね合いの問題もある。
9割以上と言われる発症予防効果を示すワクチンが、自然感染と比べてどうなのか。
ワクチンうって感染するということは、再感染みたいなもんだからな。
今のところ、重症化の話はあまり聞かない。
むしろ、重症予防効果が謳われている。
幸いなことに、ADEも見られていない。
既に、ワクチンを接種した人口は自然感染者を上回っているから、今後注目すべきは再感染者ではなく、ワクチン接種者の初回感染ということになる。
我が国では、オリパラの開催とかワクチンの供給が焦点の一つだが、世界的には一地方の一過性の話に過ぎない。
今後、新たに大量供給されるウイルスベクターワクチンや組み替えタンパクワクチンが、どれ程の期間有効で、再感染(ワクチン接種後の初回感染含む)を抑制してくれるかも問題だな。
米国では、新型コロナは再感染を繰り返す風土病になる可能性もある。
(米国はコロナの集団免疫を獲得できない、元FDA長官が発言)
https://forbesjapan.com/articles/detail/39960?utm_source=YahooNews&utm_medium=referral&utm_campaign=yahoonews
「私はこの国が完全な集団免疫に到達するとは思わない」
「この病気は、はしかや天然痘とは異なっている。コロナは今後も低いレベルで循環し続けることになるだろう」
「全ての人々が完全な免疫を獲得していない場合でも、新規感染者の数は今後も減少し続けることが予測できる」
ワクチン接種者の割合(たぶん半分以下)とか、たぶん、そういうことなのかもしれないが、米国では強制的にワクチンをうちまくるわけにもいかないからな。
しかも、毎年うたなければならないとなると、集団免疫の獲得はさらに遠のく・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
短期的には楽観的な状況が生まれつつある。
当初、10年は掛かると思われていたワクチン開発に1年未満で成功し、予想を超える効果を発揮している。
世界の感染者の増加の勢いは減少に転じ、今のところ、変異種の脅威も限定的だ。
ワクチンの効果に対する逃避変異(E484K)に懸念はあるが、世界の大部分の地域では変異前のウイルスが感染を続けている。
複数のタイプのワクチンが製造され、供給量も増えつつある。
再感染の懸念が表面化するまでには、ひょっとしたら相当程度抑え込めるかもしれない。
再感染の話は、マナウスでも起こっている。
(新型コロナ変異株と再感染リスク、ワクチン効果との関係 現時点で分かっていること)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210207-00221408/
「集団免疫を達成していたブラジルのマナウスで再流行」
掲載誌ランセットが掲げた再流行の理由は、以下の4点。
「①第1波でのマナウス住民の感染率が高く見積もられていたため
②第1波から9ヶ月経過しており新型コロナの免疫が減衰しているため
③変異株P.1は過去の感染による免疫に抵抗性を持つため
④変異株P.1は過去の新型コロナウイルスよりも強い感染性を持つため」
①以外は、再感染の可能性を示唆している(④はビミョーか)。
変異種は、自然感染による免疫に対しても再感染のリスクが拭えない。
やれやれ・・・。
南アといい、ブラジルといい、変異種の話題が絶えないが、変異種御三家の筆頭(?)である英国における再感染の話は聞かない。
(英国の新型コロナウイルス変異、ワクチン効果に影響も)
https://www.cnn.co.jp/world/35165980.html
「E484Kの変異は、英国の変異種「B.1.1.7」株の少なくとも11の検体で新たに検出された。」
「感染力の強い変異種がワクチンに対してある程度の耐性を獲得したり、過去に感染した人が再感染しやすくなったりする恐れもある。」
「この展開が、英国や世界の新型コロナウイルス感染状況に重大な影響を及ぼすのかどうか予測するのは時期尚早だと専門家は指摘する。」
そう、まだ分からないことだらけだな。
自然感染やワクチン接種からの時間経過に伴う免疫の低下、逃避変異を獲得した変異種の拡散や新たな変異の増加、ワクチン普及に伴う社会政策の後退などによって、再感染リスクは増大する。
この手の記事の末尾には、だから、基本的感染対策が必要というのが定番として書かれている。
いわく、マスクの着用
いわく、手洗いの励行
いわく、3密の回避
どこまで続く泥濘ぞ・・・。
マスクなしで、大声出して密室で騒いでいたのは過去の話だ。
ひょっとすると、浮沈子が生きている間は、二度と拝めない光景になるかも知れない。
東京都の第3波は収束しつつあるが、緊急事態宣言が解除されて、歓送迎会や花見、卒業祝い、就職祝いのシーズンから大型連休にかけてはリバウンド必至だからな。
春だし・・・。
米国の感染者だって、25万人を超える状況から、現在は5万人程度に落ちているが、底堅い感じもする。
第4波の到来は必至だ。
オリパラは、ワクチンの接種とは切り離して実施するということだが、おそらく無観客か、それに近い状況で行われる可能性が高い(テキトーです)。
下手をすれば、再度の緊急事態宣言下で開催されることもあり得る。
競技会場の近くの病院では、重症感染者がバッタバッタと亡くなり、病棟がひっ迫する中で、まるで無菌室の様に管理された競技場では、世界のアスリートが目くるめく競技を繰り広げる・・・。
テレビ中継される映像電波に乗って、新型コロナが感染しないことだけを祈るしかないな(ありえねー・・・)。
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