🐼ウクライナ降伏不可避:西側の経済包囲網破綻と軍事援助の限界2022年03月11日 07:40

ウクライナ降伏不可避:西側の経済包囲網破綻と軍事援助の限界


メキシコへ旅立った翌日の2月24日、ロシアはウクライナに侵攻した。

だから言ったじゃん、ウクライナ侵攻不可避だって!。

誰が何と言っているかではなく、何がどうなってるかだけに注目すれば、それ以外の結論はなかった。

まあ、例によって、浮沈子のヤマ勘だから、外れる可能性はあったし、その方が良かったことには違いない。

当初、ウクライナ東部戦線では持ち堪えるが、首都制圧は数日で可能と思われていたにもかかわらず、2週間経った今でもキエフは健在だ。

多くの市民が避難し、東部方面からのロシア軍の侵攻も進んでいる。

制圧が遅れている原因としては、ウクライナ空軍が制空権を維持していることや、ロシア軍の士気が上がらないことなどが指摘されている。

兵站が伸び切っているので、先に行けば行くほど進軍の速度が落ちるのは地上戦の宿命だ。

けどな、21世紀だからな。

馬や徒歩の時代じゃないしな。

そろそろ、大都市への攻撃が激化し、キエフ陥落、ウクライナ降伏のカウントダウンが始まるだろう(例によって、ヤマ勘ですが)。

今のところ、戦術核兵器などは使用されていないようだが(NATO軍が参戦すれば使うかも)、化学兵器の使用については可能性が取りざたされているようだ。

(米報道官「生物化学兵器に警戒を」 ロシアの主張は「策略」と一蹴)
https://www.asahi.com/articles/ASQ3B2P9CQ3BUHBI00C.html

「ロシアがウクライナで生物化学兵器を使う可能性を警戒すべきだ」

ホワイトハウスの報道官というのは、米国大統領のコミュニケーションツールだ。

メディアを通して、全世界に発信する。

もちろん、ロシアに対しても。

記事では、この発言の前に、ロシア側が西側にいちゃもんをつけたのだという。

「米国がウクライナで生物化学兵器の開発をしているという虚偽の主張をロシアがして、中国もこうした陰謀論に同調している。」

これもまた、偽旗作戦に向けての環境整備だというわけだ。

ロシアが下手な偽旗作戦を使うことは全世界周知になったが、我が国も米国も、どこの国だって、戦時下におけるその手の行為は行っている。

ロシアのロシアたるところは、それがこうして暴かれ続けたとしても、恥も外聞もなく、シナリオ通りに行うところだ。

計画通り。

非通常兵器の使用は行われるに違いない。

それは、通常兵器だけでは、膠着状態を打開できないことと、味方の損害を軽減するためと、ウクライナの降伏を早期に促すためなどの理由からだろう。

先の大戦では、我が国がその実例となった。

本土決戦を避け、無条件降伏に至った大きな原因の一つが、2度の原爆投下であったことは間違いない。

化学兵器以外でも、気化爆弾の使用なども懸念されている(そっちは、もう使っているかも)。

(燃料気化爆弾)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%87%83%E6%96%99%E6%B0%97%E5%8C%96%E7%88%86%E5%BC%BE

「開発当初からアメリカ陸軍では同呼称(FAE:Fuel-Air Explosive)が使われてきたが、燃料でなく専用爆薬を用いるなどの語義変化もあり、サーモバリック爆弾(Thermobaric)と呼ばれることが増えている。」

非戦闘員に多大な犠牲を強いる非通常兵器は、その使用が国際条約で禁止されているが、そんなもんが守られる保証などない。

核兵器だって、既に使用可能な状況にあるだろうし、ウクライナを屈服させるためなら、プーチンは何だってやるだろう。

時間は限られている。

西側の経済制裁は、ボディブローのようにロシアを締めあげ、戦争の継続を危うくする。

短期決戦は、戦争経済の戦略上からも必要なのだ。

既に隣国である中国は、こっそり援助を始めている(そういうのは、北朝鮮対応で慣れているしな)。

インドも、ロシアとの良好な関係を保ってる。

開戦当初は団結して見せた欧州だって、一皮剥けば烏合の衆だ。

経済は政治の土台、下部構造なわけだから、政治選択が自由になる期間は限られている。

長くて半年、短期的には1か月を超えれば、米国が主導する経済制裁にほころびが生じ始めるだろう。

我が国も、ロシア産の天然資源(天然ガスとか)の輸入撤廃には慎重なようだしな。

経済界の見通しとして、ロシアがウクライナに負けて(ウクライナからの撤退でもいいんですが)、ロシア投資が長期に渡り回収不能になるよりも、ウクライナが早晩降伏して対ロシア経済が再開する方が確率が高いと踏んでいるに違いない。

それを裏書きするように、ポーランドが行おうとしていた戦闘機(ミグ29)のウクライナへの提供に、米国がストップをかけている。

米国は、浮沈子が見るところ、ウクライナをロシアにくれてやろうとしている張本人だからな。

経済制裁だけでウクライナ侵攻を止められるわけがないと百も承知で、それを見過ごしているし、軍事援助も限定的だ。

浮沈子が妄想したように、侵攻と同時にNATOに電撃加入して、戦術核が飛び交う中、欧州大戦争が起こるということはなかった。

ポーランドに派遣した米国の空てい部隊が、敵背後に降下してロシア軍を挟撃し、精密誘導弾が伸び切った補給線を次々に分断して兵糧攻めにすることもなかった。

負けるに任せている。

プーチンが、侵攻の遅さにイラついているという分析が米国から出ているけど、実は、バイデンが一番苛ついているかもしれない(そうなのかあ?)。

ロシアとウクライナの外相会談では、ウクライナの降伏が停戦の条件となっていたようだが、さっさと降伏すれば、それだけ双方の被害は小さくて済む。

この2週間で、1000人単位の被害者が出ているようで、早晩、東部地区での被害規模である1万数千人を上回るだろう(2014年くらいからの8年間だからな)。

たった1か月足らずで・・・。

今ウクライナが降伏すれば、非通常兵器の使用による被害者は防ぐことが出来る。

各国のシンクタンクは、既にウクライナ降伏のXデーを模索しているに違いない。

それは、ロシア経済に対する制裁解除の第一歩だ。

世界は、ウクライナの領土や国民が、西側の一員になろうがロシアに蹂躙されようが、知ったことではないのだ。

ガソリンや電気代の値上がりや、景気減速の要因となる地域紛争などさっさと終結させて、ロシア産天然ガスが市場に潤沢に供給されることを望んでいるのだ。

さっさと降伏しろよ!。

ロシアの理不尽を苦々しく思ってはいても、腹の底ではそう思っているに違いないのだ。

西側にウクライナを積極的に支援しようとする機運が一向に盛り上がらないのは、ウクライナが勝って(ロシア軍が得るものなく撤退してもいいですが)、NATOやEU加盟への動きが本格化すれば、ロシアとの直接対決という嬉しくないカードが回ってくることになるからだ。

紛争が長引けば、世界経済は縮小し、ロシア産天然資源を独占する中国の影響が増大することは見えている。

インドの動向も気になるしな。

資源という点では、アフリカ諸国も気になる。

ロシアは孤独ではないのだ。

ウクライナ一国の動向に、世界が振り回されていいのか。

もちろん、西側の正義としては看過できないに違いない。

実力を持って他国に侵攻し、屈服させて支配する。

これは、れっきとした侵略戦争だ。

そんなもんを認めていたら、台湾も韓国も、そして我が国だって安閑とはしていられないに違いない。

直近では、旧ワルシャワ条約機構に属していた東欧諸国がウクライナと同じ目にあう可能性が高い。

ウクライナを得たロシアは、返す刀でそれらの地域の中立化(NATOからの離脱)と武装解除を要求してくるだろう。

北はフィンランドから南はトルコまで、ロシアと西側に挟まれた国々は、安閑としてはいられないのだ。

ポーランドが戦闘機を供与しようとしたのは、切羽詰まった状況を肌で感じているからに他ならない。

バイデンは、それらロシアの要求に応じるだろうか?。

浮沈子は、最終的には応じると見ている。

米国は、政権が変わっても、一国主義の流れの中にある。

欧州への関与を徐々に減らし、もちろん、太平洋の西側の軍事同盟からも手をひこうとしている。

歴史の流れに逆らうことはできない。

中国は、やがて20世紀に米国が果たした役割を担うことになるだろう。

21世紀後半の世界は、180度(経度的にも?)変わった世界になるに違いないのだ。

もちろん、その中で我が国も立ち位置を変えていくことになる。

中国は、今回の件から多くを学ぶだろう。

力無き正義は無力なり、正義無き力は暴力なり。

いや、力こそ正義ということか。

ウクライナ降伏不可避。

それは、米国がジャパンカードを切る時、我が国にも当てはまることになるんだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア軍が「燃料気化爆弾」使用認める…殺傷力高くアフガンでも実戦投入)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220310-OYT1T50243/

「英国防省は9日、ロシアがウクライナで高い殺傷能力を持つ燃料気化爆弾を使用したことを認めたと発表」

「ロシアの軍系テレビ局が実戦投入の事実を報じた。」

もう使っちゃったんだな・・・。

記事では、旧ソ連のアフガニスタン侵攻の際にも使用されたとあるが、湾岸戦争の際には米国も使用している。

「生きている標的に対する(爆風)殺傷メカニズムは独特であり、不快である。衝撃波も殺傷力を有するが、それ以上に、圧力波に続く希薄化(真空)で致死的あり、肺を破裂させる ... 燃料が爆発せずに失火した場合、被害者はひどい火傷を負い、燃えている燃料を吸い込むことになるだろう。最も一般的なFAEの燃料であるエチレンオキシドとプロピレンオキシドは毒性が強いので、爆発しなかったFAEは、ほとんどの化学剤と同様に雲内に閉じ込められた人員に致命的な影響を与えるはずである。」(ウィキの記述より)

「露軍が実戦投入したのは、気化爆弾を弾頭に搭載したロケット弾を地上から一斉発射できる「TOS―1A」」(読売の記事より)

(TOS-1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/TOS-1

「サーモバリック爆薬弾頭ロケット弾を運用するために、T-72戦車の車体に220mmロケット弾発射器を装着した多連装ロケットランチャーである。」

「有効射程 500mから3,500m」

比較的近距離の敵を殲滅するために使用される。

そう、文字通り、殲滅するのだ。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

こんなのを都市部で使われたりしたら、目も当てられない被害(主に人的被害)を生じるに違いない。

「気化爆弾は、液体燃料を気化させて周囲の酸素を巻き込んで高温爆発を起こすもので、民間人が被害を受ける可能性のある状況での使用が規制されている。」(読売の記事より)

んなもん、ロシアが守るわけないじゃん・・・。