🐼緑内障:視野欠損進行なし:左の眼圧亢進で目薬追加 ― 2022年04月01日 11:30
緑内障:視野欠損進行なし:左の眼圧亢進で目薬追加
先週おこなった視野検査の結果は良好(視野欠損の進行はない)なれども、今週受診した時に計った眼圧は、左25に右が16(正常値は10~21mmHg)。
左の眼圧が高くなってしまった(前回は19くらい)。
で、目薬追加(カルテオロール塩酸塩LA点眼液2%「わかもと」)。
しかも左目だけに差すという(現在のビマトプロスト点眼液0.03%「SEC」は両眼で継続)。
(カルテオロール塩酸塩LA点眼液1%「わかもと」/ カルテオロール塩酸塩LA点眼液2%「わかもと」)
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1319701Q3032_1_03/
「用法及び用量:
通常、1%製剤を1回1滴、1日1回点眼する。
なお、十分な効果が得られない場合は、2%製剤を用いて1回1滴、1日1回点眼する。」
浮沈子は、いきなり2%を投与するわけで、先生は、結構急速に下げたいようだ(焦ってる感じかあ?)。
診察は、通常は3か月毎だが、次回は追加した薬の効果を見るために来月になった。
この目薬は、喘息持ちや心不全の患者には禁忌だ。
「禁忌:
(次の患者には投与しないこと)
1.コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(II・III度)、心原性ショックのある患者[β-受容体遮断による刺激伝導系抑制作用・心拍出量抑制作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
2.気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者」
ベータ遮断薬だからな。
喘息症状が亢進したり、心臓が止まっちまう可能性がある。
2日ほど使っているけど、そのせいかどうかは分からないが、クロストレーナーをこぐ際に測っている心拍数は毎分10回くらい下がっている。
1日1回、片目に1滴垂らすだけで、それ程の効き目(副作用)があるかどうかは知らないが、継続して観察し、異常を来すようなら予約外受診することにしよう。
喘息持ちではないから、そっちの方は心配していない。
左目だけというのも気になるが、人間の身体は左右差があるからな。
浮沈子の場合、筋肉量は手足とも右側が多いし(右傾化かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
追加になったのは困りものだが、高い薬ではないし、片目だけなので持ちもいいだろう(1本2.5mlだけど、たぶん3か月くらいは持つかも:両眼差してるビマトプロストは1本で1カ月半ほど持っています)。
カルテオロールは房水の産生を抑制するタイプで、従来から使用しているビマトプロスト(こっちは、房水の排出を促進するタイプ)と併せて、両方から攻めて左目の眼圧を正常に保ち、視神経の損傷を抑えようというわけだ。
先生からは、浮沈子がちゃんと点眼してないんじゃないかと疑いを掛けられている(もちろん、ちゃんと点眼しています)。
1か月差して見て、効果があれば継続となるだろう(下がり過ぎれば1%製剤になるかも)。
効果がなければ、また、別の薬を探すことになる。
ビマトプロストで、上手くコントロールできたと思ったのにな・・・。
先週おこなった視野検査の結果は良好(視野欠損の進行はない)なれども、今週受診した時に計った眼圧は、左25に右が16(正常値は10~21mmHg)。
左の眼圧が高くなってしまった(前回は19くらい)。
で、目薬追加(カルテオロール塩酸塩LA点眼液2%「わかもと」)。
しかも左目だけに差すという(現在のビマトプロスト点眼液0.03%「SEC」は両眼で継続)。
(カルテオロール塩酸塩LA点眼液1%「わかもと」/ カルテオロール塩酸塩LA点眼液2%「わかもと」)
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1319701Q3032_1_03/
「用法及び用量:
通常、1%製剤を1回1滴、1日1回点眼する。
なお、十分な効果が得られない場合は、2%製剤を用いて1回1滴、1日1回点眼する。」
浮沈子は、いきなり2%を投与するわけで、先生は、結構急速に下げたいようだ(焦ってる感じかあ?)。
診察は、通常は3か月毎だが、次回は追加した薬の効果を見るために来月になった。
この目薬は、喘息持ちや心不全の患者には禁忌だ。
「禁忌:
(次の患者には投与しないこと)
1.コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(II・III度)、心原性ショックのある患者[β-受容体遮断による刺激伝導系抑制作用・心拍出量抑制作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
2.気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者」
ベータ遮断薬だからな。
喘息症状が亢進したり、心臓が止まっちまう可能性がある。
2日ほど使っているけど、そのせいかどうかは分からないが、クロストレーナーをこぐ際に測っている心拍数は毎分10回くらい下がっている。
1日1回、片目に1滴垂らすだけで、それ程の効き目(副作用)があるかどうかは知らないが、継続して観察し、異常を来すようなら予約外受診することにしよう。
喘息持ちではないから、そっちの方は心配していない。
左目だけというのも気になるが、人間の身体は左右差があるからな。
浮沈子の場合、筋肉量は手足とも右側が多いし(右傾化かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
追加になったのは困りものだが、高い薬ではないし、片目だけなので持ちもいいだろう(1本2.5mlだけど、たぶん3か月くらいは持つかも:両眼差してるビマトプロストは1本で1カ月半ほど持っています)。
カルテオロールは房水の産生を抑制するタイプで、従来から使用しているビマトプロスト(こっちは、房水の排出を促進するタイプ)と併せて、両方から攻めて左目の眼圧を正常に保ち、視神経の損傷を抑えようというわけだ。
先生からは、浮沈子がちゃんと点眼してないんじゃないかと疑いを掛けられている(もちろん、ちゃんと点眼しています)。
1か月差して見て、効果があれば継続となるだろう(下がり過ぎれば1%製剤になるかも)。
効果がなければ、また、別の薬を探すことになる。
ビマトプロストで、上手くコントロールできたと思ったのにな・・・。
🐼ISS墜落不可避!?:レッキングボールとイチジクの葉 ― 2022年04月03日 05:55
ISS墜落不可避!?:レッキングボールとイチジクの葉
(まだ飛んでいます—
ロシアはNASAにISSを救うために制裁を終了するように求めましたが、西側は瞬きしませんでした
「安全で成功したISSの運用を維持することは、米国にとって依然として優先事項です。」)
https://arstechnica.com/science/2022/04/no-no-no-russia-is-not-halting-cooperation-on-the-space-station/
「宇宙ステーションから離れて歩くことは、ロシアの民間宇宙計画にレッキングボールを持って行くことと同等である」
エリックバーガーの記事は、いろいろ比喩的表現に富んでいるので、英語の勉強には向いているかもしれない。
レッキングボールで検索すると、ゲームのアイテムとかが大量にヒットするが、ここではコンサバな解体用鉄球のことだろう。
(昔、建物の解体現場でみた鉄球クレーン車が今も現役で使われているところは日本国内にありますか?あるいは鉄球が見られる、保存されているところはありますか?)
https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1466635014/
「あれは建設業界では「モンケン」とか「フンドウ」と呼ばれています。」
「現在は騒音規制法、振動規制法とゆう法律があり、これに抵触してしまうので市街地での建築物解体工事には使用不可です。」
「モンケンが使用可能な現場なら発破解体(ダイナマイト)も可能な場合が多い」
初出の記事の中には、イチジクの葉というのも出てくる。
「注目すべきは、NASAの管理者であるビルネルソンからの3月30日の手紙で、宇宙ステーションに対する彼の継続的な支援を約束していますが、制裁は終わらないことを繰り返し述べています。」
「しかし、ネルソンの手紙には、怒りや脅迫は含まれていません。むしろ、彼はイチジクの葉を提供しています(Rather, he offers a fig leaf.)。米国は制裁を解除しないが、ロシアの宇宙産業がロシアのソユーズまたはプログレス車両の宇宙ステーションへの飛行をサポートするために西洋の部品を必要とする場合、NASAはそのような技術移転を促進するために働くだろうとネルソンは書いている。」
(イチジクの葉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%81%AE%E8%91%89
「英語で fig leaf(イチジクの葉)という表現は、恥ずかしいと思われるものや行動を、最小限のカバーで覆い隠すという比喩として用いられる。」
「これは、そのカバーが形だけのジェスチャーに過ぎず、それを見る全ての人に真実は明らかであるという侮蔑的な意味を含んでいる」
うーん、怒りや脅迫は含まれていないとしても、侮蔑的な意図はあるのかも知れないな(ちょっと、意味違うかも!?)。
まあいい。
エリックバーガーは、そこまで意図してはいないだろう。
ISSは、ロゴージンのトンデモ発言とは裏腹に、今日も元気で飛び続けている。
浮沈子は、西側の経済制裁が本物ならば、ISSは確実に落ちると思っていたけど、NASAは必要なら部品の供給は続けるつもりのようだ。
経済援助まで行うかどうかは知らない。
「安全で成功したISSの運用を維持することは、米国にとって依然として優先事項です」
余談だが、NYTは、米国がウクライナに戦車を供給する手助けを行うとすっぱ抜いた。
(NY Times:米国がソビエト製戦車のウクライナへの移送を支援)
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20220402_17/
「送られる戦車はウクライナ軍がそれらの使用方法を知っているので旧ソビエト連邦によって作られたものになるだろうと報じた。」
具体な車種は分からない(ウクライナ軍は、T-64使ってるって噂も!)。
一方で、ロシア軍が投入している戦車はT-72が主力と言われている。
(T-72:2022年ウクライナにおける戦闘)
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-72#2022%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%88%A6%E9%97%98
「ロシア軍は機甲部隊の主力として多数のT-72を投入した。その中には旧型のT-72AVやT-72Bから、新型のT-72B3まで含まれる。」
どのくらいの数が供給されることになるかは分からないが、戦況を大きく変えることは期待できない。
生かさぬように、殺さぬように・・・。
ISSにおけるロシアも、ウクライナも、主体的な行動をとることは最早出来ない。
サプライチェーンに絡めとられて、身動きが出来なくなりつつある。
バルブのグリップを握っているのは米国だ。
ISSが飛び続けられるかどうかは、米国が決める。
ロシアじゃない。
ウクライナへの戦車の提供も、米国内の声を封じるための手段だろう。
イチジクの葉だな・・・。
(まだ飛んでいます—
ロシアはNASAにISSを救うために制裁を終了するように求めましたが、西側は瞬きしませんでした
「安全で成功したISSの運用を維持することは、米国にとって依然として優先事項です。」)
https://arstechnica.com/science/2022/04/no-no-no-russia-is-not-halting-cooperation-on-the-space-station/
「宇宙ステーションから離れて歩くことは、ロシアの民間宇宙計画にレッキングボールを持って行くことと同等である」
エリックバーガーの記事は、いろいろ比喩的表現に富んでいるので、英語の勉強には向いているかもしれない。
レッキングボールで検索すると、ゲームのアイテムとかが大量にヒットするが、ここではコンサバな解体用鉄球のことだろう。
(昔、建物の解体現場でみた鉄球クレーン車が今も現役で使われているところは日本国内にありますか?あるいは鉄球が見られる、保存されているところはありますか?)
https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1466635014/
「あれは建設業界では「モンケン」とか「フンドウ」と呼ばれています。」
「現在は騒音規制法、振動規制法とゆう法律があり、これに抵触してしまうので市街地での建築物解体工事には使用不可です。」
「モンケンが使用可能な現場なら発破解体(ダイナマイト)も可能な場合が多い」
初出の記事の中には、イチジクの葉というのも出てくる。
「注目すべきは、NASAの管理者であるビルネルソンからの3月30日の手紙で、宇宙ステーションに対する彼の継続的な支援を約束していますが、制裁は終わらないことを繰り返し述べています。」
「しかし、ネルソンの手紙には、怒りや脅迫は含まれていません。むしろ、彼はイチジクの葉を提供しています(Rather, he offers a fig leaf.)。米国は制裁を解除しないが、ロシアの宇宙産業がロシアのソユーズまたはプログレス車両の宇宙ステーションへの飛行をサポートするために西洋の部品を必要とする場合、NASAはそのような技術移転を促進するために働くだろうとネルソンは書いている。」
(イチジクの葉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%81%AE%E8%91%89
「英語で fig leaf(イチジクの葉)という表現は、恥ずかしいと思われるものや行動を、最小限のカバーで覆い隠すという比喩として用いられる。」
「これは、そのカバーが形だけのジェスチャーに過ぎず、それを見る全ての人に真実は明らかであるという侮蔑的な意味を含んでいる」
うーん、怒りや脅迫は含まれていないとしても、侮蔑的な意図はあるのかも知れないな(ちょっと、意味違うかも!?)。
まあいい。
エリックバーガーは、そこまで意図してはいないだろう。
ISSは、ロゴージンのトンデモ発言とは裏腹に、今日も元気で飛び続けている。
浮沈子は、西側の経済制裁が本物ならば、ISSは確実に落ちると思っていたけど、NASAは必要なら部品の供給は続けるつもりのようだ。
経済援助まで行うかどうかは知らない。
「安全で成功したISSの運用を維持することは、米国にとって依然として優先事項です」
余談だが、NYTは、米国がウクライナに戦車を供給する手助けを行うとすっぱ抜いた。
(NY Times:米国がソビエト製戦車のウクライナへの移送を支援)
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20220402_17/
「送られる戦車はウクライナ軍がそれらの使用方法を知っているので旧ソビエト連邦によって作られたものになるだろうと報じた。」
具体な車種は分からない(ウクライナ軍は、T-64使ってるって噂も!)。
一方で、ロシア軍が投入している戦車はT-72が主力と言われている。
(T-72:2022年ウクライナにおける戦闘)
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-72#2022%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%88%A6%E9%97%98
「ロシア軍は機甲部隊の主力として多数のT-72を投入した。その中には旧型のT-72AVやT-72Bから、新型のT-72B3まで含まれる。」
どのくらいの数が供給されることになるかは分からないが、戦況を大きく変えることは期待できない。
生かさぬように、殺さぬように・・・。
ISSにおけるロシアも、ウクライナも、主体的な行動をとることは最早出来ない。
サプライチェーンに絡めとられて、身動きが出来なくなりつつある。
バルブのグリップを握っているのは米国だ。
ISSが飛び続けられるかどうかは、米国が決める。
ロシアじゃない。
ウクライナへの戦車の提供も、米国内の声を封じるための手段だろう。
イチジクの葉だな・・・。
🐼変異種:第7波襲来不可避:リバウンドで済むのか ― 2022年04月04日 00:15
変異種:第7波襲来不可避:リバウンドで済むのか
(松野官房長官「コロナしばらくは最大限警戒 医療体制確保」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220403/k10013565821000.html
「1週間平均の新規感染者数は、44の都道府県で前の週より多くなっていて、全国でも1.17倍と増加傾向」
「3回目のワクチン接種を推進し国民にも、感染リスクの高い行動を控え、マスクの着用など基本的な感染防止策の徹底をお願いしたい」
先月下旬には、まん延防止等重点措置を全国的に解除したばかりだからな。
既に、感染者数の増減は、政策的な対応の指標じゃない。
医療資源のひっ迫度合いだけが、ワクチン時代の指標になる。
そのワクチンの効果が減弱すれば、追加の接種を繰り返すことになるんだが、4回目接種はこれまでとは根本的に異なる。
ワクチン接種は感染者の減少に寄与しない(ゼロってわけじゃないでしょうけど)。
新たな変異種に対して効き目が薄くなり、感染予防効果が殆どないからな。
重症化リスクが高い高齢者などに対しては、少しでも感染予防効果があればうつ意義はあるだろうし、何より、重症化予防効果を期待することになる(ないよりマシな程度だろうけどな)。
3回目までは、広く遍くうちまくっていたけど、4回目は対象を絞り込むことになるだろう。
5回目はどーなるとか、6回目はいつなのかとか、先々への不安と不満も募るところだ。
東京都では、まん延防止が解除された後、協力金が出ないお願いベースの「リバウンド警戒期間」なる独自の設定を行い、飲食店などに協力を依頼している。
ワクチンうっても、マスクや社会的距離をとっても、実際問題として感染予防には限界があるのだ。
3回もワクチンうたされて、まだ検査して陰性証明しなければならないとか、黙食だとか、2時間以内とかいうのかあ?。
いーかげんにせんか!。
まあ、そうはいっても、相手(新型コロナウイルスBA.2)のあることだからな。
有効な手立て(万能スーパーワクチンとか)を打ち出すことが出来ず、効き目の薄い型落ちワクチンと、いささか聞き飽きた感染防御策で立ち向かわざるを得ないのだ。
政治的には、舌噛んでも緊急事態の発出などはできないだろうしな。
まん延防止の再適用も、余程の事態にならない限り避けたいところだ。
5月には、そんな事態が待っているけどな。
4回目接種については、合理的には接種対象者を絞り込んで、早期にうち上げるべきだろうが、夏の参院選挙を控え、野党に突っ込まれるような真似は出来ないしな。
ワクチン接種が政争の具にされる事態は避けたいところだが、浮沈子的には、是非ともそーしてもらいたいところだ(自分が良ければそれでいーのかあ?:いーんです!)。
このまま行けば、ひょっとしたら65歳以上の高齢者など(免疫不全者等含む)が対象となり、選に漏れるリスクもある。
うーん、ボーダーライン上だからなあ。
リバウンドを、第7波とするかどうかは分からない。
第6波中の変動ということになれば、第7波という認識ではなくなる。
全国的には、現在1日5万人程度の感染者数を記録しており、立派な(?)大流行中だ。
それでも、変異種がBA.1.1からBA.2に置き変わり、ワクチン接種のフェーズも第3回から第4回へと移行していくわけだから、単なるリバウンドではなく、新たな流行として捉えて対策を講じた方がいいような気がするんだがな。
ずるずると放置(リバウンド警戒期間の「お願い」含む)しているうちに、取り返しのつかない事態に発展することだけは避けたい。
幸い、重症者数や死者数は、ペースは遅いながらも減少傾向が続いている。
しかしなあ、そっちが減っているのに感染者が増えているということは、紛れもなく、新しい流行が始まっていることの証拠でもあるわけだしな。
第7波襲来不可避。
ついこの間、まん延防止等重点措置を解除したばかりなのに、しかも、年度の切り替わり時期で書き入れ時な真っ最中に、なんてこったな話ではある。
第7波は特別だ。
ワクチン接種が流行の抑制に効果がないことが証明されるわけだ(第6波でも証明されているけどな)。
流行を認め、受け入れ、その中で凌ぐ最初の波になる。
リバウンドでも何でも、呼び方は好きにすればいいけど、対策と説明はしっかりやってもらわんとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナ 新規感染者数が再増加に転じる 第7波の規模を抑えるためにできることは?)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220403-00289659
「なにかの間違いで増えたわけではなく、実際の流行状況を反映する指標である検査陽性率や接触歴等不明者数・増加比といった指標も東京都や大阪府で再増加」
いや、まったく、何かの間違いではないかと思うような反転ぶりだ。
忽那センセの記事は、するっと読み飛ばしそうな落とし穴があるなあ。
第7波の原因としては、いくつかの要素が上げられている。
「オミクロン株に対してはワクチンによる感染予防効果が落ちており感染の連鎖を断つことが難しいこと、第6波では10代以下の若い世代での感染者が多く感染伝播が維持されていることなどが原因」
・まん延防止等重点措置の解除
・年度末・年度始めのイベントに関連した感染
・オミクロン株BA.2の拡大
これらは既に、様々な所で指摘されている。
「特に高齢者における死亡者が増えたことから、今後はこれらの重症化リスクの高い方々への対策に重点が置かれる」
4回目のワクチン接種も、重症化リスク対策の一環として位置づけられていくんだろう。
「新規感染者数が十分減りきらないまま再増加に転じている」
「ちょうどBA.1からBA.2への置き換わりと同じタイミングで再増加に向かっており、第6波以上の流行が起こる可能性が懸念」
3回目のワクチン接種の効果が減弱する点については触れられていない(記事中の感染予防効果の減少は2回目までの接種について:たぶん)が、浮沈子的には最も気になる点だ。
若年者は、3回のワクチン接種で十分な免疫が付いているから4回目は不要という意見もある。
(4回目接種、全員に必要? 「高齢者の重症予防に」―専門家指摘・コロナワクチン)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040400146&g=soc
「3回の接種で免疫効果は十分だ」
「4回目は重症化しやすい高齢者らには効果があるが、50代以下には不要では」
それでも、感染予防効果は落ちているわけで、罹患して感染を広める媒体になる。
浮沈子の個人的立場は、ちょっと脇に置いておいて、感染予防効果が少しでもあるのなら、副反応との兼ね合いを考えた上で推奨してもいいのではないか。
その場合の動機は、罹患した際の後遺症(ロングコビット)の予防、ハイリスクグループへの感染防止だ。
個人のメリットが限られるから、接種率は上がらないだろうけど、接種を妨げる必要はない(うつかうたないかの判断は、今でも個人に委ねられています)。
3回目で免疫が確立しているという話にしたって、今後発生する変異種に対して、どこまで通用するかは分からんからな。
(FDA、2回目の追加接種承認 50歳以上対象 ファイザー製など)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-boosters-idJPKCN2LQ1SR
「もし秋に追加のブースター接種が必要になっても不思議ではない」
既に、5回目の接種(3回目の追加接種)の可能性をほのめかしている(そうなのかあ?)。
我が国では、5回目接種についての話は聞かない。
(コロナワクチン4回接種したおじいちゃん「早く5回目を打ちたい」)
https://fukatsu-clinic.com/blog/2021/08/28/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B34%E5%9B%9E%E6%8E%A5%E7%A8%AE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%84%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%8C%E6%97%A9%E3%81%8F5%E5%9B%9E/
まずは、去年夏の記事である点に注意だな・・・。
「この男性は、今年4月と5月に医療従事者枠でファイザー製のワクチンを接種後、6月と7月にも自治体の高齢者枠でファイザー製ワクチンを打ちました。」
「追加接種の機会があれば、5回目も打ちたいと思っています」
まあいい。
紹介しているクリニックの先生は、「びっくり記事」といっているけど、もはや現実の話になりつつある。
「バレても恐れない自分自身の生き残りをかけた実行力に脅威を感じるのは私だけでしょうか?」
いやいや、浮沈子も同感だよ・・・。
(松野官房長官「コロナしばらくは最大限警戒 医療体制確保」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220403/k10013565821000.html
「1週間平均の新規感染者数は、44の都道府県で前の週より多くなっていて、全国でも1.17倍と増加傾向」
「3回目のワクチン接種を推進し国民にも、感染リスクの高い行動を控え、マスクの着用など基本的な感染防止策の徹底をお願いしたい」
先月下旬には、まん延防止等重点措置を全国的に解除したばかりだからな。
既に、感染者数の増減は、政策的な対応の指標じゃない。
医療資源のひっ迫度合いだけが、ワクチン時代の指標になる。
そのワクチンの効果が減弱すれば、追加の接種を繰り返すことになるんだが、4回目接種はこれまでとは根本的に異なる。
ワクチン接種は感染者の減少に寄与しない(ゼロってわけじゃないでしょうけど)。
新たな変異種に対して効き目が薄くなり、感染予防効果が殆どないからな。
重症化リスクが高い高齢者などに対しては、少しでも感染予防効果があればうつ意義はあるだろうし、何より、重症化予防効果を期待することになる(ないよりマシな程度だろうけどな)。
3回目までは、広く遍くうちまくっていたけど、4回目は対象を絞り込むことになるだろう。
5回目はどーなるとか、6回目はいつなのかとか、先々への不安と不満も募るところだ。
東京都では、まん延防止が解除された後、協力金が出ないお願いベースの「リバウンド警戒期間」なる独自の設定を行い、飲食店などに協力を依頼している。
ワクチンうっても、マスクや社会的距離をとっても、実際問題として感染予防には限界があるのだ。
3回もワクチンうたされて、まだ検査して陰性証明しなければならないとか、黙食だとか、2時間以内とかいうのかあ?。
いーかげんにせんか!。
まあ、そうはいっても、相手(新型コロナウイルスBA.2)のあることだからな。
有効な手立て(万能スーパーワクチンとか)を打ち出すことが出来ず、効き目の薄い型落ちワクチンと、いささか聞き飽きた感染防御策で立ち向かわざるを得ないのだ。
政治的には、舌噛んでも緊急事態の発出などはできないだろうしな。
まん延防止の再適用も、余程の事態にならない限り避けたいところだ。
5月には、そんな事態が待っているけどな。
4回目接種については、合理的には接種対象者を絞り込んで、早期にうち上げるべきだろうが、夏の参院選挙を控え、野党に突っ込まれるような真似は出来ないしな。
ワクチン接種が政争の具にされる事態は避けたいところだが、浮沈子的には、是非ともそーしてもらいたいところだ(自分が良ければそれでいーのかあ?:いーんです!)。
このまま行けば、ひょっとしたら65歳以上の高齢者など(免疫不全者等含む)が対象となり、選に漏れるリスクもある。
うーん、ボーダーライン上だからなあ。
リバウンドを、第7波とするかどうかは分からない。
第6波中の変動ということになれば、第7波という認識ではなくなる。
全国的には、現在1日5万人程度の感染者数を記録しており、立派な(?)大流行中だ。
それでも、変異種がBA.1.1からBA.2に置き変わり、ワクチン接種のフェーズも第3回から第4回へと移行していくわけだから、単なるリバウンドではなく、新たな流行として捉えて対策を講じた方がいいような気がするんだがな。
ずるずると放置(リバウンド警戒期間の「お願い」含む)しているうちに、取り返しのつかない事態に発展することだけは避けたい。
幸い、重症者数や死者数は、ペースは遅いながらも減少傾向が続いている。
しかしなあ、そっちが減っているのに感染者が増えているということは、紛れもなく、新しい流行が始まっていることの証拠でもあるわけだしな。
第7波襲来不可避。
ついこの間、まん延防止等重点措置を解除したばかりなのに、しかも、年度の切り替わり時期で書き入れ時な真っ最中に、なんてこったな話ではある。
第7波は特別だ。
ワクチン接種が流行の抑制に効果がないことが証明されるわけだ(第6波でも証明されているけどな)。
流行を認め、受け入れ、その中で凌ぐ最初の波になる。
リバウンドでも何でも、呼び方は好きにすればいいけど、対策と説明はしっかりやってもらわんとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナ 新規感染者数が再増加に転じる 第7波の規模を抑えるためにできることは?)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220403-00289659
「なにかの間違いで増えたわけではなく、実際の流行状況を反映する指標である検査陽性率や接触歴等不明者数・増加比といった指標も東京都や大阪府で再増加」
いや、まったく、何かの間違いではないかと思うような反転ぶりだ。
忽那センセの記事は、するっと読み飛ばしそうな落とし穴があるなあ。
第7波の原因としては、いくつかの要素が上げられている。
「オミクロン株に対してはワクチンによる感染予防効果が落ちており感染の連鎖を断つことが難しいこと、第6波では10代以下の若い世代での感染者が多く感染伝播が維持されていることなどが原因」
・まん延防止等重点措置の解除
・年度末・年度始めのイベントに関連した感染
・オミクロン株BA.2の拡大
これらは既に、様々な所で指摘されている。
「特に高齢者における死亡者が増えたことから、今後はこれらの重症化リスクの高い方々への対策に重点が置かれる」
4回目のワクチン接種も、重症化リスク対策の一環として位置づけられていくんだろう。
「新規感染者数が十分減りきらないまま再増加に転じている」
「ちょうどBA.1からBA.2への置き換わりと同じタイミングで再増加に向かっており、第6波以上の流行が起こる可能性が懸念」
3回目のワクチン接種の効果が減弱する点については触れられていない(記事中の感染予防効果の減少は2回目までの接種について:たぶん)が、浮沈子的には最も気になる点だ。
若年者は、3回のワクチン接種で十分な免疫が付いているから4回目は不要という意見もある。
(4回目接種、全員に必要? 「高齢者の重症予防に」―専門家指摘・コロナワクチン)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040400146&g=soc
「3回の接種で免疫効果は十分だ」
「4回目は重症化しやすい高齢者らには効果があるが、50代以下には不要では」
それでも、感染予防効果は落ちているわけで、罹患して感染を広める媒体になる。
浮沈子の個人的立場は、ちょっと脇に置いておいて、感染予防効果が少しでもあるのなら、副反応との兼ね合いを考えた上で推奨してもいいのではないか。
その場合の動機は、罹患した際の後遺症(ロングコビット)の予防、ハイリスクグループへの感染防止だ。
個人のメリットが限られるから、接種率は上がらないだろうけど、接種を妨げる必要はない(うつかうたないかの判断は、今でも個人に委ねられています)。
3回目で免疫が確立しているという話にしたって、今後発生する変異種に対して、どこまで通用するかは分からんからな。
(FDA、2回目の追加接種承認 50歳以上対象 ファイザー製など)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-boosters-idJPKCN2LQ1SR
「もし秋に追加のブースター接種が必要になっても不思議ではない」
既に、5回目の接種(3回目の追加接種)の可能性をほのめかしている(そうなのかあ?)。
我が国では、5回目接種についての話は聞かない。
(コロナワクチン4回接種したおじいちゃん「早く5回目を打ちたい」)
https://fukatsu-clinic.com/blog/2021/08/28/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B34%E5%9B%9E%E6%8E%A5%E7%A8%AE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%84%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%8C%E6%97%A9%E3%81%8F5%E5%9B%9E/
まずは、去年夏の記事である点に注意だな・・・。
「この男性は、今年4月と5月に医療従事者枠でファイザー製のワクチンを接種後、6月と7月にも自治体の高齢者枠でファイザー製ワクチンを打ちました。」
「追加接種の機会があれば、5回目も打ちたいと思っています」
まあいい。
紹介しているクリニックの先生は、「びっくり記事」といっているけど、もはや現実の話になりつつある。
「バレても恐れない自分自身の生き残りをかけた実行力に脅威を感じるのは私だけでしょうか?」
いやいや、浮沈子も同感だよ・・・。
🐼SLS:WDR:アルテミスIウェットドレスリハーサルスクラブ ― 2022年04月04日 08:09
SLS:WDR:アルテミスIウェットドレスリハーサルスクラブ
(アルテミスIウェットドレスリハーサルスクラブ)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/04/03/artemis-i-wet-dress-rehearsal-scrub/
「モバイルランチャーを加圧する能力が失われたため、ウェットドレスリハーサルのためにタンキング操作をスクラブすることを決定」
「ファンは、モバイルランチャー(ML)内の密閉された領域に陽圧を供給し、危険なガスを防ぐために必要です。技術者は、この機能がなければ、推進剤をロケットのコアステージ(1段目)と暫定的な極低温推進ステージ(2段目)に安全に搭載することを進めることができません。」(カッコ内は浮沈子注)
「次の機会は4月4日月曜日」
よく分からない内容だが、要するに、SLSのWDRスケジュールに遅れが生じており、その原因は地上システム(移動発射台:ML)のようだ。
うーん、電動ファンの故障かあ・・・。
(ライブ報道:NASAがアルテミス1号のウェットドレスリハーサルをスクラブ)
https://spaceflightnow.com/2022/04/03/sls-artemis-1-wdr-mission-status-center/
「04/04/2022 06:53
チームは現在、SLSモバイルランチャーの空気加圧システムに関連する供給ファンのトラブルシューティングを行っている」
「ファンはパッドの周囲に沿って配置」
ふーん、1つじゃないんだなあ・・・。
「トラブルシューティングチームからの更新が1〜2時間以内に行われることを期待」
交換に要する時間は短時間と見込まれているようだ。
ロケット本体のトラブルは、まだ起こっていない。
つーか、酸化剤(液体酸素)や燃料(液体水素)とか入れてないからな(業界では、両方纏めて「推進剤」といういい方します)。
何か起こるとしてもこれからなわけだ。
「04/04/2022 06:42
打ち上げチームは、「いくつかの問題」が解決するまで、ロケットのカウントダウンドレスのリハーサルのために極低温推進剤をパッド39Bのスペースローンチシステムにロードするために明日再試行する準備をしている」
当局は明らかにしていないが、他にも何かあるのかも知れない。
モバイルランチャー(ML)の単独テストは、既に行われているはずだから、加圧システムの電動ファンのトラブルは、その際には起こっていなかったことになる。
つまり、今後も、いつ起こっても不思議じゃないトラブルなのかもしれない。
やれやれ・・・。
可燃性のガスが侵入して引火し、大爆発を起こす恐れがあるにしては、何ともお粗末な話だ。
しかし、まあ、何らかの警報(閉鎖区域が陽圧になっていないなど)が出る仕掛けは施してあるわけだから、リスクは十分認識されていて、たとえば気密が不十分であるなどの原因にも対処できるようにはなっているようだ、
もちろん、この延期のために、ファルコン9(Axiom Mission 1)の打ち上げはずれ込んでいる(今のところ、4月7日15:39 GMT)。
まあいい。
こっちは想定内だ。
SLSは全てに優先する。
米国の、米国による、米国のためのロケット。
燃料とか入れてどうなるかがお楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(地上システムの問題により、アルテミス1号のカウントダウンドレスのリハーサルが停止します)
https://spaceflightnow.com/2022/04/03/ground-system-problem-halts-artemis-1-countdown-dress-rehearsal/
「ファンはモバイルランチャーに空気を吹き込み、タンキング中に危険なガスが蓄積しないようにし、火災やその他の緊急事態のリスクを軽減します。」
「ファンの1人が日曜日の初めにトラブルに見舞われたため、当局はカウントダウンを一時停止して、チームが問題のトラブルシューティングを行うために発射台に戻ることができるようにしました。打ち上げチームはバックアップファンに切り替えてカウントダウンを続ける準備をしましたが、2番目のファンは別の問題に遭遇した」
ほほう、バックアップもトラブったわけだ。
「換気ファンは、ロケットとモバイルランチャーから数百フィート離れたパッド39Bの周囲に沿った建物にあります。ファンからの空気は、発射台の環境制御システムのダクトを通って送られます。」
なーんだ、モバイルランチャー(ML)に付いてるんじゃないんだ・・・。
「エンジニアは、ファンの誤動作の原因が、土曜日の午後遅くの雷雨の際にパッド39Bの周囲で観察された4回の落雷に関連しているとは考えていません。」
SLSロケットの周辺にも落雷していたみたいだな。
しかし、その影響ではないようだ。
「カウントダウンがリフトオフ前の最終ステップに進むと、メインエンジンが点火する直前のTマイナス9.3秒で時計が停止します。」(Tマイナス9.34秒みたいです:後述)
それ以前にも、何度か中断するようだな。
「カウントダウンはTマイナス33分で終了し、Tマイナス10分のホールドにリサイクルされます。」
「NASAの打ち上げチームは、日曜日の午後遅くにターミナルのカウントダウンを2回実行することを計画しており、メインエンジンが点火する直前のTマイナス9.34秒で最高潮に達します。」
ここから先は、本番の打ち上げに乞うご期待というところだな。
「コアステージとアッパーステージから極低温推進剤が排出され、NASAのエンジニアがドレスのリハーサル中にロケットの性能を評価してから、ロケットを最終的に打ち上げ前のテストと閉鎖のためにスペースシャトル組立棟に戻します。」
全てが何事もなく予定通りに進めば(ありえねー・・・)、打ち上げは今年6月に行われる。
もちろん、その前にはスターシップの準軌道試験が行われ、それ以前にはスターライナーのOFT-2が滞りなく終わっているはずだ(うーん、どっちもありえねー・・・)。
予定は未定、決定にあらず。
日本時間の今夜遅くには、推進剤(液体酸素と液体水素)の充填が開始される。
燃料に満たされ、とてつもない重量になったSLSを支えきれずに、MLがぺしゃんこに潰れて絶句することがないように祈るばかりだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(アルテミス1号ウェットドレスリハーサルテストが続く)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/04/03/artemis-i-wet-dress-rehearsal-testing-continues/
「2つのファンを使用してモバイルランチャーを加圧する能力が失われたため、タンキングの前に4月3日日曜日にテストが停止されました。」
ファンは2つか・・・。
「チームがファンとの問題のトラブルシューティングを続けており、今夜遅くに解決することを目指している」
「コアステージ、暫定極低温推進ステージ、およびオリオン宇宙船は、一晩電源が入ったままになります。SLSブースターの電源がオフになり、日曜日の朝に再び電源がオンになります。」
打上げに保留が掛かった際の手順を、地で行ってるわけだ。
現地では、既に朝になっているが、加圧用ファンの問題が解決したかどうかは報じられていない。
無事に燃料を注入することが出来るかどうか。
んなことでやきもきするなんてのは、想定の範囲外だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
「2022年4月5日05:18
アルテミス打ち上げチームは、スペースローンチシステムのモバイル打ち上げタワーのバルキーベントバルブを評価しています。モバイルランチャーの160フィートの高さのバルブが開くことができず、今日のカウントダウンドレスのリハーサルのコアステージへの液体水素タンキングの開始が妨げられました。」
「2022年4月5日06:42
NASAによると、打ち上げチームがアルテミス1号のウェットドレスのリハーサルをその日の残りの時間中止することを決定したとき、SLSコアステージの液体酸素タンクは約半分いっぱいでした。」
どうもあれだな、地上システムの問題が足を引っ張り続けているようだな。
このまま、カウントダウンを続ければ、ファルコン9がいつ離陸できるかは分からない。
先に飛ばしちまって、ゆっくり時間をかけて解決した方がいいような気がするんだがな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーー
「2022年4月5日07:22
ケネディ宇宙センターのカウントダウン時計は、Tマイナス43時間にリサイクルされました。アルテミス1カウントダウンドレスのリハーサルの次の試みは、少なくとも数日先になる可能性があります。」
一旦、仕切り直しな感じだ・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(NASAの月ロケットのリハーサル、難航の末いったん中止に)
https://article.auone.jp/detail/1/3/7/32_7_r_20220405_1649167571623116
「東部標準時4日午前10時52分にようやくカウントダウンが再開。ファンのトラブルとその前の気体窒素を供給するシステムのトラブルは解決」
窒素ガスもトラブルだったみたいだな。
「現地時間の4日午後5時、NASAはバルブのトラブルによるリハーサルの中止を発表」
「「液体水素を送り込む直前に、チームはモバイル・ランチャーの高さ160フィート(約49メートル)にある通気バルブを開けることができませんでした」と説明。この通気バルブはタンクに充填する作業の間、コア・ステージから圧力を下げるために使われます。」
「当局は東部時間の5日午後4時(日本時間6日午前5時)に記者会見を開く予定です。」
内容が分かればまた書く。
(アルテミス1ウェットドレスリハーサルタイムライン)
https://spaceflightnow.com/2022/04/03/artemis-1-wet-dress-rehearsal-timeline/
「•T-06:40:00: カウントダウンは90分の組み込みホールドに入ります。ミッション管理チームが集まり、タンキングに「挑戦」します
• T-06:40:00: ビルトインホールド後にカウントダウンクロックが再開します。コアステージの液体酸素のチルダウンが始まります
• T-05:55:00: コアステージの液体酸素スローフィルが始まります
•T-05:40:00: コアステージの液体酸素高速充填が開始されます
•T-05:35:00: コアステージの液体水素のチルダウンが始まります」
液体水素の注入は行われていない(配管の冷却までは行われたようです)。
液体酸素の充填が50パーセント行われたことから、この先には進まなかった模様だ。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(NASAはアクシアムの乗組員の打ち上げ後までアルテミスのカウントダウンリハーサルをぶつけます)
https://spaceflightnow.com/2022/04/05/nasa-bumps-artemis-countdown-rehearsal-until-after-axiom-crew-launch/
「NASAの関係者は火曜日、次のSLSカウントダウンドレスのリハーサルは、近くのパッド39Aから商用のSpaceXFalcon9ロケットが打ち上げられた後に行われると述べました。」
記事には、液体酸素の温度上昇がもたらすリスクと、それを解決するためにヘリウムを注入するというカルトな手順についても開設されている。
いずれにしても、先にファルコン9を上げさせてから、次のクルー4までの間に行うことになるんだろう。
「NASAの関係者は、月曜日のテスト中に遭遇した問題は比較的軽微であり、ロケットや宇宙船のシステムに関連するものはなかったと述べました。」
「ハードウェアに関しては、ロケットは問題ありません。宇宙船は大丈夫です。」
うーん、コアステージの液酸タンクとその配管系だけにしか注入していないからな。
これから何が起こるかは、やってみなければ分からないということだ。
「ケネディの地上チームは、パッド39Bで推進剤を補給し、数日中に別の極低温タンキングテストを準備しています。」
「かなり前向きに感じている」
ベントバルブの不具合は、おそらく人為的なミスなんだろう(未確認)。
「液体酸素の装填を開始した後、エンジニアは液体水素をコアステージに送り込む準備をしましたが、ロケットのベントバルブが反応しなくなったため、チームはそのステップを踏むことができませんでした。」
おっと、液酸側ではなくて、液体水素側か。
しかも、「ロケットのベントバルブ」(vent valve on the rocket)と明記されている。
「エンジニアは、ロケットの隣にある移動式発射塔の空気圧パネルにその問題を突き止めました。」
「技術者は、検査のために発射台に戻り、パッドチームがその日の早い時間に複合施設を避難させたときに、圧力パネルに関連付けられたハンドバルブが間違った位置に残されていると判断しました。」
打上げ手順に誤りがあったのか、事前のチェック漏れなのか。
ウェットドレスリハーサルを優先させ、ファルコン9を後回しした判断の背景には、さっさと終わらせて撤収することが出来るという甘い見通しがあったわけだが、ことごとく裏目に出たな。
まあいい。
「月曜日のカウントダウンテストは、液体酸素温度の懸念や、チームがSLS発射台を空にする前に間違った構成のままにされた手動バルブなど、NASAのマネージャーが軽微な問題として特徴づけたものによって遅れました。」(この他に、落雷やファンの故障もあったしな・・・。)
それらは、しかし、個々には軽微かも知れないが、複合的に大きなトラブルに直結するリスクをはらんでいる。
システムは、幸運にもトラブルの予兆を捉え、技術的評価によって対策を講じることが出来るかもしれないが、まだまだ、どこかに隠れた瑕疵が潜んでいると考えるべきだろう。
初物を扱うのは骨の折れる仕事だ。
トラブルになりそうなところでは、現実にトラブルが起こると考えておくべきだし、それ以外にも予期せぬトラブルが起こる。
初物でクリアされたはずが、別の条件で再発することもある。
アルテミス2とかは、そういうタイミングで実施されるわけだ。
追加ばっかしになったので、WDRについては功を改めて書くことにする。
(アルテミスIウェットドレスリハーサルスクラブ)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/04/03/artemis-i-wet-dress-rehearsal-scrub/
「モバイルランチャーを加圧する能力が失われたため、ウェットドレスリハーサルのためにタンキング操作をスクラブすることを決定」
「ファンは、モバイルランチャー(ML)内の密閉された領域に陽圧を供給し、危険なガスを防ぐために必要です。技術者は、この機能がなければ、推進剤をロケットのコアステージ(1段目)と暫定的な極低温推進ステージ(2段目)に安全に搭載することを進めることができません。」(カッコ内は浮沈子注)
「次の機会は4月4日月曜日」
よく分からない内容だが、要するに、SLSのWDRスケジュールに遅れが生じており、その原因は地上システム(移動発射台:ML)のようだ。
うーん、電動ファンの故障かあ・・・。
(ライブ報道:NASAがアルテミス1号のウェットドレスリハーサルをスクラブ)
https://spaceflightnow.com/2022/04/03/sls-artemis-1-wdr-mission-status-center/
「04/04/2022 06:53
チームは現在、SLSモバイルランチャーの空気加圧システムに関連する供給ファンのトラブルシューティングを行っている」
「ファンはパッドの周囲に沿って配置」
ふーん、1つじゃないんだなあ・・・。
「トラブルシューティングチームからの更新が1〜2時間以内に行われることを期待」
交換に要する時間は短時間と見込まれているようだ。
ロケット本体のトラブルは、まだ起こっていない。
つーか、酸化剤(液体酸素)や燃料(液体水素)とか入れてないからな(業界では、両方纏めて「推進剤」といういい方します)。
何か起こるとしてもこれからなわけだ。
「04/04/2022 06:42
打ち上げチームは、「いくつかの問題」が解決するまで、ロケットのカウントダウンドレスのリハーサルのために極低温推進剤をパッド39Bのスペースローンチシステムにロードするために明日再試行する準備をしている」
当局は明らかにしていないが、他にも何かあるのかも知れない。
モバイルランチャー(ML)の単独テストは、既に行われているはずだから、加圧システムの電動ファンのトラブルは、その際には起こっていなかったことになる。
つまり、今後も、いつ起こっても不思議じゃないトラブルなのかもしれない。
やれやれ・・・。
可燃性のガスが侵入して引火し、大爆発を起こす恐れがあるにしては、何ともお粗末な話だ。
しかし、まあ、何らかの警報(閉鎖区域が陽圧になっていないなど)が出る仕掛けは施してあるわけだから、リスクは十分認識されていて、たとえば気密が不十分であるなどの原因にも対処できるようにはなっているようだ、
もちろん、この延期のために、ファルコン9(Axiom Mission 1)の打ち上げはずれ込んでいる(今のところ、4月7日15:39 GMT)。
まあいい。
こっちは想定内だ。
SLSは全てに優先する。
米国の、米国による、米国のためのロケット。
燃料とか入れてどうなるかがお楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(地上システムの問題により、アルテミス1号のカウントダウンドレスのリハーサルが停止します)
https://spaceflightnow.com/2022/04/03/ground-system-problem-halts-artemis-1-countdown-dress-rehearsal/
「ファンはモバイルランチャーに空気を吹き込み、タンキング中に危険なガスが蓄積しないようにし、火災やその他の緊急事態のリスクを軽減します。」
「ファンの1人が日曜日の初めにトラブルに見舞われたため、当局はカウントダウンを一時停止して、チームが問題のトラブルシューティングを行うために発射台に戻ることができるようにしました。打ち上げチームはバックアップファンに切り替えてカウントダウンを続ける準備をしましたが、2番目のファンは別の問題に遭遇した」
ほほう、バックアップもトラブったわけだ。
「換気ファンは、ロケットとモバイルランチャーから数百フィート離れたパッド39Bの周囲に沿った建物にあります。ファンからの空気は、発射台の環境制御システムのダクトを通って送られます。」
なーんだ、モバイルランチャー(ML)に付いてるんじゃないんだ・・・。
「エンジニアは、ファンの誤動作の原因が、土曜日の午後遅くの雷雨の際にパッド39Bの周囲で観察された4回の落雷に関連しているとは考えていません。」
SLSロケットの周辺にも落雷していたみたいだな。
しかし、その影響ではないようだ。
「カウントダウンがリフトオフ前の最終ステップに進むと、メインエンジンが点火する直前のTマイナス9.3秒で時計が停止します。」(Tマイナス9.34秒みたいです:後述)
それ以前にも、何度か中断するようだな。
「カウントダウンはTマイナス33分で終了し、Tマイナス10分のホールドにリサイクルされます。」
「NASAの打ち上げチームは、日曜日の午後遅くにターミナルのカウントダウンを2回実行することを計画しており、メインエンジンが点火する直前のTマイナス9.34秒で最高潮に達します。」
ここから先は、本番の打ち上げに乞うご期待というところだな。
「コアステージとアッパーステージから極低温推進剤が排出され、NASAのエンジニアがドレスのリハーサル中にロケットの性能を評価してから、ロケットを最終的に打ち上げ前のテストと閉鎖のためにスペースシャトル組立棟に戻します。」
全てが何事もなく予定通りに進めば(ありえねー・・・)、打ち上げは今年6月に行われる。
もちろん、その前にはスターシップの準軌道試験が行われ、それ以前にはスターライナーのOFT-2が滞りなく終わっているはずだ(うーん、どっちもありえねー・・・)。
予定は未定、決定にあらず。
日本時間の今夜遅くには、推進剤(液体酸素と液体水素)の充填が開始される。
燃料に満たされ、とてつもない重量になったSLSを支えきれずに、MLがぺしゃんこに潰れて絶句することがないように祈るばかりだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(アルテミス1号ウェットドレスリハーサルテストが続く)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/04/03/artemis-i-wet-dress-rehearsal-testing-continues/
「2つのファンを使用してモバイルランチャーを加圧する能力が失われたため、タンキングの前に4月3日日曜日にテストが停止されました。」
ファンは2つか・・・。
「チームがファンとの問題のトラブルシューティングを続けており、今夜遅くに解決することを目指している」
「コアステージ、暫定極低温推進ステージ、およびオリオン宇宙船は、一晩電源が入ったままになります。SLSブースターの電源がオフになり、日曜日の朝に再び電源がオンになります。」
打上げに保留が掛かった際の手順を、地で行ってるわけだ。
現地では、既に朝になっているが、加圧用ファンの問題が解決したかどうかは報じられていない。
無事に燃料を注入することが出来るかどうか。
んなことでやきもきするなんてのは、想定の範囲外だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
「2022年4月5日05:18
アルテミス打ち上げチームは、スペースローンチシステムのモバイル打ち上げタワーのバルキーベントバルブを評価しています。モバイルランチャーの160フィートの高さのバルブが開くことができず、今日のカウントダウンドレスのリハーサルのコアステージへの液体水素タンキングの開始が妨げられました。」
「2022年4月5日06:42
NASAによると、打ち上げチームがアルテミス1号のウェットドレスのリハーサルをその日の残りの時間中止することを決定したとき、SLSコアステージの液体酸素タンクは約半分いっぱいでした。」
どうもあれだな、地上システムの問題が足を引っ張り続けているようだな。
このまま、カウントダウンを続ければ、ファルコン9がいつ離陸できるかは分からない。
先に飛ばしちまって、ゆっくり時間をかけて解決した方がいいような気がするんだがな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーー
「2022年4月5日07:22
ケネディ宇宙センターのカウントダウン時計は、Tマイナス43時間にリサイクルされました。アルテミス1カウントダウンドレスのリハーサルの次の試みは、少なくとも数日先になる可能性があります。」
一旦、仕切り直しな感じだ・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(NASAの月ロケットのリハーサル、難航の末いったん中止に)
https://article.auone.jp/detail/1/3/7/32_7_r_20220405_1649167571623116
「東部標準時4日午前10時52分にようやくカウントダウンが再開。ファンのトラブルとその前の気体窒素を供給するシステムのトラブルは解決」
窒素ガスもトラブルだったみたいだな。
「現地時間の4日午後5時、NASAはバルブのトラブルによるリハーサルの中止を発表」
「「液体水素を送り込む直前に、チームはモバイル・ランチャーの高さ160フィート(約49メートル)にある通気バルブを開けることができませんでした」と説明。この通気バルブはタンクに充填する作業の間、コア・ステージから圧力を下げるために使われます。」
「当局は東部時間の5日午後4時(日本時間6日午前5時)に記者会見を開く予定です。」
内容が分かればまた書く。
(アルテミス1ウェットドレスリハーサルタイムライン)
https://spaceflightnow.com/2022/04/03/artemis-1-wet-dress-rehearsal-timeline/
「•T-06:40:00: カウントダウンは90分の組み込みホールドに入ります。ミッション管理チームが集まり、タンキングに「挑戦」します
• T-06:40:00: ビルトインホールド後にカウントダウンクロックが再開します。コアステージの液体酸素のチルダウンが始まります
• T-05:55:00: コアステージの液体酸素スローフィルが始まります
•T-05:40:00: コアステージの液体酸素高速充填が開始されます
•T-05:35:00: コアステージの液体水素のチルダウンが始まります」
液体水素の注入は行われていない(配管の冷却までは行われたようです)。
液体酸素の充填が50パーセント行われたことから、この先には進まなかった模様だ。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(NASAはアクシアムの乗組員の打ち上げ後までアルテミスのカウントダウンリハーサルをぶつけます)
https://spaceflightnow.com/2022/04/05/nasa-bumps-artemis-countdown-rehearsal-until-after-axiom-crew-launch/
「NASAの関係者は火曜日、次のSLSカウントダウンドレスのリハーサルは、近くのパッド39Aから商用のSpaceXFalcon9ロケットが打ち上げられた後に行われると述べました。」
記事には、液体酸素の温度上昇がもたらすリスクと、それを解決するためにヘリウムを注入するというカルトな手順についても開設されている。
いずれにしても、先にファルコン9を上げさせてから、次のクルー4までの間に行うことになるんだろう。
「NASAの関係者は、月曜日のテスト中に遭遇した問題は比較的軽微であり、ロケットや宇宙船のシステムに関連するものはなかったと述べました。」
「ハードウェアに関しては、ロケットは問題ありません。宇宙船は大丈夫です。」
うーん、コアステージの液酸タンクとその配管系だけにしか注入していないからな。
これから何が起こるかは、やってみなければ分からないということだ。
「ケネディの地上チームは、パッド39Bで推進剤を補給し、数日中に別の極低温タンキングテストを準備しています。」
「かなり前向きに感じている」
ベントバルブの不具合は、おそらく人為的なミスなんだろう(未確認)。
「液体酸素の装填を開始した後、エンジニアは液体水素をコアステージに送り込む準備をしましたが、ロケットのベントバルブが反応しなくなったため、チームはそのステップを踏むことができませんでした。」
おっと、液酸側ではなくて、液体水素側か。
しかも、「ロケットのベントバルブ」(vent valve on the rocket)と明記されている。
「エンジニアは、ロケットの隣にある移動式発射塔の空気圧パネルにその問題を突き止めました。」
「技術者は、検査のために発射台に戻り、パッドチームがその日の早い時間に複合施設を避難させたときに、圧力パネルに関連付けられたハンドバルブが間違った位置に残されていると判断しました。」
打上げ手順に誤りがあったのか、事前のチェック漏れなのか。
ウェットドレスリハーサルを優先させ、ファルコン9を後回しした判断の背景には、さっさと終わらせて撤収することが出来るという甘い見通しがあったわけだが、ことごとく裏目に出たな。
まあいい。
「月曜日のカウントダウンテストは、液体酸素温度の懸念や、チームがSLS発射台を空にする前に間違った構成のままにされた手動バルブなど、NASAのマネージャーが軽微な問題として特徴づけたものによって遅れました。」(この他に、落雷やファンの故障もあったしな・・・。)
それらは、しかし、個々には軽微かも知れないが、複合的に大きなトラブルに直結するリスクをはらんでいる。
システムは、幸運にもトラブルの予兆を捉え、技術的評価によって対策を講じることが出来るかもしれないが、まだまだ、どこかに隠れた瑕疵が潜んでいると考えるべきだろう。
初物を扱うのは骨の折れる仕事だ。
トラブルになりそうなところでは、現実にトラブルが起こると考えておくべきだし、それ以外にも予期せぬトラブルが起こる。
初物でクリアされたはずが、別の条件で再発することもある。
アルテミス2とかは、そういうタイミングで実施されるわけだ。
追加ばっかしになったので、WDRについては功を改めて書くことにする。
🐼2023年度NASA予算にまつわるエトセトラ ― 2022年04月05日 17:48
2023年度NASA予算にまつわるエトセトラ
数日前、NASAの予算絡みで、有人火星探査が2040年という報道が流れた。
(有人火星探査、40年までに NASA局長発言)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0141cbcb730475cbe0ef4b67991df156bbd37ec2
「2040年までに人類が火星を歩けるようにするのがわれわれの計画だ」
昔は、2030年代とか言ってなかったっけえ?。
「2040年までに」というから、1年延びただけともとれるが、感覚的には10年先延ばしになった感じだ。
理由は簡単。
月軌道ステーションを作り、月面基地を作り、月軌道をベースにあんなことやこんなこと(詳細不明)をしてから、ようやく火星周回探査に乗り出す(可能な限り先送りしたい?)。
その月面探査にしても、呆れたことに、2度目の月面着陸は2027年以降だという。
(アルテミス5)
https://en.wikipedia.org/wiki/Artemis_5
「2番目の乗組員による着陸」
「発売日 NET 2027(予定)」
まあ、たぶん、実際は2028年とかが最短だろうけどな。
ネックになるのは、もちろんSLSの打ち上げ費用だ。
1発41億ドル(122円換算で、約5000億円)だってさ!。
もたもたしてたら、2040年代だって、あっという間に終わっちまうかもな。
火星絡みで気になるのは、サンプルリターンミッションの遅れだ。
(NASA探査車が火星で採取したサンプル、地球へ届けられるのは早くても2033年か)
https://sorae.info/space/20220402-mars-sample-return-missions.html
「第1段階となる「火星でのサンプル採取」は、2021年2月に火星のジェゼロ・クレーターに着陸したNASAの火星探査車(ローバー)「Perseverance(パーセベランス、パーシビアランス)」によって、すでに進められています。次は第2段階の「サンプルの回収と打ち上げ」を担うミッションが実施されることになるのですが、このミッションはさらに2段階に分割されることになるようです。」
「第2段階のミッションでは、ESAが開発中のローバー「Sample Fetch Rover(SFR)」と、NASAが開発する小型ロケット「Mars Ascent Vehicle(MAV)」が重要な役割を果たします。ローバーSFRはジェゼロ・クレーターの表面からPerseveranceのサンプル保管容器を拾い集め、小型ロケットMAVは火星周回軌道で待機しているESAの地球帰還用探査機「Earth Return Orbiter(ERO)」にサンプルを送り届けます。」
「着陸時の質量に関する分析の結果、MAVとSFRを別々の着陸機「SRL1」と「SRL2」に搭載して打ち上げる方針に改められた模様」
「MAVを搭載する着陸機SRL1はNASAのジェット推進研究所(JPL)によって製造される予定になっているものの、ESAのローバーSFRを搭載する着陸機SRL2が誰によって製造されるのかは決まっていない模様」
「2022年6月までに決定が下される」
「従来の計画では、サンプルが地球へ届けられるのは2031年の予定でした。いっぽう、新たな計画ではESAのローバーSFRの打ち上げが2028年に、サンプルの地球到着は2033年に予定」
こっちの方も、ずるずると遅れていって、パーセベランスが拾い集めたサンプルが腐っちまうかもな(つーことは、有機物があるわけかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
ESA(エアバス)における回収用ローバーの研究は進んでいるようだが、たぶん、まだ流動的だろう。
もしかすると、NASAが直接拾い集めるかも知れない。
パーセベランス自体に、その機能を持たせているはずだし、地球にはバックアップ用の機体もあるからな。
(NASAのパーサヴィアランス火星探査車には、オプティミズムという名前の地球の双子がいます)
https://www.cnet.com/science/nasas-perseverance-mars-rover-has-an-earth-twin-named-optimism/
「ローバーは、サイズ、駆動システム、コンピューターの頭脳に至るまで、パーサヴィアランスとほぼ同じです。」
プルトニウム原子力電池は、さすがにダミーだろうけど、この部品にも予備はあるからな。
(マルチミッション放射性同位元素熱電発電機)
https://en.wikipedia.org/wiki/Multi-mission_radioisotope_thermoelectric_generator
「キュリオシティローバーが使用するようなさらに3つのMMRTGに燃料を供給するのに十分なプルトニウムがNASAに利用可能」
「1つはすでに火星2020とそのパーサヴィアランスローバーに取り組んでいます。他の2つは特定の任務またはプログラムに割り当てられておらず、2021年後半までに利用可能になる可能性があります。」
「寿命は最大17年」
2つのうち1つは、土星の衛星タイタンの探査に使われる様だ(ヘリコプターのリチウムイオン電池の充電用:さすがにプルトニウム電池では重すぎて飛べない!)。
1個は余ってるわけだな。
そいつをオプティミズムに積み込んで、着陸用クレーンと打ち上げロケットを手配すれば、ESA(エアバス)なんかに頼らなくても火星軌道に上げることはできるだろう。
そのころまでには、スターシップだって飛んでるかもしれないしな。
ESAには、地球帰還用探査機「Earth Return Orbiter(ERO)」に注力してもらって、負担を軽くしてやるのがよろしい。
以上は2023年度の予算絡みだけど、宇宙ネタとして気に、なっているのは太陽電池パネルの展開に失敗した小惑星探査機のルーシーだな。
今月下旬には、2馬力のモーター(予備と合わせて2機同時に使うらしい)で、強引にストラップを巻き上げるかどうかを判断する。
(ルーシーミッション)
https://blogs.nasa.gov/lucy/
何かあれば、ここに掲載されるだろう。
欧州の火星飛行は、ロシアのウクライナ侵攻で吹っ飛んじまったし(ロザリンドフランクリンは2年間は塩漬け)、その他のミッションにも多大な影響が出る中、NASAは前年増額20億ドルで元気いっぱいだ。
SLSがWDRで躓いているが、まあ、そっちは想定の範囲内だし、所詮は身内の話だ。
ロシア絡みで悩む話じゃない。
ISSが落ちるかどうかは問題だが、それを決めるのはロシアじゃないからな。
米国がロシアへの部品供給をストップすれば、ソユーズもプログレスも1mmだって飛べない。
それでISSが維持できないとなれば、さっさと落とすのがよろしい。
莫大な維持費を費やさずに済むから、参加各国の予算当局は大喜びだろう。
地球周回軌道に中国の宇宙ステーション(一部のロシアモジュールとドッキング?)だけになって、何か不都合でもあるんだろうか?。
もちろん、火星からのサンプルリターンも、中国が人類で初めて成功させることになる。
(中国、2030年前後に火星のサンプルリターン任務の実施計画)
https://www.afpbb.com/articles/-/3354201
「中国は2025年前後に、地球近傍小惑星のサンプルリターンやメインベルト彗星の周回探査任務を実施し、地球近傍小惑星の周回・探査、着陸、サンプルリターンを実現する。」
「2030年前後に、火星のサンプルリターン任務を実施するほか、木星系の周回・探査と惑星の通過・探査任務を実施する計画」
これが計画通りに行われれば、欧米は火星サンプルリターンで中国にぶち抜かれることになる。
まあ、もっとも、中国の宇宙開発は10年単位で遅れるからな。
それでも、既に、月サンプルリターンを実施済みで、火星へのローバー送り込みにも成功している(一発で!)。
そういう面から見ると、2023年のNASAの予算は、実に味わい深いと言わなければならない。
米国が、名目上、惑星探査のけん引役から脱落することを良しとしたということなわけだ(そういうことかあ?)。
中国がサンプルリターンした試料を、よだれを流しながら指をくわえて見ている数年間・・・。
そこで、我が国のMMXが光ることになるわけだな。
(火星衛星探査計画(MMX))
https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/developing/mmx.html
「火星の2つの衛星フォボスとダイモスを観測し、うち1つからサンプルを採取して地球に帰還することを想定している。2020年代前半の打ち上げを目指し開発を進めている。」
我が国は既にイトカワやリュウグウからのサンプルリターンを成し遂げ、徐々に重力天体に対する同種のミッションへと習熟度を高めている(イトカワ<リュウグウ<フォボス<<火星)。
将来的には、木星圏からのサンプルリターンとか、大金星を狙えるかもしれない。
「これからの惑星や衛星探査に必要とされる技術の向上も期待されます。」
ビミョーな表現だからな。
衣の下から鎧が見えている気がする。
やっぱ、狙うとしたら、外惑星でのサンプルリターンか、天王星や海王星の周回観測だろう。
米国は、今世紀中の探査に舵を切るに違いない。
土星圏は、既にホイヘンス(ESA)の軟着陸に成功し、追随するミッションも具体化してきている。
その先を狙わなければ、ミッションとしての優位性はない。
逆に言えば、その辺で、暫くは我慢するしかない。
技術的イノベーションがなければ、太陽系外の間接探査は無理だからな。
有人探査は、今世紀中は火星止まりだろう。
それも、原子力ロケットとかが出来なければ、実際の話としては不可能だ。
いや・・・。
中国は、片道有人探査とかやるかも知れない。
行ったきり・・・。
帰りの宇宙船が手配できるかどうか。
それって、予算次第かもな・・・。
数日前、NASAの予算絡みで、有人火星探査が2040年という報道が流れた。
(有人火星探査、40年までに NASA局長発言)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0141cbcb730475cbe0ef4b67991df156bbd37ec2
「2040年までに人類が火星を歩けるようにするのがわれわれの計画だ」
昔は、2030年代とか言ってなかったっけえ?。
「2040年までに」というから、1年延びただけともとれるが、感覚的には10年先延ばしになった感じだ。
理由は簡単。
月軌道ステーションを作り、月面基地を作り、月軌道をベースにあんなことやこんなこと(詳細不明)をしてから、ようやく火星周回探査に乗り出す(可能な限り先送りしたい?)。
その月面探査にしても、呆れたことに、2度目の月面着陸は2027年以降だという。
(アルテミス5)
https://en.wikipedia.org/wiki/Artemis_5
「2番目の乗組員による着陸」
「発売日 NET 2027(予定)」
まあ、たぶん、実際は2028年とかが最短だろうけどな。
ネックになるのは、もちろんSLSの打ち上げ費用だ。
1発41億ドル(122円換算で、約5000億円)だってさ!。
もたもたしてたら、2040年代だって、あっという間に終わっちまうかもな。
火星絡みで気になるのは、サンプルリターンミッションの遅れだ。
(NASA探査車が火星で採取したサンプル、地球へ届けられるのは早くても2033年か)
https://sorae.info/space/20220402-mars-sample-return-missions.html
「第1段階となる「火星でのサンプル採取」は、2021年2月に火星のジェゼロ・クレーターに着陸したNASAの火星探査車(ローバー)「Perseverance(パーセベランス、パーシビアランス)」によって、すでに進められています。次は第2段階の「サンプルの回収と打ち上げ」を担うミッションが実施されることになるのですが、このミッションはさらに2段階に分割されることになるようです。」
「第2段階のミッションでは、ESAが開発中のローバー「Sample Fetch Rover(SFR)」と、NASAが開発する小型ロケット「Mars Ascent Vehicle(MAV)」が重要な役割を果たします。ローバーSFRはジェゼロ・クレーターの表面からPerseveranceのサンプル保管容器を拾い集め、小型ロケットMAVは火星周回軌道で待機しているESAの地球帰還用探査機「Earth Return Orbiter(ERO)」にサンプルを送り届けます。」
「着陸時の質量に関する分析の結果、MAVとSFRを別々の着陸機「SRL1」と「SRL2」に搭載して打ち上げる方針に改められた模様」
「MAVを搭載する着陸機SRL1はNASAのジェット推進研究所(JPL)によって製造される予定になっているものの、ESAのローバーSFRを搭載する着陸機SRL2が誰によって製造されるのかは決まっていない模様」
「2022年6月までに決定が下される」
「従来の計画では、サンプルが地球へ届けられるのは2031年の予定でした。いっぽう、新たな計画ではESAのローバーSFRの打ち上げが2028年に、サンプルの地球到着は2033年に予定」
こっちの方も、ずるずると遅れていって、パーセベランスが拾い集めたサンプルが腐っちまうかもな(つーことは、有機物があるわけかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
ESA(エアバス)における回収用ローバーの研究は進んでいるようだが、たぶん、まだ流動的だろう。
もしかすると、NASAが直接拾い集めるかも知れない。
パーセベランス自体に、その機能を持たせているはずだし、地球にはバックアップ用の機体もあるからな。
(NASAのパーサヴィアランス火星探査車には、オプティミズムという名前の地球の双子がいます)
https://www.cnet.com/science/nasas-perseverance-mars-rover-has-an-earth-twin-named-optimism/
「ローバーは、サイズ、駆動システム、コンピューターの頭脳に至るまで、パーサヴィアランスとほぼ同じです。」
プルトニウム原子力電池は、さすがにダミーだろうけど、この部品にも予備はあるからな。
(マルチミッション放射性同位元素熱電発電機)
https://en.wikipedia.org/wiki/Multi-mission_radioisotope_thermoelectric_generator
「キュリオシティローバーが使用するようなさらに3つのMMRTGに燃料を供給するのに十分なプルトニウムがNASAに利用可能」
「1つはすでに火星2020とそのパーサヴィアランスローバーに取り組んでいます。他の2つは特定の任務またはプログラムに割り当てられておらず、2021年後半までに利用可能になる可能性があります。」
「寿命は最大17年」
2つのうち1つは、土星の衛星タイタンの探査に使われる様だ(ヘリコプターのリチウムイオン電池の充電用:さすがにプルトニウム電池では重すぎて飛べない!)。
1個は余ってるわけだな。
そいつをオプティミズムに積み込んで、着陸用クレーンと打ち上げロケットを手配すれば、ESA(エアバス)なんかに頼らなくても火星軌道に上げることはできるだろう。
そのころまでには、スターシップだって飛んでるかもしれないしな。
ESAには、地球帰還用探査機「Earth Return Orbiter(ERO)」に注力してもらって、負担を軽くしてやるのがよろしい。
以上は2023年度の予算絡みだけど、宇宙ネタとして気に、なっているのは太陽電池パネルの展開に失敗した小惑星探査機のルーシーだな。
今月下旬には、2馬力のモーター(予備と合わせて2機同時に使うらしい)で、強引にストラップを巻き上げるかどうかを判断する。
(ルーシーミッション)
https://blogs.nasa.gov/lucy/
何かあれば、ここに掲載されるだろう。
欧州の火星飛行は、ロシアのウクライナ侵攻で吹っ飛んじまったし(ロザリンドフランクリンは2年間は塩漬け)、その他のミッションにも多大な影響が出る中、NASAは前年増額20億ドルで元気いっぱいだ。
SLSがWDRで躓いているが、まあ、そっちは想定の範囲内だし、所詮は身内の話だ。
ロシア絡みで悩む話じゃない。
ISSが落ちるかどうかは問題だが、それを決めるのはロシアじゃないからな。
米国がロシアへの部品供給をストップすれば、ソユーズもプログレスも1mmだって飛べない。
それでISSが維持できないとなれば、さっさと落とすのがよろしい。
莫大な維持費を費やさずに済むから、参加各国の予算当局は大喜びだろう。
地球周回軌道に中国の宇宙ステーション(一部のロシアモジュールとドッキング?)だけになって、何か不都合でもあるんだろうか?。
もちろん、火星からのサンプルリターンも、中国が人類で初めて成功させることになる。
(中国、2030年前後に火星のサンプルリターン任務の実施計画)
https://www.afpbb.com/articles/-/3354201
「中国は2025年前後に、地球近傍小惑星のサンプルリターンやメインベルト彗星の周回探査任務を実施し、地球近傍小惑星の周回・探査、着陸、サンプルリターンを実現する。」
「2030年前後に、火星のサンプルリターン任務を実施するほか、木星系の周回・探査と惑星の通過・探査任務を実施する計画」
これが計画通りに行われれば、欧米は火星サンプルリターンで中国にぶち抜かれることになる。
まあ、もっとも、中国の宇宙開発は10年単位で遅れるからな。
それでも、既に、月サンプルリターンを実施済みで、火星へのローバー送り込みにも成功している(一発で!)。
そういう面から見ると、2023年のNASAの予算は、実に味わい深いと言わなければならない。
米国が、名目上、惑星探査のけん引役から脱落することを良しとしたということなわけだ(そういうことかあ?)。
中国がサンプルリターンした試料を、よだれを流しながら指をくわえて見ている数年間・・・。
そこで、我が国のMMXが光ることになるわけだな。
(火星衛星探査計画(MMX))
https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/developing/mmx.html
「火星の2つの衛星フォボスとダイモスを観測し、うち1つからサンプルを採取して地球に帰還することを想定している。2020年代前半の打ち上げを目指し開発を進めている。」
我が国は既にイトカワやリュウグウからのサンプルリターンを成し遂げ、徐々に重力天体に対する同種のミッションへと習熟度を高めている(イトカワ<リュウグウ<フォボス<<火星)。
将来的には、木星圏からのサンプルリターンとか、大金星を狙えるかもしれない。
「これからの惑星や衛星探査に必要とされる技術の向上も期待されます。」
ビミョーな表現だからな。
衣の下から鎧が見えている気がする。
やっぱ、狙うとしたら、外惑星でのサンプルリターンか、天王星や海王星の周回観測だろう。
米国は、今世紀中の探査に舵を切るに違いない。
土星圏は、既にホイヘンス(ESA)の軟着陸に成功し、追随するミッションも具体化してきている。
その先を狙わなければ、ミッションとしての優位性はない。
逆に言えば、その辺で、暫くは我慢するしかない。
技術的イノベーションがなければ、太陽系外の間接探査は無理だからな。
有人探査は、今世紀中は火星止まりだろう。
それも、原子力ロケットとかが出来なければ、実際の話としては不可能だ。
いや・・・。
中国は、片道有人探査とかやるかも知れない。
行ったきり・・・。
帰りの宇宙船が手配できるかどうか。
それって、予算次第かもな・・・。
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