🐱減量ネタ:体重減少の真実 ― 2022年10月02日 04:31
減量ネタ:体重減少の真実
毎月1回、フィットネスにあるタニタの体組成計(プリントアウトの用紙には、MC-980Aとある)で、計量している(概ね、月の初旬)。
先月と今月は、ちゃんと1日に計った。
脱水状態で、自宅で片足上げて計量しているのと異なり、毎月同じ条件(風袋引きは0.5kgとか)で、正確に計量している真実の体重だ(んじゃあ、自宅計量は単なる妄想なのかあ?:1kgから2kgの差がある)。
で、今月は昨日計った。
体重:64.8kg(67kg:先月:以下同じ)
体脂肪率:19.4%(20.1%)
脂肪量:12.6kg(13.5kg)
推定骨量:2.7kg(2.8kg)
筋肉量:49.5kg(50.7kg)
BMI:22.7(23.5)
うーん、何とも言えない。
体重減少は2.2kgと思ったより多いけど、内容が問題だ。
脂肪はマイナス0.9kgだが、筋肉量と骨量がそれぞれ1.2kgと0.1kg減少している。
筋トレの復帰が、9月中旬(15日)からだからな。
まだ、減少傾向が続いているんだろう。
ちなみに、手術前(7月29日)に計ったデータは以下の通り。
体重:67.4kg
体脂肪率:18.5%
脂肪量:12.5kg
推定骨量:2.9kg
筋肉量:52kg
BMI:23.6
体重は多いが、脂肪量、筋肉量、骨量のバランスはいい。
手術前と比べて、減量には成功しているように見えても、筋トレを1か月半サボるとこうなるという見本だな。
脂肪量↓、筋肉量↓、骨量↓。
やれやれ・・・。
筋肉量が2か月前に比べて2.5kgも減っているのはショックだ。
昨日から、筋トレのウエイトも戻して、回数も復帰させている。
チェストプレス(座ってやる腕立て伏せ)が辛い。
シーテッドレッグプレス(座ってやるスクワット)も、筋肉と関節が悲鳴を上げている。
2か月前は、これを軽々とこなしていたことが信じられない。
本当に、手術後の筋トレ禁止だけが原因の全てなのかを疑う。
加齢に伴う筋肉の減少が、この機会に一気に表出し始めたのではないのか。
年内は、まだ、恐る恐る、関節や腱を気遣いながらの筋トレになる。
同じウエイトでも、荷重の速度や回数で変わってくるからな。
回数は、一度に10回(または11回:余力があれば)と決めている。
それを、何セット行うかだ。
以前は、1日3セットだったけど、今は2セットに落としている。
戻すのは、来年から。
減量を優先するのか、筋肉量の減少抑制を優先するのか。
それが問題だが、年内はバランスよく、両方を狙う。
体重減少の速度は遅くし(月に1kg程度)、筋肉量を維持するように努める(荷重復帰で期待!)。
筋肉量の減少は、体幹は変わらず、両手両足が減っている。
減り方のバランスは同じだから、明らかに筋トレを禁止されていた影響だな。
運動不足に、素直に反応する浮沈子の身体・・・。
本格的な筋トレ復帰は、年内のリハビリを終えてからになるから、手術前の筋肉量に戻るのは来年の春頃になるだろう(希望的観測)。
宇宙飛行士は、無重力の中でもっと過酷に筋肉や骨量が落ちていく。
人が行けないところに行くメリットはあるんだろうが、帰ってきてからリハビリに何か月もかかるそうだ。
おまけに、しこたま放射線を浴びて来るわけだからな。
人間は、地球上で生きていくように進化し続けてきた。
人類が宇宙に進出し始めてから、まだ、たったの100年しか経っていない。
おそらく、1万年とかその程度では、遺伝子をいくら弄っても適応することはできないに違いない。
筋トレを、1か月半サボった程度で、何かが言えるわけではないけど、データを見ると明らかにその影響が出ている。
この間、減量のために有酸素運動は行っているからな。
その種の運動ではカバーできないのだ。
重力に抗って動いたり、もの(自分の身体を含む)を持ち上げたりすることが如何に重要かを見せつけられる。
筋トレをサボれば、筋肉は落ちる。
有酸素運動を続ければ、脂肪は落ちる。
筋トレを続けて有酸素運動をサボると、脂肪と筋肉がたっぷりの相撲取りになるのかあ?。
まあいい。
昨日の自宅での片足上げた計量では、63.7kgになっている(真実の体重と比較すると、1kg余りの差があることになる)。
プチリバからの回復中(減量中)だが、体重は一昨日と変わっていない。
プチリバ解消停滞期か。
短期の体重増減では見えてこない、中期的な変動に着目する。
毎月の定期的なデータは、印刷して保存している。
そうすることで、体重や体組成に対する長期的な注意を喚起し、毎日の運動や食事にフィードバックを掛ける。
今回の減量では、計画的な食事制限はしていない。
好きなものを、好きな時に、好きなだけ食べることにしている。
毎日がチートデイだが、データを脳に送り込むことは欠かさない(まあ、ぶっちゃけ、体重計に乗らない日もありますけど・・・)。
腸内細菌に支配されている(たぶん)浮沈子のヘタレな脳は、運動することに対しても抵抗を示すことが多い。
腸内細菌は、あまり宿主が運動してしまうと、分け前を取られてしまうことになるからな。
今回のデータで面白かったのは、基礎代謝量(BMR)の絶対値は下がっている(1450kcal→1410kcal)のに、先月より「燃えやすい」と評価されている点だ。
体重の減少が関わっているのか、それとも単なるバグなのか。
(基礎代謝量)
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736
「計算式ハリス・ベネディクト方程式(改良版)を使って基礎代謝量を計算しています。
男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm−5.677×年齢+88.362」
このページで計算すると、1,404.1906 kcalとなった(64歳、169cm、64.8kg)。
やっぱ、体重減少が影響しているわけだな(年齢が増える程、減少するという要素もある)。
内臓脂肪の評価(12)は変わらず、アスリート指数は44から47に増加した(もちろんスタンダード:アスリートになるには、70以上!:ムリポ・・・)。
気になる腹囲は、ようやく82cmに戻った(これも、変動有りますけど)。
目標は、80cm切り。
年内達成は無理かもな(食欲の秋だし)。
いずれにしても、無理は禁物だ。
昨日は、3分割して、ハアハアしながら合計で900m泳いだ。
5年前は、一気に2km泳いでいたことが信じられない。
ライバルは昨日の自分だ。
一昨日の自分には、もう勝てないのだ。
計画的な食事制限をせずに、運動中心で減量しようと言っても、そこには体力の限界という絶対的な壁が厳然とそそり立っている。
その悲しい現実を見つめながら、ショボい減量の日々は続く・・・。
毎月1回、フィットネスにあるタニタの体組成計(プリントアウトの用紙には、MC-980Aとある)で、計量している(概ね、月の初旬)。
先月と今月は、ちゃんと1日に計った。
脱水状態で、自宅で片足上げて計量しているのと異なり、毎月同じ条件(風袋引きは0.5kgとか)で、正確に計量している真実の体重だ(んじゃあ、自宅計量は単なる妄想なのかあ?:1kgから2kgの差がある)。
で、今月は昨日計った。
体重:64.8kg(67kg:先月:以下同じ)
体脂肪率:19.4%(20.1%)
脂肪量:12.6kg(13.5kg)
推定骨量:2.7kg(2.8kg)
筋肉量:49.5kg(50.7kg)
BMI:22.7(23.5)
うーん、何とも言えない。
体重減少は2.2kgと思ったより多いけど、内容が問題だ。
脂肪はマイナス0.9kgだが、筋肉量と骨量がそれぞれ1.2kgと0.1kg減少している。
筋トレの復帰が、9月中旬(15日)からだからな。
まだ、減少傾向が続いているんだろう。
ちなみに、手術前(7月29日)に計ったデータは以下の通り。
体重:67.4kg
体脂肪率:18.5%
脂肪量:12.5kg
推定骨量:2.9kg
筋肉量:52kg
BMI:23.6
体重は多いが、脂肪量、筋肉量、骨量のバランスはいい。
手術前と比べて、減量には成功しているように見えても、筋トレを1か月半サボるとこうなるという見本だな。
脂肪量↓、筋肉量↓、骨量↓。
やれやれ・・・。
筋肉量が2か月前に比べて2.5kgも減っているのはショックだ。
昨日から、筋トレのウエイトも戻して、回数も復帰させている。
チェストプレス(座ってやる腕立て伏せ)が辛い。
シーテッドレッグプレス(座ってやるスクワット)も、筋肉と関節が悲鳴を上げている。
2か月前は、これを軽々とこなしていたことが信じられない。
本当に、手術後の筋トレ禁止だけが原因の全てなのかを疑う。
加齢に伴う筋肉の減少が、この機会に一気に表出し始めたのではないのか。
年内は、まだ、恐る恐る、関節や腱を気遣いながらの筋トレになる。
同じウエイトでも、荷重の速度や回数で変わってくるからな。
回数は、一度に10回(または11回:余力があれば)と決めている。
それを、何セット行うかだ。
以前は、1日3セットだったけど、今は2セットに落としている。
戻すのは、来年から。
減量を優先するのか、筋肉量の減少抑制を優先するのか。
それが問題だが、年内はバランスよく、両方を狙う。
体重減少の速度は遅くし(月に1kg程度)、筋肉量を維持するように努める(荷重復帰で期待!)。
筋肉量の減少は、体幹は変わらず、両手両足が減っている。
減り方のバランスは同じだから、明らかに筋トレを禁止されていた影響だな。
運動不足に、素直に反応する浮沈子の身体・・・。
本格的な筋トレ復帰は、年内のリハビリを終えてからになるから、手術前の筋肉量に戻るのは来年の春頃になるだろう(希望的観測)。
宇宙飛行士は、無重力の中でもっと過酷に筋肉や骨量が落ちていく。
人が行けないところに行くメリットはあるんだろうが、帰ってきてからリハビリに何か月もかかるそうだ。
おまけに、しこたま放射線を浴びて来るわけだからな。
人間は、地球上で生きていくように進化し続けてきた。
人類が宇宙に進出し始めてから、まだ、たったの100年しか経っていない。
おそらく、1万年とかその程度では、遺伝子をいくら弄っても適応することはできないに違いない。
筋トレを、1か月半サボった程度で、何かが言えるわけではないけど、データを見ると明らかにその影響が出ている。
この間、減量のために有酸素運動は行っているからな。
その種の運動ではカバーできないのだ。
重力に抗って動いたり、もの(自分の身体を含む)を持ち上げたりすることが如何に重要かを見せつけられる。
筋トレをサボれば、筋肉は落ちる。
有酸素運動を続ければ、脂肪は落ちる。
筋トレを続けて有酸素運動をサボると、脂肪と筋肉がたっぷりの相撲取りになるのかあ?。
まあいい。
昨日の自宅での片足上げた計量では、63.7kgになっている(真実の体重と比較すると、1kg余りの差があることになる)。
プチリバからの回復中(減量中)だが、体重は一昨日と変わっていない。
プチリバ解消停滞期か。
短期の体重増減では見えてこない、中期的な変動に着目する。
毎月の定期的なデータは、印刷して保存している。
そうすることで、体重や体組成に対する長期的な注意を喚起し、毎日の運動や食事にフィードバックを掛ける。
今回の減量では、計画的な食事制限はしていない。
好きなものを、好きな時に、好きなだけ食べることにしている。
毎日がチートデイだが、データを脳に送り込むことは欠かさない(まあ、ぶっちゃけ、体重計に乗らない日もありますけど・・・)。
腸内細菌に支配されている(たぶん)浮沈子のヘタレな脳は、運動することに対しても抵抗を示すことが多い。
腸内細菌は、あまり宿主が運動してしまうと、分け前を取られてしまうことになるからな。
今回のデータで面白かったのは、基礎代謝量(BMR)の絶対値は下がっている(1450kcal→1410kcal)のに、先月より「燃えやすい」と評価されている点だ。
体重の減少が関わっているのか、それとも単なるバグなのか。
(基礎代謝量)
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736
「計算式ハリス・ベネディクト方程式(改良版)を使って基礎代謝量を計算しています。
男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm−5.677×年齢+88.362」
このページで計算すると、1,404.1906 kcalとなった(64歳、169cm、64.8kg)。
やっぱ、体重減少が影響しているわけだな(年齢が増える程、減少するという要素もある)。
内臓脂肪の評価(12)は変わらず、アスリート指数は44から47に増加した(もちろんスタンダード:アスリートになるには、70以上!:ムリポ・・・)。
気になる腹囲は、ようやく82cmに戻った(これも、変動有りますけど)。
目標は、80cm切り。
年内達成は無理かもな(食欲の秋だし)。
いずれにしても、無理は禁物だ。
昨日は、3分割して、ハアハアしながら合計で900m泳いだ。
5年前は、一気に2km泳いでいたことが信じられない。
ライバルは昨日の自分だ。
一昨日の自分には、もう勝てないのだ。
計画的な食事制限をせずに、運動中心で減量しようと言っても、そこには体力の限界という絶対的な壁が厳然とそそり立っている。
その悲しい現実を見つめながら、ショボい減量の日々は続く・・・。
🐱SLS:アルテミス1:従業員と家族思いのNASA ― 2022年10月02日 09:57
SLS:アルテミス1:従業員と家族思いのNASA
(チームは飛行ハードウェアに損傷がないことを確認し、11 月の打ち上げに集中)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/09/30/teams-confirm-no-damage-to-flight-hardware-focus-on-november-for-launch/
「NASA は、11 月 12 日から 11 月 27 日までの打ち上げ期間に Artemis I 打ち上げ計画の取り組みを集中させることを決定しました。」
「11 月の打ち上げ期間に集中することで、Kennedy の従業員が嵐の後に家族や家のニーズに対処し、チームが打ち上げのためにパッドに戻る前に必要な追加のチェックアウトを特定する時間を確保できます。」
打上げが、当初予定から5年も遅れたのだって、設計のまずさや杜撰な施工管理のせいではなく、従業員やその家族に対する配慮のせいだと言わんばかりの書きぶりだ(そうなのかあ?)。
例によって、浮沈子の見込みは大外れ。
10月の打ち上げは消え、11月の打ち上げが最短となった。
これで上がらなければ、下手をするとクリスマス近くまで上がらない可能性もある。
(アルテミス I ミッションの可用性)
https://www.nasa.gov/feature/artemis-i-mission-availability
「・10月17日~10月31日
11回の打ち上げ機会
10 月 24 日、25 日、26 日、28 日の発売日はありません
・11月12日~11月27日(仮)
12回の打ち上げ機会
11 月 13 日、20 日、21 日、26 日の打ち上げはありません
・12月9日~12月23日(仮)
11回の打ち上げ機会
12 月 10 日、14 日、18 日、23 日の発売日はありません」
ひょっとしたら、年越しかもな。
10月後半の打ち上げをパスした理由は、ハッキリ言って不明だ。
なぜなら、それまでに行わなければならない作業の詳細は、これから調査して決めるわけだからな。
11月4日の中間選挙前の花火を強行して、万が一にも吹っ飛んだりしたら目も当てられないからかもしれない。
既に、アルテミス1は政権にとっては追い風ではなく、リスクとなっているのだ。
むしろ、積極的に中間選挙の後ろに持ってきたと考える方が自然だ。
実際の話、フロリダではハリケーンで大きな被害が生じているということもある。
(米ハリケーン死者64人に フロリダ、捜索や救助続く)
https://kumanichi.com/articles/809917
「米CNNテレビは1日、ハリケーン「イアン」による南部フロリダ州での死者が64人になったと報じた。被害の全容は見えず、犠牲者はさらに増える可能性がある。」
「9月28日にイアンが直撃したフロリダ州では多くの家屋が倒壊し、一時260万戸を超す家屋が停電した。バイデン大統領は同州の被害について「史上最悪規模の恐れがある」としている。」
嵐の傷跡も癒えないうちに、政権のオモチャに過ぎないロケット花火を上げるわけにはいかないだろう(そんなあ!)。
従業員や家族の話は、そういう生臭い話のカモフラージュに使われているに決まっている(そうなのかあ?)。
アルテミスのブログには、一応、月へ向かっているとされるキャップストーンの記事も出ている。
(CAPSTONEチームは宇宙船の回収に向けて作業を続けています)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/09/30/capstone-team-continues-work-towards-spacecraft-recovery/
「CAPSTONE はパワー ポジティブであり、宇宙船システムが使用しているよりも多くの電力をソーラー パネルから生成していることを意味し、月への軌道上で安定した状態を維持しています。」
姿勢制御が回復したわけではない。
詳細は不明だが、探査機はおそらく回転しており、このままでは現在の軌道を変更して月軌道に投入することはできない。
どこかの時点で回転を止め、姿勢制御を回復する必要がある。
幸い、低利得アンテナによる通信は維持され、探査機の状態はある程度把握されている模様だ。
が、それがいつまでも健全かどうかは保証の限りではない。
燃料系の温度の上昇を待っているということだが、それがどの程度になったかという情報もない。
「宇宙船の方向制御の復旧に向けて作業を続けています。この作業には、宇宙船からの情報の収集、シミュレーションの実行、復旧計画の改良が含まれます。」
現状では、情報収集を続けながら作戦を練ったり、机上訓練を行っている段階のようだ。
復旧計画の「改良」というところが気になる。
つまり、当初の計画通りにやったら(シミュレーターのプログラムを走らせてみたら)、上手くいかなかったということなわけだ(そうなのかあ?)。
使用電力を上回る発電が続いている状況ということだが、それが内部バッテリーの十分な充電に至るかどうかも分からない。
復旧計画を行っている途中に電力切れになるリスクが消えたわけじゃないのだ(未確認)。
以前からの通信系のトラブルも気になる(地上試験で、不良なことが分かっている)。
マーフィの法則によれば、そういうのは、一番起こって欲しくないタイミングで再発することになっているようだからな。
やれやれ・・・。
キャップストーンは、アルテミス1の露払いな感じで打ち上げられたが、今のところずぶ濡れな感じだな。
幸先が悪い。
お荷物。
厄介者。
月軌道での自律航法の試験も行うらしいけど、そういうクリティカルな局面ではなく、本来ならすんなりと通過すべきところで躓いている。
月軌道へ投入するまでの遷移軌道も特殊らしいから、想定外のトラブルはあってもおかしくないけど、以前の通信障害や今回の姿勢制御トラブルは、そういった話とは別の原因のようだ(未確認)。
(CAPSTONE: これまでのストーリー)
https://hackaday.com/2022/09/22/capstone-the-story-so-far/
「船内のヒーターを作動させるためのエネルギーがなければ、転倒を止めるために最終的に必要となるスラスターが固く凍ってしまいました。」
「元のミッションのタイムラインは、宇宙船を意図した軌道に乗せるために多くの追加の燃焼が計画されていたことを示しています。」
・TCMー1:7月7日
・TCMー2:7月25日
・TCMー3:9月上旬(9月8日に実施)
・TCMー4:10月中旬
・TCMー5:11月上旬
・TCMー6:11月上旬
・NIM:11月13日
(NIM:NRHO Insertion Maneuver、NRHO:Near-rectilinear halo orbit)
「宇宙船は技術的に制御不能である可能性がありますが、それでも月に向かっています。」
「幸いなことに、CAPSTONE は、さらに 2 週間は別のコース修正を行う必要がないはずです。これにより、地上のエンジニアが状況を評価するためにより多くの時間が与えられます。」
うーん、浮沈子的には、余り幸いな気がしないんだがな。
当初のターゲット軌道投入日である11月13日と言えば、アルテミス1は、まだ地上に縛り付けられている可能性が高い(上記のように、ウインドウは11月12日から27日:ちなみに13日にはウインドウは開かない)。
本来なら、6月にうち上げられたキャップストーンを追い越して月を周回してくるはずだったアルテミス1が、まだ、地球にいること自体がなんとなくヤバいわけだ。
11月に延期された理由の中に、この探査機の存在が含まれているかどうかは知らない(ディープスペースネットワークの使用の関係とかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
宇宙空間には、太陽からの荷電粒子や銀河放射線が飛び交っている。
微小隕石もあるしな。
とてつもない温度差もある。
そもそも、打ち上げ時に振動や加速度が加わり、探査機はとんでもないことになっている。
もちろん、それらに対応する試験を受けて飛ばされるんだろうが、試験は試験、実際は実際。
(2020年4月17日更新
“Test as You Fly, Fly as You Test”~試験機1号機の打ち上げを目指して~)
https://www.jaxa.jp/projects/rockets/h3/topics_j.html
“Test as You Fly, Fly as You Test”
「それでもロケット開発には魔物が潜んでいて、姿を現し、牙をむくことがある。」
探査機も同じだろうな。
過酷な環境に長期間晒された宇宙機は、地上では想定できないダメージを負うことになる。
おっと、アルテミス1は、既に地上で長期間晒されて、何度もキンキンに冷えた推進剤を流し込まれたり抜かれたり、クローラーでガタガタ転がされたりしているからな。
必ずしも、宇宙空間だけが過酷とは限らない。
“Test as You Test”というところか・・・。
(チームは飛行ハードウェアに損傷がないことを確認し、11 月の打ち上げに集中)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/09/30/teams-confirm-no-damage-to-flight-hardware-focus-on-november-for-launch/
「NASA は、11 月 12 日から 11 月 27 日までの打ち上げ期間に Artemis I 打ち上げ計画の取り組みを集中させることを決定しました。」
「11 月の打ち上げ期間に集中することで、Kennedy の従業員が嵐の後に家族や家のニーズに対処し、チームが打ち上げのためにパッドに戻る前に必要な追加のチェックアウトを特定する時間を確保できます。」
打上げが、当初予定から5年も遅れたのだって、設計のまずさや杜撰な施工管理のせいではなく、従業員やその家族に対する配慮のせいだと言わんばかりの書きぶりだ(そうなのかあ?)。
例によって、浮沈子の見込みは大外れ。
10月の打ち上げは消え、11月の打ち上げが最短となった。
これで上がらなければ、下手をするとクリスマス近くまで上がらない可能性もある。
(アルテミス I ミッションの可用性)
https://www.nasa.gov/feature/artemis-i-mission-availability
「・10月17日~10月31日
11回の打ち上げ機会
10 月 24 日、25 日、26 日、28 日の発売日はありません
・11月12日~11月27日(仮)
12回の打ち上げ機会
11 月 13 日、20 日、21 日、26 日の打ち上げはありません
・12月9日~12月23日(仮)
11回の打ち上げ機会
12 月 10 日、14 日、18 日、23 日の発売日はありません」
ひょっとしたら、年越しかもな。
10月後半の打ち上げをパスした理由は、ハッキリ言って不明だ。
なぜなら、それまでに行わなければならない作業の詳細は、これから調査して決めるわけだからな。
11月4日の中間選挙前の花火を強行して、万が一にも吹っ飛んだりしたら目も当てられないからかもしれない。
既に、アルテミス1は政権にとっては追い風ではなく、リスクとなっているのだ。
むしろ、積極的に中間選挙の後ろに持ってきたと考える方が自然だ。
実際の話、フロリダではハリケーンで大きな被害が生じているということもある。
(米ハリケーン死者64人に フロリダ、捜索や救助続く)
https://kumanichi.com/articles/809917
「米CNNテレビは1日、ハリケーン「イアン」による南部フロリダ州での死者が64人になったと報じた。被害の全容は見えず、犠牲者はさらに増える可能性がある。」
「9月28日にイアンが直撃したフロリダ州では多くの家屋が倒壊し、一時260万戸を超す家屋が停電した。バイデン大統領は同州の被害について「史上最悪規模の恐れがある」としている。」
嵐の傷跡も癒えないうちに、政権のオモチャに過ぎないロケット花火を上げるわけにはいかないだろう(そんなあ!)。
従業員や家族の話は、そういう生臭い話のカモフラージュに使われているに決まっている(そうなのかあ?)。
アルテミスのブログには、一応、月へ向かっているとされるキャップストーンの記事も出ている。
(CAPSTONEチームは宇宙船の回収に向けて作業を続けています)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/09/30/capstone-team-continues-work-towards-spacecraft-recovery/
「CAPSTONE はパワー ポジティブであり、宇宙船システムが使用しているよりも多くの電力をソーラー パネルから生成していることを意味し、月への軌道上で安定した状態を維持しています。」
姿勢制御が回復したわけではない。
詳細は不明だが、探査機はおそらく回転しており、このままでは現在の軌道を変更して月軌道に投入することはできない。
どこかの時点で回転を止め、姿勢制御を回復する必要がある。
幸い、低利得アンテナによる通信は維持され、探査機の状態はある程度把握されている模様だ。
が、それがいつまでも健全かどうかは保証の限りではない。
燃料系の温度の上昇を待っているということだが、それがどの程度になったかという情報もない。
「宇宙船の方向制御の復旧に向けて作業を続けています。この作業には、宇宙船からの情報の収集、シミュレーションの実行、復旧計画の改良が含まれます。」
現状では、情報収集を続けながら作戦を練ったり、机上訓練を行っている段階のようだ。
復旧計画の「改良」というところが気になる。
つまり、当初の計画通りにやったら(シミュレーターのプログラムを走らせてみたら)、上手くいかなかったということなわけだ(そうなのかあ?)。
使用電力を上回る発電が続いている状況ということだが、それが内部バッテリーの十分な充電に至るかどうかも分からない。
復旧計画を行っている途中に電力切れになるリスクが消えたわけじゃないのだ(未確認)。
以前からの通信系のトラブルも気になる(地上試験で、不良なことが分かっている)。
マーフィの法則によれば、そういうのは、一番起こって欲しくないタイミングで再発することになっているようだからな。
やれやれ・・・。
キャップストーンは、アルテミス1の露払いな感じで打ち上げられたが、今のところずぶ濡れな感じだな。
幸先が悪い。
お荷物。
厄介者。
月軌道での自律航法の試験も行うらしいけど、そういうクリティカルな局面ではなく、本来ならすんなりと通過すべきところで躓いている。
月軌道へ投入するまでの遷移軌道も特殊らしいから、想定外のトラブルはあってもおかしくないけど、以前の通信障害や今回の姿勢制御トラブルは、そういった話とは別の原因のようだ(未確認)。
(CAPSTONE: これまでのストーリー)
https://hackaday.com/2022/09/22/capstone-the-story-so-far/
「船内のヒーターを作動させるためのエネルギーがなければ、転倒を止めるために最終的に必要となるスラスターが固く凍ってしまいました。」
「元のミッションのタイムラインは、宇宙船を意図した軌道に乗せるために多くの追加の燃焼が計画されていたことを示しています。」
・TCMー1:7月7日
・TCMー2:7月25日
・TCMー3:9月上旬(9月8日に実施)
・TCMー4:10月中旬
・TCMー5:11月上旬
・TCMー6:11月上旬
・NIM:11月13日
(NIM:NRHO Insertion Maneuver、NRHO:Near-rectilinear halo orbit)
「宇宙船は技術的に制御不能である可能性がありますが、それでも月に向かっています。」
「幸いなことに、CAPSTONE は、さらに 2 週間は別のコース修正を行う必要がないはずです。これにより、地上のエンジニアが状況を評価するためにより多くの時間が与えられます。」
うーん、浮沈子的には、余り幸いな気がしないんだがな。
当初のターゲット軌道投入日である11月13日と言えば、アルテミス1は、まだ地上に縛り付けられている可能性が高い(上記のように、ウインドウは11月12日から27日:ちなみに13日にはウインドウは開かない)。
本来なら、6月にうち上げられたキャップストーンを追い越して月を周回してくるはずだったアルテミス1が、まだ、地球にいること自体がなんとなくヤバいわけだ。
11月に延期された理由の中に、この探査機の存在が含まれているかどうかは知らない(ディープスペースネットワークの使用の関係とかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
宇宙空間には、太陽からの荷電粒子や銀河放射線が飛び交っている。
微小隕石もあるしな。
とてつもない温度差もある。
そもそも、打ち上げ時に振動や加速度が加わり、探査機はとんでもないことになっている。
もちろん、それらに対応する試験を受けて飛ばされるんだろうが、試験は試験、実際は実際。
(2020年4月17日更新
“Test as You Fly, Fly as You Test”~試験機1号機の打ち上げを目指して~)
https://www.jaxa.jp/projects/rockets/h3/topics_j.html
“Test as You Fly, Fly as You Test”
「それでもロケット開発には魔物が潜んでいて、姿を現し、牙をむくことがある。」
探査機も同じだろうな。
過酷な環境に長期間晒された宇宙機は、地上では想定できないダメージを負うことになる。
おっと、アルテミス1は、既に地上で長期間晒されて、何度もキンキンに冷えた推進剤を流し込まれたり抜かれたり、クローラーでガタガタ転がされたりしているからな。
必ずしも、宇宙空間だけが過酷とは限らない。
“Test as You Test”というところか・・・。
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