変異種:NY市の反応に見る当局の姿勢:ワクチン対策だけではなさそう?2021年02月28日 08:13

変異種:NY市の反応に見る当局の姿勢:ワクチン対策だけではなさそう?


新型コロナウイルスにおこる殆どの変異が失敗、または感染力や病原性に大きな影響のない中立的な変異というのは事実だ。

たまに、宝くじに当たって、従来株を置き換える程の変異を獲得したりすれば大騒ぎになる。

武漢株から変異したイタリア株が全世界に蔓延して1億人以上に感染したことは、人類史に記録されるにふさわしい。

当初、感染経路のトレースくらいにしか役に立たないと思われていたけれど、最近はロックダウンの趨勢を左右するほどの影響力を持ち始めている。

変異種も出世したもんだな・・・。

1月から目をつけていたCAL.20C(B.1.427/B.1.429)から芋づる式に辿り着いたNY市で流行っている変異種(B.1.526)については、昨日から今朝に掛けて「追加」で書いた。

(変異種:おらが町の新型コロナ:隣町の加州で流行るCAL.20C改めB.1.427/B.1.429)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2021/02/26/9350956

「以下追加:
NYでも変異種が出ているようだ(未調査)。」

「さらに追加:
ひょっとして、再感染?。」

「さらにさらに追加:
再感染とは限らないわけだな。」

自分でマッチポンプして、浮いたり沈んだりしている(「浮沈子」の面目躍如?)。

今朝は、この変異種に対するNY市当局の対応が気になっている。

(NY市で新たな変異株拡大か サンプルの12.3%で確認―米大学)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022600954&g=int

「最初に見つかったのは昨年11月で、サンプルに占める変異株の割合は今年1月に約3%だったが、2月中旬までに12.3%に上昇した。」

「ニューヨーク市圏の全域で確認」

「従来型と比較した感染力の違いなどはまだ不明。一方、ワクチンの有効性が従来型より低い可能性のある南アフリカ型やブラジル型と共通の特徴があると指摘」

これに対して、市の保健当局は素早く反応している。

(NY市のコロナ変異株、結論下すのは時期尚早=首席医療顧問)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN2AQ0FG

「ワクチンが効きにくいことを示唆する論文が2本発表されたが、結論を下すのは時期尚早」

論文掲載は23日だから、2日後には公式に対応している。

我が国なら、3か月後くらいだろうから、数十倍の速さだ(そうなのかあ?)。

まあ、SNSで広がるのは一瞬だからな。

数秒単位で情報が更新される時代に、2日というのは速いとは言えないかもしれない。

「この2本の論文は外部専門家の査読を受けておらず、専門家の間では、実験室での暫定的な試験結果を公表したことを疑問視する声が出ている。」

そのための査読前掲載なんじゃないのか。

半年後くらいに査読されて掲載されたころには、全世界が変異種に置き換わっているに違いない。

当たるも八卦、当たらぬも八卦・・・。

「人間の免疫については、まだ十分な情報が得られておらず、そうした結論を直ちに下すことはできない。だからこそ、われわれは臨床試験を行って、継続的にデータを収集している」

今回の変異種がワクチン効果に影響ありという指摘に対して、従来株に対する臨床試験のことまで持ち出して殆ど無意味な反論を繰り広げる辺りに、相当な焦りを感じる。

「信じがたいほどの効果」を上げているといわれるブラジルや南アで、各種のワクチンがバッタバッタと有効率を下げている話はどこかへ消えてしまったようだ。

まあいい。

米国は今、ワクチン接種を錦の御旗に掲げて、国を挙げて取り組んでいる最中だからな。

その流れに掉さす話は、片っ端から叩き潰されていくんだろう(そうなのかあ?)。

ワクチンさえうてば、コロナは消えてなくなる(少なくとも、小規模な継続感染程度には追い込めるといわれている)。

そういう妄想(?)に憑りつかれた当局の基本姿勢は一貫している。

それでなくても、米国では反ワクチン運動が盛んで、浮沈子が見るところ、接種率は人口の半数に達することはない(テキトーです)。

集団免疫どころか、感染拡大を抑制することができるかどうかも怪しい。

昨日のブログの「追加」で確認したように、一応、カルテクとコロンビア大の原論文は読んだ(つーか、最初と最後だけ眺めた)。

別に、ワクチン接種に反対を表明しているわけじゃない。

E484K変異が認められ、ワクチン耐性を獲得したとみられることを表明しているだけだ。

この変異が逃避変異であるらしいことは、疫学的にも指摘されている。

おまけに、感染力を増大させることが指摘されているN501Y変異まで持ってるしな。

査読前掲載するのは順当だろう。

まして、3パーセントから12パーセント余りまでシェアを広げている。

黙って放置する方が問題だ。

中立的な対応としては、引き続き基本的感染対策である、マスク手洗い3密回避というところか。

インビトロの暫定結果を公表するとはけしからん!、というのは、いささか過剰反応な気がする。

まあ、どうでもいいんですが。

この変異種が、NY市という大流行地帯(現在でも州全体では毎日8千人以上が感染している)で留まるのか、それとも全米に拡散していくのかは、再感染による感染力や病原性の増大に対する懸念と共に、浮沈子的には大注目だな。

新型コロナの大規模感染が発覚してから1年余りが経ち、次々と変異種が登場し、初期感染者の抗体価の低下も懸念されている(未確認)。

ワクチンが一通り打ち終わる頃、現在先行接種している人々の抗体価も下がるかも知れない。

再感染の懸念は、この先、暫くは続く。

それで、無症候感染や軽症で済むようになれば、まあ、あまり心配することはないのかも知れない(後遺症の懸念は消えませんが)。

その頃の変異種との間で、現在のワクチンが付けた抗体との相互作用で感染力が増したり、病原性が増大するようなことがあれば一大事ということになる。

ワクチンも、所詮は時間稼ぎと短期の医療資源の保護程度にしか役に立たないのかも知れない。

ああ、思いっきり、密着、密閉、密室したい(なんか、少し違うような:子供は分かんなくていいです!)。

NY市の規制当局に睨まれないように、今朝はこのくらいにしとくか・・・。

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