🐱スターリンク:どさくさに紛れていつの間にか元の軌道に投入 ― 2022年08月31日 00:11
スターリンク:どさくさに紛れていつの間にか元の軌道に投入
スターライナーのCFTの日程とか、SLSアルテミス1の打ち上げとスタックとか、このところ、宇宙ネタには事欠かない。
そんな中で、ある記事の記述に引っかかった。
(SpaceX の打ち上げにより、Falcon 9 ペイロード質量の記録が樹立)
https://spaceflightnow.com/2022/08/27/falcon-9-starlink-4-23-live-coverage/
「54 基のスターリンク衛星を搭載したペイロードの総重量は、合計で 36,800 ポンド (16.7 トン) を超えました。」
「これは、SpaceX が Falcon 9 のペイロード エンベロープの容量をわずかに改善したことを示唆している可能性があります。 」
浮沈子の記憶が確かならば、太陽嵐(コロナ質量放出に伴う地磁気嵐)の影響で、打ち上げたスターリンク衛星の大部分を失って以来、低軌道への打ち上げを止めて、その分、機数を減らしていたと思ったんだがな。
投入軌道を確認した。
「ファルコン 9 の上段はスターリンク インターネット衛星のスタックを 144 マイルから 208 マイル (232 x 336 キロメートル) の軌道に放出しました。」
おっと、いつの間にか、元の軌道に戻っている。
ちょっと、遡って調べてみた。
(ライブ カバレッジ: ケネディ宇宙センターからさらに多くのスターリンク衛星が打ち上げられます)
https://spaceflightnow.com/2022/02/03/falcon-9-starlink-4-7-live-coverage/
「このミッションは、スターリンク衛星を T+plus 15 分 31 秒で、高度 130 マイルから 210 マイル (210 x 339 キロメートル) の範囲の軌道に放出することを目的としていました。」
これは、太陽嵐で失われた打ち上げの時の記事だ。
アポジーはほぼ同じだが、ペリジーは少し上げているな。
調べると、5月辺りまでは大人しく300km余りの円軌道に近い所へ投入しているけれど、6月からは今回と同じ軌道へ投入し始めている。
ただし、カリフォルニアからの打ち上げは、軌道傾斜角に関わらず、300km余りの円軌道になっている(4-4を除く)。
面白いな・・・。
ざっと眺めただけだし、打ち上げ機数とかとの関係も整理していないけれど、S社はスターリンクの打ち上げについて見直しを続けている。
今回、54機に1機増やしたことも、その一環なわけだ。
毎回がチャレンジの連続で、転んでもただでは起きない。
常に最適解を求め続ける姿勢には恐れ入るけど、それがS社の特徴だからな。
今回は初期投入軌道の変更を確認したレベルだが、他に何か分かれば、また書く。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(イーロンXサイトにある打ち上げリスト)
https://www.elonx.cz/prehled-startu/
スターリンクを主たるペイロードとする打上げのみ抽出(機数、目標投入軌道はリンク先から取得)、なお、打ち上げ日は、チェコ時間(中央ヨーロッパ)であることに注意(v1-26、4-3、4-13はUTCでは前日)。
一応、ウィキにあるリスト(軌道要素はない)と、ざっと突合済み。
DDMMYYYY:打ち上げ番号:発射台:機数:目標投入軌道
31. 8. 2022 Starlink 3-4 SLC-4E 46 321 km x 307 km、傾斜角 97.6
28. 8. 2022 Starlink 4-23 SLC-40 54 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
19. 8. 2022 Starlink 4-27 SLC-40 53 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
12. 8. 2022 Starlink 3-3 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
10. 8. 2022 Starlink 4-26 LC-39A 52 335 km x 232 km、傾斜角 53.2°
24. 7. 2022 Starlink 4-25 LC-39A 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
22. 7. 2022 Starlink 3-2 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
17. 7. 2022 Starlink 4-22 SLC-40 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
11. 7. 2022 Starlink 3-1 SLC-4E 46 320 km x 308 km、傾斜角 97.6°
7. 7. 2022 Starlink 4-21 SLC-40 53 337 km x 232 km、傾斜角 53.2°
17. 6. 2022 Starlink 4-19 LC-39A 53 337 x 232 km、傾斜角 53.2°
18. 5. 2022 Starlink 4-18 LC-39A 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-15 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-13 SLC-4E 53 306 x 315 km、傾斜角 53.2°
6. 5. 2022 Starlink 4-17 LC-39A 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
29. 4. 2022 Starlink 4-16 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
21. 4. 2022 Starlink 4-14 SLC-40 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
19. 3. 2022 Starlink 4-12 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
9. 3. 2022 Starlink 4-10 SLC-40 48 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
3. 3. 2022 Starlink 4-9 LC-39A 47 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
25. 2. 2022 Starlink 4-11 SLC-4E 50 303 x 313 km、傾斜角 53.2°
21. 2. 2022 Starlink 4-8 SLC-40 46 325 x 327 km、傾斜角 53.2°
3. 2. 2022 Starlink 4-7 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
19. 1. 2022 Starlink 4-6 LC-39A 49 339 x 210 km、傾斜角 53.2°
6. 1. 2022 Starlink 4-5 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
18. 12. 2021 Starlink 4-4 SLC-4E 52 341 x 211 km、 傾斜角 53.2°
3. 12. 2021 Starlink 4-3 SLC-40 48(2 つの BlackSky 衛星含む) 435 x 425 km、傾斜角 53.2°
13. 11. 2021 Starlink 4-1 SLC-40 53 339 x 212 km、傾斜角 53.2°
14. 9. 2021 Starlink 2-1 SLC-4E 51 赤道に対して70°の傾き(高度不明)
26. 5. 2021 Starlink v1-28 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
16. 5. 2021 Starlink v1-26 LC-39A 52(Capella-6 および Tyvak-0130 衛星含む) 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
9. 5. 2021 Starlink v1-27 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
4. 5. 2021 Starlink v1-25 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
29. 4. 2021 Starlink v1-24 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
7. 4. 2021 Starlink v1-23 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
24. 3. 2021 Starlink v1-22 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
14. 3. 2021 Starlink v1-21 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
11. 3. 2021 Starlink v1-20 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
4. 3. 2021 Starlink v1-17 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
16. 2. 2021 Starlink v1-19 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
4. 2. 2021 Starlink v1-18 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
20. 1. 2021 Starlink v1-16 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
25. 11. 2020 Starlink v1-15 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
24. 10. 2020 Starlink v1-14 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
18. 10. 2020 Starlink v1-13 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
6. 10. 2020 Starlink v1-12 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
3. 9. 2020 Starlink v1-11 LC-39A 60 212 km x 346 km x 53°
18. 8. 2020 Starlink v1-10 SLC-40 58(プラネットの 3 つの SkySat 19-21 衛星含む) 212 km x 365 km x 53°
7. 8. 2020 Starlink v1-9 LC-39A 57(2 つの BlackSky Global 衛星含む) 386 km x 402 km x 53°
13. 6. 2020 Starlink v1-8 SLC-40 58(プラネットの 3 つの SkySat 16-18 衛星含む) 212 km x 367 km x 53°
4. 6. 2020 Starlink v1-7 SLC-40 60 212 km x 366 km x 53°
22. 4. 2020 Starlink v1-6 LC-39A 60 212 km x 363 km x 53°
18. 3. 2020 Starlink v1-5 LC-39A 60 208 km x 367 km x 53°
17. 2. 2020 Starlink v1-4 SLC-40 60 212 km x 386 km x 53°
29. 1. 2020 Starlink v1-3 SLC-40 60 277 km x 292 km x 53°
7. 1. 2020 Starlink v1-2 SLC-40 60 277 km x 289 km x 53°
11. 11. 2019 Starlink v1-1 SLC-40 60 291 km x 293 km x 53°
24. 5. 2019 Starlink-1 SLC-40 60 443 km x 442 km x 53°
注)3. 9. 2020 Starlink v1-11以前の軌道は、「結果軌道」と表記されている。
なお、欠番となっている4-2(9月7日予定)、4-20(9月5日予定)については、相乗り衛星の都合のようだ(4-24は12月の予定?:ウィキには記載なし)。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
さっき、スターリンク3-4の打ち上げを、久しぶりに生中継で見ていた。
バンデンバーグからの夜の打ち上げで、派手さはなく、無難な打ち上げだ。
中継は、1段目がOCISLYに着艦したところでお終いになった。
もう、何の心配もなく、安心して見ていられる。
墜落激突爆発炎上木っ端微塵になる気配もない(初期軌道にも、無事に投入できたようです)。
1段目の回収手順は、既に薬籠中になっている。
SLSの打ち上げは、WDRの時からスタックの繰り返しになっていて、この複雑極まりないロケットの打ち上げで苦労しているのが手に取るようにわかる。
ファルコン9だって、今までさんざん苦労してここまで持ってきたわけだ。
初期のころからフォローしている浮沈子には、そのことがよく分かる。
ドローン船に、何度叩きつけられたことか。
ある程度安定してきてからも、様々なトラブルを出しているし、失われた1段目も少なくない。
回収した後に使えなくなっちまったのもあるみたいだしな。
これだけの頻度で打ち上げることは大変だろうし、そのために点検やメンテナンスして再使用することも大変だ。
それでも、その手順を確立し、部分的再使用ロケットとして不動の地位を築いた。
もう誰も、再使用ロケットが夢物語だなどとは言わないだろうし、いくつかのロケットメーカーは、方法はそれぞれだが、S社の後を追い始めている。
まあいい。
後追いするのも大変だろう。
再使用は、決して簡単じゃないのだ。
使い捨てなら簡単なのか。
SLSのメインエンジンは、再使用を前提として設計されている。
耐久性や整備性も、ある程度は考慮されているんだろう(未確認)。
やがては、使い捨て用の安物エンジンに交換されるだろうが、それが導入されるまでは(つーか、再使用エンジンが残っている間は)、再使用エンジンを使っていく。
そのことが、運用を複雑にしているのではないか。
3番エンジンの冷却が予定通りに進まなかったことの背景には、必要以上に複雑な仕掛けを使うリスクがあるような気がする(なんか、温度計の不調という話もあるみたいですけど)。
今回、対策としては、冷却時間を十分とるという、言ってみれば行き当たりばったりの手法(グリーンランで上手くいったとはいえ)なわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
ファルコン9は、シンプルなロケットとして開発されている。
エンジンは束ねて使われているけど、1基ごとに見れば、枯れた技術を使って作られている(えーと、束ねて使うにはそれなりの難しさもありますけど)。
そのエンジンにしても、数回にわたる大改修を経て、初期のモデルとは別物と言っていいほど進化している。
小さく産んで、大きく育ったわけだ(ヘビーとかもあるしな)。
スターシップは、それとは異なるアプローチをとっている。
ベースになる小型や中型のロケットはなく、いきなりスクラッチから作り始めている。
機体はステンレス製(皆無ではありませんが、極めて珍しい素材)だし、エンジンはフルフロー二段燃焼サイクルのメタン燃料使用だ(前代未聞)。
いきなり、大物、初物を手掛けている。
現在、エンジンの点火で苦労しているけど、ブレイクスルー出来るかどうかは分からない(開発が、このまま頓挫する可能性だってゼロじゃない!)。
史上最大のロケットだからな。
前例なんてものはない。
メカトロニクスの進展で、一昔前よりは、格段にハードウェアの制御はやりやすくなったんだろうが、どこまでをハード側で受け持ち、どこからをソフト側で分担するかという仕切りは、動的に変化しているに違いない。
物性と電子制御のせめぎ合いだ(まあ、電子制御だって、物性依存だけど)。
物性は、言ってみれば神の領域だ。
自然が与える特性を、探り出し、見出すことはできるかもしれないけど、自在に操ることはできない。
電子の帝国による制御は、浅はかな人間の所業だ。
神の領域にちょっかいを出し、人間が使いやすいように、自然の摂理に掉差して抗うヤクザな行為だ(そうなのかあ?)。
人の作りしものは、必ず壊れる。
複雑にしなければならないというのは、それだけ天に唾することなわけだ。
仕掛けは、シンプルなのがよろしい。
カリフォルニアから打ち上げられたロケットが空高く舞い上がるのを見ながら、SLSが同じように安定して打ち上げられる日が来るのかと考えさせられた。
打ち上げ頻度から考えれば、ファルコン9の1パーセント程度に過ぎない(自分で書いてて、ちょっとビックリだな・・・:SLSは2年に1回くらい、ファルコン9は、今年は年間50回以上?)。
練度を上げようにも、100年経たなければ、ファルコン9の1年分と同じ程度の経験を積むことはできない。
もう、絶対的にムリポだ!。
おまけに使い捨てだから、物性のフィードバックを行おうにも限界があるしな。
結果的に、必要以上の強度や耐久性を与えることにならざるを得ないから、性能の向上にも限りがある。
ギリギリまで、削り込むことが出来ないわけだ。
有人ロケットとして使い続けられることからも、最適化には限界がある。
確認しておこう。
今日見たファルコン9の打ち上げ(1段目の回収含む)と同じような感覚で、SLSの打ち上げを見ることはない。
毎回、ハラハラドキドキしながら、今度は何処でスタックするんだろうなどとひやひやすることになる。
スペースシャトルもそうだったけどな(実際に、大事故を2度も起こしているしあっちは部分的再使用だったけど)。
もっとさかのぼれば、アポロでは、毎回が大冒険(博打?)だったからな(13号とかもあったし)。
ファルコン9は、今回、貨物機だった(スターリンクが吹っ飛ぶだけだ:そんなあ!)。
10月には、有人宇宙船を運ぶから、少し緊張は高まるけど、これだけの頻度で飛ばしていれば、まあ、何事もなく飛ぶと信じることもできるかもしれない。
米国の、もう一つの有人機であるスターライナーは、まだまだ、そうはいかないだろう。
N22仕様のアトラスVは、たった2回しか飛んでいないしな。
宇宙船の方にしても、本当に必要な改修が終わっているかどうかは、飛ばしてみなければ分からないのだ。
ロケットや宇宙船は、大きなエネルギーと精密な制御の組み合わせという本質的な困難さを抱えた乗り物だ。
ジェット旅客機とか原発とかもそうだけど。
神の与えた物性と、人の作りし制御系がせめぎ合う世界。
我々は、既に侵してはならない領域に、どっぷりとはまり込んでいるに違いない。
心から安心できる世界は、もう、人間には二度と訪れることはないのだ。
我々は、ダモクレスの剣を見上げながら、首をさすりつつ暮らすしかない。
土曜日(日本時間では日曜日)には、SLSの発射が再び試みられる。
無事に上がるかどうかは分からない。
んなもん、飛ばして見なけりゃ分らんだろう!?。
剣を吊るす糸が切れないことを祈るばかりだ・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
少し前の話なので、スターリンク衛星の喪失の原因とされる地磁気嵐について調べた。
(SpaceXは、地磁気嵐が40個のStarlinkインターネット衛星を運命づけたと言います)
https://www.space.com/spacex-starlink-satellites-lost-geomagnetic-storm
「予備分析によると、低高度での抗力の増加により、衛星がセーフモードから軌道上昇操作を開始できず、最大 40 個の衛星が地球の大気圏に再突入するか、すでに再突入していることが示されています」(スペースXのページからの引用)
(磁気嵐)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%B5%90
「G2:地上管制されている宇宙機は、抗力が軌道予測に影響するため、軌道の補正が必要になる可能性がある。」(今回の地磁気嵐のレベルは、せいぜいこの程度と推測されている。)
ペリジーを少し上げたくらいで、大丈夫なんだろうかと心配になる。
現在の太陽活動周期(25サイクル目)のピークは2025年ころと言われているからな。
投入軌道を数か月で元に戻したというのは、だいぶ早いような気もする。
まあ、どうでもいいんですが。
コロナ質量放出は、地球に到達する前に予報が出るから、その際には軌道を修正するなりして対応するのかもしれないが、数日前程度でしか分からないからな。
打ち上げを延期するしかないだろう(軌道が変われば、搭載する衛星数も減らしたりしなければならないし)。
上げちまった後で発生した場合は、諦めるよりほかはない(そうなのかあ?)。
その辺りのリスクベネフィットを勘案して、投入軌道を決めたんだろう。
2月3日の打ち上げに伴うイベントは、想定されるアクシデントと割り切っているのかも知れない。
40機の喪失は痛いが、今回みたいに1機ずつ上乗せできれば、40回の打ち上げで元が取れるからな(そういうことかあ?)。
40回なんて、あっという間だろう(来年の初夏頃)。
まあ、冬場の海が荒れる時期は、1段目の回収の関係でドローン船を南に配置してドッグレッグする関係で機数を増やせないだろうけどな。
早いとこ、スターシップを開発して乗り換えたいところだろう・・・。
スターライナーのCFTの日程とか、SLSアルテミス1の打ち上げとスタックとか、このところ、宇宙ネタには事欠かない。
そんな中で、ある記事の記述に引っかかった。
(SpaceX の打ち上げにより、Falcon 9 ペイロード質量の記録が樹立)
https://spaceflightnow.com/2022/08/27/falcon-9-starlink-4-23-live-coverage/
「54 基のスターリンク衛星を搭載したペイロードの総重量は、合計で 36,800 ポンド (16.7 トン) を超えました。」
「これは、SpaceX が Falcon 9 のペイロード エンベロープの容量をわずかに改善したことを示唆している可能性があります。 」
浮沈子の記憶が確かならば、太陽嵐(コロナ質量放出に伴う地磁気嵐)の影響で、打ち上げたスターリンク衛星の大部分を失って以来、低軌道への打ち上げを止めて、その分、機数を減らしていたと思ったんだがな。
投入軌道を確認した。
「ファルコン 9 の上段はスターリンク インターネット衛星のスタックを 144 マイルから 208 マイル (232 x 336 キロメートル) の軌道に放出しました。」
おっと、いつの間にか、元の軌道に戻っている。
ちょっと、遡って調べてみた。
(ライブ カバレッジ: ケネディ宇宙センターからさらに多くのスターリンク衛星が打ち上げられます)
https://spaceflightnow.com/2022/02/03/falcon-9-starlink-4-7-live-coverage/
「このミッションは、スターリンク衛星を T+plus 15 分 31 秒で、高度 130 マイルから 210 マイル (210 x 339 キロメートル) の範囲の軌道に放出することを目的としていました。」
これは、太陽嵐で失われた打ち上げの時の記事だ。
アポジーはほぼ同じだが、ペリジーは少し上げているな。
調べると、5月辺りまでは大人しく300km余りの円軌道に近い所へ投入しているけれど、6月からは今回と同じ軌道へ投入し始めている。
ただし、カリフォルニアからの打ち上げは、軌道傾斜角に関わらず、300km余りの円軌道になっている(4-4を除く)。
面白いな・・・。
ざっと眺めただけだし、打ち上げ機数とかとの関係も整理していないけれど、S社はスターリンクの打ち上げについて見直しを続けている。
今回、54機に1機増やしたことも、その一環なわけだ。
毎回がチャレンジの連続で、転んでもただでは起きない。
常に最適解を求め続ける姿勢には恐れ入るけど、それがS社の特徴だからな。
今回は初期投入軌道の変更を確認したレベルだが、他に何か分かれば、また書く。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(イーロンXサイトにある打ち上げリスト)
https://www.elonx.cz/prehled-startu/
スターリンクを主たるペイロードとする打上げのみ抽出(機数、目標投入軌道はリンク先から取得)、なお、打ち上げ日は、チェコ時間(中央ヨーロッパ)であることに注意(v1-26、4-3、4-13はUTCでは前日)。
一応、ウィキにあるリスト(軌道要素はない)と、ざっと突合済み。
DDMMYYYY:打ち上げ番号:発射台:機数:目標投入軌道
31. 8. 2022 Starlink 3-4 SLC-4E 46 321 km x 307 km、傾斜角 97.6
28. 8. 2022 Starlink 4-23 SLC-40 54 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
19. 8. 2022 Starlink 4-27 SLC-40 53 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
12. 8. 2022 Starlink 3-3 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
10. 8. 2022 Starlink 4-26 LC-39A 52 335 km x 232 km、傾斜角 53.2°
24. 7. 2022 Starlink 4-25 LC-39A 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
22. 7. 2022 Starlink 3-2 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
17. 7. 2022 Starlink 4-22 SLC-40 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
11. 7. 2022 Starlink 3-1 SLC-4E 46 320 km x 308 km、傾斜角 97.6°
7. 7. 2022 Starlink 4-21 SLC-40 53 337 km x 232 km、傾斜角 53.2°
17. 6. 2022 Starlink 4-19 LC-39A 53 337 x 232 km、傾斜角 53.2°
18. 5. 2022 Starlink 4-18 LC-39A 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-15 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-13 SLC-4E 53 306 x 315 km、傾斜角 53.2°
6. 5. 2022 Starlink 4-17 LC-39A 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
29. 4. 2022 Starlink 4-16 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
21. 4. 2022 Starlink 4-14 SLC-40 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
19. 3. 2022 Starlink 4-12 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
9. 3. 2022 Starlink 4-10 SLC-40 48 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
3. 3. 2022 Starlink 4-9 LC-39A 47 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
25. 2. 2022 Starlink 4-11 SLC-4E 50 303 x 313 km、傾斜角 53.2°
21. 2. 2022 Starlink 4-8 SLC-40 46 325 x 327 km、傾斜角 53.2°
3. 2. 2022 Starlink 4-7 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
19. 1. 2022 Starlink 4-6 LC-39A 49 339 x 210 km、傾斜角 53.2°
6. 1. 2022 Starlink 4-5 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
18. 12. 2021 Starlink 4-4 SLC-4E 52 341 x 211 km、 傾斜角 53.2°
3. 12. 2021 Starlink 4-3 SLC-40 48(2 つの BlackSky 衛星含む) 435 x 425 km、傾斜角 53.2°
13. 11. 2021 Starlink 4-1 SLC-40 53 339 x 212 km、傾斜角 53.2°
14. 9. 2021 Starlink 2-1 SLC-4E 51 赤道に対して70°の傾き(高度不明)
26. 5. 2021 Starlink v1-28 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
16. 5. 2021 Starlink v1-26 LC-39A 52(Capella-6 および Tyvak-0130 衛星含む) 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
9. 5. 2021 Starlink v1-27 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
4. 5. 2021 Starlink v1-25 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
29. 4. 2021 Starlink v1-24 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
7. 4. 2021 Starlink v1-23 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
24. 3. 2021 Starlink v1-22 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
14. 3. 2021 Starlink v1-21 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
11. 3. 2021 Starlink v1-20 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
4. 3. 2021 Starlink v1-17 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
16. 2. 2021 Starlink v1-19 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
4. 2. 2021 Starlink v1-18 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
20. 1. 2021 Starlink v1-16 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
25. 11. 2020 Starlink v1-15 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
24. 10. 2020 Starlink v1-14 SLC-40 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
18. 10. 2020 Starlink v1-13 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
6. 10. 2020 Starlink v1-12 LC-39A 60 地球低軌道(高度、傾斜角不明)
3. 9. 2020 Starlink v1-11 LC-39A 60 212 km x 346 km x 53°
18. 8. 2020 Starlink v1-10 SLC-40 58(プラネットの 3 つの SkySat 19-21 衛星含む) 212 km x 365 km x 53°
7. 8. 2020 Starlink v1-9 LC-39A 57(2 つの BlackSky Global 衛星含む) 386 km x 402 km x 53°
13. 6. 2020 Starlink v1-8 SLC-40 58(プラネットの 3 つの SkySat 16-18 衛星含む) 212 km x 367 km x 53°
4. 6. 2020 Starlink v1-7 SLC-40 60 212 km x 366 km x 53°
22. 4. 2020 Starlink v1-6 LC-39A 60 212 km x 363 km x 53°
18. 3. 2020 Starlink v1-5 LC-39A 60 208 km x 367 km x 53°
17. 2. 2020 Starlink v1-4 SLC-40 60 212 km x 386 km x 53°
29. 1. 2020 Starlink v1-3 SLC-40 60 277 km x 292 km x 53°
7. 1. 2020 Starlink v1-2 SLC-40 60 277 km x 289 km x 53°
11. 11. 2019 Starlink v1-1 SLC-40 60 291 km x 293 km x 53°
24. 5. 2019 Starlink-1 SLC-40 60 443 km x 442 km x 53°
注)3. 9. 2020 Starlink v1-11以前の軌道は、「結果軌道」と表記されている。
なお、欠番となっている4-2(9月7日予定)、4-20(9月5日予定)については、相乗り衛星の都合のようだ(4-24は12月の予定?:ウィキには記載なし)。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
さっき、スターリンク3-4の打ち上げを、久しぶりに生中継で見ていた。
バンデンバーグからの夜の打ち上げで、派手さはなく、無難な打ち上げだ。
中継は、1段目がOCISLYに着艦したところでお終いになった。
もう、何の心配もなく、安心して見ていられる。
墜落激突爆発炎上木っ端微塵になる気配もない(初期軌道にも、無事に投入できたようです)。
1段目の回収手順は、既に薬籠中になっている。
SLSの打ち上げは、WDRの時からスタックの繰り返しになっていて、この複雑極まりないロケットの打ち上げで苦労しているのが手に取るようにわかる。
ファルコン9だって、今までさんざん苦労してここまで持ってきたわけだ。
初期のころからフォローしている浮沈子には、そのことがよく分かる。
ドローン船に、何度叩きつけられたことか。
ある程度安定してきてからも、様々なトラブルを出しているし、失われた1段目も少なくない。
回収した後に使えなくなっちまったのもあるみたいだしな。
これだけの頻度で打ち上げることは大変だろうし、そのために点検やメンテナンスして再使用することも大変だ。
それでも、その手順を確立し、部分的再使用ロケットとして不動の地位を築いた。
もう誰も、再使用ロケットが夢物語だなどとは言わないだろうし、いくつかのロケットメーカーは、方法はそれぞれだが、S社の後を追い始めている。
まあいい。
後追いするのも大変だろう。
再使用は、決して簡単じゃないのだ。
使い捨てなら簡単なのか。
SLSのメインエンジンは、再使用を前提として設計されている。
耐久性や整備性も、ある程度は考慮されているんだろう(未確認)。
やがては、使い捨て用の安物エンジンに交換されるだろうが、それが導入されるまでは(つーか、再使用エンジンが残っている間は)、再使用エンジンを使っていく。
そのことが、運用を複雑にしているのではないか。
3番エンジンの冷却が予定通りに進まなかったことの背景には、必要以上に複雑な仕掛けを使うリスクがあるような気がする(なんか、温度計の不調という話もあるみたいですけど)。
今回、対策としては、冷却時間を十分とるという、言ってみれば行き当たりばったりの手法(グリーンランで上手くいったとはいえ)なわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
ファルコン9は、シンプルなロケットとして開発されている。
エンジンは束ねて使われているけど、1基ごとに見れば、枯れた技術を使って作られている(えーと、束ねて使うにはそれなりの難しさもありますけど)。
そのエンジンにしても、数回にわたる大改修を経て、初期のモデルとは別物と言っていいほど進化している。
小さく産んで、大きく育ったわけだ(ヘビーとかもあるしな)。
スターシップは、それとは異なるアプローチをとっている。
ベースになる小型や中型のロケットはなく、いきなりスクラッチから作り始めている。
機体はステンレス製(皆無ではありませんが、極めて珍しい素材)だし、エンジンはフルフロー二段燃焼サイクルのメタン燃料使用だ(前代未聞)。
いきなり、大物、初物を手掛けている。
現在、エンジンの点火で苦労しているけど、ブレイクスルー出来るかどうかは分からない(開発が、このまま頓挫する可能性だってゼロじゃない!)。
史上最大のロケットだからな。
前例なんてものはない。
メカトロニクスの進展で、一昔前よりは、格段にハードウェアの制御はやりやすくなったんだろうが、どこまでをハード側で受け持ち、どこからをソフト側で分担するかという仕切りは、動的に変化しているに違いない。
物性と電子制御のせめぎ合いだ(まあ、電子制御だって、物性依存だけど)。
物性は、言ってみれば神の領域だ。
自然が与える特性を、探り出し、見出すことはできるかもしれないけど、自在に操ることはできない。
電子の帝国による制御は、浅はかな人間の所業だ。
神の領域にちょっかいを出し、人間が使いやすいように、自然の摂理に掉差して抗うヤクザな行為だ(そうなのかあ?)。
人の作りしものは、必ず壊れる。
複雑にしなければならないというのは、それだけ天に唾することなわけだ。
仕掛けは、シンプルなのがよろしい。
カリフォルニアから打ち上げられたロケットが空高く舞い上がるのを見ながら、SLSが同じように安定して打ち上げられる日が来るのかと考えさせられた。
打ち上げ頻度から考えれば、ファルコン9の1パーセント程度に過ぎない(自分で書いてて、ちょっとビックリだな・・・:SLSは2年に1回くらい、ファルコン9は、今年は年間50回以上?)。
練度を上げようにも、100年経たなければ、ファルコン9の1年分と同じ程度の経験を積むことはできない。
もう、絶対的にムリポだ!。
おまけに使い捨てだから、物性のフィードバックを行おうにも限界があるしな。
結果的に、必要以上の強度や耐久性を与えることにならざるを得ないから、性能の向上にも限りがある。
ギリギリまで、削り込むことが出来ないわけだ。
有人ロケットとして使い続けられることからも、最適化には限界がある。
確認しておこう。
今日見たファルコン9の打ち上げ(1段目の回収含む)と同じような感覚で、SLSの打ち上げを見ることはない。
毎回、ハラハラドキドキしながら、今度は何処でスタックするんだろうなどとひやひやすることになる。
スペースシャトルもそうだったけどな(実際に、大事故を2度も起こしているしあっちは部分的再使用だったけど)。
もっとさかのぼれば、アポロでは、毎回が大冒険(博打?)だったからな(13号とかもあったし)。
ファルコン9は、今回、貨物機だった(スターリンクが吹っ飛ぶだけだ:そんなあ!)。
10月には、有人宇宙船を運ぶから、少し緊張は高まるけど、これだけの頻度で飛ばしていれば、まあ、何事もなく飛ぶと信じることもできるかもしれない。
米国の、もう一つの有人機であるスターライナーは、まだまだ、そうはいかないだろう。
N22仕様のアトラスVは、たった2回しか飛んでいないしな。
宇宙船の方にしても、本当に必要な改修が終わっているかどうかは、飛ばしてみなければ分からないのだ。
ロケットや宇宙船は、大きなエネルギーと精密な制御の組み合わせという本質的な困難さを抱えた乗り物だ。
ジェット旅客機とか原発とかもそうだけど。
神の与えた物性と、人の作りし制御系がせめぎ合う世界。
我々は、既に侵してはならない領域に、どっぷりとはまり込んでいるに違いない。
心から安心できる世界は、もう、人間には二度と訪れることはないのだ。
我々は、ダモクレスの剣を見上げながら、首をさすりつつ暮らすしかない。
土曜日(日本時間では日曜日)には、SLSの発射が再び試みられる。
無事に上がるかどうかは分からない。
んなもん、飛ばして見なけりゃ分らんだろう!?。
剣を吊るす糸が切れないことを祈るばかりだ・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
少し前の話なので、スターリンク衛星の喪失の原因とされる地磁気嵐について調べた。
(SpaceXは、地磁気嵐が40個のStarlinkインターネット衛星を運命づけたと言います)
https://www.space.com/spacex-starlink-satellites-lost-geomagnetic-storm
「予備分析によると、低高度での抗力の増加により、衛星がセーフモードから軌道上昇操作を開始できず、最大 40 個の衛星が地球の大気圏に再突入するか、すでに再突入していることが示されています」(スペースXのページからの引用)
(磁気嵐)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%B5%90
「G2:地上管制されている宇宙機は、抗力が軌道予測に影響するため、軌道の補正が必要になる可能性がある。」(今回の地磁気嵐のレベルは、せいぜいこの程度と推測されている。)
ペリジーを少し上げたくらいで、大丈夫なんだろうかと心配になる。
現在の太陽活動周期(25サイクル目)のピークは2025年ころと言われているからな。
投入軌道を数か月で元に戻したというのは、だいぶ早いような気もする。
まあ、どうでもいいんですが。
コロナ質量放出は、地球に到達する前に予報が出るから、その際には軌道を修正するなりして対応するのかもしれないが、数日前程度でしか分からないからな。
打ち上げを延期するしかないだろう(軌道が変われば、搭載する衛星数も減らしたりしなければならないし)。
上げちまった後で発生した場合は、諦めるよりほかはない(そうなのかあ?)。
その辺りのリスクベネフィットを勘案して、投入軌道を決めたんだろう。
2月3日の打ち上げに伴うイベントは、想定されるアクシデントと割り切っているのかも知れない。
40機の喪失は痛いが、今回みたいに1機ずつ上乗せできれば、40回の打ち上げで元が取れるからな(そういうことかあ?)。
40回なんて、あっという間だろう(来年の初夏頃)。
まあ、冬場の海が荒れる時期は、1段目の回収の関係でドローン船を南に配置してドッグレッグする関係で機数を増やせないだろうけどな。
早いとこ、スターシップを開発して乗り換えたいところだろう・・・。
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