🐼火星生命の痕跡:サンプルの岩石に刻まれた証拠:カルビン君は何処に?2021年09月09日 00:46

火星生命の痕跡:サンプルの岩石に刻まれた証拠:カルビン君は何処に?


体重は、68.9kgと前日に引き続き減少。

水泳教室は、平泳ぎのキックに手を付けて泳いだ。

バタフライベーシックは、両手の掻きを歩きながら行うパターンを継続している。

山本センセは、このメソッドで当分続けるつもりのようだ。

片手回しではなく、両手でタイミングをとる。

そこから、一気にキックと併せて、両手回しのバタフライに持って行こうとしている。

ごーいんだ・・・。

まあいい。

ババ達は、混乱しながらも、イメージを掴もうと苦労している。

その苦労が実ることがなくても、練習を続けることに意義がある。

継続は力なり。

水泳教室の方では、小さく円を描く手の使い方で平泳ぎのタイミングを掴ませようとしている。

これも、ジジババ向けのメソッドかも知れない。

平泳ぎのキックばかりで(手だけの練習はないからな)、太ももがパンパンになった。

先日から、サウナに入っている。

時間は短いけど、代謝を促す効果があるからな。

筋肉痛にもいいかも知れない(このところ、真面目にフィットネスしているので、筋肉辛い・・・)。

先日から気にしていたパーセベランスのサンプル採取の記事が上がっていた。

(採取成功! NASA探査車Perseveranceが将来地球で分析される火星の岩石サンプルを初採取)
https://sorae.info/space/20210907-nasa-perseverance.html

「マーズ2020ミッションの主な目的は火星に存在していたかもしれない微生物の痕跡を現地で探索すること」

「火星からのサンプルリターンは複数のローバーや探査機によるリレーのような三段構えのミッションです。」

①マーズ2020:Perseverance:岩石サンプルを採取

②NASAが開発する着陸機とESAが開発するローバーによるミッション:回収役のローバー、Mars Ascent Vehicle(MAV)という小さなロケット:サンプル保管容器の回収と火星地表からの打ち上げ

③ESAが担当する地球への帰還ミッション:帰還用の探査機:火星の周回軌道上で待機し、MAVによって打ち上げられたコンテナをキャッチ、サンプル保管容器が収められたコンテナは大気圏再突入用の回収カプセルに移され、探査機が火星から地球まで運びます。

②と③は、ほぼ同時に進行する。

その間は、10年ほど空くわけで、サンプル保管容器は地べたに放置されたままだ。

「アポロ計画では他の天体で採取したサンプルを地球で分析することの揺るぎない科学的価値が実証されましたが、火星サンプルリターンの一環であるPerseveranceが採取したサンプルでも同じことが行われます。」

「洗練された地上の研究設備を用いることで、火星に存在していたかもしれない生命の探求も含め、幅広い科学分野での驚くべき発見がもたらされることを私たちは期待しています」

火星の生命と言えば、少し前の映画で浮沈子が見ていない「ライフ」というのがあった。

(ライフ(2017年映画))
https://en.wikipedia.org/wiki/Life_(2017_film)

あらすじが詳しかったので、英語版をリンクした。

「無人のピルグリム7宇宙探査機が火星から地球軌道に戻り、土壌サンプルには地球外生命の証拠が含まれている可能性があります。」

「プローブは国際宇宙ステーションによって傍受され、その6人のメンバーの乗組員がサンプルを取得します。宇宙生物学者のヒュー・デリーは、サンプルから休眠中の細胞を復活させます。」

カルビンと名付けられた異星の生命体は、紆余曲折を経て、とうとう地球に辿り着く。

「ベトナムの漁師は警告にもかかわらずジョーダンのポッドを開き、他のボートが現場に到着しているのが示されています。」

なぜ、ベトナムなのかは分からない。

地球に辿り着いたカルビンは、餌が豊富な地球環境に狂喜乱舞だろうな。

実験用ラットや人間は好物のようだ。

まあ、SFだからな。

細胞が、休眠状態から覚めるきっかけはよく分からないが、何億年もの時間を経て、その間、乾燥や放射線の照射を受けつつ生き延びた挙句に、復活するなんてことがあるんだろうか?。

パーセベランスが採取したサンプルが何であるにせよ、10年後に地球に持ち帰られた際に映画のようなことになる心配はないだろう。

生命は、宇宙空間を漂ううちに分解され、その特性を失い、せいぜい複雑な分子の形で第二の故郷に辿り着くのだ。

化学物質としての進化は保存され、1からやり直すことはない。

そこで上手くいけば、生命の誕生を再び見ることができるかも知れない。

多くの場合、それは失敗に終わり、持続的な複製や代謝を獲得することなく、中途半端な化学進化の中で星系の死を迎える。

ワケワカの分子は、そのまま他の星系に捉えられるまで宇宙空間を漂い、次の故郷を探し続けている。

ひょっとしたら、この地球生命も、そういう化学進化の途中から始めて、運よく生命の誕生に辿り着いたのかも知れない。

浮沈子は地球外生命の存在に懐疑的だが、100歩譲って、地球外生命の素くらいは認めてもいいような気もする。

材料であり、物理化学的な反応として理解され、再現性もあり、納得できる化学進化の過程を有する。

そこから、生命の誕生へ飛躍するには、心情的に何かが必要だ。

ミッシングリンクが横たわっている。

水とエネルギーさえあれば、その辺の材料をかき集めてぐりぐりすると簡単に生命が誕生して、宇宙はそういうのに満ち溢れているなどという話は御免被りたい。

エウロパやエンケラドゥスの海の底の噴出口辺りに、シロウリガイや真っ白なエビの仲間が群れているなどという話には、到底ついていけない。

単細胞レベルでも無理だな。

地球は余程運が良かったに違いない。

40億年を経て、浮沈子は生まれた。

進化の過程から見れば短い時間をこの星の上で過ごし、与太ブログを書いている。

他の星の上に生命の痕跡があろうがなかろうが、日常生活が変わることはない。

10年後に回収される惑星探査の聖杯に、そんなもんが含まれていたとしたら大騒ぎになるだろうが、影も形もなかったとしたら、それはそれで大騒ぎだろう。

我々は孤独なのだ。

この星の上で生まれ、この星の上で進化し、この星の上で他の星の命を思い、その永遠の思いを胸にこの星の上で滅びる。

地球という惑星がバラバラにならなければ、遥かな未来に、別の生命がこの星の上の命の痕跡を見つけるかもしれない。

干上がった海の底とか、岩石の中に。

サンプルが採れたとか、採れなかったとか、大騒ぎしながらな。

夏が過ぎ、静かな秋の夜長に、悠久の時間の流れの中に身を置くことを実感する。

蝉の声は既になく、秋の虫の音が小さく響く。

この星の生命は豊かだ。

新型コロナなんていうのまである(ウイルスは生命かという話はとりあえず置いておこう:星間分子に比べれば、十分複雑だしな)。

宇宙の彼方に生命があるとかあったとかも大切だが、この星の上の生命の海の中で泳ぐのも大変だ。

進化の中で、存在を継続できずに滅びていった祖先は多い。

新型コロナウイルスの変異とその流行を見ていると、進化の過程の縮図を見る思いがする。

中国武漢で流行していた初期の変異種の系統は、既に断たれている(未確認)。

一世を風靡しているデルタもまた、いつか淘汰されるに違いない(たぶん)。

それとも、人類との共生を果たして、未来永劫憑りつくつもりなのか。

まあ、どうでもいいんですが。

地球外生命の存在は、哲学的命題としては興味深いが、サイエンスとしては確率の問題なんだろう。

現代の科学者は、概ねその存在に肯定的だ。

「いない」と言い切ることも困難だしな。

いるには違いないが、そう簡単には確認できないとしておいた方が無難だ。

そういう、ポジショニングの話に貶めてしまうと、何ともつまらない。

浮沈子は、今のところ宇宙人(地球外生命でもいいですが)にお目にかかったことがないこと、地球上の生命が概ね同じ仕組みで出来ていることから、過去に地球上でだけ生命が生まれたと考えている。

少なくとも、心理的にはそれが一番負担が少ない。

いつ、宇宙人が攻めてくるかもしれない(カルビン君が襲ってくるでもいいですが)とビクビクして暮らすよりは、孤独を愛し、地球を愛し、平和に暮らしていくのが一番だ(そうなのかあ?)。

ワクチンうってマスクして、不要不急の外出を慎み、適度な運動と身体に良い食事を心がけて、短い一生を過ごしていけばそれでいい。

10年後、火星のサンプルが回収され、生命の痕跡のカケラも見つからないことを切に祈る。

んなもんが見つかっちまったら、全人類的に不眠症になるだろうな・・・。