遮熱板損傷が原因か:ファルコン9の1段目回収失敗2021年02月27日 09:06

遮熱板損傷が原因か:ファルコン9の1段目回収失敗


様々な憶測が飛び交う中、ようやく原因らしきものが突き止められつつあるという情報が出た。

(SpaceXは、「熱による損傷」が最近のFalcon9ミッションで着陸失敗を引き起こしたと述べています)
https://spaceflightnow.com/2021/02/25/spacex-says-heat-damage-caused-landing-failure-on-recent-falcon-9-mission/

「着陸の失敗を分析したエンジニアは、事故の原因を「熱による損傷」に絞り込んだ」

「私たちはそれを突き止めて是正措置を講じる寸前です」

「これは熱による被害に関係しており、現時点で言えることはそれだけです」

「遮熱板のお手入れをしたいです。シールが機能していることを確認するために定期的にある程度の検査が必要なエンジンコンポーネントなどがあります。」

具体な言及はこれだけで、あとはぐちゃぐちゃ書いてあっても参考にはならない。

S社は再使用に対して自信を深めているようで、検査を行い、必要な修理を施したうえで、当初の目標であった10回を超える運用を目指しているようだ。

「また、たとえば、ある時点で新しいコンポーネントの段階的導入を開始し、実際にブースターの寿命を延ばすことができます」

パワードランディングによる打ち上げロケットの回収は前例がない(まあ、1段目だけですが)。

ファルコン9は、現在も唯一のロケットだ。

毎回の打ち上げ毎に、新たなデータが蓄積され、設計、製造、運用の各段階におけるノウハウも得られているに違いない。

今回の原因究明は、現在も進行中というから、対策が採られて生かされるのは先になるだろう。

「SpaceXの次の打ち上げは、日曜日の午後8時37分(東部標準時0137 GMT)に設定され、B1049として知られる第1段階のブースターで飛行します。」

フライトスケジュールによれば、1か月以上塩漬けになっているV1L17の打ち上げになる(V1L18とV1L19に追い抜かれている)。

1段目の遮熱板の対策は、十分には行われていないかもしれない(未確認)。

シール漏れが再発すれば、再び回収できなくなる可能性もある。

さらに1週間後には、V1L20の打ち上げも予定されている。

S社は、高頻度の打ち上げ環境の整備に余念がないようだが、肝心のロケットの回収が成功し続けなければ、打ち上げスケジュールは滞ってしまうからな。

遮熱板(heat shield)というのが、9つのエンジンを仕切っている部分なのか、ノズルから上の部分をカバーしている柔軟性がある覆いの部分なのかは不明だ。

まあ、それなりの対策をして、さっさと打ち上げてしまうに違いない。

飛ばして見なけりゃ、分らんだろう?。

スターリンクは自社事業だから、リスクは取れるからな。

修理方法に、松・竹・梅があれば、とりあえず梅で飛ばすかもしれない(未確認)。

それで問題なければ梅(シール材充填?)のまま(そうなのかあ?)。

何か不具合が出るようなら、竹(部品交換?)か松(再設計?)。

お客様用の打ち上げまでに、見極めが出来ればいいと踏んでいるかもしれない。

自社事業でリスクを取れるメリットは、前回のエンジンの穴の詰まり(マスキング剤による)の際にも発揮されている。

再使用ロケットの運用は、使い捨てとは一味違う。

完璧を期して、一か八かで打ち上げるのとは異なる。

劣化・損耗の範囲を監視し、許容範囲に収めていくことが重要だ。

100かゼロかではなく、常に80から90の範囲で飛ばす(新品は別でしょうけど)。

業界の新たなスタンダードを確立するための、孤独な作業が続く(ブルーオリジンとかは、弾道ロケットでやってますが)。

22世紀くらいになれば、かつてロケットが使い捨てだったことなど、誰も信じなくなる時代が来るかもしれない。

我々は、変革の時代に生きている。

まあ、いつの時代にもそういう要素はあるけどな。

その意味では、スペースシャトルは画期的だったし、その夢はドリームチェイサーが追っている。

名前負けしなけりゃいいけどな・・・。

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