🐱ファルコンヘビー:最大の打ち上げ能力を持つロケットとしての最後の打ち上げ迫る2022年10月11日 06:25

ファルコンヘビー:最大の打ち上げ能力を持つロケットとしての最後の打ち上げ迫る


ナンシーグレイスローマン宇宙望遠鏡が、ファルコンヘビーで打ち上げられる予定である件については既に書いた(まだ、かなり先の話ですが)。

月軌道ステーションのモジュールも、ヘビーで運ばれることになっている。

詳細は不明だが、そこへの物資輸送の一部も担当することになりそうな気配だ。

ロケットの大きさ自体は、水素を燃料とするデルタ4ヘビーの方がデカいが、使い捨てにした時の打ち上げ能力は、現在のところ世界一だ。

もちろん、SLSが上がれば抜かれる。

つーことは、次の打ち上げは、現役最大の打ち上げ能力を有するロケットとしての最後の打ち上げということになる可能性が高い(SLSが年越しになれば別です)。

(3年間待った後、SpaceXのFalcon Heavyは今月後半に再び打ち上げられる可能性があります)
https://spaceflightnow.com/2022/10/05/after-a-three-year-wait-spacexs-falcon-heavy-could-launch-again-later-this-month/

「10 月 28 日にフロリダのケネディ宇宙センターから再び飛行するように設定」

「打ち上げは日中の午前中に行われる予定ですが、宇宙軍は USSF-44 ミッションの打ち上げ時刻を公式に発表していません。」

謎の多い打ち上げだ。

「USSF-44 ミッションは当初、2020 年後半に打ち上げられる予定でしたが、ロケットで飛行するように割り当てられた宇宙軍のペイロードの問題により、2 年近くかかりました。軍のスポークスパーソンは Spaceflight Now に、USSF-44 ペイロードの問題は現在解決されていると語ったが、追加の詳細は提供されていない.」

「宇宙軍は、ファルコン ヘビー ロケットが USSF-44 ミッションで軌道に運ぶものについてほとんど情報を公開していません。」

「宇宙軍はこの飛行に割り当てられた最終的な衛星数の最新情報を発表していません。」

「2 つのペイロードの合計質量が 8,200 ポンド (約 3.7 トン) 未満」(4年前の情報)

超小型衛星であるTETRA 1 衛星が上がることは分かっているようだが、主衛星(たぶん)が何なのかは秘密に包まれている。

「Falcon Heavy は、USSF-44 ミッションの衛星を高高度の静止軌道に運ぶことが期待されています。ロケットの上段は数回発射し、衛星を赤道から 22,000 マイル以上上空に配置」

2段目の複数回の燃焼(ペリジーやアポジーを上げるため?)や、5時間に及ぶコースティング(惰性飛行)が含まれており、複雑なオペレーションになる。

「USSF-44 ミッションは SpaceX のこれまでで最も要求の厳しい打ち上げの 1 つになります。」

前回の飛行で、そのデモンストレーションみたいなことはやっているようだ。

「宇宙軍によると、困難な打ち上げプロファイルにより、ファルコンヘビーの中心コアを回収するための推進剤が残りません。」

2機のブースターは、当初はドローン船に回収する予定だったようだが、地上(LZ-1とLZ-2)に回収するようだ。

「今後12か月で6回のファルコンヘビーミッションを計画」

まあ、どーせ、ペイロードの都合で遅れるに決まってるけどな(そうなのかあ?)。

「USSF-44 に続く次のファルコンヘビーの打ち上げは、新世代の Viasat ブロードバンド衛星または宇宙軍の USSF-67 ミッションになる可能性」

「最初の Viasat 3 の打ち上げは、衛星とペイロードの製造に影響を与えたサプライ チェーンの問題によってすでに遅れており、2023 年初頭」

「USSF-67ミッションは、現在1月に予定」

「USSF-52 というコードネームのファルコン ヘビーで予定されている別の宇宙軍衛星配達ミッションは、2023 年の第 2 四半期 (4 月 1 日から 6 月 30 日まで) に打ち上げられる予定」

「今後 12 か月以内に打ち上げが予定されているその他の Falcon Heavy ミッションには、2023 年後半に EchoStar と Hughes Network Systems 向けの重量級の Jupiter 3 商用ブロードバンド衛星が含まれます。」

「今後数週間のうちに、2023 年 7 月に利用可能な次の打ち上げ期間に、まだファルコン ヘビー ロケットに搭載されたプシュケ宇宙船の打ち上げを試みるかどうかを決定する予定」

「ローマの打ち上げ契約を手にしたことで、SpaceX は現在、最大 13 の Falcon Heavy ロケット ミッションのバックログを抱えています。」

そんなにあるのかあ!?。

「2024 年に NASA のエウロパ クリッパーの打ち上げが含まれます。木星の氷の月を探査し、月を周回する NASA の計画されたゲートウェイ ミニ宇宙ステーションの最初の 2 つの要素の打ち上げ。」

「2024 年に NOAA の GOES-U 静止気象衛星」

「NASAはまだSpaceXにゲートウェイ補給飛行の準備を開始する権限を与えていません.」

ファルコンXLは未定か・・・。

「Viasat と EchoStar 向けの大型静止インターネット通信衛星を打ち上げる 2 つの Falcon Heavy ミッションの契約を獲得」(時期未定?)

「NASA の VIPER ロボット ローバーを 2024 年後半に、Astrobotic が管理する商業的な月面配送飛行で月に向けて打ち上げる予定です。」

ワケワカなので、一応整理しておく。

2022年:
・USSF-44(10月28日)
2023年:
・Viasat 3(他)(初頭:2022年12月:ウィキのリストより:以下同じ)
・USSF-67(1月:同左)
・USSF-52(第 2 四半期:同左)
・Jupiter 3(EchoStar-24)(後半:前半)
・プシュケ宇宙船(7月:未定)
2024年:
・エウロパ クリッパー(未定:10月)
・月周回ゲートウェイ(未定:11月)
・GOES-U 静止気象衛星(未定:4月30日)
・Viasat 大型静止インターネット通信衛星(未定:未確認)
・EchoStar 大型静止インターネット通信衛星(未定:未確認)
・VIPER ロボット ローバー(ランダー?:グリフィンミッション1)(後半:11月)

その他:
・ゲートウェイ補給飛行(ドラゴンXL)(保留:2024年11月、2026年)
・ナンシーグレースローマン宇宙望遠鏡(2025年以降:2026年11月)

ウィキのリストには、2024年の大型静止インターネット通信衛星(Viasat、EchoStar)は出てこない(独自ネタかも)。

今後も、いくつかの大型静止衛星は、追加で契約することがあるだろう。

また、ヘビーはNROのスパイ衛星を積んで飛ぶことが期待されている(垂直組み立て棟と大型フェアリングが必要)。

このリストには、それは含まれていない。

費用がこなれてくれば、大型衛星の2機纏めての打ち上げを、ヘビーで行う可能性もある。

まあ、ファルコン9の使い捨てでもいいけど。

ヘビーは、ヘビーでなければ無理な重量物や遠い軌道へのミッションに特化して行われる。

バルカンの運用開始がいつになるか分からない中で、米国のヘビーリフターの選択肢はファルコンヘビーだけだ。

おっと、SLSもあるけどな。

あれは、デカすぎるし、民間と軍事には使えない(たぶん)。

ニューグレンは、いつまで経っても影も形もない。

スターシップが出来れば(いつのことやら・・・)、様相は一変する。

ヘビーの出る幕は無くなるかも知れない。

それまでの繋ぎということになる。

まあ、スターシップの信頼性の確立までに、どれだけの打ち上げが必要かということもあるしな。

ヘビーにしても、ファルコン9をベースにしているとはいえ、独自の部分もあり、実績という点ではこれからになる。

複雑なミッション(ロングコースト含む)では、燃料の温度管理の問題もあるようだ。

いずれにしても、打ち上げ能力とコストの観点から、スターシップとの共存期間は最小限になるだろう。

累計で、100機上がることはないかも知れない。

ヘビーリフターは、限られた打ち上げに使われる特別のロケットだったわけだ。

サターンVにしても、デルタ4ヘビーにしても、打ち上げの機数は少ない。

スターシップが掟破りなだけで、ファルコンヘビーはふつーの打ち上げロケットだ。

総打ち上げ数は限られるだろう。

それにしては、よく売れている方なのではないか。

逆に、スターシップの開発がとん挫したりすることになれば、スターリンクを上げる話になるかも知れない(そうなのかあ?)。

衛星が重くなるからな(1トン超)。

ファルコン9で上げるか、ヘビーと大型フェアリングにするのか。

ファルコンシリーズで上げることになれば、衛星自体の設計も変わる。

ヘビーを使うということになれば、打ち上げ機数は桁違いに増える。

センターコアの設計は特殊なようだから、既存の生産ラインでは賄えなくなる可能性が高い。

ヘビーの方が9より多くなるかもしれない。

一寸先は闇の宇宙開発。

そのカギを握っているのがスターシップであることは間違いない・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(SpaceX の 3 年ぶりの Falcon Heavy の打ち上げは、10 月下旬のリフトオフを視野に入れています)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-heavy-rocket-first-launch-three-years-take-two/

「9 月 23 日の写真では、ロケットの消耗式の上段もはっきりと見えていました。通常、ファルコンの上段はほとんど見分けがつきませんが、手前のCrew-5の上段の後ろに格納されている上段は、機体の下部に独特の灰色の帯が特徴です。」

エリックラルフも、トーゼン記事にしているが、上記でも触れた上段の燃料の温度管理について詳細な記述があったので引用する。

「2019 年 7 月、SpaceX は別の Falcon 9 上段を同じ灰色の帯でテストしました。広報担当者は、軌道上でのロケットの寿命を延ばすためのものだと説明しました。」

「最も挑戦的な打ち上げ軌道のいくつかには、6時間以上の長い軌道コーストが必要です。」

「静止衛星への直接発射は、長い沿岸能力を必要とする最も一般的なタイプのミッションであり、米軍によってしばしば要求されます。」

「灰色の帯の目的​​は、ロケットのその部分に含まれる液体灯油 (RP-1) 燃料を温めるために太陽光から吸収される熱量を増やすことです。Falcon の液体酸素酸化剤よりもはるかに高い温度で凍結する灯油は、冷たすぎると、固まる前に粘性があり、ぬかるみのようになります。飲み込んだ場合、ぬかるんだ燃料が点火を妨げたり、上段のマーリン エンジンを破壊したりする可能性があります。」

「USSF-44 は、SpaceX の最初の直接静止打ち上げの試みであり、最初のテストから 3 年以上経って灰色の帯が再び現れた理由を説明しています。」

静止軌道への直接投入は、これまでULAによって行われてきた。

(アトラス 5 ロケットは、SES の高高度タンデム衛星の配信を完了します)
https://spaceflightnow.com/2022/10/05/atlas-5-rocket-completes-high-altitude-tandem-satellite-delivery-for-ses/

「火曜日の打ち上げは、ほぼ静止軌道に直接向かった最初の商用 Atlas 5 ミッションでした。」

「軌道には長いコースト フェーズが必要であり、バッテリー容量の追加やケンタウロス上段へのその他のアップグレードが必要です。アトラス 5 ロケットは、米軍の以前の 4 つのミッションで静止高度に近い同様の軌道にペイロードを直接展開しました。」

「アトラス 5 の誘導コンピューターは、静止高度のすぐ下、赤道に対して 1.9 度の傾斜角で、約 21,750 マイル (約 35,000 キロメートル) の円軌道に 2 つの宇宙船を放出することを目的としていました。」

「SES は打ち上げ後に両方の宇宙船が生きていて健康であることを確認」

こういうのは任せてくれというわけだ。

新参者のS社は、これまでもロングコーストミッションをこなしている(ヘビーの初飛行の時も、確かそうだった気がする)が、静止軌道への直接投入は初めてかも知れない(未確認)。

「FCC は、数十億ドルの補償契約を通じて SES のような衛星事業者に支払っている 5G 事業者に、以前は衛星ベースのビデオ放送サービスで数百万の顧客に使用されていた米国の C バンド スペクトルを競売にかけました。SES と、もう 1 つの大手静止衛星事業者である Intelsat は、新しい C バンド放送衛星を購入して、より狭い範囲のスペクトルで機能させました。」

「2020 年、SES は予備を含む 6 つの新しい C バンド衛星を注文し、Intelsat は 7 つの C バンド衛星を調達しました。」

「有利な軌道を達成するULA Atlas 5の能力と相まって、SESは数週間でこれらの衛星を運用できるようになります。それを実現するために SES が当社の業界チームに寄せてくれた信頼に感謝しています。」

「直径 5.4 メートルのペイロード フェアリングと 3 つの固体ロケット ブースターを備えた「531」バリアントを使用」

「バルカン ケンタウロスは、アトラス 5 のロシア製 RD-180 に取って代わり、Blue Origin 製の米国製メイン エンジンを搭載する予定です。」

いつのことやら・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ァルコンヘビー:コスト)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%93%E3%83%BC#%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88

「ファルコンヘビーの打ち上げコストは、スペースXの発表によれば1段目の回収を行わない場合で1億5000万ドル、サイドブースターを洋上回収しセンターコアを使い捨てにする構成で9500万ドル、1段目を全て回収する構成で9000万ドルとされている(2018年2月時点)。スペースXでは、サイドブースターを洋上回収する場合でも、打ち上げ能力の低下は使い捨てと比較して10%程度に留まるとしている(ただし1段目を全て回収する場合は大きく低下する)。」

今回は、サイドブースターは洋上回収ではなく、ケープカナベラルの陸上着陸施設(LZ-1とLZ-2)に降りることになったようだから、コストは9500万ドルよりは安いかも知れない(まあ、米軍との契約は、純粋な打ち上げ費用だけじゃないからな:契約額は知らないけど、たぶん、1億ドル以上だろう)。

センターコアだけを回収しない場合と、完全使い捨てにする場合の打ち上げ能力と価格の関係を見ると、洋上回収の場合、64%程度の価格で10パーセント程度のネガを受け入れることになる。

お得感、満載だな。

センターコアを回収するためには、減速するための燃料を大量に食うことから、ペイロードへのペナルティが大きい。

その際のコストが9000万ドルというのは、やや高い気もするけど、ファルコン9(6700万ドル)との価格差をつけなければならないからな。

まあ、どうでもいいんですが。

静止軌道への直接投入は、ULAの十八番だ。

宇宙軍の需要を満たすためには、避けて通れない関門でもある。

S社にとっては、重要な位置付けの打ち上げに違いない。

中継は、たぶん途中で打ち切りになるだろうけど、久しぶりにライブで見ようかな・・・。

🐱水泳ネタ:背泳ぎのキックは力を抜いて蹴る2022年10月11日 22:05

水泳ネタ:背泳ぎのキックは力を抜いて蹴る


振替で参加している木原センセの頭が疲れる中級教室。

今月の泳法は背泳ぎ。

まずは、スタートで躓く。

テキトーに杜撰なスタートをしていたら、水面から足が下がっているとご注意を受けた。

ちゃんと、両足で、プールサイドの高い位置で蹴るように。

んで、そこを改善したら、今度は足を動かしだすと下がってくるという。

ポイントは、力を抜いて蹴る。

どの泳法でも、ストリームラインを維持することは一丁目一番地だ。

背泳ぎも例外ではない。

特に、足(お尻も)が落ちやすいからな。

今日の練習は、力を抜いて、膝から下を柔らかくして蹴ることに集中する。

腰を落とさず、水面近くで蹴る。

足の付け根が曲がらないように意識するんだが、そうすると力が入る。

で、足が落ちる。

やれやれ・・・。

個別の指導では、少し、膝を曲げた方がいいと言われる。

膝が水面に出ないように意識し過ぎて、膝の関節が固くなっているそうだ。

動いていない・・・。

まあいい。

浮沈子の本籍は初級教室だからな。

中級の背泳ぎは難しい。

結局、混乱したまま終わった(まだ、キックだけなのに・・・)。

最後は、50mをクロールで2本。

これも、ストリームラインが出来ていないと言われる。

2本目は、25m2本をノーブレで続けて泳いでみた(ターンの時には、立ち上がって呼吸!)。

フォームを意識するために、ブレスを省略。

さすがに苦しかったけど、ストリームラインは改善されたとのこと。

あちらが立てば、こちらが立たず。

水泳教室では、漫然と泳がせてはくれない。

課題を与えられ、それをクリアしようと頭と身体をくっ付ける作業を繰り返す。

やっぱ、浮沈子的には、初級教室を本籍にして、たまに中級に顔を出すというのが合っているのかも知れない。

とにかく、ドッと疲れが出て、泳いだ後、筋トレせずに帰ってきた。

キックの意識を変えるというのがテーマだからな。

そう簡単にはいかない。

これから、手を回す動作が入ってくる。

それも、パニックになりそうな気がする。

まあ、どうでもいいんですが。

背泳ぎとバタフライは、普段は泳がない。

後ろが見えないし、バタフライは幅を取るからな。

平泳ぎは、コンパクトな掻きとウィップキックを身につければ、少しは幅が狭くなるだろうけど。

いつのことやら・・・。