🐼ウクライナ侵攻不可避:ひょっとすると侵攻→進駐になるかも2022年01月30日 20:59

ウクライナ侵攻不可避:ひょっとすると侵攻→進駐になるかも
ウクライナ侵攻不可避:ひょっとすると侵攻→進駐になるかも


ウクライナをロシアに売り渡している米国(そうなのかあ?)。

そのうち、韓国、台湾と共に、我が国も同じ運命をたどることになるわけだから、よーく見ておく必要がある。

まあ、売渡先は中国だけどな。

ネットを見ていたら、ウクライナ侵攻を止める意外な手立てが書いてあった。

(プーチンのウクライナ侵攻を防ぐ「NATO唯一の秘策」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cddc1d47090ea2a744033cc57e698b9bb2f2600

「ロシアがNATOに加盟することです。」

「ロシアには米国を追い出し、世界のリーダーになるという思惑があります」

ありえねー・・・。

と言いたいところだが、米国の対中政策としては最良の選択肢かも知れないな。

まあ、現実的な選択肢とは思えない。

「すでにウクライナ国内で諜報員による攪乱(かくらん)工作やサイバー攻撃が行われています。私のところにも、『ワグナーグループ』という民間軍事会社が大人数を雇い、ウクライナへ送り込んでいるという情報が入ってきました。ロシア軍が攻め込むきっかけを作るのが目的。いつでも侵攻できるよう準備をしているのです」(ワグナーグループ:<以下追加>参照)

「交渉がまとまる可能性は1%。プーチン大統領(69)は欧米諸国にNATO(北大西洋条約機構)の東方不拡大、NATOによる東欧での軍事活動停止などを求めてきました。個々で交渉する気はなく、すべてを含んだパッケージでの要求です。欧米諸国が受け入れるはずがない。ロシアは強硬手段に出るでしょう」

「ウクライナ北部から東部にかけて12万7000人ものロシア地上軍が展開、南部のクリミア半島にも1万人以上の兵士が移送されている。「三面包囲」状態なのである。100個大隊戦闘団、17万5000人が集まる見通しで、2月頭に全ての準備が完了する予定だという。」

「ウラジオストクの海兵部隊『第155旅団』、近代化改修されたT-80BVM戦車を配備するハバロフスクの『陸軍第67旅団』など、シベリアから極東にかけて配置されていた部隊が同盟国のベラルーシへと移動しています。空軍の主力であるコムソモリスクの『第23戦闘機連隊』もすでにベラルーシ入りしています。ベラルーシ側から首都・キエフを急襲するとしたら、これら極東の部隊が中心となるでしょう。」

「バルト艦隊と北方艦隊も大西洋から南下しており、地中海を抜けて、黒海に向かうと見られています。地上戦力が侵攻すると同時に南から海軍が第三の都市であるオデッサを取る算段ではないか。オデッサが取られるとウクライナは海から遮断され、親露派武装勢力が占拠しているドネツクからモルドバ側の親露派地域まで繋がることになります」

「ウクライナがNATO加盟国ではないため、「警告しかできず、クリミア併合のときのようにロシア揚陸艦隊が黒海に入るのを止めることができない」」

やや引用し過ぎだが、ヤバ過ぎる内容が満載だ。

以前読んだ別記事では、戦場での医療関係が整った時がヤバいという話が出ていたが、嫌な情報もある。

(ロシア、輸血用血液をウクライナ国境に運搬か 米当局者)
https://www.cnn.co.jp/world/35182810.html

「ロシアが兵力を展開するウクライナ国境に、輸血用の血液を運搬した可能性が指摘されている。」

ウクライナは、事実ではないと躍起になって否定するが、不存在の証明は難しいはずだがな。

国内の混乱を恐れる反射的コメントに過ぎないことは明らかだ。

「ウクライナがロシアの脅威を否定し続ければ、侵攻が現実となった時に対応できない」

「ゼレンスキー氏は侵攻の危険性を軽視しながら、防衛のために数億ドルの兵器供給を求めていると指摘し、脅威を率直に認めるべき」

現ウクライナ政権は、既に機能していない可能性すらある。

この1年の仕込みで、ドアは腐りきっている。

「米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は29日、ウクライナのザルジュニー総司令官と今月4回目の電話会談に臨んだ。」

どんな公式発表があったかは、この際重要ではない。

浮沈子が見るところ、ロシアが侵攻してきたら、無駄な抵抗はやめて、さっさと降伏するように勧告したに違いないのだ。

ひょっとすると、ウクライナ軍によるクーデターが起こる可能性もある(そうなのかあ?)。

侵攻ではなく、進駐になるわけだな。

既に、親ロシア政権の誕生に向けてのシナリオは始まっているに違いない。

軍事行動の結果は物理的な要素によって決まるが、占領は政治的な行為だ。

国内の混乱を最小限に抑えて、最大の効果を引き出すことが肝要だ。

(【詳しく】緊迫ウクライナ ロシアが軍事侵攻? 最新情勢は?)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220130/k10013455681000.html

「ウクライナでいま何が起きているの?」

実は、記事を読んでも、「ウクライナ」で起きていることは書かれていない。

ロシアを含めた周辺国の情勢や、米国の予備的対応について書いてあるだけ。

「ロシアがウクライナ東部に工作員を送り込んだという情報がある」

具体にはこれしか書かれていない。

偽旗作戦が起こるとしたら、東部ドネツク方面だろうな。

親ロシア派勢力の拠点。

ここを、ウクライナ側が攻撃し、対抗して、「たまたま」近くにいたロシア軍が支援のために侵攻するというシナリオで始まる。

ロシアは、ウクライナ東部を併合したと言っているから、正確には侵攻じゃないけど(この記述は誤りです。<さらに追加>参照)。

これだけなら、ひょっとしたら何の問題もなく収まっちまう。

で、そこで止まらないのが次の段階だな。

膠着している戦線を超えて、一気にウクライナ本土になだれ込む。

ウクライナ軍は、それなりの抵抗を示すだろうから、血が流れるとしたらこの東部戦線が一番多いかも知れない。

大丈夫、輸血用血液は搬送済みだ(ロシア側だけ?:ウクライナ側は危機意識ないしな)。

情勢が流動化すれば、ベラルーシルートやクリミアルートが起動して、一気に制圧が進むだろう。

米国は、事前に忠告しているからな(抵抗せずに、降伏しろって!?)。

ウクライナ軍はほぼ無抵抗で、首都キエフは無血開城、オデッサ方面も大した戦闘にはならない(クリミア占領は、ほぼ無抵抗で成功しているしな)。

そう上手くいくかどうかは分からない。

米国の手回しが遅れれば、そして、現政権が危機意識を共有できなければ、大規模な戦闘が起こり、多くの血が流れ、双方の命が失われる。

それでもロシアは、リスクを冒してもウクライナを手に入れたいのだ。

「“ロシアの裏庭”とも呼ばれた、資源豊かな中央アジアのカザフスタンやトルクメニスタンは、石油や天然ガスの輸出先として中国との結びつきを強めています。」

グルジアやモルドバだけではない。

周辺国では、ロシア離れの状況が続いている。

親ロシア派政権のベラルーシにも、西欧かぶれした連中は大勢いるしな。

このまま黙って手をこまねいていれば、ウクライナがNATO入りやEU入りを果たすことは明確だ(そうなのかあ?)。

そうなる前に手を出せば、たやすく占領できるからな(西側は、手も足も出せないと見切っている:まだ、同盟国じゃないし)。

そのチャンスは今しかない。

時は満ち、情勢は整っている。

軍事的な具体的準備は昨年からだろうが、侵攻計画はもっと長い時間をかけて練り上げたものだ。

「特別な“兄弟国”ウクライナのNATO加盟は「レッドライン=越えてはならない一線」であり、NATOがウクライナに関与すること自体、絶対容認できない」

NHKのモスクワ支局の見立ては、大筋では間違っていないだろう。

不確定要素があるとすれば、プーチンの現実的な判断だな。

もう歳だし(69歳)。

逆に、歴史に名を残そうとして、賭けに出る可能性もある(浮沈子的には、既に賭けじゃないけど)。

大ロシアを復活させた英雄という、歴史に残る称号が欲しい・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

冒頭で引用したロシアのNATO入りという話は、一見、荒唐無稽に聞こえるかもしれないけど、ウクライナをスンナリくれてやった後の話としては、有り得ないとは言えない。

ベラルーシも、ウクライナも、グルジアも、モルドバも、カザフスタンやトルクメニスタンも、ロシアと一緒に、拡大NATOへようこそだな。

対中包囲網の形成は、米国の21世紀における世界戦略の要だ。

ドイツは、自動車輸出の観点からはごねるかもしれないが、エネルギー的にはウェルカムだからな。

ヘルメットだけではなく、枕も送れるしな(そういうことかあ?)。

ポストウクライナ侵攻に於けるスムーズな緊張緩和のためには、如何に犠牲者を少なくするかが重要だ。

侵攻ではなく、できればクーデター後の進駐が望ましい。

現政権の転覆が先か、ロシアの攻撃が先か。

「17万5000人が集まる見通しで、2月頭に全ての準備が完了する予定」(フライデーの記事より:再掲)

今週か、遅くても来週頃には、何らかの動きがあるかも知れない。

北京オリンピックなんて、吹っ飛んじまうだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ワグナーグループ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Wagner_Group

「ロシアの民兵組織」

「クリミアとウクライナ東部」

「ウクライナに戻る」

英文の記事は、具体的なオペレーションを中心に書かれている。

ちょっと胸糞悪いブキミーな話ばっか・・・。

戦国時代の忍者集団みたいな感じだな。

非正規戦闘(暗殺とかも)に従事し、戦争に当たっては、ブートストラップの引き金を引くこともある。

正規軍との緊密な連携が求められるのは当然だから、当局が関与していない訳はないが、表立っては否定される。

死して屍、拾うものなし・・・。

「2017年11月下旬、ウクライナ東部の分離主義者ルハンシク人民共和国で、LPR大統領イゴールプロトニツキーとLPR内務大臣イゴールコルネットの間で権力闘争が勃発し、プロトニツキーは解任を命じました。混乱の間、マークのない制服を着た武装した男たちがルハンシクの中心に陣取った。伝えられるところによると男性の何人かはワーグナーに属していた。」

「2017年12月初旬のロシアのニュースサイトTheInsiderとのインタビューで、ベテランのロシア人将校イゴール・ストレルコフは、ワーグナーPMCがシリアからルハンシクに戻ったことを確認しました。」

「2018年5月中旬、ウクライナ保安庁(SBU)は、親ロシアの分離主義者DPRを支援するために、今後数日で約100のワグナーPMCがドネツクに到着する可能性があると報告」

「10月の時点で、SBUによれば、「ロシアにとって望ましくない」と考えられる人々を殺害するために、数十のPMCがルハンシク地域に残っていた。」

ウィキには、それ以降の活動についは書かれていない。

ロシアは、公式非公式を問わず、少なくともウクライナ東部に関与し続けている。

東部戦線が侵攻の火種になるに違いないと浮沈子が見るのは、あながち素人の妄想ではないかもしれない。

ウクライナだって、バカばっかじゃないから、当然、水面下の動きは察知している。

制服組トップの会談が、今月だけで4回も持たれているというのは、単なる情報交換じゃない。

もっと、具体的な話が進んでいるに違いないのだ(クーデター起こせってえ?)。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(クリミア危機・ウクライナ東部紛争:東部2州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%9D%B1%E9%83%A8%E7%B4%9B%E4%BA%89#%E6%9D%B1%E9%83%A82%E5%B7%9E

「「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」を自称する政権の実効支配地域と、他のウクライナ領の境界地帯はコンタクト・ライン(接触線)と呼ばれ、約500キロメートルに及び、塹壕や検問所が設置されている。接触線の東側でも、ウクライナ政府を支持あるいは頼りとする人々が暮らしている。毎月、延べ100万人以上が年金受け取りや親族との面会などのため接触線を越えて行き来している。ウクライナ政府や国営銀行の装甲付き輸送車が、危険を冒して検問所に近づき、こうした人々に現金や薪、パンなどを供給している」

浮沈子は、東部地域もロシアに併合されたとばかり思っていたんだが、そうじゃない(併合されたのは、クリミアとセバストポリだけ。ドネツク州の一部とルハーンシク州の一部は、それぞれ独立を宣言しているだけで、ロシアに併合はされていません:まあ、国際的には独立国として認められているわけじゃないけどな)。

やれやれ・・・。

まあ、情勢に影響はないけどな。

例によって、早とちり、勘違い常習の浮沈子・・・。

関連を調べていて、驚いたのはこのページの記述。

(2021〜 2022年ロシア-ウクライナ危機:2番目のロシア軍の増強)
https://en.wikipedia.org/wiki/2021%E2%80%932022_Russo-Ukrainian_crisis#Second_Russian_military_buildup

「ロシアは、 2022年1月からキエフの大使館職員のゆっくりとした避難を開始しました。避難の動機は不明のままであり、複数の憶測にさらされました。」

えーっ、聞いてないんだけどお!?。

(ロシアはウクライナの大使館を間引く、プーチンの次の動きへの可能な手がかり:アーカイブされた1月17日のNYTの記事)
https://web.archive.org/web/20220122200050/https://www.nytimes.com/2022/01/17/us/politics/russia-ukraine-kyiv-embassy.html

「ウクライナと米国の当局者によると、ゆっくりとした避難は、一部は宣伝、一部は紛争への準備、一部はフェイントである可能性があります。3つすべてである可能性があります。」

ロシア当局は、ウクライナ侵攻なんて考えていないって言ってなかったっけえ?。

そうした公式の発言がなされる中で、宣伝とフェイントの意味はない(「ゆっくりした」撤退というのは、フェイントかも知れないな:切迫感をカモフラージュかあ?)。

浮沈子的には、紛争への準備以外の何ものでもないと確信する(例によって、単なる妄想です)。

もう、いつ、何が起こってもおかしくない。

仮に何も起こらないとしたら、あまりに周到な準備が行われたブラフということになる。

ロシアは、何の果実も得ることなく、黙って引き下がるということなんだろうか?

ありえねー・・・。

まあ、仮に、ポストウクライナ侵攻の後、みんなで一緒に拡大NATOに入るなら、侵攻しなくても同じということだけどな。

それでも、ウクライナの寝返りを封じ込めるためには、一度はガツンと影響下に置いた方が安心だ。

プーチンは、やるだろう。

2月は、忙しくなりそうだな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ東部では、戦争に疲れた兵士と民間人がロシアの次の動きを待っています)
https://www.bbc.com/news/world-europe-60190249

「26歳のウクライナの兵士は、おしゃべりでわずかで、カラシニコフと完璧なマニキュアで武装して、彼女の塹壕にいました。」

カラシニコフとマニキュアか・・・。

何とも言えない取り合わせだ。

「私は政治を避け、テレビを見ないようにしています。あまり心配しないようにしています」

「彼女の弟は間もなく戦車砲手として最前線に向かうでしょう。家に帰ると、引退した両親は4歳の息子の世話をしています。」

前線の兵士には、かけがえのない家族がいて、それはウクライナ側だけではなく、ロシア側も同じだ。

「ここにいることを後悔していません。」

実戦に投入される兵士は誰でも、そのように教育され、訓練されている。

今起ころうとしている戦争は、その国家的忠誠心を問うことになるだろう。

「ウクライナ軍は、ロシア人が来た場合、2014年にクリミア半島を併合するほど簡単ではないと主張している。」

どーせ、勝ち目のない戦争なら、さっさと白旗上げて降伏するがいい。

世界中で戦争してきた米国は、今、何が起ころうとしているのかを熟知している。

これは、ゲームではない。

ミサイルや、砲弾、銃弾が飛び交い、肉や骨が吹っ飛び、血が飛び散り、命のやり取りが行われるむごたらしい行為だ。

マリア(仮称)が、息子に会えることを祈るばかりだ・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア、モルドバのトランスニストリアで軍事演習 ウクライナ国境沿い)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-moldova-idJPKBN2K63YG

モルドバって、どこ?。

トランスニストリアって、何?。

(モルドバ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%90

「西にルーマニアと、他の三方はウクライナと国境を接する。」

(沿ドニエストル共和国)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BF%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD

「トランスニストリア(Transnistria)、沿ドニエストル(えんドニエストル、Transdniestria、Pridnestrovie)、公式には沿ドニエストル・モルドバ共和国」

「モルドバ東部を流れるドニエストル川とウクライナ国境との間の細長い土地にあり、国際的にはモルドバの一部と広く認められている分離国家」

「2022年にはウクライナとロシアの関係が緊迫化。国境に軍を集結させて即発寸前の状態となった。このことによりウクライナに面し、ロシア軍が駐留する沿ドニエストル共和国の軍事的な存在感が注目されるようになった」

つまり、ウクライナの西隣にロシア軍が駐留していて、そこで演習してたってことなわけだ。

うーん、ややっこしい・・・。

モルドバは、EU加盟を目指していたりして、西側寄りと思われているけど、その一部にロシアが軍隊を派遣している。

「国防省によると、ロシアがトランスニストリア地域に駐屯させる「ロシア軍作戦集団」が、前進する軍隊を想定した標的を攻撃する訓練のほか、射撃位置を確保する訓練などを実施した。」

「ロシア軍作戦集団は約450人の平和維持部隊と500─750人の兵士で構成されている。」

複雑な東欧の地政学的位置づけの象徴みたいなもんだな。

小規模で、ウクライナ侵攻とは直接の関係はないように見えるが、ポストウクライナ侵攻においては、その位置づけはビミョーに変わるかも知れない。

(米国務省 ベラルーシの大使館職員の家族に国外退避命令)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220201/k10013460561000.html

「アメリカ国務省は31日、ウクライナの隣国、ベラルーシでロシア軍が増強されているとして、現地の大使館職員の家族に国外退避を命じたほか、アメリカ人に対し渡航の中止を勧告」

「職員についても自主的に退避することを認めています。」

「ベラルーシでは、今月10日からロシア軍との合同軍事演習が行われる」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

一方で、ロシアは軍事演習の終了を次々と発表している。

(ロシア軍、軍事演習を一部終了 ウクライナ国境など)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR01DEH0R00C22A2000000/

「ロシア軍の南部軍管区はロシア南部で実弾演習などを含む軍事演習を終えた6000人以上の軍人が通常の駐屯地に戻ったと発表」

「西部軍管区は1月にロシア西部のボロネジ州などウクライナ東部国境に近い訓練場で3000人が参加した射撃などの演習を終了したと発表」

「ロシア黒海艦隊は黒海で実施した防空演習などが終了し、基地に帰還したと発表」

「ロシア海軍はこのほか、1~2月にかけてバルト海などでも軍事演習を実施」

まだやってるところも、これからのところもあるが、終わったところもあるということか。

日経の記事では、通常の駐屯地に戻ったとあるのは南部軍管区だけ。

黒海の海軍も、基地に帰還しただけ。

燃料の補給、物資の補給、兵士の休息・・・。

軍事演習の終了は何を意味するのか。

現在も続いている演習と、これから行われる演習との関係はどうなのか。

一連の演習の流れが終息に向かい、今回の緊張緩和を意味しているんだろうか?。

それに対する一つの答えが、この記事にあった。

(ウクライナから米国民避難で米軍投入も? 北京五輪の裏で浮上「2月下旬危機説」とは)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2aecf5cd44b841565e3c72f29db5647047a32fb9?page=5

「軍事行動を有利に運ぶ上で重要となる奇襲の要素はなくなり、ロシアにとっては大規模侵攻の合理性は低下」

「軍事行動なく緊張緩和になれば、安心したNATOは警戒感を緩めるだろう。」

「平和的に解決できるだろう、と様子見をするのではないか?」

記事では、今回の緊張の終了と、次回以降の機敏な対応の欠如との関係を問題視しているけど、今回のこのタイミングでの相次ぐ演習終了の発表は意味深だな。

前線を離脱した兵力は一部で、10万とも17万(展開予定)ともいわれる兵力の大部分はウクライナ国境周辺やベラルーシ国内にとどまったままだ。

次回ではなく、今回の軍事行動の中での意味に注目する必要があるのではないか。

外交交渉を継続して油断させ、演習終了の発表で油断させ、北京オリンピックで油断させ(そうなのかあ?)、警戒感が薄れた状態に持ち込もうとしているのではないのか。

「その時こそロシアは奇襲攻撃が可能になる」

「軍事力を自在に使って緊張を演出することも、緊張緩和を演出することもできる。いったん退いたと見せて、相手の隙をつくこともできる。」

「それだけ軍事力を使った脅迫は、世界で孤立することを厭わない指導者にとって、この上なく使い勝手のいい政治手段」

政治家やマスコミ、当局の発表に耳を貸すことはない。

事実だけを冷徹に見つめ続けることで、真実に迫るしかない。

2月10日(ベラルーシでの軍事演習開始)。

地面が固く凍り付き、戦場に輸血用の血液が運ばれ、野戦病院が出来る。

その日は、刻一刻と迫りつつある・・・。